記録

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大雪のことや引っ越しのことなど 1月22日〜1月28日

洗面所の電球が切れた。引っ越しの2日前に。なにかを察したのだろうか。この週は、週始まりの大雪と、週末の引っ越しに向けてばたばたとした1週間だった。


月曜日

数日前から大雪が降ると予報されていた日だった。朝、アルバイト先へ向かうために駅のホームで電車を待っていると、すでにちらちらと雪が舞っていた。お昼頃にはさんさんと雪が降り始めた。アルバイト先の人たちと、4年前の東京での大雪の話になった。1人は、その時バスに乗っていて坂道を登れるのか心配になったと言い、1人は駅のホームで立ち往生したと言い、僕は大学受験の日だったことを思い出した。なんでみんなそんなに覚えてるんですか、ともう1人のアルバイトの人は言っていた。雪で帰れなくなると大変だということになり、15時に退勤させてもらえることになった。駅のホームで数人の女子高生が、じゃあねー明日会えないことを祈って!とさよならをしていた。

夜は、本格的に雪が積もり始め、何度もカーテンを開けて外の様子を確かめてしまった。どんどん積もっていく様子に僅かながら興奮していた。ついには玄関から外を見るにいたり、雪の日の夜の明るさに驚かされた。長野県で育ったのだからそれぐらい知っておけよという話なのだがあまり意識したことがなかった。


火曜日

朝、雪がかなり積もっていた。この日も朝からアルバイトだったのだが、電車の遅れなどはまったくなかった。昨日の、会えないことを祈っていた女子高生たちはきっと会えてしまったのだろう。昼間は暖かく、雪がびちゃびちゃと音を立てて雨のように屋根から窓へと流れていた。街中のいたるところで雪だるまを見かけた。帰宅すると自宅のアパートの入り口前にもあり、いやこれは邪魔だわと思った。夜は引っ越しの準備。

水曜日

一日中、引っ越しの準備をしていた。本棚を解体した。『anone』を観る。3話は、広瀬すずがほとんど言葉を発しなかったのだが、その存在感はたしかにあった。お金を払わずしてこのクオリティの作品が見れるのかと思わずにはいられない。


木曜日

アルバイト先から急遽、人手が足りないから来てくれと言われ午後から出勤した。帰りがけに初台と荻窪へのおつかいも頼まれ、18時ごろ帰宅した。


金曜日

引っ越し準備にラストスパートをかけ、全ての荷物を詰め終えた。 


土曜日

引っ越し当日。親が手伝いに来る。引っ越し業者が10時に来て、荷物を転居先である幡ヶ谷へ運び出した。高円寺から幡ヶ谷は車で20分かからない距離なので、11時過ぎには新居へ荷物も入れ終わり、引っ越しが完了していた。4年間住んだ高円寺を惜しむ間も無く、あっという間だった。部屋に、突っ張り棒と電気を外さずに置いてきた。次の住人は使うのだろうか。

午後はIKEAへ行き、本棚を買った。配達にしてもらったので届くまでが楽しみだ。新居は前の家よりも広く、置けるものも増える。


日曜日

一日中、生活のできるよう部屋の整理をしていた。日用品は、前の家で使っていたものをほとんど持って来ているので、あっという間に、生活感のある部屋が出来上がった。