記録

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2024年4月27日〜4月28日

4月27日(土)

朝起きて、栞日で開催されるmonthly writing clubへの参加を泣く泣くキャンセルするメールを送った。1ヶ月を振り返った文章を書いて参加者で読み合うという企画で、これまでも参加してみたかったが知らない人と会うことに勇気が出ず申し込めなかったのだが、人との交流の無さが限界まで来たため、月初に「えいやっ」と申し込んだのだった。しかし、締切までに文章が書けず参加辞退メールを送るに至った。目の前の誰かに読まれると思うと書いては消して書いては消してを繰り返してしまうし、やはり複数人の人と話すことを想像すると緊張してしまい書き進めることができなかった。

午後からはてなブログ友達のmudaさんと水っぽい星さんが東京から松本に遊びに来てくれることになっていたので11時頃に駅前のサイゼリヤへ行き時間を潰していた。13時ごろに2人が到着し、駅前で待ち合わせた。いつも見慣れた景色の中にインターネットを介して知り合った友人がいることに感動したし会いに来てくれたことが嬉しかった。さっきまであそこのサイゼにいたんですよと駅前から見えるビルの7階を指差すと、水星さんが「あれは良いサイゼですね」と言っていた。とりあえずお昼を食べに行くことに。事前に行きたいお店をいくつかピックアップしてもらっていたのでその中から「おきな堂」へ行くことにした。自分の住んでいる街を案内するという一大任務があるため、自分の思う「良い道」を歩きながら目的地へ。満席だったため記名をして、中町通り、なわて通りなどを歩いて時間を潰した。mudaさんにサイゼでなにか食べたんですか?と聞かれたので「この後お昼食べる約束してるのに食べるわけないじゃないですか!ドリンクバーだけですよ」と食い気味に答えたのだが本当はお昼時のサイゼという空間に耐えられずカルボナーラを食べてしまっていた。わたしも皆さんと同じように「空腹」を共有していますよということにしておきたかったのだ。まだ呼ばれないようなのでベンチに座って時間を潰した。事前に教えてもらっていたお昼に行きたいお店リストがとても良いセレクトで、その中のいくつかを平野紗季子もどこかで紹介していたことを思い出し、平野紗季子はどこにでも唾をつけているななどと話をした。そんな話をしている間に呼び出しの電話が来たのでお店へ戻った。戻る道中、「この道ここに出るんだ」とmudaさんがつぶやいたので「霜降りのM-1優勝した時の漫才じゃないですか」と言ったら2人にちゃんと伝わって嬉しかった。お笑い基礎教養が同じだと楽しい。お店では2階に通され、自分とmudaさんはオムライスとハヤシライスとチキンカツが乗ったボルガライスを注文し、水星さんはメンチカツを注文した。待っている間に、『虎に翼』が素晴らしすぎるという話などをした。それにしても本当に『虎に翼』は面白い。テーマの描き方はもちろんだしなによりそれが一番重要なのだが、シンプルにドラマの組み立て方と魅せ方が上手い。毎朝こんな素晴らしいものが放送されている事実が嬉しい。先にメンチカツが運ばれてきて、次にボルガライスが来た。みんなで美味しい美味しいと言いながら食べた。

お昼を食べてから松本城へ向かった。GW初日だがいつもより空いているようだった。2人とも松本城に感動しているようで松本市民としては我が城のような心持ちでいるので嬉しかった。3人で松本城を背景に写真を撮った。水星さんが通りかかった人にサッと「写真撮ってもらってもいいですか?」と声をかけていて頼もしかった。自分だったら誰に声をかけるべきか迷ってしまい無駄な数分が生まれてしまう。松本城から歩いて「菓子 壱」へ行った。チーズケーキやプリンが売り切れてしまっていたので聞いたことのない焼き菓子を持ち帰りで買った。お会計をして店を出ようとした時に、自分のトートを見て「ロイホだ!」と店員さんが反応した。今日は平野紗季子とPOPEYEが作ったロイホトートを持って出かけていたのだ。今日は変に平野紗季子めいている。再び街の中を案内しながら歩いた。途中、小松パンに寄った際にピーナッツバターを水星さんが店員さんに「どのくらい日持ちしますか?」と聞いたら「人によります」と答えられたらしくコミュニケーションの齟齬が起きていた。店員さんは食べ方を聞かれたと思ったらしい。「藤むら」の前を通りかかった際に、ここのレーズンバターサンドが美味しいんだ!と2人に無理やり買わせた。個人的にはマルセイのバターサンドより好きだ。開運堂にも行き、ロボットが作ってくれるアイスも食べた。開運堂のロボットアイスは毎日日替わりなのだがこの日はスイートミルク味で「なーんだ普通の味じゃないか」とがっかりした。もっと美味しそうで珍しい味があるのにと不満を漏らしていたら、mudaさんがバニラのアイスが一番好きですと言っていたので、それなら今日がたまたまバニラに近い味の日でよかったと思った。水星さんはミルク味のアイスが食べれないということだったので申し訳なかった。

