記録

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足跡姫で泣いたことなど 1月23日〜1月29日

月曜日 

なんの気の迷いかインターンの面接を受けた。いや、正直なことを言うと就活への焦りなのかもしれない。バリバリ就活してます!って言うのがなんだか恥ずかしいのだ。とにかく初めて面接を受けた。4人の集団面接で僕以外全員女の人。まず自己紹介をどうぞという流れだったのだがみんながみんな、自己紹介の中に成功と挫折を織り込んでくる。これが就活なのかと圧倒されると同時にこんなの僕には無理だという諦めを感じた。学生時代に頑張ったことも聞かれたのだが、そこでもみなさんはなにかしら挫折し後に成功している。大学生活ってそんなに挫折の連続なのか。エンタメ系の企業だったので、あらゆるカルチャーに触れてきました的なことを話すしかなかった。もちろんそこには挫折も成功もない。案の定、採用担当の人の反応は悪い。向こうはこちらのチャレンジして壁にぶつかった経験を求めているのだ。なにも頑張ってこなかった人にはそんなものない。他の人は、この仕事でみんなに夢を与えたいなどど熱く語っていて途端に冷めてしまった。

 

火曜日

あさくさ劇亭でナカゴー『ベネディクトたち』を観た。もうめちゃくちゃ面白かった。何度も再演を重ねているナカゴーの代表作だけある。ふとした瞬間に私たちはいったい何を見せられているのかと我に帰るも、その声量と言葉の羅列に強引に劇中に引っ張り込まれる。そしていつの間にかずっと笑っている自分がいる。それにしてもナカゴーの劇場選びのセンスはなんなんだろう。

 

水曜日

14時から23時という地獄の長さのようなバイト。しかもずっと忙しかった。

 

木曜日

芸劇でNODA・MAP『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』を観た。副題の時代錯誤冬幽霊が、ときあやまってふゆのゆうれい、という野田秀樹らしい読み方をする。今作は前々から中村勘三郎へのオマージュであると言われていたわけだがそれ以上に、演劇や舞台そのものに対する愛のようなものを感じた。恥ずかしながらラストシーンで、鼻水を垂らしながら号泣してしまった。舞台を観て自然に涙が出てきたのは初めてかもしれない。形を残すことのない肉体芸術への想いをストレートに美しく表現したあの瞬間を僕は忘れないだろう。思わずパンフレットを買ってしまった。冒頭の野田秀樹の文がめちゃくちゃ良かった。それにしても舞台の宮沢りえはなんであんなに綺麗で魅力に溢れているのだろう。

 

金曜日

『テアトロコントvol.15』を観に行った。今回は演劇からナカゴー、ミズタニー、お笑いからさらば青春の光、ザ・ギースが出演した。ここ最近のテアトロコントの中で1番面白かったのではないだろうか。全体のバランスが良く、グルーヴ感のようなものがあった。ナカゴー、さらば青春の光が円山町という場所に適したような下品なネタを披露していて最高だった。その後のミズタニーが4組の中で1番ウケていた。登場人物全員が漫画風の話し方とアクションをするのだが、それだけの面白さではなく、反復の多用だったり劇中劇のような入れ子にもなっていて意外にもシステマティックでしっかりとした構造だった。主人公2人の学生が藤子不二雄に憧れて電車で会いに行くという冒頭がなにより素晴らしい。最後のザ・ギースは、それまでの3組の下品さや異様さを吹き飛ばすようなミュージカルネタをやり拍手が起こる大団円を迎えた。金曜の夜の渋谷のうっとおしさもこんなに面白いものを観たあとではなにも気にならなかった。

江本祐介「ライトブルー」のMVが公開されていた。

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この曲の7インチは去年の夏に買い聴きまくっていたのだが、今回公開されたMVもめちゃくちゃ良い。いわき総合高校の子たちが出演している。この高校でロロの三浦さんが演出した『魔法』を観に行かなかったことを今でも後悔している。来月にパルテノン多摩で行われるロロとEMCのライブにもこの子たちが出演するらしい。チケットはばっちり確保してあるので今から楽しみだ。

