記録

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2022年11月28日〜12月3日

11月28日(月)

爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。仕事の休憩中に丸亀でかけうどんとかしわ天を食べた。21時に退勤。金属バットがワイルドカードで準決勝へ行ったらしい。妥当な結果だ。この勢いで決勝も十分にありえる。ワールドカップの中継で『エルピス』の放送が遅れていてリアルタイムの視聴に間に合った。今週もとんでもなく面白かった。それにしても岡部たかしさんは良い役どころだ。先日購入した大白小蟹さんの『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』を読んだ。どの短編も素晴らしいのだが個人的には「たいせつなしごと」が特別好きだ。各短編の最後に差し込まれる短歌もとても良く、大白さんの短歌をもっと読んでみたくなった。装丁も良いなあと思っているとやはり名久井直子さんだった。

11月29円(火)

天気は雨。10時頃に起床。目玉焼きを作り、ご飯に乗せて食べた。久しぶりに朝ごはんらしい朝ごはん。下北へ行き、本多劇場KERA・MAP『しびれ雲』を観た。

ケラさんの芝居は長ければ長いほど面白いので3時間半もあっという間だった。心地良い会話と巧みな群像劇に幸せな気持ちで一杯になった。満足した気持ちでさて帰ろうかと思っていると職場から連絡がありコロナの濃厚接触者になった人が出たため急遽出勤することになった。最悪だが社員なのでしょうがない。22時半まで働き帰宅。帰りに雨が強くなりびしょ濡れになった。寝る前に数年前に買って読んでいなかった荒川洋治『日記をつける』をふと読んでみたくなり本棚から引っ張り出してきた。日記を書くときに意味のあることを書かなくては焦ることが度々あるのだが、それぞれの書き方でいいのだと気持ちが軽くなった。

11月30日(水)

三四郎のANN0』を聴きながら出勤。雨は降っていないが昨日を引きずったような曇。仕事は月末業務で忙しい。M-1決勝進出者発表があった。真空ジェシカ、ヨネダ2000、ダイヤモンド、キュウ、男性ブランコなど次世代感がある決勝進出者だ。敗者復活戦もほぼ決勝のようなメンバーなので当日が楽しみ。なにより決勝後の打ち上げの司会が千鳥に戻ったのが嬉しい。M-1の痛みを知っている2人はとても優しいのだ。

12月1日(木)

9時に起床。最高気温10度の寒さ。北海道と東北では雪が降ったらしい。12月になった途端に寒くなる。昨日より厚手のコートを着て仕事へ。『田中宗一郎 THE SIGN PODCAST』の「お笑い地政学」第三回を聴いた。とても面白いし興味深かったが自分は何に対してもただの観客にしかなれないなと思った。先日急遽出勤したので早めに帰らせてもらい『ダイアンのTOKYO STYLE』ランジャタイゲスト回を聴きながら帰宅。夕方には家にいることができたのでからあげを作った。タルタルソースも作り、チキン南蛮風にした。夕飯を食べながらM-1準決勝の配信を観た。誰が決勝に行ってもおかしくない準決勝だった。敗退組ではシンクロニシティ、ハイツ友の会、令和ロマン、かもめんたる、ビスブラが好きだった。決勝進出組は、真空ジェシカ、キュウ、さや香でめちゃめちゃ笑った。いわゆるしゃべくり漫才がほとんどない決勝になりそう。関係ないが、ヨネダ2000の誠さんはナカゴーに出てそうだなといつも思う。『silent』8話をリアルタイムで視聴。夏帆がとにかく良い。『テレビ千鳥』は商店街の捨てる食材で出汁を取る企画。数ヶ月前の『タモリ倶楽部』も持ち寄った食材で出汁を取っていた。寝る前に『日記をつける』の続きを読んだ。夜はすっかり冷え込むようになったので靴下を履いて1時頃に布団に入った。

12月2日(金)

朝起きるとツイッターもテレビもワールドカップで日本がスペインに勝った話題で持ち切り。さすがに勝てないだろうといった雰囲気だったのですげーと思った。スポーツバーやスクランブル交差点で大騒ぎしている人たちのことはあまり理解できないが選手たちが喜んでいる姿はこちらも泣きそうになる。あと、カタールワールドカップの公式キャラクターがおばけみたいで可愛い。

外はもう完全に冬の寒さ。『オードリーのANN』を聴きながら仕事へ。休憩中は日高屋でチゲ味噌ラーメンを食べた。相変わらず抜群に美味い。この冬は何回チゲ味噌ラーメンを食べることができるのだろうか。『空気階段の踊り場』を聴きながら退勤。ブースに現れたたつまるが可愛かった。最後に爆笑問題が乱入。駅のホームでアイスクレープを食べている人がいた。こんな寒いのになんでだと思ったが彼には彼なりの理由があるのだろう。家に帰って『タモリ倶楽部』を観た。様々な簡易トイレの特集。東京03飯塚さんと角田さんがゲスト。タモリ倶楽部の企画は毎週本当に面白いがどんな会議が行われているのか気になる。

12月3日(土)

10時頃に起床。天気は晴れ。窓を開けて部屋の空気を入れ替えた。冬のひんやりとした空気が気持ち良い。洗濯と軽く部屋の掃除をしてホットケーキを作った。表面がぷつぷつとしてきたらひっくり返す。しろくまちゃんのホットケーキで教わったことだ。王子へ行き、北とぴあのつつじホールでナカゴー『ていで』を観た。

初演も観ているがメダルゲームの説明をするシーンがやはりとても好きで、ただ説明をしているだけなのに途方もなく面白い。パッケージとして見れば人情話なのに、中身はまったく見たことのないものが繰り広げられるのがやはりナカゴーだ。しかし劇場が広いせいか少しお客さんが固くもっとウケてもいいんじゃないかと思う瞬間が何度もあった。あと、てっきり北とぴあのいつものエレベーターを昇った先のシャンデリアの空間かと思っていたら、こんな広いホールでやるとは思ってもいなかった。16時過ぎに劇場を出ると、もう薄暗くなっていた。飛鳥山公園に短いモノレールがあるのを駅のホームから見かけ、乗りたいと思っていたので向かうと稼働時間が終了していた。仕方なく階段で飛鳥山を登ると、黄色く紅葉したイチョウが一面に散っていた。公園からは、夕暮れの街を見下ろせた。眼下を都電が走り抜けていった。美しい土曜日。王子駅前にはあまり見かけないイートインができるコージーコーナーがあったのでケーキを食べた。帰宅し、豚肉を味噌とはちみつで軽く漬け込み、焼いた。先週の『マツコ&有吉 かりそめ天国』を観ながら食べた。夕飯を食べながら、最近「牡蠣フライ始まりました」の文字を街中でよく見かけるので牡蠣フライが食べたいなと思った。しかし、今シーズンのファースト牡蠣フライをどこのお店にするかは非常に重要な問題なのでよく考えなければならない。「シーズン」「ファースト」「フライ」なんてなんだか野球みたいだなと思い、ひとりで可笑しくなって笑った。

『日記をつける』を読み終わった。

愛するということは、あるいはたいせつな人をもつということは、記憶に懸命になる、そうさせられるということである

という一文があった。人の部分は物や事にも置き換えられるし、自分が執拗に場所や固有名詞を出して日記を書き続けている理由はここにあるのかもしれないなと思った。