記録

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フォークバンケットのことなど 1月9日〜1月15日

月曜日

世間では成人の日らしい。もう22歳なので関係ない。普段祝日でも休みにならない大学が休講になるのだけはありがたい。家でごろごろしてから夕方からバイト。包丁で指を深めに切ってしまい血が止まらなくなった。

 

火曜日

今年初めての大学。なんて大学生はお気楽な身分なのだろうか。講義を受けてからこの日もバイト。とても暇だったのだが閉店の1時間前に10人の団体が来て突然忙しくなった。喫茶店に団体で来ようとする発想をどうにかしてほしい。バラバラでもいいからと全員が席に着き大騒ぎしていた。

 

水曜日

大学の授業で女性の労働という観点から宮崎駿の『魔女の宅急便』を観た。何度も観ている作品だが改めて観ると、オープニングからタイトルが出るまでの手際の良さに身震いしてしまった。画面の中の豊かさが半端ないのだ。

 

木曜日

大学に行ってから課題をやっていた。

 

金曜日

この日も課題。

 

土曜日

高円寺の小杉湯で開かれた江本祐介と原田行晃によるフォークバンケットに行った。自宅から徒歩で行ける距離だったのでお昼を食べてからのんびりと会場に向かった。銭湯のぼんやりとした暖かさの中で聴く音楽は多幸感で溢れていた。

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2人とも本当に良い声をしている。特に江本さんの声がとても好きだ。 そして2人の「恋のトライアングル大作戦」はめちゃくちゃ名曲。

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夜はゴッドタンを観た。この日の企画は「ネタギリッシュNIGHT」だった。全組面白かったのだけれどやはりかもめんたるは飛び抜けていた。そして劇団ひとりの審査コメントの正確さよ。キングオブコントの審査員に劇団ひとりを置いてもいいような気がする。

 

日曜日

この日も1日中課題をやっていた。座りすぎて腰が痛い。

年始と東京に戻ってきてからのこと 1月2日〜1月8日

月曜日

お正月なのでだらだらしていた。いや、いつもだらだらしているから普段の生活と変わらないのだが実家なので更にそれに拍車がかかる。夜はNHKの『新春TV放談2017』を観た。テレ東の佐久間さんの発言がすべて的を射ていて素晴らしかった。忙しいはずなのにかなりの数のテレビ番組を追いかけていることが言葉の端々からうかがえた。さらに演劇にも足を運んでいるのでもう信頼できる大人の代表例だ。『新春TV放談』の後はテレ東の『キングちゃん』を観る。スペシャル扱いだが実質今回が最終回だった。2017年始まったばかりだが、もう今年はこれ以上笑わないんじゃないかというほど笑った。こんなに面白い番組が終わってしまうなんて信じられない。しかも今回は大好きな企画の「ノブ嘆かせ王」と「又吉プロデュース王」の二本立て。「ノブ嘆かせ王」は千鳥ノブの良い所が惜しみなく発揮されて本当に面白い。前から思っているのだが、千鳥はラジオ番組をやれば確実にはねるのではないかと思う。「又吉プロデュース王」も大笑いした。番組の制作側が芸人に対して愛があるのが伝わってくる。

 

火曜日

家族で近場にドライブに行った。安曇野穂高のあたりを車で回った。めちゃくちゃ久しぶりに大王わさび農場に行った。祖母の家がそこそこ近かったので小さい頃にしょっちゅう来ていたが今回は数年振りだった。なにも変わらずそこには川が流れわさびが植えられていた。

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わさびコロッケを食べて家に帰った。

夜は『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」を観る。もはやお正月の定番となりつつある。今回も面白かった。特にロバート秋山とハライチが良かった。ロロの望月綾乃さんと篠崎大悟さんも出ていてさすが佐久間プロデューサーという気持ちになった。ますます武道館ライブが楽しみだ。

 

水曜日

姉が東京に戻るので荷物持ちのために駅まで見送りをした。そのあとは帰宅して課題をやったりだらだらして一日が終わった。もうこの時点で東京に戻りたくてしかたなかった。

 

木曜日

お昼ぐらいのバスで実家から東京に戻ってきた。東京の自分の家が一番落ち着く。

 