 

土曜日

レポートをやっていた。

 

日曜日

この日もレポートをやっていた。終わる気がしない。柴崎友香や岸政彦の小説が発売しているというのにまだ読むことができないのが辛い。早くレポートを終わらせたい。

たくさんお芝居を観たことなど 1月16日~1月22日

月曜日

大学に行って、夜はこまばアゴラ劇場で木ノ下歌舞伎の『隅田川』『娘道成寺』を観た。どちらもコンテンポラリーダンスでいつもの演劇的な木ノ下歌舞伎とは違ったので少々戸惑った。正直なところ眠気にも襲われてしまった。どちらかといえば『娘道成寺』の方が見ていて苦痛ではなかった。そして木ノ下歌舞伎のアフタートークはやっぱり面白い。木ノ下さんのテンポの良い話し方は何時間でも聞いていられる。東京オリンピックが近いので歌舞伎が安易な日本的なものとして利用されるのではないかと危惧されていた。あとは最近多い日本のすごさを紹介したテレビ番組の嫌悪感についてなど共感するところが多かった。ああいう番組って誰が喜んで見てるんだろう。木ノ下歌舞伎の次回公演は、四谷怪談を再演するようなので今から楽しみだ。ゼミの教授と同じ回を観ていたので帰りは途中まで一緒に帰った。帰宅してからはひたすらレポートをやった。

 

火曜日

大学に行ってからバイト。帰宅してからは締め切り間近のレポートをやった。レポートのために久しぶりにマリオ・バルガス=リョサの『悪い娘の悪戯』を読み返していたのだがやはりとんでもなく面白い。ファム・ファタールものとして完璧だ。堅そうな装丁とは裏腹にほんとに面白いので騙されたと思って読んでほしい。

悪い娘の悪戯

悪い娘の悪戯

 

 

水曜日

大学に行ってから、夜は内幸町ホールで第8回くりぃむしちゅーのチャリティートークライブ。毎月開催してるからもう話すことがないと嘆いていた。しかし、「ババア エジプト」や「さき行ってかんな!」というワードが出ただけで会場は大爆笑。それに上田が「古典落語か!」と突っ込んでまた大爆笑。2時間のフリートークでずっと笑っていられるなんて奇跡みたいだ。最後は毎度のごとく募金して、お2人と握手をして帰ってきた。

 

木曜日

大学で授業を受け、その後は髪を切りに行った。夜は池袋のシアターKASSAIでジエン社の『夜組』を観た。深夜ラジオを中心にして描かれる、そこにいるのかいないのかわからない人たちの物語。傑作だった。物語の筋を追おうとすると恐らく理解することが困難なのかもしれない。それはジエン社が「同時多発会話」を異なる空間にいる人たちとの間で行うからだ。まさにラジオの音が混線するようである。しかし、バラバラな空間と会話の中心に確かにあるのは深夜ラジオであり、それが切実な祈りのようにみえた。

僕も日常の中にラジオを聴く習慣がある。ラジオを聴くときは必ず1人だ。歩きながら聴いているときは思わずニヤついてしまうことがある。時々、イヤフォンをしながら笑いをこらえている人を見かける。もし僕がラジオを聴かない人だったらその人を気持ち悪い人として見てしまうかもしれない。しかし、同じようなことを自分もしているのでまったく変に思わない。さらには、すれ違った人が同じラジオ番組を聴いているのかもしれないと思ったりもする。

ラジオといえば、ハイバイの岩井さんがかなり前のブログにくりぃむしちゅーのANNが好きで演劇にしてみたいとか書いていた気がする。あと、ロロのいつ高『校舎、ナイトクルージング』でもラジオが扱われていたし意外と演劇とラジオの組み合わせを見かける。どちらも見えないものを想像させる力を持っているからだろうか。

 

