記録

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別府のこと谷川展のこと 2月4日〜2月11日

日曜日

お昼過ぎの飛行機で友達と福岡へ行く。何度飛行機に乗っても、雲の上の景色は綺麗だなあと思う。ずっと外を見ていたら、自分たちの飛行機よりも高く飛ぶ飛行機を見かけた。雪の影響で到着が1時間ほど遅れた。勝手に九州は暖かいイメージを持っていたのだが最強寒波が来ていると言われていたその日は東京よりも寒かった。東京で暮らしているとよく、寒い県出身だから寒いのは慣れてるでしょとか言われるのだが、全然そんなことはなくて、寒いものは寒い。空港からレンタカーで太宰府へ行った。初めて太宰府天満宮へ行ったのだが、思っていたよりも小さかった。梅ヶ枝餅を食べた。

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個人的に梅ヶ枝餅がとても好きだ。地元のデパートで九州フェアみたいなのが開催される度に母親が買ってきていたのを思い出す。

太宰府から移動し、ホテルへチェックインしてから天神の辺りへ繰り出した。繰り出したと言ってもこの時点ですでに17時過ぎで、街並みを見ることもなくご飯を食べに行った。鉄なべ餃子や馬刺し、もつ鍋を堪能。

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友達がベロンベロンに酔っ払ってしまい、大変だった。

 

月曜日

この日は福岡から大分の別府へ移動した。いつも運転を任せている友達が二日酔いでまったく運転できない状態だったため、僕が1日中運転することになってしまった。しかも今回初めて高速を運転することに。自分の通っていた教習所は高速教習がマリオカートみたいなやつだったため、実際の道は走ったことがなかった。出発するまでは不安しかなかったのだが、意外にも普通に運転できてしまい、2時間半ほどの別府までの道のりを問題なく運転できた。別府に着いてからはまず、定番の観光の地獄めぐりをした。

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血の池地獄を上空から撮った写真が飾られていたのだが完全に霜降り肉で面白かった。

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いくつか地獄めぐりをした後は、別府温泉保養ランドへ。見るからに怪しい温泉施設。

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受付でお金を払って、温泉がある場所まで少し歩く。すでにとんでもないほどの硫黄の香りがした。

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途中に椅子と机が置かれた謎の空間があった。麻雀とかができそうだ。

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しばらく進むともう一度受付があり、そこから男女分かれての脱衣所があった。そこで着替えて温泉へ。ここの温泉の目玉は混浴の泥湯。雪が舞う中めちゃめちゃ寒い屋外の泥湯に浸かった。これはネットで適当に拾ってきた写真なのだけどこんな温泉でした。

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実際はこんなにきれいじゃなくてもっと木とかが朽ちていてやばい感じであった。それでも、めちゃめちゃ寒い屋外で泥に浸かるというだけで楽しかった。この後は別府温泉保養ランドを後にして、宿泊先の旅館へ。荷物を置いてから雪が降る別府の街を散策する。ホテルの目の前に電波塔があった。通天閣っぽさがある。

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意気揚々と別府の街歩きに乗り出したものの、一緒に行った友達たちとの価値観の違いを見せつけられ早々と旅館に戻ることに。目的のない街歩きは退屈な人にとってはつまらないものらしい。旅館で豪華な夕飯を食べ、温泉に入り1日が終わった。

 

火曜日

朝、朝食を食べてからチェックアウトまでのわずかな時間に、昨日できなかった別府の散策を1人で実行した。まずは有名どころの竹瓦温泉。

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偶然見つけた紙屋温泉。入り口がなんだか可愛い。

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べっぷ駅市場もネオンがいい感じだった。

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レトロな外装の友永パン屋。

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この友永パン屋には、ワンちゃんという名のパンが売っている。名物なのでもちろん買ったのだが、「ワンちゃんください」と言わなければならないのが恥ずかしかった。ちなみにそのワンちゃんがこれ。

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ちゃんと商品名のシールもワンちゃん。

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普通の住宅が並ぶ中に店構えが立派なもうやっていない理髪店があった。

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別府の街歩きが面白いのは、平然とした顔で古い建物が住宅の中に紛れ込んでいるところだ。駅から少し歩いたところに北部旅館街という場所があるのだが、そこは行合町という元遊郭地であり、現在もその遊郭を使った旅館がある。

