記録

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小豆島・直島・男木島旅行記 2月15日~2月21日

 月曜日

 旅行初日。香川に飛行機で向かうため朝4時に起きて始発で成田へ。始発独特のどんよりした電車の車内も旅行に行く高揚感が打ち消してくれた。初めてLCCのジェットスターを利用した。国内の移動だったら十分過ぎる。片道4000円という安さ。なにより移動時間が短いので到着してからも時間がたっぷりある。朝8時の飛行機で成田を出発して1時間30分後の9時30分には高松空港に着いた。バスで高松市内まで移動してホテルに荷物を預けてから早速うどんを食べに行く。さか枝というお店のうどん。

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 香川では当たり前らしいセルフスタイルに戸惑った。まずうどんの種類と食べたい天ぷらの個数をカウンターで伝えてその場で会計。器に入ったうどんの玉を渡されて自分でお湯にいれて温め、つゆをタンクから注ぐ。最後に好きな天ぷらをお皿にとる。天ぷらは一律90円なのでどれを選んでもOK。なんとなくお得な気分。うどんはさすが本場の味で美味しかった。今、僕は、香川でうどんを食べている!なんて考えながらすすった。

 ものの数分でうどんを食べ終わって高松港へ。フェリーで小豆島に向かう。瀬戸内の気候はこの季節でも温暖だろうと思っていた僕が間違いだった。とにかく寒い。空は今にも雨が降りそうだった。とりあえずバスでオリーブ園に行く。オリーブ園に着いた途端に雨が降ってきた。案内所に逃げ込んで小雨になってきたあたりでオリーブ園を散策。

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 風車もどんよりとした空の下で寒々しい。どう考えても夏に来るべきだった。

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 一瞬の晴れ間にもオリーブは季節がらか青々としていないのであまり映えない。

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 石に刻まれたオリーブ園のオリーブという自己主張の強さ。きっとここのオリーブ達はオリーブ園で育ったことを誇りに思って出荷されていくのだろう。

 オリーブ園を散策し終えた頃にまたもや雨が降ってくる。次第に雨はあられに変わって観光どころではなくなった。はやくも帰りたくなり小豆島をほとんど満喫しないままバスで港まで戻りフェリーで高松港へ帰った。帰りのフェリーからは夕焼けが綺麗だった。

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 高松に到着し夕飯を食べに繁華街へ。香川がうどんの次のソウルフードとしてごり押ししている骨付き鶏を食べた。

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スパイシーで美味しく大きいので満足感があった。

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とりめしも食べた。ホテルに戻り天気に恵まれなかった1日目が終わった。

 

 火曜日

 旅行2日目。この日は晴れ。朝8時のフェリーで直島に行く。正直なところ僕は直島に不信感を持ちまくっていた。みんながこぞって行くおしゃれスポットと化した島だからである。いったい何度あの草間彌生の黄色の南瓜の前で撮ったはしゃいだ人たちの写真を目にしたことだろうか。大学生たちの思い出アイコンとして消費されるこの島に行く自分が恥ずかしくもあったがやはり行ってみたい気持ちには勝てなかった。そしてこの様である。

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 いざこれを前にしたら写真を撮りまくっていた。島には他にも点々とアートがあった。

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 島内にあるベネッセミュージアム地中美術館も思っていたよりもよくて直島に頭が上がらなくなった。特に地中美術館の自然光の取り入れ方に感動してしまった。これはみなさん訪れるわけですね。

 時間がお昼頃にさしかかったので昼食を食べにこれまたおしゃれな古民家を利用したごはん屋さんに入る。

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 他人の家感あふれる内装。

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 たこめしの定食を食べた。どれも島のものを使っているらしく優しい味で美味しかった。

 お腹も満たされたので家プロジェクトなる名前のいくつかの作品を見て回った。歩いて散策しながら見て回るのはどれも楽しかった。明らかにシーズンではないのであまり人がいなかったのも良かった。直島を満喫し終えてフェリーで高松に戻った。

市内でお土産を買ったりして夕飯を食べた。もちろん、うどんである。

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1日のほとんどを直島で過ごして2日目が終わった。

 

 水曜日

 旅行最終日。この日は朝8時のフェリーで男木島へ。男木島に上陸してまず出会ったのがこの犬。

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 周りに飼い主も居らずうろうろしていた。島内に入っていこうとすると一定の距離を保って後ろからついてきてめちゃくちゃ可愛かった。

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 島の上にある神社まで歩いた。上からは港と集落が見渡せた。ここから下るようにして集落の中を散策した。

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 この島は岡山の尾道に匹敵する坂と海の土地であった。いやむしろ尾道を超えてすらいるような気もした。観光客は平日ということもあってか僕しかいなかったわけなんだけどなにかきっかけがあれば爆発的に観光客の増える島であると思う。

 そしてついに出会った。

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 猫である。この島は通称、猫島と呼ばれているのだ。それほど島の中には猫がたくさんいる。ここからは撮りまくった猫たちの写真をひたすら貼っていきます。

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群れる猫たち。

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それぞれのポジションにつく猫たち。

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屋根の下で綺麗に並ぶ猫たち。

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海と猫たち。

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 ひたすらに可愛い。

そろそろ帰ろうと港に戻っていたら家と家の間に置物のように猫がいた。

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本当にどこにでもいる。最初に着いた時にはいなかった猫が港にいた。

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影のように黒い猫2匹。そしていつの間にかいなくなっていたあの犬が見送りをするように現れた。

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 このたたずまいがたまらない。猫と犬に別れを告げ男木島をあとにした。

 高松に戻ってきて最後のうどんを食べに行く。

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食べ終わったらバスで高松空港に向かった。

搭乗までの待ち時間でオリーブサイダーを飲んだ。

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 飛行機に乗り無事成田に到着し旅行が終わった。もし今度香川に行くとしたら季節を選んで行こうと思った旅行でした。

 

 木金土日は省きます。