金曜日

しもきた空間リバティで『K-PRO新春ネタ祭り』を見た。今年初のお笑いライブ。出演者がめちゃくちゃ豪華だった。まんじゅう大帝国、ランジャタイ、Aマッソの流れが個人的には最高だった。巷で噂のまんじゅう大帝国を今回初めて生で見たのだが、素晴らしすぎて思わず身を乗り出してしまった。漫才のネタの着眼点もさることながら、リズムの良い言葉遣いと否定も肯定もない掛け合いが心地良い。まんじゅう大帝国の漫才をもっと見たくなった。どの芸人も面白かったのだが結局一番笑ったのは、POISON GIRL BANDだ。冗談抜きでいま一番面白い漫才をやっていると思う。

 

土曜日

夕方からバイトだった。

 

日曜日

石山さやか『サザンウィンドウ・サザンドア』を読んだ。

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

 

 団地が舞台のオムニバス短編集。どこかで見たことあるようなエピソードばかりなのだがむしろそれが良かったりする。個人的には第六話の「夜を歩く」好きだった。

年末からお正月のこと 12月26日〜1月1日

月曜日

お昼頃に『ローグ・ワン』を観に行った。哀しい物語ではあるんだけれど、今作によってスターウォーズシリーズに奥行きが増した気がする。一貫して親子の話であり、希望の話でもあった。EP4につながる物理的な意味でのバトン渡しにもグッときてしまった。そしてこれを書いている今、レイア姫役のキャリー・フィッシャーはもうこの世にいないのだ。映画を観に行ったこの日はまだ生きていたわけでなんだか変な気分だ。

帰宅してNetflixで『最後の追跡』を観た。日本公開されていない作品。いやー面白かった。『ノーカントリー』を彷彿とさせた。

 

火曜日

実家の松本に帰省する。特急あずさが50周年らしく、電車の中にステッカーが貼ってあった。いいデザイン。

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家に着くと親は就職はどうするのかという話しかしない(主に父親)。そして地元に戻ってこいの一点張り。東京で1人で暮らしていくのは大変だの、こっちは自然が多くて良いなどのたまう。挙げ句の果てには、子供たちがみんな東京に暮らしていては俺たちが寂しいじゃないかと言い出す。僕は親の寂しさを埋め合わせるために生きているわけではない。しかし就活に関しては未確定のことが多すぎるので黙っていることしかできない。強がって言い返したところでなにも変わらない。もしかしたら来年の今頃は地元で就職が決まっているかもしれないし、なにも決まっていないかもしれない。

今月の早稲田文学に載っている岸政彦さんの文章が素晴らしかった。快楽をテーマに書かれていて、社会規範から遺脱すればするほどその快楽は尊いとされ「人間らしい」とされる風潮は大嫌いだと述べ、以下のように続ける。

私は断固として、日常を、この人生を生きようと決めたのだ。私のこのくだらない、意味のないこの人生の、かなり早い時期にはっきりと、私は自分の人生を生きると決めた。好きなことだけやって生きていく、誰にもこの人生を渡さないと決めたのだ。これほど激しい欲望が他にあるだろうか。私は子どものときにすでに、この欲望の虜になり、焼き尽くされた。私は「生きて」やろうと思ったのだ。そのためにおそらく、多くのものを手放し、あきらめることになるだろう。そこにはドラマもないし、興奮もないし、冒険もない。背徳も、遺脱も、快楽も、欲望もない。しかしそれこそが私の快楽の、欲望の、憧れのすべてだった。

 

水曜日

暇なので街の中をふらふらしようと外に出た。あまりの寒さにすぐに家に帰りたくなった。しかしせっかく外に出たのだからと本屋に行った。岸政彦さんが編集協力をしたatプラスを買った。

atプラス28

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 お昼を買いに「パンセ小松」へ行った。名物の牛乳パンを買った。昔ながらのレトロな袋。

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帰宅して食べたのだが挟まれているクリームの多さに気持ち悪くなってしまった。一口目だけ美味しい。

 

木曜日

午前中に眼科に行き、午後はずっと課題をやっていた。文字起こしというものを初めてやっているのだがこれは辛い作業だ。

夜はドキュメント72時間の傑作選を途中まで見る。人がそこにいて語っているだけで胸にきてしまう。記憶は場所にあると確信した。録画してあるのでその後乃木坂工事中に移る。乃木坂と欅坂を比べると圧倒的な乃木坂のバラエティー慣れに驚いた。欅坂の不慣れな感じが可愛い。こちらではTBSラジオが聴けないのだがこの日のおぎやはぎのメガネびいきでは矢作の結婚が発表されたらしい。12月29日木曜深夜の充実ぶり!さすが年末だ。