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別府で1番有名なのは、かおりという遊郭跡の旅館だったのだが、もうその場所は更地になっていてなにも残っていなかった。この北部旅館街以外にも、ネットで調べても出てこない遊郭跡っぽい建物をちらほら見かけた。ちなみに、別府の街の中には現役のいかがわしい場所がたくさんあった。

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まだまだ散策し足りなかったのだが、帰らなければならない時間になってしまい旅館に戻った。お昼過ぎの便だったため、そのまま大分空港へ行き、東京へ戻ってきた。空港から東京駅までバスで帰ってきたのだが、バスを降りたすぐ目の前で大林素子とギャル曽根がロケをしていてこの瞬間が旅行で1番面白かった。

 

水曜日

IKEAから本棚が届いたので一日中組み立てていた。釘を打たなければならない場所が何箇所もあり、カナヅチを振り下ろすたびに建物中に音が鳴り響く気がして、ガンッと釘を打つ時に毎回心の中でせめてもの罪滅ぼしにと、ごめんなさいごめんなさい、とつぶやいていた。

 

木曜日

朝から夕方までアルバイト。

 

金曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は芸劇でハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』観た。観終わって1週間経った今でもこの作品のことを考えている。ある役の抱える自意識がまるで自分のものを見ているようで苦しくなった。

 

土曜日

オペラシティのアートギャラリーで開催されている谷川俊太郎展へ行った。写真撮影自由で見られることを意識した展示だった。

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この日は谷川俊太郎小山田圭吾トークイベントの日で、それにも参加した。谷川さんが小山田さんにデビューに至るまでの経緯を質問していて、小沢健二の名前が出るか出るかとどきどきしていたが出ることはなかった。ちなみにこの日は、「アルペジオ」の配信開始日であった。谷川さんが長嶋有の家にある大きなスクリーンでコーネリアスの映像を見てそれが素晴らしかったという話が良かった。ここからが今でも夢だったんじゃないかと思う話なのだが、アルバイト先の関係で、トークイベント後の谷川さんと小山田さんの打ち上げに参加させていただいた。緊張して吐くかと思った。冷静になって今思い出しても、小山田圭吾谷川俊太郎と同じテーブルを囲ってご飯を食べるという状況、どうかしている。もちろん自分は一言も発することなく、テーブルの木目を見ながらひたすらレモンティー飲んでいた。 食事会が終わり緊張から解放されたのと直後の謎のテンションでそのまま『スリー・ビルボード 』を観に行った。紛うことなき傑作だった。世界には完全な白も黒もないのだという、ここ近年の優れたドラマや映画で語られてきたことの総決算だ。もう一度観に行こう思う。まったく方向性は違うのだが、根底の部分ではハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』と繋がっているような気がする。新宿のTOHOシネマズは帰りのエスカレーターから歌舞伎町の通りが一望できるのだが、この日は雨が降っていて、僕の前にいたチャラついた人が、傘の花が咲いている、と詩的なことを呟いていて見直した。

 

日曜日

吉祥寺に知り合いの人の写真の展示を観に行った。この日は前日の出来事はやっぱりどうかしていたとひたすら反芻していた。

 

 

 

 

1週間のこと、バスの中のこと1月29日〜2月3日

これから九州へ小旅行に行くため、空港でこの文を書いている。嘘をついた。空港で書いているなんて言うとカッコいいなあと思っただけで、本当は空港へ向かうバスの中で書いている。空港へ向かうタクシーとかだったら少しはかっこよかったのかもしれない。いや、そもそも空港へカッコよさを見出してること自体めちゃめちゃダサいのか。今、バスの通路を空けた隣の人がサランラップに包まれたおにぎりを食べている。海苔のあの独特の匂いがする。随分前にオードリー春日がラジオで話していた、新幹線で551の豚まんを食べてたら怒られたというエピソードを思い出した。ちなみについ最近の1月28日に糸井重里ツイッターで、「新幹線で551食べながら帰京します」とツイートしていた。テロはどこでも、誰でも起こし得るのだ。バスの中では女子大生二人組が、友達が毎週ディズニーに行っていてずるいと言っている。毎週あげられるインスタのストーリーに「マジ激昂」らしい。隣の席の人は、リュックを机がわりにしてゲラに赤を入れている。今週は旅行の都合上、土曜日まで書く。