金曜日

大隈講堂で地点の『ロミオとジュリエット』を観た。徹底的に解体されたロミオとジュリエットだった。空間現代の音楽もかっこよくて圧倒的なものを観せつけられた。しかし、どう面白がればいいのかいまいちわからなかった。僕には理解する力がない。解体といった意味では、先月観たマームとジプシーのロミオとジュリエットの方が好みだ。帰宅して今更ながら坂元裕二脚本の『カルテット』を観た。セリフ回しが完全に演劇のそれでめちゃくちゃ面白かった。毎週火曜日が楽しみでしかたなくなった。

 

土曜日

あらゆるところで良い評判を聞いていた『夫のちんぽが入らない』を読んだ。

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

 

 もう本当に素晴らしくて多くの人に読まれて欲しいと切実に思った。

 

日曜日

レポートをやって一日を過ごした。ほんとにどうでもいいことなのだけど、セブンで買った黒みつきなこもちアイスがめちゃくちゃ美味しかった。

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冬に食べるアイスは最高なのでおすすめです。

 

フォークバンケットのことなど 1月9日〜1月15日

月曜日

世間では成人の日らしい。もう22歳なので関係ない。普段祝日でも休みにならない大学が休講になるのだけはありがたい。家でごろごろしてから夕方からバイト。包丁で指を深めに切ってしまい血が止まらなくなった。

 

火曜日

今年初めての大学。なんて大学生はお気楽な身分なのだろうか。講義を受けてからこの日もバイト。とても暇だったのだが閉店の1時間前に10人の団体が来て突然忙しくなった。喫茶店に団体で来ようとする発想をどうにかしてほしい。バラバラでもいいからと全員が席に着き大騒ぎしていた。

 

水曜日

大学の授業で女性の労働という観点から宮崎駿の『魔女の宅急便』を観た。何度も観ている作品だが改めて観ると、オープニングからタイトルが出るまでの手際の良さに身震いしてしまった。画面の中の豊かさが半端ないのだ。

 

木曜日

大学に行ってから課題をやっていた。

 

金曜日

この日も課題。

 

土曜日

高円寺の小杉湯で開かれた江本祐介と原田行晃によるフォークバンケットに行った。自宅から徒歩で行ける距離だったのでお昼を食べてからのんびりと会場に向かった。銭湯のぼんやりとした暖かさの中で聴く音楽は多幸感で溢れていた。

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2人とも本当に良い声をしている。特に江本さんの声がとても好きだ。 そして2人の「恋のトライアングル大作戦」はめちゃくちゃ名曲。

soundcloud.com

 

夜はゴッドタンを観た。この日の企画は「ネタギリッシュNIGHT」だった。全組面白かったのだけれどやはりかもめんたるは飛び抜けていた。そして劇団ひとりの審査コメントの正確さよ。キングオブコントの審査員に劇団ひとりを置いてもいいような気がする。

 

日曜日

この日も1日中課題をやっていた。座りすぎて腰が痛い。

年始と東京に戻ってきてからのこと 1月2日〜1月8日

月曜日

お正月なのでだらだらしていた。いや、いつもだらだらしているから普段の生活と変わらないのだが実家なので更にそれに拍車がかかる。夜はNHKの『新春TV放談2017』を観た。テレ東の佐久間さんの発言がすべて的を射ていて素晴らしかった。忙しいはずなのにかなりの数のテレビ番組を追いかけていることが言葉の端々からうかがえた。さらに演劇にも足を運んでいるのでもう信頼できる大人の代表例だ。『新春TV放談』の後はテレ東の『キングちゃん』を観る。スペシャル扱いだが実質今回が最終回だった。2017年始まったばかりだが、もう今年はこれ以上笑わないんじゃないかというほど笑った。こんなに面白い番組が終わってしまうなんて信じられない。しかも今回は大好きな企画の「ノブ嘆かせ王」と「又吉プロデュース王」の二本立て。「ノブ嘆かせ王」は千鳥ノブの良い所が惜しみなく発揮されて本当に面白い。前から思っているのだが、千鳥はラジオ番組をやれば確実にはねるのではないかと思う。「又吉プロデュース王」も大笑いした。番組の制作側が芸人に対して愛があるのが伝わってくる。

