記録

記録

2023年1月16日〜1月22日

1月16日(月)

雨。『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら仕事へ行く準備をした。職場へ行く前に秋葉原に寄り、福島鉄平『放課後ひみつクラブ』を買った。ヨドバシカメラにガチャガチャがたくさんあり、もしかしたらと思い探すと『たぷの里』のガチャガチャがあった。ちょうど今週ぐらいから発売されたばかりだったのでやりたかったのだ。2度回した。いいのが出たような気がする。

終業間際にアルバイトの学生が大きなミスをし、終電近くの電車に乗った。露骨にいらいらした態度をとってしまった。普段、怒ることやいらいらすることがほとんどないため、いざ自分がそういう行為をしてみると、感情をそのまま出す気持ちよさというか楽さみたいなものがあることに気がついた。これは気をつけないといけない。終電間際の電車では隣にひどい酒の匂いをさせた年配の人がいて、さらに狛犬ポジションの人が座席側に過剰にもたれかかり端の席に座る自分の顔にダウンのもこもこが当たり嫌な気持ちになった。電車の降り際にちらっと見るとモンクレールだった。つい先日も誰もいない駅のホームでモンクレールのダウンを着た30代くらいの男性に思いっきり肩をぶつけられてもやもやした。モンクレールのダウンを着た人への偏見が増した。いまだに若林が春日のモンクレール事件を擦り続けているのは正しい。

1月17日(火)

数日前に届いていたてらおかなつみさんのポスターを額装して部屋に飾った。生活に1匹の犬が加わった。見るたびに可愛さに癒される。

洗濯や本の発送作業を済ませ、『カネコアヤノ 日本武道館 単独演奏会 2023』へ行った。

開演すると、スッとカネコアヤノが小さいステージに現れそのまま弾き語りで1時間半歌い続けた。MCも休憩もアンコールも一切なくそのストイックさとかっこよさに痺れた。しかし、力強くギターをかき鳴らし歌い上げたかと思えば時折り声を詰まらせて泣いていたりと感情の起伏が何度も感じられた。この広い武道館で1人の人間の繊細な感情の動きを見れたことになんだか感動してしまった。終盤、「恋しい日々」からの「とがる」そして「やさしい生活」という流れがありとても良かった。ちなみに前から4列目という嘘みたい席だった。

武道館ではオザケン銀杏BOYZ星野源もオードリーもゴッドタンのマジ歌も見たので行く度にその時のことを思い出す。あの時はあの辺りの席だったなとか。なので今度武道館に来た時はほぼ最前でカネコアヤノを見たなと思い出すのだろう。小雨が降っていたが神保町まで歩き、エチオピアでカレーを食べた。チキンカレーにした。相変わらず美味い。

1月18日(水)

先週の『オードリーのANN』を聴きながら出勤。2人のフリートークがいつにも増して良かった。若林さんの車を擦られた話からのドライブレコーダーが記録していた映像の話、春日さんの家族でディズニーに行った際の最も春日らしさが出ているエピソード。

職場のトイレが詰まり水が溢れ出し、床が海になっていた。水を排出させる場所がないのでペーパータオルを床にばら撒きひたすら水を吸わせた。

1月19日(木)

この日は職場の別のトイレで詰まりが発生し水が溢れていた。自分はいつからトイレ清掃業者になったのか。人事から先週受けた社内公募の面接結果の連絡がきた。同じ部署内の別ポジションはどうかという提案だった。また面談をすることになった。

豊田徹也『アンダーカレント』映画化のニュースが出ていた。とても好きな漫画なので不安半分楽しみ半分だ。坂元裕二の『それでも、生きてゆく』『カルテット』あたりが好きな人はたぶん好きな作品だと思う。

1月20日(金)

仕事は休み。しかし、無理矢理休みにしたので自宅でオンライン会議に参加した。つかの間の在宅勤務気分を味わえた。自宅で仕事ができるというだけで気持ちが軽くなる。だってジュースを飲んだってお菓子を食べたっていいのだ。夕方、渋谷WWWでの『ayU tokiO presents new solution 8』へ行った。

ayU tokiOと柴田聡子のツーマンだ。柴田聡子は「夕日」から始まった。とても凄い曲だと思うし好きな曲だ。涙、雑感、後悔、ワンコロメーター、サイレントホーリーマッドネスオールナイトなど大好きな曲もたくさん聴けた。改めて歌の歌詞というより詩に近いよなと思った。ayU tokiOは「九月の雨」で始まった。10人編成なのでとにかく音の重厚感が凄かった。新曲も素晴らしく、ああ今いい音楽聴いてんなあとずっと思っていた。最後のエレキ弾き語りでの「恋する団地」「米農家の娘だから」も素晴らしかった。会場で大阪から来ていたヒコさんに偶然会い、駅まで一緒に歩いた。

1月21日(土)

朝、風が強く吹く音が窓の外から聞こえてきた。大寒波が来ているらしく、とても寒い。昨日のライブの影響で柴田聡子とayU tokyOを流しながら仕事へ行く準備をした。外へ出ると、東京ではあまり感じることのないひんやりとした空気に地元を思い出した。仕事はなんとなくこなした。休憩中にサイゼに行き、ミラノ風ドリアとコーンクリームスープを注文した。「ミラノ風ドリアとコーンクリームソーダですね」と言われたが聞き間違いだと思いしばらく待っていると、「お待たせしましたコーンクリームソーダです」とコーンクリームスープを持ってきた。やっぱりクリームに引っ張られていた。帰宅中に「たばこは心の日曜日」という看板を見つけた。

日曜なんて翌日が仕事で憂鬱なことが多いのでしっくりこない。たばこを吸わないので分からないが、個人的には「たばこは心の金曜夜」にしたほうがしっくりくる。しかし、たばこの有害性を考えれば日曜の憂鬱とも合わなくもない。

1月22日(日)

親が東京に来たので家族で食事をした。つばめグリルでハンバーグを食べた。アルミホイルをつーっとナイフで切り開く時に、手術ってこんな感じなのかなと一瞬思った。

姉が妊娠したとの報告を受けた。年内に自分は叔父になるらしい。子どもができないことを悩んでいると親経由で聞いていたのでおめでたい。責任のない子どもはただ可愛いだけなので楽しみだ。ひとしきり東京観光をして親は地元へ帰って行った。