 

金曜日

この日は午前中に母親の実家に行って今年亡くなった祖母に線香をあげた。今年から社会人になったいとこと会った。テレビ番組の制作会社で働いているのだが仕事がつまらないと嘆いていた。午後は帰宅して課題の続きをやった。文字起こしの作業は無事に終わった。夜は家族で夕食を食べに行った。「かつ玄」というとんかつ屋さんへ。

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昔からよく行っているお店なのだが変わらず美味しい。この時期はカキフライもあってそのカキが大粒で最高なのだ。悩んだ末に結局ロースカツにしてしまったが。

深夜はずっと楽しみにしていた「クイズ正解は一年後」を見る。最初から最後まで笑いっぱなしだった。なんてくだらなくて面白いのだろうか。

 

土曜日

今年ももう終わりだ。自分にとってはなにも大きな変化のない年だった。相変わらずポップカルチャーによってなんとか生き延びることができた。お芝居もたくさん見れたしお笑いの劇場にも足を運ぶことができた。色々なところへ旅行に行けたのも楽しかった。ヒッチハイクなんかしてる人と比べたら僕の旅行には出会いも別れもないけれど、それでもいいのだと最近思い始めた。今年の旅行記はこちら。

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日曜日

2017年が始まった。雲ひとつなくてとても晴れていた。今年の抱負なんてものは特にないのだけれど、とにかく就活をなんとかしないととは思う。明るくてハキハキしていて万人受けする人には今さらなれないのでできる範囲で頑張ろう。

父方の祖父母の家に行った。おばあちゃん家あるあるの大量のごはんと今年も対峙した。食べろ食べろと催促するので食いしん坊キャラを演じて無心で胃に詰め込んだ。 

帰宅してNetflixで『ぼくらベアベアーズ』というアニメを見た。3匹が可愛いしお正月に丁度いいゆるさとブラックさ。移動する時はなぜか1匹の上に他の2匹が乗る。

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個人的には第4話の「屋台始めました」が面白かった。第8話の「ブリトーのぬくもり」はラストで感動。

amazonプライムで『高い城の男』も見始めた。まだ数話しか見れていないので今後どうなるか分からない。とにかくNetflixamazonプライムの二刀流は最強だ。



 

The OAやナカゴーなど 12月19日〜12月25日

月曜日

大学に行ってからバイト。相変わらず暇だった。

帰宅して『キングちゃん』の最終回を観た。なんと年始にスペシャルを放送するらしく今から楽しみでならない。しかも大好きだった又吉プロデュース王の続編だ。『ゴッドタン』のマジ歌もあるので年始はテレ東に期待。そういえば、武道館で行われるマジ歌ライブに当選した。これも楽しみだ

 

火曜日

社会学者の岸政彦さんが芥川賞にノミネートされていた。残念ながら小説は読めていないのだが、『断片的なものの社会学』を偏愛しているのでなんだか嬉しい。

大学のゼミでプレゼンをした。人前に出てしゃべるのが本当に苦手だ。就活が控えているというのにどうしたらいいものか。先日、阿部和重の『シンセミア』を読み終わったので神町トリロジー第2部『ピストルズ』を読み始めた。テンポ感が『シンセミア』とはまったく違うので読み終わるのに苦労しそうだ。

 

水曜日

大学へ行ってからバイト。この日は忙しかった。

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。今回は面白かった。やはりとろサーモンの久保田は売れるべきなのでは。

 

木曜日

大学へ行った。授業が終わってから、『ドント ブリーズ』を観に行った。話題になっているだけあって面白かった。3人が家に侵入してからの流れるようなカメラの動きが素晴らしかった。ネタバレはしない方がいい映画なのだが、あるものをスポイトで吸ってそれがタラーっと垂れるシーンが最高だった。

 