 

火曜日

家族で近場にドライブに行った。安曇野穂高のあたりを車で回った。めちゃくちゃ久しぶりに大王わさび農場に行った。祖母の家がそこそこ近かったので小さい頃にしょっちゅう来ていたが今回は数年振りだった。なにも変わらずそこには川が流れわさびが植えられていた。

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わさびコロッケを食べて家に帰った。

夜は『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」を観る。もはやお正月の定番となりつつある。今回も面白かった。特にロバート秋山とハライチが良かった。ロロの望月綾乃さんと篠崎大悟さんも出ていてさすが佐久間プロデューサーという気持ちになった。ますます武道館ライブが楽しみだ。

 

水曜日

姉が東京に戻るので荷物持ちのために駅まで見送りをした。そのあとは帰宅して課題をやったりだらだらして一日が終わった。もうこの時点で東京に戻りたくてしかたなかった。

 

木曜日

お昼ぐらいのバスで実家から東京に戻ってきた。東京の自分の家が一番落ち着く。

 

金曜日

しもきた空間リバティで『K-PRO新春ネタ祭り』を見た。今年初のお笑いライブ。出演者がめちゃくちゃ豪華だった。まんじゅう大帝国、ランジャタイ、Aマッソの流れが個人的には最高だった。巷で噂のまんじゅう大帝国を今回初めて生で見たのだが、素晴らしすぎて思わず身を乗り出してしまった。漫才のネタの着眼点もさることながら、リズムの良い言葉遣いと否定も肯定もない掛け合いが心地良い。まんじゅう大帝国の漫才をもっと見たくなった。どの芸人も面白かったのだが結局一番笑ったのは、POISON GIRL BANDだ。冗談抜きでいま一番面白い漫才をやっていると思う。

 

土曜日

夕方からバイトだった。

 

日曜日

石山さやか『サザンウィンドウ・サザンドア』を読んだ。

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

 

 団地が舞台のオムニバス短編集。どこかで見たことあるようなエピソードばかりなのだがむしろそれが良かったりする。個人的には第六話の「夜を歩く」好きだった。

年末からお正月のこと 12月26日〜1月1日

月曜日

お昼頃に『ローグ・ワン』を観に行った。哀しい物語ではあるんだけれど、今作によってスターウォーズシリーズに奥行きが増した気がする。一貫して親子の話であり、希望の話でもあった。EP4につながる物理的な意味でのバトン渡しにもグッときてしまった。そしてこれを書いている今、レイア姫役のキャリー・フィッシャーはもうこの世にいないのだ。映画を観に行ったこの日はまだ生きていたわけでなんだか変な気分だ。

帰宅してNetflixで『最後の追跡』を観た。日本公開されていない作品。いやー面白かった。『ノーカントリー』を彷彿とさせた。

 

火曜日

実家の松本に帰省する。特急あずさが50周年らしく、電車の中にステッカーが貼ってあった。いいデザイン。

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家に着くと親は就職はどうするのかという話しかしない(主に父親)。そして地元に戻ってこいの一点張り。東京で1人で暮らしていくのは大変だの、こっちは自然が多くて良いなどのたまう。挙げ句の果てには、子供たちがみんな東京に暮らしていては俺たちが寂しいじゃないかと言い出す。僕は親の寂しさを埋め合わせるために生きているわけではない。しかし就活に関しては未確定のことが多すぎるので黙っていることしかできない。強がって言い返したところでなにも変わらない。もしかしたら来年の今頃は地元で就職が決まっているかもしれないし、なにも決まっていないかもしれない。

今月の早稲田文学に載っている岸政彦さんの文章が素晴らしかった。快楽をテーマに書かれていて、社会規範から遺脱すればするほどその快楽は尊いとされ「人間らしい」とされる風潮は大嫌いだと述べ、以下のように続ける。