夜は『ブラッシュアップライフ』3話を観た。1話から引き続きずっと面白い。会話劇も本当に巧みだしタイムリープという設定の中で、自分いた時にはしていなかった会話をしている同僚を見かけるみたいな小さい出来事を描いているところにグッとくる。最後の「前野朋哉で死んだかー」に笑った。

2022年の年末

M-1が終わってからはもう今年は消化試合のような日々だと思っていたが『ゴールデンラヴィット』がとても良い年末の番組だった。笑っていいとも特大号を思い出した。嫌な感じのない歌と笑いの祭典だ。今年の出来事を振り返ろうかと思ったけれど、もう数時間で今年も終わるようでそんな時間の余裕もなく、そもそも大きな環境の変化のない1年だった。仕事では例年の異動はなく、2年続けて同じ場所で働いた。来年はおそらく異動があると予想しているが、社内公募で自分の働きたい場所があり応募しようか悩んでいる。どうせ異動するなら自分の希望くらい出してみようかと思っている。しかし、なかなか上司に切り出せず期限が差し迫っているのではやく決断しないとならない。

今年もあまり映画も本も読めなかったけれど、映像作品で年間ベストだったのは『ベター・コール・ソウル』の最終シーズンだった。

もはや年間ベストではなく、人生ベストに入るような作品だ。最終話は何度も見返している。本のベストはエイドリアン・トミネの『長距離漫画家の孤独』だ。卑屈で自意識過剰で、恥ずかしい失敗を巡る自伝に共感し、トミネの作品だけでなく彼自身のことも好きになった。

いつも通り最近のことを少しだけ書いて今年を終わりにする。来年の抱負とかは特にないのだけれど、少しでも今よりは自分にとって納得のいく選択をして生きていきたい。

12月23日(金)

『検索ちゃん ネタ祭り』を観た。芸人が10分越えの長尺の漫才やコントをテレビで披露する機会はほとんどないのでこうして観れるのは年末の楽しみだ。この番組ならランジャタイの伝説のネタ「T.Nゴン Nの秘密」もできるのではないかとふと思った。後にも先にも生で観たお笑いであんなに笑ったことはない大好きなネタだ。

今月の連載が更新された。

https://grinweb.jp/stories/miwa0006.html

12月24日(土)

仕事へ向かう電車の中でダウンを着た人に挟まれた。この季節によくある出来事なのだけれど、肩をぎゅっと内側に寄せて身を縮こまらせている時、自分グラビアアイドルみたいなポーズしてんなーっと思った。ダウンに挟まれて冬の電車で人知れず胸を寄せる男ありけり。

12月25日(日)

職場のトイレを掃除していたら個室から糞尿まみれのパンツが見つかった。定期的にこういうことがあるが、大体は便器の下に隠されている。我慢できず漏らしたのは許すが、隠すな。自分でゴミ箱に捨てろ。クリスマスに自分はなんで他人のパンツの処理をしているんだと悲しくなったが、この犯人はクリスマスに漏らしたのだと思ったら可笑しかった。自分へのクリスマスプレゼントに『向田邦子ベストエッセイ』を買った。日記と並行してエッセイも書けるようになりたい。

12月26日(月)

てらおかなつみさんの個展が最終日だったので仕事前に見に行った。相変わらずとても可愛いイラストだ。絵はがき本を購入した。

仕事の休憩中に、ずっと食べたかったカキフライをスワチカで食べた。カキフライが本当に好きなので、カキフライはなんでこんなに美味しいのでしょうかと街ゆく人たちに問いかけたくなる。冬が終わるまでに色々なお店のカキフライを食べに行きたい。

12月27日(火)

『エルピス』最終話を観た。ずっと面白いドラマだったがやや中盤以降の展開に都合の良さというか陰謀論のように見えてしまい不安になっていたが、最終話は納得のいく着地になっていた。納得というか落とし所をそこにしないと現実的ではないよなと思った。『オモウマい店』スペシャルが放送されていたのでなんとなく観ていたのだが、予想以上に面白い番組で驚いた。勝手に大盛り料理を出すお店を紹介するような番組だと思っていたが、対象のお店の人にフォーカスし、その人とディレクターのやり取りを見るドキュメンタリーだったとは。今回がスペシャルだったので特別だったのかもしれないが今後も見続けようと思った。そのまま『プロ野球戦力外通告』を観た。まったくプロ野球のことを知らないが、数千万稼いでいた人が無職になる瞬間を見ているんだという下世話な気持ちが生まれた。しかし、30代にして消耗品のように切り捨てられてしまうスポーツ選手のことを考えるとしんどくもなった。次は『ドキュメント72時間』歴代ベストの再放送を観た。ドキュメンタリーからドキュメンタリーのはしごだ。途中で寝る予定だったがやはり面白く結局深夜2時過ぎまで観てしまった。

12月28日(水)

仕事

12月29日(木)

近所に無人の餃子販売所ができたのだが、その店舗の前でじいさん2人が「こんな商売許されるのか!」とキレていた。年の瀬に良いものが見れた。夜は『あらびき団』を観た。

12月30日(金)

もう中学生を見かけた。今年2回目だ。いい年の締めくくりになった。『おグッズ』本当に好きな番組でしたと声をかけようと思ったが勇気が出なかった。仕事を終え帰宅するとちょうど『正解は一年後』が放送されていた。毎年楽しみにしている番組のひとつだ。今年もめちゃくちゃ面白かった。寺田心の反対語の神社畑心臓にゲラゲラ笑った。そして、もう中が出演していた。夕方見かけた時はこの番組に行く途中だったのか。

12月31日(土)

仕事。帰宅して紅白を観ながらこれを書いている。加山雄三に対する少女のような黒柳徹子にグッときた。いつもながら紅白の勝敗の意味のなさに笑ってしまった。世の中で誰も関心のない勝敗ランキング第1位だ。年明け恒例のたなくじ。

 

2022年12月10日〜12月18日

12月10日(土)

朝起きて、明日の日記祭で必要な資材が届くのをそわそわしながら待った。素材がトレーシングペーパーの封筒だ。素材がトレーシングペーパーだというだけでお洒落感を出せるのではないかという安直さが自分にはある。しかしなかなか届かないので昨日買った和山やま『女の園の星』3巻を読んだ。