金曜日

『ローグ・ワン』を観に行こうと思っていたのだがいい時間帯はどこも座席が空いていなかったので諦めた。その代わり、Netflixで『The OA』全8話を観た。一気に観たので面白さも倍増だった。これもネタバレはしない方がいいのだが、最終話のラストシーンの視線と身体の動きのシンクロに感動してしまった。シーズン2がありそうな雰囲気だ。しかし謎は謎のままで終わらせてしまってもいいような気がする。それにしても海外ドラマは本当に一人一人の人物の掘り下げが上手いし無駄なセリフがない。いまや映画好きは海外ドラマも追いかけなくてはいけない時代のような気がする。これほど面白いドラマが溢れかえっているのだから。

夕飯に、ローソンで売っている冷凍のホルモン鍋を食べた。これがめちゃめちゃ美味しかった。銀の器を直接コンロに乗せてぐつぐつさせるタイプのやつ。家に長ネギがあったのでそれもトッピングして一緒に煮た。白いご飯が怖いくらいすすんだ。これはリピート確実だ。

 

土曜日

高校時代の友人たちと「地下謎への招待状」という東京メトロ主催の街歩き謎解きゲームに参加した。男4人でひたすらに謎を解いた。1日でこんなにも東京メトロを乗り降りしたのは初めてかもしれない。結局全て終えるのに5時間以上もかかった。街中はどこに行ってもクリスマスムードだった。夕飯は適当なお店に入って、ぐだぐだした後、高円寺の小杉湯という銭湯にみんなで行った。クリスマスイブに男たちで銭湯に行くという素晴らしさよ。4人中2人は来年から就職なのでもうこんなことはできないんだろうなあと思う。銭湯でぽかぽかになった体で歩く12月の深夜1時は気持ちよかった。うちでだらだらした後に、始発でそれぞれの家に帰って行った。

 

日曜日

世間ではクリスマスのようだが、お昼過ぎまで寝ていた。クリスマスといえば、チャーリーブラウンクリスマスのサントラだ。ほんとに素晴らしい。

Charlie Brown Christmas

Charlie Brown Christmas

 

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Enjoy Music Clubの「クリスマスをしようよ」も良い。

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待ち合わせはローソンで 先に見つけて名前を呼んで

気づかないふりして待ってる いい日になるよう願ってる

 

 この歌詞が好きだ。

 

夕方から上野小劇場でナカゴー『パイナップルの食べすぎ』を観た。いやー本当に面白かった。ずっと笑っていた。一応のあらすじは、団地の一室を舞台にペットロスの女と周囲の人々の心の交流を描く一幕劇、となっているがそんな生ぬるいものではない。そもそもペットが「掃除機」という時点でぶっ飛んでいる。そして芝居の8割方は一人の登場人物による罵倒だ。この罵倒の中身が素晴らしい。意味が分かるようでわからない言葉の羅列にどうしても笑ってしまう。なによりこの役を演じた墨井鯨子の狂気と言ってもいいほどの勢いにぐいぐいと引き込まれ、90分があっという間だった。今年の観劇はこれで最後だったわけだが、クリスマスに上野の地下でこんな面白いものを観れたので良い観劇納めになった。

世間の雰囲気的に無性にケーキを食べたくなったがクリスマスに一人分のケーキを買っている姿を思い浮かべると悲しくなったので、コンビニでハーゲンダッツを買って家で食べた。

ハイバイやテアトロコントなど 12月12日〜12月18日

月曜日

大学に行ってからバイト。グラスはいらないと言って、バドワイザーをビンのまま飲んでいる人がいた。その方が美味しいのだろうか。下戸なのでわからない。

never young beachのMVが話題になっていた。

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たしかにやばい。 

なんとなく銀杏BOYZのぽあだむのMVを思い出した。

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火曜日 

アトリエヘリコプターでハイバイ『ワレワレのモロモロ 東京編』を観た。役者自身が経験したひどい話を台本にして自ら演じるというもの。8つの短編はどれもめちゃくちゃ面白かった。面白いのにどこか切ない。この感覚は紛れもなくハイバイの作品だった。今回は特に、川面千晶が全体を通して存在が際立っていた。最後の「きよこさん」は平原テツの上手さも相まって泣いている人も少なくなかった。「いとこの結婚」という短編では、平原テツ売れてくれと切実に思った。あとは先行特典のバッジが大橋裕之の絵で良い感じ。

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劇場でテレ東の佐久間プロデューサーを見かけた。これまでも何度か劇場で見かけたことがある。ツイッターを見る限り、様々な舞台を観に行っているようなのですごいなあと思う。いまなにが面白いかを知っているからあんなに面白い番組が作れているのではないかと思う。あくまでも推測だが、「青春ゾンビ」を読んでいるような気がする。あらゆるポップカルチャーを結びつける「青春ゾンビ」というブログの偉大さは計り知れない。