月曜日

三鷹SCOOLで小田尚稔演出『高架線』を観た。滝口悠生さんの原作がとても好きな小説だったのでどうなるんだろうと思っていたのだが、素晴らしい作品となっていた。そもそも小田さんの演劇が好きだというのもあるのだけれど、原作との相性の良さが抜群であった。大学のゼミの友達が、役者にビールを凄い勢いで渡され、体を揺さぶられていたのには若干ひいた。自分の隣の席に、小説家の柴崎友香さんが座られていて一人で胸が熱くなった。1番好きな小説家が隣に座ってるなんて状況、そうそう無い。ちなみに、数ヶ月前、柴崎さんと滝口さんのトークイベントに行った時も、会場が同じく三鷹SCOOLであった。


火曜日

大学へ最後のゼミを受けに行った。『高架線』をプロデュースした佐々木敦さんが来た。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。アルバイト先には、部屋の真ん中に大きなパソコンがあるのだが、ここ2ヶ月ほど、上野動物園のパンダのライブ映像を流しっぱなしにしておくのが恒例となっている。みんなすっかりシャンシャンに夢中だ。誰かがシャンシャンの可愛い姿を見かけ、声を上げると、みんながパソコンの方を振り向いてライブ映像を見る。ほぼ毎日シャンシャンを画面越しに見ているので、日に日に大きくなっているのがわかる。シンシンとシャンシャンがじゃれ合っている姿が愛おしくてしかたない。夜は『anone』を見て素晴らしさに震えた。


木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。アルバイト中に、郵便局で切手を買ってくるミッションを与えられた。6シート買わなければならず、センスを試されているようで怖かった。おにぎりの切手が可愛かったので買った。


金曜日

朝から雪が降っていた。この日も朝からアルバイト。18時までの予定だったが、表参道で展示の手伝いをすることになり、20時前まで働いた。


土曜日

節分。恵方巻きに対して、伝統なんてないだの下品などと言っている人たちをよく見かけるが、美味しいからいいじゃんと思ってしまう。サーモンときゅうりとクリームチーズを入れた恵方巻きを作って食べた。本当に美味しいので毎日食べたい。


ちょうど今、バスは空港へ着いた。なんていう終わり方ができたらかっこいいのだが依然バスは高速道路を走り続けていて、自分がどこにいるのかもわからない。


大雪のことや引っ越しのことなど 1月22日〜1月28日

洗面所の電球が切れた。引っ越しの2日前に。なにかを察したのだろうか。この週は、週始まりの大雪と、週末の引っ越しに向けてばたばたとした1週間だった。


月曜日

数日前から大雪が降ると予報されていた日だった。朝、アルバイト先へ向かうために駅のホームで電車を待っていると、すでにちらちらと雪が舞っていた。お昼頃にはさんさんと雪が降り始めた。アルバイト先の人たちと、4年前の東京での大雪の話になった。1人は、その時バスに乗っていて坂道を登れるのか心配になったと言い、1人は駅のホームで立ち往生したと言い、僕は大学受験の日だったことを思い出した。なんでみんなそんなに覚えてるんですか、ともう1人のアルバイトの人は言っていた。雪で帰れなくなると大変だということになり、15時に退勤させてもらえることになった。駅のホームで数人の女子高生が、じゃあねー明日会えないことを祈って!とさよならをしていた。

夜は、本格的に雪が積もり始め、何度もカーテンを開けて外の様子を確かめてしまった。どんどん積もっていく様子に僅かながら興奮していた。ついには玄関から外を見るにいたり、雪の日の夜の明るさに驚かされた。長野県で育ったのだからそれぐらい知っておけよという話なのだがあまり意識したことがなかった。


火曜日

朝、雪がかなり積もっていた。この日も朝からアルバイトだったのだが、電車の遅れなどはまったくなかった。昨日の、会えないことを祈っていた女子高生たちはきっと会えてしまったのだろう。昼間は暖かく、雪がびちゃびちゃと音を立てて雨のように屋根から窓へと流れていた。街中のいたるところで雪だるまを見かけた。帰宅すると自宅のアパートの入り口前にもあり、いやこれは邪魔だわと思った。夜は引っ越しの準備。