相変わらず面白い。ちゃんと声を出して笑っている自分にハッとした。午後になっても届かないので明日のための作業をしながら見ようと思っていた『ほら!ここが父ちゃんちの踊り場〜空気階段真空ジェシカ・オズワルド忘年会2022〜』の配信を観た。終始ぬるっとしたイベントだったがそこがラジオのイベントらしくて良い。やはり荷物が届かないので日記本の特典につけるポストカードを印刷しにコンビニへ行った。ネットプリントに5千円ほどつぎ込んだ。せっかく来てくれる人がいるのだからとなにか特別感を出したくなる。コンビニへ行くわずかの間に荷物って届くものだよなと思いながら帰宅すると届いていなかった。なんだか期待はずれだった。もうどうにでもなれとスーパーへ買い物に行き、豚肩ロースのブロックを買った。家に帰るとやはり届いていない。買ってきた豚肉の表面を焼き、醤油、酒、砂糖、しょうが、にんにくを加えた鍋にぶちこみチャーシューを作った。さらにそこにゆで卵も投入し味の濃すぎる煮玉子も完成した。午前指定の荷物はチャーシューが出来上がった17時過ぎに届いた。とりあえずチャーシューを食べた。たったこれだけの調味料で煮込むだけでこんな美味しいものができるなんてちょろ過ぎるぜと思った。『THE W』を観ながら作業を開始した。ただ封筒に本とポストカードを入れていくだけだ。『THE W』はヨネダ2000のことをただただ好きだという気持ちが増した大会だった。ヨネダ2000vsAマッソというどちらかが敗退するにはあまりにも惜しい戦いは、KOC2014のシソンヌvs巨匠を思い出させた。すべての作業を終え、明日は朝早いので早めに布団に入った。

12月11日(日)

朝8時に起きて9時過ぎの電車に乗り下北へ向かった。日記祭は初めて参加するイベントかつBONUS TRACKというお洒落空間のため不安しかなかった。なんとかお洒落感を出すためのトレーシングペーパーの封筒では心許なかったため、数年前に台湾で買ったペンギン柄の可愛い封筒も持参した。会場で受付でもするのかと思っていたが各々のブースで準備を始めていいようだったので設営をした。11時になり開始すると思っていたよりも来てくれる人が多く、文フリよりもハイペースで売れていった。途中でインターネットのブログ仲間の皆さんが集結する時間がありとても嬉しかった。本名も年齢も職業も分からないけれどとてもよく知っている気がした。仙台の萩の月、広島の新平家物語藤井隆からもらったというクッキーをそれぞれお土産にいただいた。滝口悠生さんと植本一子さんにも久しぶりにお会いできて嬉しかった。自分なんかのことを覚えてもらえているだけでありがたい。しかもわざわざブースに来てもらえるなんて。後半は持参した本がなくなってしまい3時間ほどただの人として座っていた。運営の方に撤収しても大丈夫ですよと何度も心配してもらえたが、来てくれた人にごめんなさいを言うために最後まで座っていた。17時になり日記祭は終わった。さすがに12月の屋外に6時間座り続けたのは体に堪えた。家に帰り、すぐに風呂に湯を張り浸かった。風呂の中で、いいイベントだったなあとしみじみ思った。今回は特に、「日記に出てくる劇団の演劇観に行きました」とか「自分も日記を書くきっかけになりました」とか言われることが多く嬉しかった。こうやって自分の好きが誰かに伝わってそれがまた他の誰かに伝わるのかもしれないと思うとこんなに喜ばしいことはない。風呂から上がり、今日一日なにも食べていなかったのでいただいたお菓子たちを食べた。疲れた体に甘いものがじんわりと染みた。

12月12日(月)

仕事。最近は、休憩中にモスバーガーへ行くことが多い。クラムチャウダーとオニポテをよく頼む。持ち帰りではなく店内でモスのハンバーガーを食べる勇気はいまだない。もちろんレジで自分で注文しているのだが、モスは座席まで商品を持ってきてくれるため、注文したという記憶を消し、なんとなく寒い日にお店に行き何も言わず座席に座っていたら勝手に温かいクラムチャウダーと揚げたてのオニポテを目の前に出してくれたんだというていにすると不意に誰かに優しくされたような気がして泣きそうになる。

12月13日(火)

仕事。

12月14日(水)

ひたすら封筒に宛名を書き、本の発送作業をした。いつもはスマートレターで送るのだが今回はサイズが不安だったので普通の茶封筒にした。さすがに腕が疲れしんどくなったので途中で買い物に出た。スーパーで豚バラブロックを買った。数日前のチャーシューに味をしめ、今度は角煮を作ることにした。まったく同じ手順で豚バラを調理した。相変わらず1つの食べ物にハマると短い期間で繰り返し作ってしまう。角煮をコトコトと煮ている間に再び封筒に宛名を書き、本の封入作業が終わった。封筒に甘じょっぱい角煮の香りが染みついてしまっていたら申し訳ないなと思った。郵便局へ行くと年賀状を買い求める人がたくさんいてしばらく窓口に並んだ。郵便代が1万円近くになりギョッとした。一仕事終えた達成感でノンアルコールビールを買って帰り、角煮を食べた。

12月15日(木)

仕事。

12月16日(金)

仕事。

12月17日(土)

数日前に注文して午前着にしていたベッドのマットレスをわくわくして待っていた。8年間使い続けた今までのマットレスはもうペラペラで寝ていると腰が痛かったので思いきって買い替えることにしたのだ。12時頃に荷物が届き、圧縮されていた袋を開けると明らかに大きい。ベッドの倍以上ある。注文するサイズを間違えたかと思い納品書と控えのメールを見ると間違っていない。しかし、マットレスは大きい。問い合わせると向こうの納品ミスだった。交換は1週間先になるとのことでマットレスが部屋の半分を専有した状態でしばらく過ごすことになった。今日は夜勤のため、新しいふかふかのベッドで仮眠を取ってから仕事に行こうと思っていたがその計画は消え去った。仕方なく8年使ってきたマットレスを再び敷いた。もしかしたら捨てられてしまうことを悟り最後の抵抗をしたのかもしれない。夕方まで仮眠を取り家を出た。学大のSUNNYBOY BOOKSへ本の納品をして少しおしゃべりをしてから職場へ向かった。仕事は深夜3時に終わり、始発まで連載の原稿を書いていた。無事に書き終わり、深夜と明け方の間のような時間の駅前を少し歩いた。工事現場での仕事が終わって始発を待っている人や、トラックから荷物を運び飲食店に納品している人など普段自分が寝ている時間に働いている人たちをたくさん見かけた。始発に乗った。誰も乗っていない電車はつい写真を撮ってしまう。