 

水曜日

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。受け付けないレベルの下品さにあまり笑えなかった。

 

木曜日

マームとジプシーによる『ロミオとジュリエット』を観た。教授からチケットを譲ってもらったので広い劇場なのにも関わらず、前から2列目ど真中だった。良い意味でも悪い意味でもいつものマームとジプシーだった。

 

金曜日

渋谷コントセンターの『テアトロコントvol.14』に行った。今回は演劇から、東葛スポーツとワワフラミンゴ。お笑いからは、Aマッソと犬の心。東葛スポーツの『何者』という作品はキレッキレのサンプリングとラップが素晴らしかった。ワワフラミンゴの緩さもたまらなくて、特に役者の声が良い。Aマッソはコントを2つやったのだけれど、2本目の『DOOR WARS』の発想が素晴らしかった。犬の心はいまいちだった。毎度のことながらテアトロコントはかなり面白い企画なのでもっと注目されてもいいような気がする。次回はナカゴーが出演するようだ。

 

土曜日

アトリエ春風舎で贅沢貧乏『テンテン』を観た。同劇団による、アパートの一室を利用した家プロジェクトの『ハワイユー』と『みやけのFUSUMA』は大変面白かったのだが今回はいまいちだった。テーマははっきりと伝わるのだが、全体のシーンが散漫としているように感じた。

 

日曜日

ずっと課題をやっていた。

 

台湾旅行記 2016冬 12月8日〜12月11日

1日目

朝6時半ごろの電車で銀座に向かい、そこから成田空港までバスで移動した。11時45分発の便で台湾に行くためだ。今回は2回目の台湾になる。入国だけで言えば3回目だ。飛行機はLCCのスクートを利用した。本当はトランスアジアを予約していたのだが、3週間ほど前に倒産するという思わぬハプニングに見舞われたためスクートに変更になった。LCCだから座席が狭いだろうと思っていたが広く、普通の機内と変わらなかった。しかも機内が異様にポップであった。陽気な音楽がながれているし、天井がカラフルなのだ。

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 15時頃、桃園国際空港に着く。やはり暖かかった。そこから台北の市内へ移動してホテルへチェックインした。今回のホテルは民権西路駅が最寄り駅だった。この場所はあらゆるところへのアクセスが抜群によくて、前回の西門町よりスムーズに移動ができた。なんだかんだで夕方頃になってしまったので、夕飯を食べることにした。台北駅近くの、ミシュラン一つ星を獲得している添好運というお店に行った。店内はレストランというよりもファミレスのような気楽な雰囲気が漂っていた。適当に色々と注文した。

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どれも美味しかったけれどミシュラン一つ星の味なのかは分からなかった。たぶんもう行かないと思う。

ついでに台北駅に行った。台湾はクリスマスをやらないと聞いていたのだが、大きなクリスマスツリーがあった。そしてなぜかたくさんの人が座りこんでいた。

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台北駅から地下道を歩いて中山へ向かった。中山駅周辺はおしゃれなお店などが多く、歩いているだけで楽しい。特に赤峰街というエリアがお気に入りだ。なんてことない路地だって外国にいるだけで魅力的に見える。

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もう21時近いのに夜の公園で少年たちがバスケをして遊んでいた。ベトナムでも同じような光景を見たのを思い出した。

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敬愛してやまない侯孝賢がプロデュースしている台北乃家にも行った。邦画は『永い言い訳』『オーバーフェンス』『湯を沸かすほどの熱い愛』が上映されていた。

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中山から歩いて双連駅近くの双連仔湯というお店に行った。ピーナッツ粉がまぶされたここのお餅が本当に美味しいので再訪。いままでに食べてきたお餅の中で一番美味しいと思う。僕の中のベストオブ餅だ。

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隣りに座っていた高校生ぐらいの男の子二人が、彼らの中ではそれが当たり前なのだろうが、一つのお餅を箸で六等分に分けて食べていて微笑ましかった。他のメニューも食べてみたかったのでぜんざいのようなものを注文した。白玉やきくらげ、タロイモが入っていた。甘さ控えめで美味しかった。