私は断固として、日常を、この人生を生きようと決めたのだ。私のこのくだらない、意味のないこの人生の、かなり早い時期にはっきりと、私は自分の人生を生きると決めた。好きなことだけやって生きていく、誰にもこの人生を渡さないと決めたのだ。これほど激しい欲望が他にあるだろうか。私は子どものときにすでに、この欲望の虜になり、焼き尽くされた。私は「生きて」やろうと思ったのだ。そのためにおそらく、多くのものを手放し、あきらめることになるだろう。そこにはドラマもないし、興奮もないし、冒険もない。背徳も、遺脱も、快楽も、欲望もない。しかしそれこそが私の快楽の、欲望の、憧れのすべてだった。

 

水曜日

暇なので街の中をふらふらしようと外に出た。あまりの寒さにすぐに家に帰りたくなった。しかしせっかく外に出たのだからと本屋に行った。岸政彦さんが編集協力をしたatプラスを買った。

atプラス28

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 お昼を買いに「パンセ小松」へ行った。名物の牛乳パンを買った。昔ながらのレトロな袋。

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帰宅して食べたのだが挟まれているクリームの多さに気持ち悪くなってしまった。一口目だけ美味しい。

 

木曜日

午前中に眼科に行き、午後はずっと課題をやっていた。文字起こしというものを初めてやっているのだがこれは辛い作業だ。

夜はドキュメント72時間の傑作選を途中まで見る。人がそこにいて語っているだけで胸にきてしまう。記憶は場所にあると確信した。録画してあるのでその後乃木坂工事中に移る。乃木坂と欅坂を比べると圧倒的な乃木坂のバラエティー慣れに驚いた。欅坂の不慣れな感じが可愛い。こちらではTBSラジオが聴けないのだがこの日のおぎやはぎのメガネびいきでは矢作の結婚が発表されたらしい。12月29日木曜深夜の充実ぶり!さすが年末だ。

 

金曜日

この日は午前中に母親の実家に行って今年亡くなった祖母に線香をあげた。今年から社会人になったいとこと会った。テレビ番組の制作会社で働いているのだが仕事がつまらないと嘆いていた。午後は帰宅して課題の続きをやった。文字起こしの作業は無事に終わった。夜は家族で夕食を食べに行った。「かつ玄」というとんかつ屋さんへ。

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昔からよく行っているお店なのだが変わらず美味しい。この時期はカキフライもあってそのカキが大粒で最高なのだ。悩んだ末に結局ロースカツにしてしまったが。

深夜はずっと楽しみにしていた「クイズ正解は一年後」を見る。最初から最後まで笑いっぱなしだった。なんてくだらなくて面白いのだろうか。

 

土曜日

今年ももう終わりだ。自分にとってはなにも大きな変化のない年だった。相変わらずポップカルチャーによってなんとか生き延びることができた。お芝居もたくさん見れたしお笑いの劇場にも足を運ぶことができた。色々なところへ旅行に行けたのも楽しかった。ヒッチハイクなんかしてる人と比べたら僕の旅行には出会いも別れもないけれど、それでもいいのだと最近思い始めた。今年の旅行記はこちら。

miwa0524.hatenablog.com

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日曜日

2017年が始まった。雲ひとつなくてとても晴れていた。今年の抱負なんてものは特にないのだけれど、とにかく就活をなんとかしないととは思う。明るくてハキハキしていて万人受けする人には今さらなれないのでできる範囲で頑張ろう。

父方の祖父母の家に行った。おばあちゃん家あるあるの大量のごはんと今年も対峙した。食べろ食べろと催促するので食いしん坊キャラを演じて無心で胃に詰め込んだ。 

帰宅してNetflixで『ぼくらベアベアーズ』というアニメを見た。3匹が可愛いしお正月に丁度いいゆるさとブラックさ。移動する時はなぜか1匹の上に他の2匹が乗る。

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個人的には第4話の「屋台始めました」が面白かった。第8話の「ブリトーのぬくもり」はラストで感動。

amazonプライムで『高い城の男』も見始めた。まだ数話しか見れていないので今後どうなるか分からない。とにかくNetflixamazonプライムの二刀流は最強だ。