途中下車し、日暮里の「一由そば」で温かい蕎麦を食べた。夜勤明けの朝5時の胃に染みた。ここは24時間営業しているのでオアシスのようだ。店内はこれから仕事へ行く人、自分のように終わった人でひしめき合っていた。蕎麦は250円の安さだ。

12月18日(日)

今朝帰宅し、死んだように眠り目を覚ますとお昼過ぎだった。今日はM-1なので体調を整えたかったがさすがに夜勤明けは頭がぼーっとしていた。そのまま敗者復活戦を観た。令和ロマンのあまりの面白さに頭があっという間に冴えた。終盤のかもめんたるの漫才も痺れてしまった。敗者復活戦の投票は、令和ロマン、かもめんたる、ななまがりにした。ヤーレンズもオズワルドもママタルトもハイツ友の会にも投票したかった。

19時になり、M-1が始まった。まずカベポスターは本当に良い漫才。山田邦子の点数にはギョッとしたが初期M-1を彷彿とさせてしばらくしたら面白くなってきた。2組目の真空ジェシカはもちろん面白いし、大笑いした。けれど一番応援していたので順番が早すぎて悔しかった。3組目は敗者復活からオズワルド。真空ジェシカからのオズワルドの流れにラジオリスナーとしては面白かった。しかし、敗者復活の仕組みはどうにかしないといけないのではないかと常々思う。トップバッター問題も同じだ。あまりにも運の要素が大きすぎる。ロングコートダディさや香男性ブランコという完璧な流れ。準決勝の配信ではさや香のネタで一番笑ったので決勝でもこのネタを見れて嬉しかったし何度見ても完璧で面白い。ヨネダ2000はもうただただ大好きですという気持ちしかない。あなたちが面白いと思うものをこれからも自由に表現し続けてください、ずっと追いかけ続けますからと誓った。ぶっ飛んだことをやろうとしてやっているのではなく、結果的にそう見えるだけであって彼女たちの世界ではまったく不条理ではないのだと思わせてくれるところが好き。最後はタイタンライブだった。キュウは準決勝で披露した「全国弁」をやっていれば3位以内に食い込めた可能性が十分にあったので悔しかった。全国弁のネタが本当に面白かったのだ。結果的にウエストランドが一気に駆け上りそのままの勢いで優勝した。正直、ウエストランドの優勝は予想していなかったのでその分とても嬉しかった。真っ先に、太田さん喜んでるだろうなあと思った。ネットでは一部で炎上していた。ウエストランドのネタは部分的には共感はしながらも極端な偏見を言っている人を笑うという見方のはずなので悪口礼賛だみたいに炎上するのはちょっと違うんじゃないかと思った。しかし、審査員がそういう方向に持っていこうとしていたのは事実なのでそれはだめだよなとは思った。そのままM-1反省会、打ち上げを観た。打ち上げでの千鳥の優しさよ。敗退組を存分に労っていた。そんな中での真空ジェシカ川北さんとヨネダ2000誠さんの唐揚げ爆食いが最高だった。今年のM-1は好きな人たちがたくさん観れた良い大会だった。1年に1回のこの楽しみを見届け、幸せな気持ちで寝た。

2022年11月28日〜12月3日

11月28日(月)

爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。仕事の休憩中に丸亀でかけうどんとかしわ天を食べた。21時に退勤。金属バットがワイルドカードで準決勝へ行ったらしい。妥当な結果だ。この勢いで決勝も十分にありえる。ワールドカップの中継で『エルピス』の放送が遅れていてリアルタイムの視聴に間に合った。今週もとんでもなく面白かった。それにしても岡部たかしさんは良い役どころだ。先日購入した大白小蟹さんの『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』を読んだ。どの短編も素晴らしいのだが個人的には「たいせつなしごと」が特別好きだ。各短編の最後に差し込まれる短歌もとても良く、大白さんの短歌をもっと読んでみたくなった。装丁も良いなあと思っているとやはり名久井直子さんだった。

11月29円(火)

天気は雨。10時頃に起床。目玉焼きを作り、ご飯に乗せて食べた。久しぶりに朝ごはんらしい朝ごはん。下北へ行き、本多劇場KERA・MAP『しびれ雲』を観た。

ケラさんの芝居は長ければ長いほど面白いので3時間半もあっという間だった。心地良い会話と巧みな群像劇に幸せな気持ちで一杯になった。満足した気持ちでさて帰ろうかと思っていると職場から連絡がありコロナの濃厚接触者になった人が出たため急遽出勤することになった。最悪だが社員なのでしょうがない。22時半まで働き帰宅。帰りに雨が強くなりびしょ濡れになった。寝る前に数年前に買って読んでいなかった荒川洋治『日記をつける』をふと読んでみたくなり本棚から引っ張り出してきた。日記を書くときに意味のあることを書かなくては焦ることが度々あるのだが、それぞれの書き方でいいのだと気持ちが軽くなった。

11月30日(水)

三四郎のANN0』を聴きながら出勤。雨は降っていないが昨日を引きずったような曇。仕事は月末業務で忙しい。M-1決勝進出者発表があった。真空ジェシカ、ヨネダ2000、ダイヤモンド、キュウ、男性ブランコなど次世代感がある決勝進出者だ。敗者復活戦もほぼ決勝のようなメンバーなので当日が楽しみ。なにより決勝後の打ち上げの司会が千鳥に戻ったのが嬉しい。M-1の痛みを知っている2人はとても優しいのだ。

12月1日(木)