水曜日

一日中、引っ越しの準備をしていた。本棚を解体した。『anone』を観る。3話は、広瀬すずがほとんど言葉を発しなかったのだが、その存在感はたしかにあった。お金を払わずしてこのクオリティの作品が見れるのかと思わずにはいられない。


木曜日

アルバイト先から急遽、人手が足りないから来てくれと言われ午後から出勤した。帰りがけに初台と荻窪へのおつかいも頼まれ、18時ごろ帰宅した。


金曜日

引っ越し準備にラストスパートをかけ、全ての荷物を詰め終えた。 


土曜日

引っ越し当日。親が手伝いに来る。引っ越し業者が10時に来て、荷物を転居先である幡ヶ谷へ運び出した。高円寺から幡ヶ谷は車で20分かからない距離なので、11時過ぎには新居へ荷物も入れ終わり、引っ越しが完了していた。4年間住んだ高円寺を惜しむ間も無く、あっという間だった。部屋に、突っ張り棒と電気を外さずに置いてきた。次の住人は使うのだろうか。

午後はIKEAへ行き、本棚を買った。配達にしてもらったので届くまでが楽しみだ。新居は前の家よりも広く、置けるものも増える。


日曜日

一日中、生活のできるよう部屋の整理をしていた。日用品は、前の家で使っていたものをほとんど持って来ているので、あっという間に、生活感のある部屋が出来上がった。

牛久沼2のことなど 1月15日〜1月21日

月曜日

来週末の引っ越しに向けてやっと荷物の整理をし始めた。とにかく本が多いので雑誌などは処分してしまおうと仕分けているのだが、いや、これはまだ読むかもとか、一応捨てずにとっておこうなんてことを繰り返してしまってまったく進まない。引っ越しあるあるの典型だし、この悩んで結局捨てない行為、めちゃめちゃ人間っぽい!などと思ったりした。断捨離とかできる人は、どんな心持ちなのだろう。


火曜日

久しぶりに大学へ行く。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は『anone 』を観る。工場の電気を探すシーンがめちゃめちゃ良かった。なんてことないシーンなのだけど、たしかに私たちの生活に存在する一場面だ。こういうシーンを無駄などと言う人もいるらしいが、そんな細部の積み重ねが重要なのではないか。『勝手にふるえてろ』のコンタクトからメガネに変えるシーンのように。パンを半分に折って食べる場面は映画『横道世之介』のハンバーガーを思い出した。


木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。


金曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。夜は鎌田順也作・演出『牛久沼2』を観に行った。ENBUゼミナールの卒業公演。ほりぶん『牛久沼』と構成はほぼ同じで、今回も時が戻った。個人的には、ウルヴァリンが自分の腕を引っかいて女子中学生に血を飲ませるシーンと、ムーンウォークする妖怪ムーンウォーカーが面白かった。自分で書いてても意味わかんないんだけど、こんな人たちがうなぎを奪いあっていました。ENBUゼミ以外の人で、ナカゴーの篠原正明さんが出演していたのだが、明らかに存在感が別格であった。しかも、篠原さんが演技する度に鎌田さんがめちゃめちゃ笑っていた。


土曜日

午前中から午後にかけて引っ越しの準備をして、夜は北千住へ玉田企画『あの日々の話』を観に行った。初演も観ているので2回目なのだが、関係性の笑いが見事でやはり面白かった。カラオケボックスでの大学生の地獄みたいなやりとりなのだけど、決して上から目線で描こうとしていない点が好きだ。今泉力哉監督と玉田さんのアフタートークも良かった。玉田さんが、自分が作ってる演劇はリアルだけどリアルじゃないと話していて、玉田企画は確かな現代口語演劇の継承者なのではと思った。今回『あの日々の話』を観て改めて思ったのだけど、演劇にカラオケが登場する率けっこうあるのではということ。しかも演劇とカラオケの親和性は意外に高い。


日曜日

引っ越しの準備。

東京に戻ってきてからのことなど

年末は12月29日から実家に帰省していた。帰省は特急列車でしたのだが、電車の中にリュックを忘れてくるというトラブルを犯してしまった。幸いにも終点だったため、駅の忘れ物窓口で回収することができた。これまでの自分は、電車にかばんやリュックが忘れ去られている場面を見る度に、荷物持ち忘れるとか意味わかんないよと思っていたのだが、いざ忘れてみると、本当に気づかないのだ。実際、駅まで迎えに来ていた親に、トートバッグしか持ってきていないの?と言われてリュックを置き忘れたことに気づいた。つい数時間前まで背負っていたものを忘れてしまうなんて、これまで生きてきた中でのもっと大事な諸々のことも忘れてしまっているんじゃないかと思う。

