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記録

記録

6月のこと

 6月もいつの間にか終わってしまった。毎日のように暑く、エアコンを使うこともためらわなくなった。思い出せる限り1ヶ月のことを振り返ろうと思う。

 

 6月の頭の土日に父と母が東京に遊びに来た。姉を交えて家族4人でスカイツリーへ行った。東京に住んでいればどこかしらから見えるスカイツリーも登るのは初めてだった。展望台までのエレベーターは本当に速くて、一瞬にしてあの高さまで連れていってくれた。展望台からの景色はさすがのもので、遠くまで見渡せた。

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 ひしめき合う一つ一つの建物の中に人がいて、それぞれがそれぞれの生活をしているのを想像しただけで頭がくらくらした。きっと地上の人たちはスカイツリーの上から見られているなんて思ってもいないだろうし、もし僕が地上の建物の中にいたらそんなことを考えもしない。

 姉がスカイツリーの足元にあるソラマチ食品サンプルを作るキットを買っていた。担々麺とクリームソーダ。いつから食品サンプルにハマったのだろうか。最近は電車が好きらしく、私は乗り鉄だとか言い出している。こういうところが少し嫌なところだ。あとはフェスにしょっちゅう行ってピョンピョン飛び跳ねているのも若干受け付けない。

 スカイツリーの後は恵比寿で夕ご飯。姉が予約したお洒落な高級焼肉店。高いだけあって美味しかった。なにより嬉しかったのはユッケを食べれたこと。最近はユッケを出せるお店が少ないので貴重さも相まって幸せだった。早めの夕飯だったのでそのまま代官山までぶらぶらした。普段の自分の生活からは考えられないセレブな街歩き。次の日は自由が丘と二子玉川へ行った。良い生活してそうな人がたくさんいました。羨ましいかぎり。お金があって余裕のある大人になりたい。親に靴や洋服を買ってもらった。夕方ぐらいに親は松本へ帰って行った。2日間自分ではお金を一銭も使いませんでした。

 

 6月11日に木ノ下歌舞伎『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』を観劇した。ここ最近観た中で一番面白かった。古典と現代の接続から浮かび上がってくるものに終始鳥肌が立った。過去の蓄積の中に私たちはいて、そしてそれは繰り返されるということを再認識させられた。

 6月は映画を2本だけ観に行った。1本目はタイ映画の『すれ違いのダイアリーズ』なかなか面白かった。会ったこともない人の日記を読んでその人に思いを馳せるロマンチックさがたまらなかった。2本目は台湾映画の『若葉のころ』映画としてはなんとも言えなかったけどルゥルゥ・チェンの可愛さは文句のつけようがない。台湾青春映画の魅力は白い制服だと言い切りたい。

 6月17日にくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンが約8年振りに復活した。どんなにこの日を待ち望んだことか。今でも一番面白いラジオだと信じてやまない。布団の中にもぐって笑いを押し殺しながら聴いた。これまでのネタがとことん詰め込まれた最高の2時間だった。ラジオは今回限りらしいがチャリティーライブは月1で開催するらしいので毎月行きたい。

 6月20日に祖母が亡くなった。こんな流れで書くことではないのかもしれない。しかしふと見回せば死はそこらじゅうに転がっているので日常の中の一つなのかもしれないと思う。お通夜やお葬式の為に1週間ほど帰省した。親戚が亡くなるのはこれで2度目になる。3年前の祖父の時以来だ。これで母親の両親が亡くなってしまった。死の瞬間に立ち会った母は子どものように泣きじゃくっていたらしい。僕もいつか両親の死に立ち会うことになるのかと思うと切なくなる。お葬式の時、祖母の思い出で泣くことはなかったが、僕の知らなかった祖母の姿を聞いたときは思わず泣いてしまった。祖母の少女時代や結婚した時の話などの僕の中にない思い出が祖母が83年間生きてきたことをくっきりと浮かび上がらせた。焼き場に向かうバスの中でたまたま祖母の妹と隣になった。会ったことも話したこともなかったのに、旅行が好きなんだってね、と語りかけてきた。祖母が僕のことを話してくれていたらしい。大学に受かるように毎日お祈りしてたみたいよ、なんてことも聞かせてくれた。僕が大学に受かった時祖母は本当に喜んでくれた。だけど毎日お祈りしてくれていたなんて知らなかった。祖母の思い出はみんなの中にあるけど、祖母の中のみんなの思い出はどこへ行ってしまうのだろう。そんなことを思った。

 

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