記録

記録

2022年の年末

M-1が終わってからはもう今年は消化試合のような日々だと思っていたが『ゴールデンラヴィット』がとても良い年末の番組だった。笑っていいとも特大号を思い出した。嫌な感じのない歌と笑いの祭典だ。今年の出来事を振り返ろうかと思ったけれど、もう数時間で今年も終わるようでそんな時間の余裕もなく、そもそも大きな環境の変化のない1年だった。仕事では例年の異動はなく、2年続けて同じ場所で働いた。来年はおそらく異動があると予想しているが、社内公募で自分の働きたい場所があり応募しようか悩んでいる。どうせ異動するなら自分の希望くらい出してみようかと思っている。しかし、なかなか上司に切り出せず期限が差し迫っているのではやく決断しないとならない。

今年もあまり映画も本も読めなかったけれど、映像作品で年間ベストだったのは『ベター・コール・ソウル』の最終シーズンだった。

もはや年間ベストではなく、人生ベストに入るような作品だ。最終話は何度も見返している。本のベストはエイドリアン・トミネの『長距離漫画家の孤独』だ。卑屈で自意識過剰で、恥ずかしい失敗を巡る自伝に共感し、トミネの作品だけでなく彼自身のことも好きになった。

いつも通り最近のことを少しだけ書いて今年を終わりにする。来年の抱負とかは特にないのだけれど、少しでも今よりは自分にとって納得のいく選択をして生きていきたい。

12月23日(金)

『検索ちゃん ネタ祭り』を観た。芸人が10分越えの長尺の漫才やコントをテレビで披露する機会はほとんどないのでこうして観れるのは年末の楽しみだ。この番組ならランジャタイの伝説のネタ「T.Nゴン Nの秘密」もできるのではないかとふと思った。後にも先にも生で観たお笑いであんなに笑ったことはない大好きなネタだ。

今月の連載が更新された。

https://grinweb.jp/stories/miwa0006.html

12月24日(土)

仕事へ向かう電車の中でダウンを着た人に挟まれた。この季節によくある出来事なのだけれど、肩をぎゅっと内側に寄せて身を縮こまらせている時、自分グラビアアイドルみたいなポーズしてんなーっと思った。ダウンに挟まれて冬の電車で人知れず胸を寄せる男ありけり。

12月25日(日)

職場のトイレを掃除していたら個室から糞尿まみれのパンツが見つかった。定期的にこういうことがあるが、大体は便器の下に隠されている。我慢できず漏らしたのは許すが、隠すな。自分でゴミ箱に捨てろ。クリスマスに自分はなんで他人のパンツの処理をしているんだと悲しくなったが、この犯人はクリスマスに漏らしたのだと思ったら可笑しかった。自分へのクリスマスプレゼントに『向田邦子ベストエッセイ』を買った。日記と並行してエッセイも書けるようになりたい。

12月26日(月)

てらおかなつみさんの個展が最終日だったので仕事前に見に行った。相変わらずとても可愛いイラストだ。絵はがき本を購入した。

仕事の休憩中に、ずっと食べたかったカキフライをスワチカで食べた。カキフライが本当に好きなので、カキフライはなんでこんなに美味しいのでしょうかと街ゆく人たちに問いかけたくなる。冬が終わるまでに色々なお店のカキフライを食べに行きたい。

12月27日(火)

『エルピス』最終話を観た。ずっと面白いドラマだったがやや中盤以降の展開に都合の良さというか陰謀論のように見えてしまい不安になっていたが、最終話は納得のいく着地になっていた。納得というか落とし所をそこにしないと現実的ではないよなと思った。『オモウマい店』スペシャルが放送されていたのでなんとなく観ていたのだが、予想以上に面白い番組で驚いた。勝手に大盛り料理を出すお店を紹介するような番組だと思っていたが、対象のお店の人にフォーカスし、その人とディレクターのやり取りを見るドキュメンタリーだったとは。今回がスペシャルだったので特別だったのかもしれないが今後も見続けようと思った。そのまま『プロ野球戦力外通告』を観た。まったくプロ野球のことを知らないが、数千万稼いでいた人が無職になる瞬間を見ているんだという下世話な気持ちが生まれた。しかし、30代にして消耗品のように切り捨てられてしまうスポーツ選手のことを考えるとしんどくもなった。次は『ドキュメント72時間』歴代ベストの再放送を観た。ドキュメンタリーからドキュメンタリーのはしごだ。途中で寝る予定だったがやはり面白く結局深夜2時過ぎまで観てしまった。

12月28日(水)

仕事

12月29日(木)

近所に無人の餃子販売所ができたのだが、その店舗の前でじいさん2人が「こんな商売許されるのか!」とキレていた。年の瀬に良いものが見れた。夜は『あらびき団』を観た。

12月30日(金)

もう中学生を見かけた。今年2回目だ。いい年の締めくくりになった。『おグッズ』本当に好きな番組でしたと声をかけようと思ったが勇気が出なかった。仕事を終え帰宅するとちょうど『正解は一年後』が放送されていた。毎年楽しみにしている番組のひとつだ。今年もめちゃくちゃ面白かった。寺田心の反対語の神社畑心臓にゲラゲラ笑った。そして、もう中が出演していた。夕方見かけた時はこの番組に行く途中だったのか。

12月31日(土)

仕事。帰宅して紅白を観ながらこれを書いている。加山雄三に対する少女のような黒柳徹子にグッときた。いつもながら紅白の勝敗の意味のなさに笑ってしまった。世の中で誰も関心のない勝敗ランキング第1位だ。年明け恒例のたなくじ。