年末年始は、ほぼ実家から出ることもなくだらだらと過ごしていた。テレビを見て、漫画や本をベッドの上で読んでの毎日。年始の『ゴッドタン』マジ歌スペシャルが今回も面白かった。バカリズムのマジ歌にEMCが登場し、江本祐介の「ライトブルー」を曲に使っていて、ポップカルチャーの横断に感動した。乃木坂桜井玲香の個人PVのために作られた曲が、ロロ三浦直之演出のいわき総合高校の演劇に使われ、そこからマジ歌に繋がるという道筋。正確には、バカリズムが出演していたドラマ『住住』のエンディングがEMCの「そんな夜」だったのが、今回のマジ歌に繋がったのかもしれないが、「ライトブルー」という曲がアイドルから演劇、そしてお笑いへと横断したのは紛れもなく、ブログ「青春ゾンビ」ヒコさんのおかげだと思う。

1月7日に東京に戻ってきた。8日に『勝手にふるえてろ』を観て、その傑作さにふるえた。もう一度観たいくらいだ。会話劇としての面白さと、松岡茉優の台詞回しの巧みさ。昨年、坂元裕二『初恋と不倫』の朗読劇でも生でその台詞回しの巧みさを実感したのだが、『勝手にふるえてろ』ではそれ以上だったのではないか。映画としても、つまらない場面がほとんどなく、面白いところではしっかりと笑えた。生活の細部を丁寧に描いていたのも素晴らしさに繋がっていた。コンタクトから眼鏡に変える時の描写なんて本来ならばカットされうる可能性もあるはずなのだが、現実の私たちの生活にたしかに存在する場面をカットせずに積み重ねていったのが傑作へと導いたような気がする。渡辺大知も良かった。余談なのだが、高校1年生の時の体育祭の前にクラス合宿があり、そういう催しに対して斜に構え過ぎていた自分は、早朝練習だとか言って日が昇る前からグラウンドではしゃぐ人たちを見て、当時はまっていた黒猫チェルシーを聴いていたのを思い出した。TSUTAYAでプッシュされていて借りたのだ。ちなみに、帰省したらそのTSUTAYAは昨年末で潰れていた。自分のiPhoneに入っている音楽の半分以上がいまだにそのTSUTAYAでレンタルしたCDに占められているので悲しい。

10日は待ちに待った坂元裕二脚本のドラマ『anone』を観た。これからますます面白くなっていく予感が張り巡らされていた。14日日曜はKAATへロロ『マジカル肉じゃがファミリーツアー』を観に行った。回転式の舞台装置が効果的でとても良かった。詳細の違いはあれど、何度も何度もロロの三浦さんは表現の形を変えながら同じテーマを描き続けていると改めて思った。『BGM』のDVDとCDも無事手に入れた。

『ゴッドタン』の劇団ひとりと西野が相変わらずめちゃめちゃ面白かった。劇団ひとりは本当に天才だ。髪を切るところなんかはもはや切腹してるんじゃないかとさえ思った。

2017年の終わりに

もう2017年も終わりらしいです。今年はなにか大きな変化があったかと言われればなにもないわけですが、就活にまつわるごたごたが面倒でした。とりあえずは来年から働くわけで、それに伴って新居への引越しも来年の1月にします。引っ越すと決めてから大学4年間住んだ高円寺が途端に名残惜しくなり、12月は高円寺の美味しいものにラッシュをかけていた。インド富士子のカレーや、七面鳥のカツカレーとオムライス。

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七面鳥のオムライスは本当に絶品なので、高円寺にいる間にあと3回は行きたい。何度も行ったお店といえば西荻窪にある越後鶴屋で、つい最近も買いに行った。ここのイチゴ大福を食べるために、嫌々教習所に通っていたようなものだ。

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この前食べた時は、イチゴが期間限定の紅ほっぺでいつも以上に甘く美味しかった。他に食べ物で最近美味しかったのは、新宿のタイ料理屋バンタイのパッタイが今まで食べたパッタイの中で1番美味しかった。

