記録

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牛久沼2のことなど 1月15日〜1月21日

月曜日

来週末の引っ越しに向けてやっと荷物の整理をし始めた。とにかく本が多いので雑誌などは処分してしまおうと仕分けているのだが、いや、これはまだ読むかもとか、一応捨てずにとっておこうなんてことを繰り返してしまってまったく進まない。引っ越しあるあるの典型だし、この悩んで結局捨てない行為、めちゃめちゃ人間っぽい!などと思ったりした。断捨離とかできる人は、どんな心持ちなのだろう。


火曜日

久しぶりに大学へ行く。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は『anone 』を観る。工場の電気を探すシーンがめちゃめちゃ良かった。なんてことないシーンなのだけど、たしかに私たちの生活に存在する一場面だ。こういうシーンを無駄などと言う人もいるらしいが、そんな細部の積み重ねが重要なのではないか。『勝手にふるえてろ』のコンタクトからメガネに変えるシーンのように。パンを半分に折って食べる場面は映画『横道世之介』のハンバーガーを思い出した。


木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。


金曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。夜は鎌田順也作・演出『牛久沼2』を観に行った。ENBUゼミナールの卒業公演。ほりぶん『牛久沼』と構成はほぼ同じで、今回も時が戻った。個人的には、ウルヴァリンが自分の腕を引っかいて女子中学生に血を飲ませるシーンと、ムーンウォークする妖怪ムーンウォーカーが面白かった。自分で書いてても意味わかんないんだけど、こんな人たちがうなぎを奪いあっていました。ENBUゼミ以外の人で、ナカゴーの篠原正明さんが出演していたのだが、明らかに存在感が別格であった。しかも、篠原さんが演技する度に鎌田さんがめちゃめちゃ笑っていた。


土曜日

午前中から午後にかけて引っ越しの準備をして、夜は北千住へ玉田企画『あの日々の話』を観に行った。初演も観ているので2回目なのだが、関係性の笑いが見事でやはり面白かった。カラオケボックスでの大学生の地獄みたいなやりとりなのだけど、決して上から目線で描こうとしていない点が好きだ。今泉力哉監督と玉田さんのアフタートークも良かった。玉田さんが、自分が作ってる演劇はリアルだけどリアルじゃないと話していて、玉田企画は確かな現代口語演劇の継承者なのではと思った。今回『あの日々の話』を観て改めて思ったのだけど、演劇にカラオケが登場する率けっこうあるのではということ。しかも演劇とカラオケの親和性は意外に高い。


日曜日

引っ越しの準備。