9時に起床。最高気温10度の寒さ。北海道と東北では雪が降ったらしい。12月になった途端に寒くなる。昨日より厚手のコートを着て仕事へ。『田中宗一郎 THE SIGN PODCAST』の「お笑い地政学」第三回を聴いた。とても面白いし興味深かったが自分は何に対してもただの観客にしかなれないなと思った。先日急遽出勤したので早めに帰らせてもらい『ダイアンのTOKYO STYLE』ランジャタイゲスト回を聴きながら帰宅。夕方には家にいることができたのでからあげを作った。タルタルソースも作り、チキン南蛮風にした。夕飯を食べながらM-1準決勝の配信を観た。誰が決勝に行ってもおかしくない準決勝だった。敗退組ではシンクロニシティ、ハイツ友の会、令和ロマン、かもめんたる、ビスブラが好きだった。決勝進出組は、真空ジェシカ、キュウ、さや香でめちゃめちゃ笑った。いわゆるしゃべくり漫才がほとんどない決勝になりそう。関係ないが、ヨネダ2000の誠さんはナカゴーに出てそうだなといつも思う。『silent』8話をリアルタイムで視聴。夏帆がとにかく良い。『テレビ千鳥』は商店街の捨てる食材で出汁を取る企画。数ヶ月前の『タモリ倶楽部』も持ち寄った食材で出汁を取っていた。寝る前に『日記をつける』の続きを読んだ。夜はすっかり冷え込むようになったので靴下を履いて1時頃に布団に入った。

12月2日(金)

朝起きるとツイッターもテレビもワールドカップで日本がスペインに勝った話題で持ち切り。さすがに勝てないだろうといった雰囲気だったのですげーと思った。スポーツバーやスクランブル交差点で大騒ぎしている人たちのことはあまり理解できないが選手たちが喜んでいる姿はこちらも泣きそうになる。あと、カタールワールドカップの公式キャラクターがおばけみたいで可愛い。

外はもう完全に冬の寒さ。『オードリーのANN』を聴きながら仕事へ。休憩中は日高屋でチゲ味噌ラーメンを食べた。相変わらず抜群に美味い。この冬は何回チゲ味噌ラーメンを食べることができるのだろうか。『空気階段の踊り場』を聴きながら退勤。ブースに現れたたつまるが可愛かった。最後に爆笑問題が乱入。駅のホームでアイスクレープを食べている人がいた。こんな寒いのになんでだと思ったが彼には彼なりの理由があるのだろう。家に帰って『タモリ倶楽部』を観た。様々な簡易トイレの特集。東京03飯塚さんと角田さんがゲスト。タモリ倶楽部の企画は毎週本当に面白いがどんな会議が行われているのか気になる。

12月3日(土)

10時頃に起床。天気は晴れ。窓を開けて部屋の空気を入れ替えた。冬のひんやりとした空気が気持ち良い。洗濯と軽く部屋の掃除をしてホットケーキを作った。表面がぷつぷつとしてきたらひっくり返す。しろくまちゃんのホットケーキで教わったことだ。王子へ行き、北とぴあのつつじホールでナカゴー『ていで』を観た。

初演も観ているがメダルゲームの説明をするシーンがやはりとても好きで、ただ説明をしているだけなのに途方もなく面白い。パッケージとして見れば人情話なのに、中身はまったく見たことのないものが繰り広げられるのがやはりナカゴーだ。しかし劇場が広いせいか少しお客さんが固くもっとウケてもいいんじゃないかと思う瞬間が何度もあった。あと、てっきり北とぴあのいつものエレベーターを昇った先のシャンデリアの空間かと思っていたら、こんな広いホールでやるとは思ってもいなかった。16時過ぎに劇場を出ると、もう薄暗くなっていた。飛鳥山公園に短いモノレールがあるのを駅のホームから見かけ、乗りたいと思っていたので向かうと稼働時間が終了していた。仕方なく階段で飛鳥山を登ると、黄色く紅葉したイチョウが一面に散っていた。公園からは、夕暮れの街を見下ろせた。眼下を都電が走り抜けていった。美しい土曜日。王子駅前にはあまり見かけないイートインができるコージーコーナーがあったのでケーキを食べた。帰宅し、豚肉を味噌とはちみつで軽く漬け込み、焼いた。先週の『マツコ&有吉 かりそめ天国』を観ながら食べた。夕飯を食べながら、最近「牡蠣フライ始まりました」の文字を街中でよく見かけるので牡蠣フライが食べたいなと思った。しかし、今シーズンのファースト牡蠣フライをどこのお店にするかは非常に重要な問題なのでよく考えなければならない。「シーズン」「ファースト」「フライ」なんてなんだか野球みたいだなと思い、ひとりで可笑しくなって笑った。

『日記をつける』を読み終わった。

愛するということは、あるいはたいせつな人をもつということは、記憶に懸命になる、そうさせられるということである

という一文があった。人の部分は物や事にも置き換えられるし、自分が執拗に場所や固有名詞を出して日記を書き続けている理由はここにあるのかもしれないなと思った。

 

2022年11月21日〜11月27 日

11月21日(月)

午後から仕事だが珍しく早起きをした。昨日の文フリの余韻を引きずっているせいだろうか。出勤時間までまだ時間があるので職場の最寄りまで行き、近くのモスバーガーで昨日の日記を書いた。ちょうど12時過ぎでオフィス街のモスは混んでいた。左手に座る女性は赤ちゃんを抱いていて、しばらくすると2人の女性が合流した。育休を取っていたらしく久しぶりの同僚との再開に喜んでいた。代るがわるに赤ちゃんを抱き、顔を寄せ、赤ちゃんの柔らかさとぐらぐらする頭を可愛い可愛いと愛でていた。右手に座る別の女性2人組は左の人たちよりも少し年齢が高いようで、小学生の子どもたちがいつまでサンタを信じるのかという話をしていた。久しぶりに色んな人たちの会話を聞けて満足感があった。仕事は人手不足で忙しかったが、こだまさんの『夫のちんぽが入らない』売れたので嬉しかった。すぐに補充をかけた。休憩中に丸亀でかけうどんとかしわ天を食べた。昨日ラッピングを喜んでくれたお客さんがまた来店した。色々と対応したら「お兄さんが優しい人でよかったわあ」と言われた。22時半に退勤した。電車の中で昨日の日記の続きを書き、ブログを更新した。 

11月22日(火)

今日も午後からの出勤だが早めに目が覚めた。布団の中でM-1準々決勝の動画を見始めた。ここまで来ると面白くない人たちがいない。金属バットもランジャタイもめちゃくちゃウケてるし面白いのに決勝に行けないなんてシビア過ぎる。ネタの内容の不倫とか日本刀が原因なのだろうか。ちなみに個人的に好きだったのはさすらいラビーだ。真空ジェシカ川北さんの「流石にラビー」の印象しかなかったが、ユーチューブでネタを漁ったらどれもめちゃくちゃ面白かった。「和菓子屋」というコントが愛おしさと面白さで5周くらい見てしまった。

youtu.be

霜降り明星のANN』を聴きながら出勤。仕事は滝口悠生さんの『茄子の輝き』が売れた。こちらもただ自分が好きな作品だからという理由で棚にひっそりと挿していた本なので誰かに届いたと思うと嬉しい。仕事からの帰り道、ふとフレンチトーストが食べたくなりパンと牛乳、卵を買って帰宅した。買ってきた材料をボールに入れて砂糖を加え、かき混ぜてパンを浸した。明日の朝の楽しみを前日の夜に仕込むなんてちゃんと生活している気がする。