 

The OAやナカゴーなど 12月19日〜12月25日

月曜日

大学に行ってからバイト。相変わらず暇だった。

帰宅して『キングちゃん』の最終回を観た。なんと年始にスペシャルを放送するらしく今から楽しみでならない。しかも大好きだった又吉プロデュース王の続編だ。『ゴッドタン』のマジ歌もあるので年始はテレ東に期待。そういえば、武道館で行われるマジ歌ライブに当選した。これも楽しみだ

 

火曜日

社会学者の岸政彦さんが芥川賞にノミネートされていた。残念ながら小説は読めていないのだが、『断片的なものの社会学』を偏愛しているのでなんだか嬉しい。

大学のゼミでプレゼンをした。人前に出てしゃべるのが本当に苦手だ。就活が控えているというのにどうしたらいいものか。先日、阿部和重の『シンセミア』を読み終わったので神町トリロジー第2部『ピストルズ』を読み始めた。テンポ感が『シンセミア』とはまったく違うので読み終わるのに苦労しそうだ。

 

水曜日

大学へ行ってからバイト。この日は忙しかった。

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。今回は面白かった。やはりとろサーモンの久保田は売れるべきなのでは。

 

木曜日

大学へ行った。授業が終わってから、『ドント ブリーズ』を観に行った。話題になっているだけあって面白かった。3人が家に侵入してからの流れるようなカメラの動きが素晴らしかった。ネタバレはしない方がいい映画なのだが、あるものをスポイトで吸ってそれがタラーっと垂れるシーンが最高だった。

 

金曜日

『ローグ・ワン』を観に行こうと思っていたのだがいい時間帯はどこも座席が空いていなかったので諦めた。その代わり、Netflixで『The OA』全8話を観た。一気に観たので面白さも倍増だった。これもネタバレはしない方がいいのだが、最終話のラストシーンの視線と身体の動きのシンクロに感動してしまった。シーズン2がありそうな雰囲気だ。しかし謎は謎のままで終わらせてしまってもいいような気がする。それにしても海外ドラマは本当に一人一人の人物の掘り下げが上手いし無駄なセリフがない。いまや映画好きは海外ドラマも追いかけなくてはいけない時代のような気がする。これほど面白いドラマが溢れかえっているのだから。

夕飯に、ローソンで売っている冷凍のホルモン鍋を食べた。これがめちゃめちゃ美味しかった。銀の器を直接コンロに乗せてぐつぐつさせるタイプのやつ。家に長ネギがあったのでそれもトッピングして一緒に煮た。白いご飯が怖いくらいすすんだ。これはリピート確実だ。

 

土曜日

高校時代の友人たちと「地下謎への招待状」という東京メトロ主催の街歩き謎解きゲームに参加した。男4人でひたすらに謎を解いた。1日でこんなにも東京メトロを乗り降りしたのは初めてかもしれない。結局全て終えるのに5時間以上もかかった。街中はどこに行ってもクリスマスムードだった。夕飯は適当なお店に入って、ぐだぐだした後、高円寺の小杉湯という銭湯にみんなで行った。クリスマスイブに男たちで銭湯に行くという素晴らしさよ。4人中2人は来年から就職なのでもうこんなことはできないんだろうなあと思う。銭湯でぽかぽかになった体で歩く12月の深夜1時は気持ちよかった。うちでだらだらした後に、始発でそれぞれの家に帰って行った。

 

日曜日

世間ではクリスマスのようだが、お昼過ぎまで寝ていた。クリスマスといえば、チャーリーブラウンクリスマスのサントラだ。ほんとに素晴らしい。

Charlie Brown Christmas

Charlie Brown Christmas

 

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Enjoy Music Clubの「クリスマスをしようよ」も良い。

soundcloud.com

 

 

待ち合わせはローソンで 先に見つけて名前を呼んで

気づかないふりして待ってる いい日になるよう願ってる

 

