10月13日(月)
祝日。特にやることがないためお昼前に散歩に出た。最近よく行く喫茶店に行き、490円のスープカレーを食べ、500円のアイスコーヒーを飲んだ。相変わらずお客さんは誰もいなかった。2時間ほど滞在し、先週の日記を書いた。観光客のふりをして街をふらふらした。観光客なので松本城まで歩いてさも初めて見たかのようにお城の写真を撮ったりした。

縄手通りや中町などをきょろきょろしながら歩いて、全てを初めて見る景色であるかのようなふりをした。ふりというか、本当にすべてを初めて見たと自分に思わせて知らない街に来た感動を味わおうする究極の暇つぶしだ。
10月14日(火)
『霜降り明星のANN』を聴きながら仕事へ。仕事を終えて家に帰ると、2年前に起きたとある事件の被告に死刑判決が出たとニュースが流れていた。その事件が起きたのは自分が幼稚園から小学校3年まで住んでいた街で、2年前ニュースを見て、母は3つ上の姉の小学校の卒業アルバムを引っ張り出してきた。姉と同じクラスにその人はいて、姉は家にも遊びに行ったことがあるし母はその人の母親ともカラオケに行ったことがあるとのことだった。しばらくして、その事件で亡くなった警察官の1人が叔母と同じ職場の人の夫だと知った。自分とはまったく関わりがないが、加害者と被害者の遠い周縁に自分がいるような気がして、この事件をもしかしたら自分が起こしていたかもしれないも思うことがある。
10月15日(水)
『空気階段の踊り場』を聴きながら仕事へ。
10月16日(木)
『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら仕事へ。
10月17日(金)
『コンテンツ過剰接続』を聴きながら仕事へ。最近このポッドキャストをよく聴いていて、同世代なのにポップカルチャーへの洞察が鋭くてすごいなあと思う。
10月18(土)
休日出勤。駅前で風で舞うビニール袋をヨークシャーテリアがくるくると回りながら追いかけ回していて、この光景が見れたなら休日出勤も悪くないなと思った。午後には仕事が終わり、ケンタッキーを買って帰宅。今週の『ばけばけ』をまとめて観た。実の父親が死ぬという感動させられるシーンなのにあえて抑えて描かれていて好感をもった。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』2話も観た。竹内涼真ってこんなにコメディの演技が上手かったのかと感嘆する。時代遅れで最低な男なのにどこかチャーミングなのだ。肌着姿で料理しているのもとても良くて、たしかに実生活ではこんな姿で料理するよなと思った。脚本の劇団アンパサンドの安藤さんはナカゴー、五反田団、城山羊の会から影響を受けているらしく、もうそれだけで信じたくなる。『ばけばけ』の脚本のふじきみつ彦さんも五反田団のワークショップに参加していた経験があるとのことで、五反田団の影響は計り知れない。YouTubeで見れる劇団アンパサンドの『地上の骨』はたしかに五反田団の『生きてるものはいないのか』を彷彿とさせる。
10月19日(日)
特に予定もないので散歩をした。駅前の本屋に寄ると、はてなブログでいつも更新が楽しみ文章を書いているきくちさんの『群青のハイウェイをゆけ』が売っていたので買った。どうせ地方の本屋には置いてないんだろうなあと思っていたので手に入れられて嬉しい。喫茶店に入り、早速読んだ。冒頭から真鶴についての文章で、きくちさんに憧れて自分も真鶴旅行記を書いたのを思い出した。ブログで読んだことがある内容もやはり紙の本になると一味も二味も違う。なにより抜群に文章が上手い。

10月20日(月)
『霜降り明星のANN』を聴きながら仕事へ。過去のKOCがTverで配信されていたので空気階段が優勝した2021年を観た。当時は空気階段が優勝した喜びで自分の中はいっぱいだったが、間違いなくKOC史上1番面白い大会だ。全組が面白いし賞レースとして尻上がりに盛り上がっていく胸アツの展開。
10月21日(火)
とても寒い朝だった。通勤途中、手が冷たくて手袋をしたくなった。この前まで、暑過ぎる!と怒っていたのに信じられない。
10月22日(水)
昨日よりもさらに寒い日だった。ダウンを着ている人や手袋をしている人を見かけて、もう冬。『空気階段の踊り場』を聴きながら仕事へ。来週のゲストが甲本ヒロトらしく楽しみ。
10月23日(木)
朝5時半に起きて仕事へ。朝焼けの山が美しい季節がやってきた。

『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。またもや船場吉兆のささやき女将を例えに出していて、あの出来事はもう10年以上前なのにほぼ毎週のように2人はこの話をしている。そのせいでいまだにタイムリーな話題のような気がして日常生活で「船場吉兆じゃないんだから」みたいなツッコミをしてその場にいる人をポカンとさせてしまったことが何度もある。
10月24日(金)
昨日と同じく朝5時半に起きて眠い目をこすりながら仕事へ。眠い時の定型文ではなく本当に目をこすっていた。この時間に駅へ行き電車を待っていると、駅の1階にあるパン屋さんからパンを焼いている匂いが立ち昇ってくることがあり嬉しくなる。
10月25日(土)
朝からさつまいもの収穫。畑をやり始めてもう3年目になるので手際よくバサバサとツルを切り落とし、さつまいもを掘った。去年は不作だったのだが今年は出来栄えが良く嬉しい。