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すっかりお腹もいっぱいになったのでホテルまで帰ってこの日は寝た。

 

2日目

この日は今回の旅のメインである、台湾鉄道の平渓線に乗るため早起きをした。天気は曇りだった。昨日下見した台北駅へ向かった。駅では台湾鉄道の名物である駅弁を買った。まずは台北駅から基隆市の七堵駅に行った。乗り換えの時間にホームで駅弁を食べた。表の写真は台鉄のキャラクターなのだろうか。

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蓋を開けると、肉ドンッ!玉子ドンッ!という豪快さだった。こういうお弁当が大好きなのでたまらない。

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見た目ほど味は濃くなくて朝なのにパクパクと食べれた。

駅弁を食べ終え、乗り換えの電車が来たので新北市の瑞芳駅に向かう。周りの景色はすっかり山ばかりになった。瑞芳駅からお目当ての平渓線が始まる。駅には平渓線の観光地が書かれた路線図があった。

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まずは終点の箐桐駅に行ってそこから折り返してくることにした。電車は山の中をぐんぐん進んでいった。40分ほどで箐桐駅に着いた。平渓線は一時間に一本しか電車が来ないので線路から写真を撮りまくった。日本だったら叩かれる撮り鉄だ。

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スタンドバイミーごっこだって余裕でできる。ちなみにここは、近年の台湾青春映画の傑作、『あの頃、君を追いかけた』のロケ地でもある。

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 ここの駅舎は日本統治時代のままらしい。瓦屋根がそれを物語っている。

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駅舎を出るとすぐにちょっとしたお土産屋と飲食店が並んでいた。

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この地域には竹にお願い事を書いて吊るす風習があるらしく、いたる所に吊るされていた。神社のおみくじみたいだ。

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駅から下ったところに人情橋という名の橋があり、そこにも目いっぱい吊るされていた。

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それにしても本当に山の中の駅だ。台湾まで来てこんなところに行く日本人はなかなかいないのではないだろうか。

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いかにも生活に根差していそうなリアル鳩小屋もあった。

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表情と前足の伸ばし方が最高に可愛い犬もいた。

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なぜこの箐桐駅に僕が行きたかったかというと、それは炭鉱の廃墟がそのまま残されているからである。飲食店などが並ぶ駅の表側とは反対側にその廃墟はあった。

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トロッコのレールもあって興奮した。

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この場所は1979年まで使われていたらしい。ほとんど手つかずのまま残っていて見応えがあったが観光客はだれも来ていなかった。雨宿りしている犬はいた。

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次の電車にちょうどいい時間になったので駅まで戻り、一駅隣りの平渓駅へ向かった。

平渓駅は老街と言われる昔ながらの街並みで観光客も多くいた。

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通りに駄菓子屋みたいなのがあったのだが棚の下に猫がいて最高に可愛かった。

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そして平渓も『あの頃、君を追いかけた』のロケ地なのだ。主人公たちが橋の上で天燈を飛ばすシーンが撮られた場所だ。台湾で大ヒットした映画だけあって真似しているカップルがいた。まったく余談になるのだが、台湾青春映画はもっと多くの人に見られてもいいのではないかと思う。本当に傑作が多いのだ。

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次の電車まで時間があったので高台まで登ってみると防空壕があった。これも日本統治時代の名残だ。

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この近くからは、駅を見下ろすことができた。

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そういえば老街には壁に描かれたイラストが多かった。

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日本の影響なのかもしれないが台湾にもこういうのがあった。微笑ましい。

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平渓駅を後にして次に向かったのは、平渓線で一番の観光客数を誇る十分だ。お店ギリギリを電車が走る様子は何度もテレビで見たことがあった。いままで降りてきた駅の静かさはなんだったのだろうかと思うほど人が多かった。

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韓国の人の数が異常に多かった。むこうではここが流行りなのだろうか。線路の上から次々に天燈が上げられていた。

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電車が来ると大勢の人がスーッと横によけて線路の上から人がいなくなる様は、圧巻だった。猫がうずらを狙っていた。

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そろそろ次の駅へ向かおうとホームで待っていたら、線路にうっすらとREM IS BEST GIRLと書かれていて面白かった。

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次に降りたのは侯硐駅だ。

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ここは台湾の猫村として最近観光客が多く訪れている。駅は猫にまつわるもので溢れていた。

