記録

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2023年11月27日〜12月3日

11月27日(月)

朝5時起床で5時半に家を出て出勤。先週までは夜勤だったのに今週からは朝が早くどうかしてしまう。先週の霜降りのANNを聴いた。芸人のラジオって長いこと聴いていると面白さとは別にその人たちへの愛のようなものが生まれてくるのだが(アルピー、三四郎、オードリーなど)、霜降りに関してはどうもそういう気持ちにはならない。しかし、2人の圧倒的なスター性と芸達者な面白さによって聴き続けてしまう凄さがある。

11月28日(火)

昨日と同じく朝から仕事。仕事帰りの電車で身長が190センチを超えるようなめちゃくちゃ背の高い人が、ツイストドーナツにしてはフランスパン並の長さがあるがたしかにツイストドーナツであるものを3本持って乗車してきて笑ってしまった。

M-1準々決勝の配信が始まったので観た。ダブルヒガシが頭ひとつ抜けた面白さだったが、個人的にはハイツ友の会の「他人の情緒不安定な様子なんか絶対見たほうが楽しいやろ」のパンチラインにやられた。


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ジグザクジギーの漫才はしつこさが大好きで、コントみたいだなあと思っているとKOC決勝2本目のネタだったらしく、そんな使い回しがあるんだと驚いた。

11月29日(水)

朝6時のガラガラの電車に乗り、発車するのを待っていると隣におじさんが座って来てギョッとした。映画館やトイレしかり、距離感がおかしくなっている人は苦手なので移動しようか迷っていると、カバンからおにぎりや漬物、水筒を出して食事を始めた。僕とおじさんの間に食事が広げられ、ピクニックじゃないんだからと思った。しかし、匂いがきついのでこれはもう避難だと思った時には席が埋まり始め移動は困難になっていた。距離感がおかしい時点で前兆はあったので確実に初動を間違えた。しかも、蓋を開けたままの状態で水筒を席に置いていてこちらに倒れてくるんじゃないかとヒヤヒヤした。なんでこんな朝から他人の水筒に怯えなきゃいけないんだ。

先週の佐久間宣行のANNを聴いていると、「テレ東時代に武闘派で尖っていて会社に楯突くような人はストリート上がりなんだろうなーカッコいいなーと思っていると大体金持ち」という話をしていて真理だと思った。

11月30日(木)

昨日のおじさんに遭遇するのが怖くて同じ車両の別の座席に座っていると案の定お弁当食べおじさんは現れた。すーっと昨日自分が座っていた場所に座った。なるほど、そこがこのおじさんにとっては定位置で、僕は邪魔してしまっただけなのだと気がついた。ごめん、おじさん。

モーニングの読み切り『遠い日の陽』を読んだ。淡々としていながらも惹きつけられるものがあり面白かった。

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『喪服のサイズが変わる前に』も読んだ。こちらも同日配信のモーニング・ツーの読み切り。

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『サスペンダーズの馬場歩き』を聴き始めた。2人とも自分と同じ大学だったとは知らなかった。ぎりぎり同時期には通っていなかったようだが。同時期に通っていた芸人は誰がいるのだろうかと気になり調べてみるとアンゴラ村長、ゼンモンキー荻野がいるようだった。きっとキャンパスですれ違ったりしたこともあるのだろう。

12月1日(金)

朝、駅前の温度計はマイナス1度。まだ薄暗い中で雪化粧したアルプスが遠くでぼんやりと白く光り美しかった。その白さがより一層早朝の暗さを際立たせる。

よく言われる藤子・F・不二雄作品の夜の表現みたいだなと思った。

『エスパー魔美』

仕事からの帰り道、駅前のパン屋の「パ」の文字が『パンダコパンダ』の「パ」と似ていることに気がついて嬉しくなった。

ンはソに見える

12月2日(土)

こまばアゴラ劇場が閉館するとのこと。アゴラは大学時代に何度も通って演劇を観ていたのでかなりショックだ。佐々木敦さんがツイートでアゴラ閉館に関して、演劇の純粋観客が減っている旨を書いていてたしかにそうだよなと思った。いわゆる小劇場演劇を観に行くと近くの席で挨拶をしているおじさんやおばさんばかりなのだ。新たな観客の創造のために佐々木さんは大学の授業で演劇やダンスの映像を見せてとにかく無理矢理にでも無駄撃ちをして啓蒙してきたと述べていて、まさに自分はその弾に当たった人だったのだなと思った。大学時代に佐々木さんの授業で紹介された演劇や音楽で自分の中で色々なものが広がった実感がある。

車で農産物センターへ行き野菜を買うなどした。こういう直売所へ行くたびにスーパーで野菜を買うのが馬鹿らしく思える。

隣にいた飼い主を待つ知らない犬

季節柄、野沢菜がたくさん売られていて、大きな野沢菜を抱えてお店から出てくる人が多くいた。この人たちは、この野沢菜を庭先などで洗い、切って大きな桶に入れて漬物にするのだなと思うとここで生きる人たちの冬の生活が少し見えた気がした。名前に惹かれてオータムポエムという野菜を買ってみた。情緒のあるネーミングをしている。

ラジオネームにしたい名前だ

『ブラタモリ』が世田谷線で、豪徳寺周辺を何度か散歩したことがあるので懐かしくなった。個人的に世田谷線といえば柴崎友香さんの小説で、その影響でどこか憧れがある。

12月3日(日)

群馬の前橋にあるコストコへ行った。コストコといえば『爆笑問題カーボーイ』の「思っちゃったんだからしょうがない」のコーナーのネタで、「北斗晶って旦那を風俗に送り出すとき、健介!ヌクトコ行ってこい!ヌクトコ!って言っていると思う」というのがあり、いまだにそれを思い出して笑ってしまう時がある。不意に思い出して笑ってしまうネタメールは色んなラジオでいくつかあって、馬鹿力の「偏見カルタ」のコーナーでの「長渕剛の立ちバックは勢いが凄すぎて少しずつ前に進む」もそのひとつだ。現実での下ネタはまったく好きではないのにラジオだとゲラゲラ笑ってしまうのはなぜなのか。

コストコは本当に安いのどうか分からないものをたくさん買う人や試食に人が群がっている様子とかを見てなんだかしんどくなってしまった。

コストコからの帰りに下仁田へ寄り、駅周辺を歩いた。元々は中山道の宿場町で、昔は鉱山もあったらしく今は寂れているが路地のいたるところにかつての歓楽街の栄えた気配があった。良い建物も多かった。

昔ながらの駅

路地に飲食店がひっそりとある

かつての撞球場(ビリヤード場)

撞球場の全体

金具部分が可愛い

帰りに道の駅で下仁田ねぎを買って帰った。下仁田はかつて栄えた町の気配に外から持ち寄られた過度なノスタルジーがなく良かった。ただこのままあり続けてほしい。なにより井森美幸の出身地だしね。

丸太かなと思ったら全部こんにゃく芋だった。さすが群馬。