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今すぐにでもまた食べに行きたい。

これを書いている2日前に実家に帰ってきた。帰省する電車の中で、木下龍也、岡野大嗣による歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を読んだ。高校生の目線から切り取られる物語のような歌集。個人的には岡野大嗣さんの短歌の方が好き。好きな短歌を3つ選んでみた。

「目の前を過ぎゆく人のそれぞれに続きがあることのおそろしさ」

「起き抜けのカーテン越しの夕焼けにぎりぎり今日を拾ってしまう」

「体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと」

木下さんの短歌ではこれが好きだった。

「キスまでの途方もなさに目を閉じてあなたのはじめましてを聞いた」

ちなみにこの歌集には、舞城王太郎の短編小説が2つ載っていてどちらも素晴らしいのだが、そのうちの1つが、女子高生が短歌を詠む物語で、ロロのいつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』を彷彿とさせた。ロロのいつ高シリーズの新作がそろそろ観たくなってきた。 

年末年始はバラエティ番組が豊富で毎日飽きない。『有吉の壁』『クイズ正解は一年後』が相変わらず面白かった。芸人が自由に好きな笑いをやっている番組が好きだ。年始は『ゴッドタン』に『キングちゃん』と楽しみなものが目白押し。

この前台湾に行った際に使った写ルンですを現像したら、いつ撮ったか覚えていない写真があった。秋頃に散歩しながら撮ったものだろう。黄色く紅葉した葉が美しいと思ったのだろうか。

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そろそろ2017年最後のブログを終わりにしようと思います。今年のベストとかは特にやらない派なので書きません。というよりベストをつけれるほどあらゆるものに触れていない。たくさん観に行ったものは限られていて、相変わらず演劇で、50本ほど観た。映像作品で個人的に好きで何度も観たものがNetflix『マスター・オブ・ゼロ』シーズン2の「ニューヨーク、アイラブユー」でした。本当にこの作品が好きだ。この作品を先ほどの岡野大嗣の短歌をアレンジして表現するならば、「目の前を過ぎゆく人のそれぞれに続きがあることの愛おしさ」になる。

来年からは社会人になるわけで、色々と変わることもあるのだろうけれど何か好きなことを1つだけでも継続していけたらいいなと思います。

ここ数日のことや『水曜日のダウンタウン』と『マスター・オブ・ゼロ』のことなど

台湾から帰ってきてからはバイトの毎日。朝9時出勤で18時まで働いている。だいたい7時50分ぐらいに家を出て朝の満員電車に乗る。今のバイトを始めて半年ほど経つ。バイトを始めるまでは、満員電車に乗るような働き方なんて嫌だと大学生の分際で一丁前にカッコつけた考えなんかを持っていたわけだが、いざ毎日満員電車に乗ってしまうとなんにも思わなくなった。これは、慣れてしまった自分が悲しいとかそういうことではない。よく、朝の通勤電車はみんな死んだような目をしているなんて揶揄されるけれど、そりゃ朝は眠いですよ。

ここ数日で『スターウォーズ 最後のジェダイ』と『エンドレス・ポエトリー』を観た。スターウォーズは、可もなく不可もなくといった感じで、全体としては面白かった。ただ1つ確かに言えるのは、アダム・ドライバーは素晴らしいということ。映画を観ている最中ずっと、パターソン…と思っていた。ホドロフスキーの『エンドレス・ポエトリー』は観終わった直後、前作『リアリティのダンス』の方が好きだったなあと思ったのだけど、家に帰ってからじわじわと、もう一度観たい欲が湧いてきた。 

水曜日のダウンタウンスペシャルがめちゃめちゃ面白かった。クロちゃんが騙されていたことに気づいて悲しみに打ちひしがれながら夜のタクシーに乗っている場面は、Netflix『マスター・オブ・ゼロ』の中でも名エピソードとしても名高いシーズン2の第5話ラストシーンとまったく同じであった。

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2人の境遇も似たようなもので、奇跡の一致だ。

『ドキュメンタル』も毎週面白い。個人的にはダイアン西澤がツボで、何もしてないだけでも笑ってしまう。

オードリーのラジオミュージックソンを24時間分消化しようと毎日聞いている。序盤で、ゲストの欽ちゃんをいじりまくる若林が面白かった。オードリー、三四郎ラブレターズルシファー吉岡の時間帯も最高だった。