3月10日(月)
阿佐ヶ谷rojiでの江本祐介のライブに行った水星さんからアルバム「ありがとう」のライナーノーツが送られてきた。ライブで配られたものらしく、友達の範囲内だったら共有してもいいとのことで送ってくださった。ありがたい。早速ライナーノーツを見ながらアルバムを聴き返した。
『ホットスポット』9話を観た。来週で最終話なのがとてもさみしい。
3月11日(火)
暖かい朝だった。『空気階段の踊り場』を聴きながら仕事へ。傑作回「駆け抜けてもぐら」総集編からの銀杏とのツーマンライブの模様が放送された。最後の全員での「BABY BABY」の熱唱に泣いてしまった。
3月12日(水)
朝、霧が出ていた。霧が出た日の昼間は暖かくなると最近気づいた。そもそも「朝霧は晴れ」ということわざがあるらしい。『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら仕事へ。
仕事が早く終わったのでいつも大行列の「民芸レストラン盛よし」に開店と同時に入店し夕飯を食べた。カニクリームコロッケと海老フライの定食を注文。私は洋食屋のこの2品を愛している。

盛よしは一度閉店してから店主と経営者が変わって復活したのだけれど、明確に味が落ちた。復活した直後に訪れてハンバーグを食べた時、あれ?こんな味だっけ?と思ったのだが今回再訪してやっぱり昔と違う…と悲しくなった。そもそも味噌汁の味からして旨みが異なる。それでも連日大行列なので私は厄介な客であるということを自認している。
先週注文したノーレーズンサンドの発送メールが届いた。文末に「良きお茶の時間をお過ごしいただけますように」と書かれていて、早く良きお茶の時間過ごしたいと思った。

3月13日(木)
今朝も朝から霧。数週間前までは家を出ると外は薄暗かったが今ではとても明るい。昨晩、姉の夫のお父さんが亡くなったとのこと。少し前に入院したと聞いていたがこんなにもすぐに人は亡くなってしまうのかと呆然とした。
『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら仕事へ。4時間の大残業。へとへとになりながら帰宅。即寝。
3月14日(金)
『マヂラブANN0』を聴きながら仕事へ。アニメのワンピースが深夜帯に移動するとの話題で、電線や踏切の描写が不意に差し込まれるのではないかと話していて面白かった。仕事を終えて空を見ると月が満月でとても綺麗だった。
3月15日(土)
朝からどんよりとした天気で肌寒かった。どこにも出かける気が起きないので家でだらだらと過ごした。昨日配信されたばかりの松井ケムリの動物園飼育員体験の動画がとても良かった。ぜひ松井ケムリソロで動物番組を始めてほしい。
『架空OL日記』全話と映画版を一気見した。ドラマが放送されていた当時観ていたような気もするがぼんやりとした記憶しかなかったので再見。悪口の鋭利さに時々ウッとなりつつ、たしかに友達同士で悪口にドライブがかかってしまう時ってこんな感じになるよなと思った。何年も前に藤原麻里菜さんがツイッターで、「ファミレスで人の悪口を言っているとき、生きてるって感じがします」とつぶやいていて何百回もいいねを押したくなったのを思い出した。私は基本的に悪意100じゃなければ悪口は好きです。作中、思ったけどどうでもいいことだから言わなかったというセリフが何度もあった。あらゆる創作で「目の前の出来事とは別のことを思い出したり考えたりしている」という描写がなぜだか好きだ。『架空OL日記』で好きな回は酢豚の回とハゲの回。バカリズムはハゲに厳しい。
お昼過ぎに近所で火事があった。もくもくと煙が上がり、消防車のサイレンが聞こえ、ヘリコプターが飛んでいた。夕方、家にいるだけで今日なにもしていないのが怖くなり、歩いて業務スーパーへ行った。ついでに火事の現場を見た。小さな町工場のような建物が骨組みだけになっていた。業務スーパーで細かく刻まれた馬刺しを買った。この馬刺しで作ったユッケが私の大のお気に入りだ。帰りにインドカレー屋でほうれん草とチキンのカレーをテイクアウトした。
3月16日(日)
朝6時半に起きた。雪がさんさんと降っていた。しかし、昨日の夜に明日はモーニングを食べに行くのだと決めていたので、雪降る中、7時過ぎに「八十六温館」へ行った。この喫茶店は松本民芸家具を使用した内装で雰囲気も良く、なにより広々している。そして空いていることが多いので好きだ。雪のせいもあるがお客さんは1人のみ。珈琲とたまごサンドを食べた。お気に入りの席は店内1番奥の窓際。窓からはパンセ小松が見える。しばらくのんびりしてから朝8時半からの回のジェームズ・マンゴールド『名もなき者』を観に行った。

ただただ傑作。フィルム風の映像、タバコ、バイクが全編通して写された紛うことなきアメリカ映画だ。ディランの動機が不明瞭なまま物語が進むのもいいし、音楽がフルで歌われないのも良い。先週観た『アノーラ』でも描かれた2人で1本のタバコを吸うシーンがあった。何度でも書くがこのシチュエーションが大好き。
映画を観終わりお昼前に外に出ると雪は止んでいた。スーパーに寄ってホタルイカと菜の花を買った。春が待ち遠しいのでホタルイカと菜の花のパスタが食べたかったのだ。帰宅して早速作った。我ながら美味しい。春の味がした。もうここまでで1日が終わってもいい充実度だが朝から活動しているのでまだまだ時間がある。ずっと先延ばしにしてきたクリント・イーストウッド『陪審員2番』を観た。淡々と進みながらも真実と正義の狭間で揺れる緊張感が絶え間なくある傑作だった。これがイーストウッドの引退作になると言われているらしく寂しい。中学生の時、初めて1人で観に行った映画が『グラントリノ』だったのでイーストウッドには勝手に思い入れがある。
面白いものを立て続けに観て変なギアが入ってしまいさらに配信でコンプソンズの『何を見ても何かを思い出すと思う』を観た。時間と記憶が混ざり合うまさに演劇でしか観れない面白さだった。これを生で観ていたら相当くらっていたと思う。さすがに朝から活動し過ぎたので夜は早めに寝た。