11月23日(水)

祝日。朝から土砂降りの雨。9時に起きて昨日の夜に仕込んだフレンチトーストを焼いてた。焼く時に焦がしてしまうし味もいまいちで落ち込んだ。雨のせいか気分もさらに落ち込んだが、連日の仕事や文フリの疲れもあるのだろうと結論づけた。大人なので不調の原因を明らかにして自分の気持ちをコントロールすることができる。フレンチトーストが失敗したので、絶対に美味しいことが確定している食べ物ことカレーを作ることにした。土砂降りの中、都電沿いを歩いてスーパーへ行った。道中、なにかを羨ましそうに眺める銅像があった。これは文フリきっかけで交流を深めている人たちを眺める自分だ、と思った。

しかし、いざ人と関わると疲れてしまうことは分かり切っているので平気平気と思い込んだ。スーパーは、人がほとんどいなかった。鶏肉を選んでいると同じく鶏肉を見たいであろう人がスッと近づいてきたので一旦場所を譲るとその人は鶏肉を選ばず違う場所へ行った。こういうことがよくある。仕事でも品出しをしている時にこのお客さんこの棚見たそうにしているなと思って場所を譲るとどこかへ行ってしまう。誰かが見ているものを見たい野次馬根性みたいなものなのだろうか。カレーの具材を買い、帰宅。一人暮らしだがこの季節ならカレーのルーをすべて使っても食べきるまでに傷まないだろうと大きな鍋で調理した。カレーを作る時、大体はチキンカレーにする。頭の中で「カレーはやっぱりチキンカレー」という草彅くんの声がこだましていた。カレーを火にかけている間に『有吉クイズ』を観た。またウィッグを被りながら砂浜で磁石を使って砂鉄を集めていた。17時くらいにカレーが出来上がったので早めの夕飯にした。2杯食べたら眠くなってしまい、ソファで横になって起きたら20時。それほどサッカーへの興味と知識はないが、ワールドカップの日本対ドイツ戦を見た。興味はなくとも勝ちそうになるとグッと見入ってしまう。

11月24日(木)

昨日と打って変わって晴天。洗濯をした。昨日のカレーを食べながら『エルピス』を観た。毎週とんでもなく面白い。ファミレスで雑炊を食べる良いシーンがあった。特に予定もないがふと自転車に乗りたくなりシェアサイクルを借りて隣駅まで自転車を走らせた。途中道に迷い、本来なら15分の距離を30分もかけてしまった。しかし、時間はたっぷりあるので優雅に住宅街を彷徨った。買い物をして帰宅。今度は18分で帰って来れた。文フリで販売した新刊の手直しをするためにパソコンを持って喫茶店へ行った。誤字脱字があまりにも多すぎたのですべて回収したい。約2時間作業をした。家に帰ってきてカレーにトマト缶と牛乳、バターを入れてバターチキンカレーにした。半分に減っていたカレーがまた100%の状態に戻った。なぜだか久しぶりに小津安二郎を観たくなり、『秋刀魚の味』を観た。あまりにも完璧で美しい構図の連続に感嘆した。大学生の時に観た時はなにも分かっていなかったんだなと思った。そして劇中で日本エレキテル連合の「だめよ~だめだめ」の元ネタらしき場面を見かけた。言い方がほぼ同じだった。

ランジャタイ国崎さんがコロナに感染しM-1ワイルドカードへの可能性を辞退することになったとのこと。この様子だと金属バットが準決勝に行くのだろうか。そのまま決勝へ進んでほしい。

11月25日(金)

10時頃に起床。朝ごはんにバターチキンカレーカレーを食べて『佐久間宣行のANN』を聴きながら出勤。22時に仕事を終え帰宅。ちょうど家に着くと『ネタパレ』が放送されていた。ランジャタイ、ダウ90000、ぱーてぃーちゃんと豪華なメンバー。24時過ぎから昨日に引き続き小津を観ることにした。今日は『東京物語』にした。これまた素晴らしい。8年近く見返していなかったことを後悔した。

11月26日(土)

『オードリーのANN』を聴きながら出勤。21時過ぎに退勤。今日も小津を観ることにするかと思ったが気分を変えて『男はつらいよ』の1作目を観ることにした。いつか『男はつらいよ』を全作観たいと思っていたのでその第一歩だ。寅さんのべらんめえ口調が心地良い。そのままやっぱり小津の『晩春』を観た。

11月27日(日)

10時頃に起床。『空気階段の踊り場』を聴きながら渋谷へ。「踊り場ブレイキングダウン」でかつてかたまりが新歓で行ったサークルの人と電話し、「あの時出会ってれば友達になれてたかも」という着地に笑いながら泣きそうになった。ユーロスペースで玉田企画とゆうめいの『おたのしみセット』を観た。好きな劇団のコラボ公演。たくさん笑った。帰りに東急の丸善ジュンク堂で大白小蟹『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』、谷口菜津子『うちらきっとズッ友』、蓮實重彦『監督 小津安二郎』を買った。渋谷東急は年明けに閉店するのでこの本屋も閉店することになる。本屋の閉店はいつだって寂しい。東急から奥渋を通り、代々木公園駅まで歩き千代田線に乗った。帰宅する前にスーパーに寄った。お会計を終えるとレジをしてくれた人が「お疲れ様でした。今日で自分最後なんですよ」と次のレジの人に言って交代していた。この人の最後のレジは、豚こま344円とペットボトルのお茶54円だったのか。夕飯は、チーズを豚肉で巻いて塩コショウで味付けして焼いたものを作った。ノンアルコールビールで味の濃いものを流し込むのは最高に美味い。お酒はまったく飲めないがビールの味は好きなので酒飲みの真似事をしている。夕飯を食べながら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』を観た。最高のクリスマスムービーだった。犬好きとしては新しく登場した犬のコスモがたまらなく可愛かった。