日替わりアイス

さらに歩いていつも自分が行くお気に入りの場所、市民芸術館の屋上へ行った。市民芸術館のロビーに人がたくさん集まっていて入場していくので、なにがあるんだろうと眺めていたが今日の公演のポスターやチラシが見当たらず検討もつかなかったのだが、水星さんが「人がたくさん集まっている時は大体リトグリのライブ」と言っていて、そんな適当な〜などと思っているとライブTシャツにリトグリの表記があり、本当にリトグリのライブで笑った。そんなこんながありエレベーターで屋上へ行くと、相変わらず誰もいなかった。食べて欲しかったマサムラのベビーシュークリームを買い忘れたことを後悔したが、先ほど買ったお菓子たちを広げてみんなで食べた。晴れた日の暑くもなく寒くもない屋上はとても気持ち良かった。EMCはどうなってしまったんだ、ハイツ友の会の解散が信じられないなどの話をした。(この数日後、EMC江本さんのインスタが数年振りに更新されて歓喜した。生きていてよかった…)

しばし屋上で過ごし、すぐ近くの栞日でお茶をした。日記を書くことや文フリの話などをした。もう夕方近くになり、2人の帰る時間も迫っていたため駅まで歩き、お土産を一緒に見た。おやきだったらここのが美味しいですよとか、お菓子だったらこれですよなど口をたくさん出し、駅の上にもお土産売り場あるんですよと連れ回した。久しぶりに人と会ったこともあり別れるのが寂しかったが、もう暗くなり始めていたので次は泊まりで来てくれることを約束して2人は車で帰っていった。夜の24時前に無事東京に着いたのと連絡があり、安心した。

そういえばやけに今日は平野紗季子めいていたことを思い出し、「平野紗季子 松本」で検索するとブルータスの記事が出てきた。今日自分たちが巡った場所と酷似していて、すべては平野紗季子の後追いでしかないのだと肩を落とした。

brutus.jp

mudaさんと水星さんのブログはこちら。

muda-muda.hatenablog.com

qsuitou.hatenablog.com

 

4月28日(日)

朝から電車に乗り、「K-PROライブ」を観るために長野へ行った。東京で何度も行っていたケープロのライブを長野県で観れる日が来るなんて感激だ。この日はとても暑く、汗をだらだらかきながら長野駅から会場の北野文芸座まで歩いた。長野へはほとんど行かないので駅から善光寺などの中心エリアへの遠さにへとへとになった。会場に着くとケープロの児島さんがポメラニアンを抱えながら入場の案内をしていた。

このメンバーを地元で見れるなんて…

座席は自由なので前の方に座った。8割ほど埋まり、MCでまんじゅう大帝国とママタルトが登場しライブが始まった。ママタルトが出てきた瞬間に思わず顔がほころんでしまい、「スターだ…」と思った。2人が目の前にいるだけで自然とにこにこしてしまう。ファイヤーサンダーから始まり、ウエストランドで終わる順番で2周し、各コンビ2本ずつネタを見れた。3日前にウエストランド河本さんが例の事件を起こしたばかりだったので神妙な顔をしていたが会場の人はみんな笑っていた。ママタルトとジグザクジギーにたくさん笑い、春とヒコーキはバキ童チャンネルを欠かさず見ているので「ユーチューバーの人だあ」と思った。久しぶりのお笑いライブを2時間堪能し、満足して会場を出た。

身長を比べる2人

ちょうど、檜原さんとぐんぴぃが2人でご飯を食べに歩いているのを見かけ、一緒に写真を撮ってもらいたい…と思ったがもちろん声をかける勇気などなかった。せっかく長野まで来たのだからと善光寺まで歩きお参りをした。参道で後輩を引き連れた井口さん御一行とすれ違った。帰りの電車まで時間があったので「いむらや」でかた焼きそばを食べた。

焼売2個乗せ

焼売をトッピングできるとのことだったので2個乗せてもらった。これでもかと具材が乗ったかた焼きそばは甘めで好みが分かれる味ではあったが自分は好きだった。まだ時間があったので商店街を少し歩いた。映画館の相生座を見つけ、昔ここで『ロードオブザリング』を観たことを思い出した。映画館と映画は記憶の中で結びついていることが多い。電車の時間が来たので特急しなのに乗り、松本へ帰ってきた。