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そして早速、猫を見つけた。駅のベンチに座っていた。

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植木の陰にはまぶしいのか手で顔を隠して丸まって寝ている可愛い猫がいた。

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ここからは写真を貼りまくっていく。

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お土産屋さんの中でも普通に猫が寝ていた。

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猫がたくさんいる地域の逆側には、ここにも炭鉱の廃墟があるのだ。

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近づいてみると本当にそのまま朽ちていた。

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そしてこの廃墟と山を繋ぐ橋の上から見た景色があまりにも美しすぎた。こんな一瞬を見るために旅行しているのではないかとさえ思う。

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トロッコに乗って炭鉱内部にも入った。こういう所あるあるなのだが、人形が不気味だった。

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侯硐を一通り見終え、駅に戻った。平渓線の旅はこれにておしまい。ほとんど一日がかりで平渓線を満喫した。

台北に戻る頃にはすっかり暗くなっていた。小腹がすいていたので台湾といえばのかき氷を食べに行くことにした。小時侯冰菓室というお店。可愛い店内で可愛い苺と練乳のかき氷を食べた。

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一旦ホテルに戻り休憩してから夕飯を食べに外に出た。疲れていたので近場で魯肉飯を食べた。台湾の食べ物はなんでも美味しい。

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すぐに寝た。

 

3日目

この日は台北市内をふらふらすることにした。朝ごはんでも食べようと目当てのお店に行ったのだが土曜日だということもあってめちゃくちゃ並んでいた。雨も降っていたし並ぶ時間がもったいないのでここでの朝食は諦めた。前回食べることができなかった胡椒餅を食べようと龍山寺駅に行った。細い路地にあるお店だが混んでいた。遠巻きに写真を撮っていたらもっと近くまで来て撮れと手招きされた。

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外はカリカリで中にはお肉がぎっしりと詰まっていて美味しかった。

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胡椒餅を食べ終え、とりあえず台北駅に戻ることにした。駅弁売り場に行くと昨日とは違う種類のお弁当が売られていた。思わず買ってしまった。松山文創園区というところにお弁当が食べれそうな場所があったのを思い出し、電車に乗って移動した。ここが松山文創園区というところだ。

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 とりあえず屋根付きのベンチでお弁当を食べた。

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昨日と弁当箱の形が変わっただけではないかと見えるが、そんなことはない。お肉の種類が違うし下に湯葉がある。白菜もいる。全体的にボリュームが増していた。美味しかった。

お弁当は食べた松山文創園区は、タバコ工場をリノベーションして作られたとてもお洒落なカルチャースポットなのだ。この日は倉庫を利用してクリエイターズマーケットが開かれていた。

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シンガーソングライターのような人が弾き語りをしていた。

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そして別の倉庫ではアートの展示も行われていた。

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展示スペースの敷居が可愛い洋服たちでときめいた。

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まさかこんなにも色々なものが開催されてるとは知らずに思わず松山文創園区を満喫した。トイレの壁に描かれていた絵も可愛かった。

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 次は初日にも訪れた中山エリアに行った。適当にふらふらして雑貨屋などを見て回った。前回に引き続きLOOPY!にも行った。相変わらず素敵なお店だった。

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偶然入った古着屋で七尾旅人とやけのはらの「Rollin'Rollin'」が流れていた。台湾にいる間、たくさんのJPOPを耳にした。駅の地下道では星野源が、スーパーではPerfumeが流れていた。

赤峰街には1年半前と同じイラストが壁に描かれていた。時間が経ってもそこにあるというだけでなぜだか安心する。

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中山駅周辺を散策し終え、次に向かったのは迪化街だ。ここは本来は問屋街なのだが、最近はそこをリノベーションして新たなおしゃれスポットになっている。

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この迪化街で行きたかったお店がある。それは「1920s」という書店だ。

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あらゆる文化が華咲いた1920年代にまつわる本が売られている。ここで台湾の妖怪の本を購入した。

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あとは台北の建築物マップと日本統治時代の台北の地図も買った。色々買ったからかはわからないが、店員が小さい手帳のような冊子をくれた。

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中には1ページごとにイラストが描かれていた。恐らく台湾の個人書店が紹介さえているのではないかと思う。

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すっかり夜になったので台湾最後の夕飯を食べることにした。常青餃子館というお店に行った。大きい大きい餃子を食べた。かじりつくと肉汁があふれてきて最高に美味しかった。