2022年11月19日〜11月20日 文フリ東京

11月19日

仕事は休み。文学フリマ前日。とりあえず身だしなみを整えるために美容院へ行った。3ヶ月髪を切っていなかった。人前に出るから清潔でありたいという美意識と自意識。いつもの美容師さんは相変わらずちょうどいい話をしてくれる。ディズニーシーへ5年ぶりに行ったら楽しみすぎて朝4時に起きたと言っていた。店内の装飾がクリスマスになっていたので、「去年はたしか10月はハロウィンの装飾してましたよねー。かぼちゃのクロスかけられた記憶あります」と話したら今年はお店の人がみんなハロウィンのことをすっかり忘れていてなにもしなかったとのこと。自分から話題を振ったことに我ながら成長したなと思った28歳の冬。

髪を切り終わり、明日の準備のために隣駅まで紙やテープなどを買いにいった。東急ハンズの文具売り場は人がひしめき合っていて世の中の人はこんなにも文房具を求めているのかと恐れ慄いた。レジも長蛇の列で10分近く並んだ。どこでも売っているような紙やテープのためにこんなに並ぶのなら職場で買ってくればよかったと後悔した。その後、無印へ行くとこちらも混雑していて早々に撤退しスーパーに寄って家に帰ってきた。そばを茹でて、スーパーで買ってきたかき揚げを乗せて天ぷらそばにして食べた。夕方から文フリで配るためのフリーペーパーを書き始めた。昨年訪れた真鶴旅行での出来事のエッセイを書いた。この温度感の文章を今後も書いていきたいと思えるようなとても満足のいくものが出来上がった。印刷し、諸々明日の準備をして寝た。

11月20日

文フリ当日。本を抱えながら11時頃に流通センターへ行った。これまでは浜松町からモノレールの乗り換えに失敗し外を彷徨うことを何度も繰り返していたが今年はすんなり乗り換えができた。流通センターという名前を聞く度に反射的に東京靴流通センターと思う。会場に着き、早めに設営が終わりそわそわした時間を過ごした。過去最高の出店者数とアナウンスされていた。文フリとお笑い賞レースの出場者は毎年過去最高が更新される。開場すると左隣のブースに人が押し寄せて飛ぶように売れていた。インターネットで有名な人らしい。自分のブースにも一定の間隔で人が来てくれた。ブログ読んでますとかツイッター見てますとか『生活記録』読みましたとか言われる度に「誰かに届いているんだ!」と嬉しくなった。こんなたくさん出店者がいるのにわざわざ立ち寄ってもらえるなんて本当にありがたい。いつもながら来てくれる人はみんな優しそうな人ばかりだ。世の中しんどいことたくさんあるけど押しつぶされず頑張って生きていこうな!と心のなかで思った。驚くことに9割くらいが女性の方だった。もっといた少し気弱そうな、自分かよと思うような男の子たちはどこに行ってしまったのかと少し寂しくなった。無事に新刊は売り切れた。仕事の休みが取れず半休を取って出店していたので、ほしい本も買えず挨拶したい人にも声をかけられなかった。15時に撤収した。売る本はもうないけれど最後までいたかったので「仕事のばか!」と思いながらモノレールに乗った。本屋で働いているので、文フリで自分の本を売った後にまた本を売っているのがなんだかおかしかった。仕事のばか!と思いながらも、お客さんが探している本を見つけて感謝されたり、ラッピングを喜んでもらえたりして嬉しくなったりもした。人とコミュニケーションを取るのは苦手だけれど、ダイレクトに目の前で完結しない仕事はどうしても長続きしないような気がしている。本屋で働いている身として選書や棚作りももちろんやりがいはあるけれど、接客も好きなんだろうなと思う。24時前に帰宅した。緊張と不安と喜びが何度も行ったり来たりした一日だったのですぐに眠りについた。

 

【お知らせ】

①12月11日(日)に下北のBONUS TRACKで開催される日記祭に出店します!今回文フリで販売した新刊の『ラジオとテレビと生活と』と既刊の『生活記録』を持っていきます。お洒落そうなイベントで不安かつ誰も来なかったら寂しいのでぜひ遊びに来てください!

https://tsukihi.stores.jp/news/6369031dabc35c4fac2380d9

②新刊の『ラジオとテレビと生活と』の通販を始めました。発送は日記祭が終わった12月中旬になる予定です。

https://miwa261.stores.jp/items/6375b723f80f1e51f29a2670

 

 

2022年9月26日〜10月2日

9月26日(月)

今日も秋晴れ。『マヂカルラブリーのANN0』を聴きながら出勤。この季節になっても誤って弱冷房車に乗ってしまうと汗を掻く。弱冷房車はどの季節に乗ってもだめだ。ラジオは『HUNTER×HUNTER』新刊発売の話題。このペースだとゴンが出てくるのは15年後になると話していて笑った。休憩中にまたもや家系ラーメンを食べてしまった。美味しいが食べ終わった後、罪悪感に襲われる。こうなることは分かっているのに食べてしまう。21時過ぎに退勤。先日の『容疑者Xの献身』の影響で久しぶりに『真夏の方程式』を観た。やはり抜群に映像として美しいし演出も冴えている。

9月27日(火)

10時頃に起床。外は秋晴れで日差しが強くもはや暑い。洗濯をしてから池袋のジュンク堂に行った。出版社や取次に品薄で自分が働いている本屋には入荷しない本が山のように積まれていてでかい本屋はやっぱり違うなあと改めて思った。こだまさんの『ずっと、おしまいの地』と中村一般さんの『ゆうれい犬と街散歩』を買った。

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スタバでひと休憩をして買った本をぱらぱらと読んだ。帰りにスーパーに寄り、買い物をした。セルフレジのレシートが2枚そのままになっていた。まず1枚目をそのままにした人がいて、次の人は自分のレシートを取るためには1枚目を捨てなければならないのできっとそれが嫌で自分のレシートもそのままにしたのだろう。そして3人目の僕は連なったレシートをごそっとつかみゴミ箱に捨てた。公共の場の飲み物のゴミ箱も、奥にぐっと押し込めば入るのに突っかかったままのカップの上にどんどん積み重ねていく人たちを見るとなんなんだと思う。悪い連鎖は早めに断ち切るべきなのにそれに気づかないふりをしたり無視したりするのが許せない。帰宅してこだまさんの『ずっと、おしまいの地』を読んだ。スッと頭に入ってくるのにこれまで以上に重みがあり心にずっと残るエッセイだった。「ピカチュウの凧」が好きで思わず泣きそうになった。夫婦で凧をあげようと一緒に走る姿がとても美しく見えた。『有吉クイズ』2時間スペシャルを観た。ついに『有吉クイズ』がゴールデンになる。セットも豪華になっていた。ゴールデンになっても色んなタレントの手術に密着してほしい。『もう中学生のおグッズ』最終回を観た。好きな番組が終わる時はいつだって寂しい。バラエティ番組もラジオも日常の中の当たり前に組み込まれているがなんだって終わりがあるのだなと好きな番組が終了する度に思う。