ここから数ヶ月寝かせないと甘みが出てこないため楽しみはしばらくお預け。夕方は美容院へ髪を切りに行き、夜は今週分の『ばけばけ』をまとめて観た。いくらでも感動させられるシーンなのに牛乳ヒゲを付けさせて少しふざけるという照れがあるのが良い。

10月26日(日)
雨で一日中家に引き篭もっていた。今週の『じゃあ、あんたが作ってみろよ』を観た。本当に面白いし良いドラマだ。竹内涼真が実際に持っていそうな嫌な部分と役としての嫌な部分が見事に重なり合っている。
10月27日(月)
『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら仕事へ。午後は社外での研修のため、外でお昼を食べてから時間を潰すために喫茶店へ入った。カウンターで常連と店主があちこちに出没している熊の話をしていたので耳をすませていると、雨の日でもかっぱを着て里に降りてくるんじゃないかとか、コミュニティバスで100円を払って街まで来てるんじゃないかとか話していて面白かった。その常連客がお会計をしてお店から出る時に「それじゃ、山に帰りまーす」と言っていて、お前が熊だったんかいと思った。研修は市内の若手社員交流会みたいなもので、色々な職業の人の話を聞けて当たり前だけれど仕事って色々あるなあと思った。
家に帰るとテレビで市内の商業施設の駐車場に現在も熊が居座っていると中継をしていた。さっきの喫茶店の常連かと思ったが体長50センチほどの子グマで、猟銃を持った猟友会に取り囲まれているとのことだった。
10月28日(火)
『三四郎のANN0』を聴きながら仕事へ。いまだに『ガンニバル』の後藤家を話題にして、さらに特集を組んでいるのでそのしつこさが好きだ。
10月29日(水)
朝、駅前の気温が2度だった。『コンテンツ過剰接続』のあのちゃんとミスiD特集回を聴きながら仕事へ。
あのちゃんがメンバーだった頃のゆるめるモ!のライブにも行ったことがあるし、ミスiDもそれなりにネットで追いかけていたのであらゆる名前が懐かしかった。全てが遠い過去になってしまった。
10月30日(木)
朝、遠くに見える日本アルプスの頭に雪が積もっていた。『空気階段の踊り場』を聴きながら仕事へ。甲本ヒロトがゲスト。お互いにちゃんとリスペクトがあるのが伝わってきて良かった。
10月31日(金)
今朝も朝焼けの山が美しかった。

爆笑問題カーボーイを聴きながら仕事へ。太田さんが大河ドラマに出演して、横浜流星、橋本愛、染谷将太に絡みまくった出来事をそれはもう嬉しそうに話していてこちらも嬉しくなった。爆笑問題のラジオを長年聴き過ぎて、太田さんの喜びが自分の喜びになっている。
夜は今週の『ばけばけ』と『じゃあ、あんたが作ってみろよ』を観た。この2つの作品を週末に観るのが楽しみになっている。配信が今日で終了してしまうため、ロロ『まれな人』を駆け込みで観た。


とても良くて劇場に観に行けなかったのを後悔した。自分にとっては忘れ難い大切な思い出も、同じ時間を過ごした人にとっては取るに足らないものだったかもしれないという人の記憶の不確かさが描かれた観終わって少し寂しくなる物語だった。それでも思い出はその人の中にあって、思わぬ形で未来へ紡がれたりしている。人間横丁の2人も江本さんの音楽もとても良かった。
11月1日(土)
車で1時間ほどかけて岡谷駅へ。11時ごろに到着する特急あずさを改札前でしばらく待って、はてなブログを通じて友達になったmudaさんと水星さんと合流した。岡谷のことはまったく詳しくないがはるばる東京から来た2人をアテンドする側なので、とりあえずお昼はローカルチェーンのテンホウへ行った。まあどれも無難な味ですよなんて説明しながらそれぞれの食べたいものと、私のおすすめの餃子(八角の香りがして美味しい)と野沢菜餃子を注文した。注文したものが届くまでの間、テンホウが漫画だったら何に連載されているかとか、卓上にあった難易度の高い間違い探しをしたりした。

テンホウはクオリティの高いグッズが売られているのだけれど、食事を終えてお会計をする時にmudaさんがステッカーを買っていた。テンホウの後は、駅前にあった「ララ岡谷」という商業施設に水星さんが行ってみたいと言うので向かってみるも数年前に閉店しているようだった。外壁には閉店に際して子どもたちが壁に絵を描いたようなのだがその絵とコメントのほとんどがやけに抽象度が高くて面白かった。