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夕飯を食べ終え、お土産を買うために近くのスーパーへ行った。行く途中の路地。この写真、実は奥で欧米人カップルがめちゃくちゃキスしているのだ。

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スーパーでお土産などを買い、ホテルに戻った。最終日は朝の便で帰るため、ホテルを早朝の3時半に出なければならなかったので寝るか迷ったが数時間だけ寝ることにした。その前に夜食として外で買ってきた知高飯を食べた。

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角煮がご飯の上に乗った最高としか言いようがない食べ物だ。

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少しだけ寝た。

 

4日目

早朝の便で日本に帰ってきた。帰りは成田まで2時間45分だった。実家に帰るより近いではないか。帰宅してお土産を並べた。様々なメーカーのパイナップルケーキを大量に買った。

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今回の台湾旅行はローカル線に乗るという目標が達成できたので満足だった。恐らくまた近いうちに台湾に行こうと思う。すっかり台湾が大好きな人になってしまった。

前回の台湾旅行はこちら。

miwa0524.hatenablog.com

 

1週間の前半のこと 12月5日〜12月7日

月曜日

いつも通り授業を受けてからバイト。とてもとても暇だった。一緒にシフトに入っていた人がみんな地方出身者だったので各都道府県の名産品の話をした。山形出身の人が、さくらんぼの認知度ってどのくらいですか?と聞いてきた。山形がさくらんぼの産地として有名かどうかといった意味だと思っていたら、さくらんぼそのものの認知度を聞いていたらしくて面白かった。さくらんぼはドラゴンフルーツ的扱いではない。茨城出身の人は納豆が名産だと真っ先に言った。納豆にアイデンティティを感じているかと聞くと、まったくないと答えた。たしかに僕もりんごやそばにそれほどの愛着はない。


そういえば、ロロの三浦さんが一週間ほど前からブログを始めていた。

francepan.hatenablog.com

書かれていた内容が自分の地元の松本のことだったのでなぜだかどきどきした。松本市民芸術館は小中高とあらゆる行事でお世話になったし、地元で演劇を観るといえばここだった。串田さんが館長ということもあってか有名な舞台がよくきていた。高3の時に野田秀樹のお芝居を実験劇場で観た時の衝撃は忘れられない。最近では、乃木坂46『ハルジオンが咲く頃』のMVもここで撮影されていた。

www.youtube.com

 

三浦さんが銭湯の「瑞祥」に行ったと書いていた。個人的な話なのだが、この「瑞祥」は高校時代のあらゆる思い出が集約していると言っても過言ではない。仲の良い友達たちとなにかといえば瑞祥に行った。球技大会が終わった後は必ず行っていたような気がする。早々と負けて、もはや瑞祥に行くことが目的となっていた。そしてそこではほんとうにくだらないようなエピソードがたくさん生まれた。そのくだらなさが、思い返せば思い返すほど愛おしいものに今ではなっている。三浦さんがロロで『あなたがいなかったころの物語と、いなくなってからの物語』を上演した時に、「記憶は場所にあるのではないか」みたいなことを言っていた。いささか強引ではあるが、まさに僕たちの記憶は瑞祥にあるのではないかと思ったりした。

 

火曜日

大学に行ってからバイト。夜はずっと楽しみにしていたくりぃむしちゅーのオールナイトニッポン。半年前に復活した時ほどの喜びはないけれど、相変わらず面白かった。おきまりのフレーズの連発に大いに笑った。お笑いのラジオほど連続性のあるものはないのではないかと思う。悪く言えば内輪ウケになってしまっているわけだが。次はいつ復活するかわからないけれど、とりあえずはくりぃむしちゅーのトークライブに行きたい。いま思えば2回目のライブに当選したのは奇跡のようだった。


水曜日

朝起きてアマゾンプライムで『ドキュメンタル』を観てから大学に行く。阿部和重シンセミア』の上巻を読み終わり、早く続きが読みたかったので授業と授業の間に大学近くの本屋で下巻を買った。

帰宅して、明日からの台湾旅行の準備をした。暖かいらしいので服装に悩む。台湾に着いてからの計画をほとんどしていないから不安だ。とりあえず台北から平渓線というローカル線に乗ることだけ決めた。帰ってきたらまた旅行記を書きます。