9月28日(水)

今日も秋晴れ。秋は晴れしかないのか。朝からのシフトなので眠い。『ハライチのターン』を聴きながら出勤。電車で前に座る女性が紙パックの豆乳のストローを口に咥えながらこくりこくりと眠りに落ちていた。職場の上司が非常に細かく、常に重箱の隅を突くようなことをしてくるが、物音を大きく立てたり物に当たったりするので細かさと繊細さは別物なのだなと常々思う。『霜降り明星のANN』を聴きながら退勤。帰宅して『相席食堂』を観た。キンタロー。がめちゃくちゃ面白かった。ノブはまだ復活せず。いつも通り『あちこちオードリー』を観て寝た。

9月29日(木)

三四郎のANN』を聴きながら出勤。恐ろしいほどになにもない1日だった。

9月30日(金)

『オードリーのANN』を聴きながら出勤。駅のホームでアメリカンドッグを食べている人を見かけた。と思ったらチーズが伸びたのであれはチーズハットグだ。仕事の休憩中はコンビニのおにぎりを公園で食べた。ちょっと高いハラミのおにぎりにしたのだが満足感が桁違いだった。ラジオの続きを聴きながら退勤。『裏さらば』が更新されていたので観た。モルック世界大会の旅の記録。その後『タモリ倶楽部』を観た。深夜1時にコンビニへ歩いていると「私たち明日結婚式なのになにしてるんだろうね」と言いながら自転車2人乗りをして走り抜けていく男女がいた。いつもの猫を探したが見つからなかった。最近めっきり見かけなくなった。久しぶりにもふもふで温かい体を撫でたい。

10月1日(土)

秋晴れ。暑い。10月になったがまだまだ半袖日和だ。『空気階段の踊り場』を聴きながら出勤。散歩している犬が飼い主の顔をちらちらと見上げていた。犬のこの動作が愛おしくて本当に好きだ。だから僕はこの瞬間を誰よりも見逃さない。休憩中はまたもや公園でコンビニのちょっと高いおにぎりを食べた。もはやおにぎりが食べたいというよりも秋晴れの中ベンチに座りながらなにかを食べたいのかもしれない。23時半頃に退勤。トラブルがあり1時間以上も退勤時間が遅くなった。終電ぎりぎりになり、滅多にないがイライラしてしまった。帰宅して『ひらやすみ』の新刊と『東京ヒゴロ』の新刊を買ってきたので読んで心を落ち着けた。

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待ち望んでいた『オールスター後夜祭』を観た。板東英二のループ、深夜2時の催眠ぬるぬる相撲にゲラゲラと笑った。

10月2日(日)

本のイベントの「ブックスアンドサムシング」へ行くために『伊集院光深夜の馬鹿力』を聴きながら新代田へ向かった。その前に差し入れを買うために代々木公園駅へ寄り、ナタ・デ・クリスチアノでエッグタルトを買った。お洒落な場所で1人で30分も並ぶ心細さと喜んでくれるかもしれない誰かのことを想像する楽しみが混ざり合っていた。無事エッグタルトを買い、新代田へ向かった。会場は人がひしめき合っていた。会場を一回りし、ナナロク社のブースで村井さんに差し入れのエッグタルトを渡してしばらくおしゃべりをした。村井さんは最も好きな大人だ。木下龍也さんの『オールアラウンドユー』と西崎憲さんの『本の幽霊』を買った。

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サニーボーイブックスでも店長の大川さんとおしゃべりをして会場限定のZINEを買った。村井さんは大学時代にお世話になり、大川さんは職場の元同僚なのでこうして関係が続いているのがとても嬉しい。普段、本当に人との関わりがないのでいざ誰かと話すと自分が会話に飢えていたのだと実感する。かと言って日常では誰かと会いたいみたいな気持ちは希薄なのでよく分からない。新代田から下北まで短い散歩をした。住宅街から坂を登り、下北に近づくにつれ人が増えた。夕暮れの日差しと秋の気候も相まって想像し得る最高の日曜だった。下北から電車に乗り最寄り駅についても気分が良かったのでカネコアヤノを聴きながら都電沿いを歩いた。金木犀の香りがいたるところから漂ってきて心が満たされた。タクシーの運転手が路肩に車を停め、はーっと窓ガラスに息を吹きかけてタオルでキュッキュッと磨いている所作にさえも泣きそうになった。秋の夕暮れはあらゆるものを感傷的に見せる。18時にはすっかり外は暗くなった。夜は木下龍也さんが出ている『情熱大陸』を観た。さっきまで話していた人や何度もお会いしている人が『情熱大陸』に出ているのはなんだか不思議な気持ちだった。ちなみに自分の本に初めてサインをした相手は木下さんだ。たしか代々木駅の近くのお店で書いた。

木下さんの『オールアラウンドユー』はとても良い歌集だ。一首読むたびに、ふーっと本から顔をあげて一息つきたくなる。装丁も見た目は布張りでかっちりしてるが中の紙は角丸なのが良い。好きな短歌を挙げる。

ねむれないおまえのためにできるのは灯りをひとつひとつ消すこと

かなしみは洗練されてゆくだろう胸にしまえる鈴のサイズに

すずらんをたくさん轢いた罰として薄く輪切りにされてゆくバス

たんぽぽに生まれ変わって繁栄のすべてを風に任せてみたい

空き缶の日の空き缶に早朝のごみ捨て場まで連れて行かれる

おさらいのようにあなたを撫でながらまずは手汗についてあやまる

燃えない、と書けば燃えないと紙になる。きみはそういうことができる子。

あの世でも死にたかったらどうしよう 太ってほしいひとのいた夏

工場の記号を水で描いていた「聞いてる?」という声は聞こえた