 この歌詞が好きだ。

 

夕方から上野小劇場でナカゴー『パイナップルの食べすぎ』を観た。いやー本当に面白かった。ずっと笑っていた。一応のあらすじは、団地の一室を舞台にペットロスの女と周囲の人々の心の交流を描く一幕劇、となっているがそんな生ぬるいものではない。そもそもペットが「掃除機」という時点でぶっ飛んでいる。そして芝居の8割方は一人の登場人物による罵倒だ。この罵倒の中身が素晴らしい。意味が分かるようでわからない言葉の羅列にどうしても笑ってしまう。なによりこの役を演じた墨井鯨子の狂気と言ってもいいほどの勢いにぐいぐいと引き込まれ、90分があっという間だった。今年の観劇はこれで最後だったわけだが、クリスマスに上野の地下でこんな面白いものを観れたので良い観劇納めになった。

世間の雰囲気的に無性にケーキを食べたくなったがクリスマスに一人分のケーキを買っている姿を思い浮かべると悲しくなったので、コンビニでハーゲンダッツを買って家で食べた。

ハイバイやテアトロコントなど 12月12日〜12月18日

月曜日

大学に行ってからバイト。グラスはいらないと言って、バドワイザーをビンのまま飲んでいる人がいた。その方が美味しいのだろうか。下戸なのでわからない。

never young beachのMVが話題になっていた。

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たしかにやばい。 

なんとなく銀杏BOYZのぽあだむのMVを思い出した。

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火曜日 

アトリエヘリコプターでハイバイ『ワレワレのモロモロ 東京編』を観た。役者自身が経験したひどい話を台本にして自ら演じるというもの。8つの短編はどれもめちゃくちゃ面白かった。面白いのにどこか切ない。この感覚は紛れもなくハイバイの作品だった。今回は特に、川面千晶が全体を通して存在が際立っていた。最後の「きよこさん」は平原テツの上手さも相まって泣いている人も少なくなかった。「いとこの結婚」という短編では、平原テツ売れてくれと切実に思った。あとは先行特典のバッジが大橋裕之の絵で良い感じ。

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劇場でテレ東の佐久間プロデューサーを見かけた。これまでも何度か劇場で見かけたことがある。ツイッターを見る限り、様々な舞台を観に行っているようなのですごいなあと思う。いまなにが面白いかを知っているからあんなに面白い番組が作れているのではないかと思う。あくまでも推測だが、「青春ゾンビ」を読んでいるような気がする。あらゆるポップカルチャーを結びつける「青春ゾンビ」というブログの偉大さは計り知れない。

 

水曜日

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。受け付けないレベルの下品さにあまり笑えなかった。

 

木曜日

マームとジプシーによる『ロミオとジュリエット』を観た。教授からチケットを譲ってもらったので広い劇場なのにも関わらず、前から2列目ど真中だった。良い意味でも悪い意味でもいつものマームとジプシーだった。

 

金曜日

渋谷コントセンターの『テアトロコントvol.14』に行った。今回は演劇から、東葛スポーツとワワフラミンゴ。お笑いからは、Aマッソと犬の心。東葛スポーツの『何者』という作品はキレッキレのサンプリングとラップが素晴らしかった。ワワフラミンゴの緩さもたまらなくて、特に役者の声が良い。Aマッソはコントを2つやったのだけれど、2本目の『DOOR WARS』の発想が素晴らしかった。犬の心はいまいちだった。毎度のことながらテアトロコントはかなり面白い企画なのでもっと注目されてもいいような気がする。次回はナカゴーが出演するようだ。

 

土曜日

アトリエ春風舎で贅沢貧乏『テンテン』を観た。同劇団による、アパートの一室を利用した家プロジェクトの『ハワイユー』と『みやけのFUSUMA』は大変面白かったのだが今回はいまいちだった。テーマははっきりと伝わるのだが、全体のシーンが散漫としているように感じた。

 

日曜日

ずっと課題をやっていた。