記録

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2024年3月1日

3月1日(金)

すっかり日記をさぼってしまった。義務ではないのでこれからもマイペースに書いていく。

昨日の夜降り続いていた雨が今朝には雪になりいつの間にか積もっていた。夜更けすぎに雪に変わったようだった。過去形の山下達郎だ。柴田聡子『Your Favorite Things』を聴きながら仕事へ。先日リリースされてからほとんどの時間このアルバムを聴いている。2024年が始まってまだ3ヶ月だが今年ベスト確定だ。アルバム中盤の「side step」から「Your Favorite Things」までの一連があまりにも好きだ。特にその中でも「Reebok」が素晴らしい。

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通勤中、前を歩いている人が雪の上をやけに慎重に歩いているので僕の中のママタルトひわちゃんが「スノーブーツ履いてるなら誰かの足跡の上を歩くんじゃなくて雪を踏み締めて新たな道を開拓してくれよな〜」と言っていた。

19時頃に仕事が終わり、『THE SIGN PODCAST』の『夜明けのすべて』回を聴きながら帰った。

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三宅唱『夜明けのすべて』は公開翌日に観に行ったが本当に素晴らしく、ここ数年で1番好きな映画になった。様々なレイヤーで考え込まれて丁寧に作られている。脚本の素晴らしさはもちろんのこと(生理、プラネタリウム、星、自転車、反対向きのヘルメット、逆さの手帳など円環や周期のモチーフ)、撮影や照明といった映画としての魅力(自転車に乗る松村北斗への光!ベランダに立つ上白石萌音への光!事務所の明かり!)にすっかり感動してしまった。撮影に関しては月永雄太氏のコダックのインタビューが詳細に語られていて良かった。

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きっと誰が観てもこの映画に心震わされると思うが、なにより自身もしくは身近にメンタルが不安定な人がいたことがある人はより大きく心が動いたと思う。三宅唱監督作では『ケイコ 目を澄ませて』も『きみの鳥はうたえる』も大好きだし素晴らしいが、俳優陣含めより大衆に開けているという意味でもこの作品はやはり特別だ。あの素晴らしいエンドロールでボールがこちらに転がってくるのは演出なのだろうか。

この構図の素晴らしさよ!

夜は『不適切にもほどがある!』6話を観た。これまではどこか惰性で観ていたが先週の5話から物語の全容が見えてグッと面白くなった。全体として粗い部分はたしかにあるが、フィクションの登場人物の発言をそのまま作者の意見として受け取るSNSの人たちにはぐったりしてしまう。

明日東京へ出かけるため準備をして早めに寝た。