もうひとつの商業施設である「イルフプラザ」はまだかろじて生きていて、一応中に入るなどした。その後はこれまたローカルファミレスである「さんれーく」へ行った。コアラのロゴが可愛い。内装はロイホを彷彿とさせる昔ながらの作りでとても良い。


ドリンクバーを飲みながら『ばけばけ』や『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の話などをした。時間になったので今回の目的であるセラーレコーズでの江本祐介、Summer Eye、ハイハワ原田晃行による『’25秋』へ向かった。このライブの開催が発表されてすぐにmudaさんと水星さんに「行きましょう!!」と熱烈オファーをして今回岡谷まで来てもらったのだ。

ライブは江本さん、原田さん、Summer Eyeそれぞれが別の良さを存分に発揮していてとても楽しめた。江本さんが「ナイトランデブー」をセルフカバーしていたし、お客さんの中にひらのりょうさんがいて、EMCの3分の2がここに…と感慨深くなった。


ライブを見ながら、そういえば江本さんと原田さんが小杉湯でライブをしたフォークバンケットにも行ったことがあったなあと思い出したりした。2017年のライブだったのでもう8年も前のことなのかと気が遠くなった。物販でCDやステッカーを買い、サインをもらうなどした。

ライブが終わったのが17時前で、予約した宿へと急いで向かった。岡谷から1時間ほどかけ、mudaさんによる的確な道順のサポートに頼りながら真っ暗かつ慣れない山道をゆっくり車で登り、時には鹿と遭遇しながら目的の宿である「ヒュッテ霧ヶ峰」へと到着した。

家族で営んでいるヒュッテのようで、チェックインするには少し遅れ気味な私たちを心良く出迎えてくれた。部屋に荷物を置き、食堂ですき焼きの肉が食べ放題の夕飯を食べた。

ヒュッテの人に「学生さん?」と聞かれて、「全然大人です」という会話があった。夕飯を食べ終わり温泉へ。広いお風呂に入れるのはとても気持ちが良い。お風呂から出て布団を敷き、トランプでババ抜きと大富豪をした。誰も強くない大富豪でとても良かった。30歳を超えてもこうして新しくできた友達と温泉に入ったりトランプをする旅行ができて嬉しいなあなんて思いながら寝た。
11月2日(日)
いつもの癖で5時前に目が覚めてしまった。外は一面の霧だった。朝食を食べ終え、チェックアウトまでの時間に周辺の散策をした。今にも熊が出てきそうな山道や一面がススキの高原などを歩いた。遠くに富士山が見えて、あまりにもくっきりとした富士山然としたフォルムなので偽者かと疑った。


ヒュッテの人におすすめしてもらった神社まで辿り着くと諏訪湖が一望できる素晴らしい場所だった。道中、なにも看板がないし人の気配もないし、鹿や熊らしき糞もあるしで半信半疑で歩いていたが諦めなくてよかった。

景色をしばらく楽しみ、チェックアウトの時間をほぼ過ぎることが確定したので急足で山を下った。ばたばたと荷物をまとめてヒュッテを出た。霧ヶ峰高原の車山方へと向かい、道中のドライブインでソフトクリームを食べた。お昼は高原にある「コロボックルヒュッテ」という山小屋で食べるボルシチの予定だったがいざ向かうと11時前でもう大行列。早々と諦め周囲の湿原を少し見て回って、白樺湖へ向かった。高原から山を下るに連れて次第に木々の葉が色づき始め、紅葉が綺麗になっていった。白樺湖はまばらな人で落ち着いていた。

寒さにやられてお土産屋さんに併設されていた飲食店で休もうかと話していたが店員さんの態度が悪そうなので辞めることにして、自販機でおしるこを買おうとしたら売り切れていて膝から崩れ落ちた。全てを諦めて白樺湖から上諏訪へと向かった。上諏訪ではまず、麻婆豆腐専門店の「どんどん」でお昼を食べた。自分はジビエ麻婆を食べたがとても美味しかった。


その後は上諏訪をおしゃれな街に仕立て上げた総本山であるリビセンに行き、太養パンやわざマート、言事堂など一通りのお店を巡った。


諏訪湖へも行くと、湖畔で地元アイドルらしき人たちがライブをしていた。お世辞にも上手いとは言えない生歌が響き渡っていて、今日の思い出をいつか振り返ったとき、この記憶が1番鮮明に思い出されるかもしれないと思った。最後に上諏訪駅の目の前にあるツルヤで各々でお土産を買った。水星さんがまるで近所で買い物をした主婦かのように両手いっぱいのビニール袋を下げていて面白かった。帰りの電車の時間が近づいていたのでバタバタしながら駅で2人を見送った。思い切って2人を誘ってよかったと思った。帰りは1人で車を運転しながらSummer Eyeや江本さんと原田さんによるTWO NICEBOYSの曲を聴きながら帰った。