記録

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2月後半から最近のこと

もう5月。1ヶ月半前に職場から自宅まで4時間かけて歩いたのがつい最近のようだが桜は散り、夏と梅雨が交互にやってきたかのような気候に毎日あたふたしている。どんな服装が正しいのか分からず、コートを着て外出すれば街中の人は薄着で、シャツ1枚で外に出ればみんな上着を着ている。道ゆく人たちは毎朝天気予報を見たり、窓を開けて気温を確かめたりしているのかと思うと本当にすごい。生活をちゃんとしたい。気温や桜以外で今年春に気がついた瞬間は2つあり、職場のコートかけになにもかかっていなかった時と、てんやで桜海老天丼を注文したら厨房から「季節はいりましたー!」と聞こえてきた時だ。先月までの仕事イヤイヤ期からは多少はマシになりなんとかまあ働いている。2月後半からのことを振り返っていく。

2月26日に紀伊國屋ホールでほりぶん『かたとき』を観た。こんな大きな劇場でほりぶんを観る日が来るとは。小さい劇場であの声量を浴びるから面白いと思っていた自分が情けない。初めてナカゴーを観たときの6年前からずっと変わりなく面白い。劇場に向かう道中、紀伊國屋の階段をせっせと登っていたら上から同じ会社の人が降りてきてとても驚いた。本を買いに来ていたらしい。

3月5日は近所を散歩した。まだまだ通ったことのない道があるから面白い。ヌカハウスとかコーンを突き破るど根性石杭などを見かけた。

3月16日は『トークサバイバー』を一気見した。自分的一番復活して欲しい番組ランキング第1位の『キングちゃん』の企画がこうしてネットフリックスで蘇ったのが嬉しい。いわゆる『すべらない話』はどこか緊張感があって苦手なのだけれど、こちらは情けなさや吐露が中心になっているので面白かった。どこかグループセラピーのようでもあった。

3月17日はディズニープラスで『私ときどきレッサーパンダ』を観た。バシッと今の時代を捉えたテーマと表現で素晴らしかった。なによりレッサーパンダがもふもふで抜群に可愛いし、変身の反動で空を飛ぶ気持ちよさもあった。製作ドキュメンタリーも配信されていたので観たのだがとても良かった。ちなみにピクサーの『ソウルフル・ワールド』も本当に素晴らしかったが劇場公開されず、今回も劇場公開されていない。ディズニーから冷遇されているのだろうか。

4月1日、駅の階段を登っていたら前を歩いていたおじさんのポケットから長方形の箱がぽろっと落ちたのでタバコかなと思ったらキャラメルの箱だった。一瞬可愛いと思ったが、これをネタにして職場の人とかに見せているのかもと思ったらあざとさが見えて途端に冷めた。純粋にキャラメル好きであってくれることを願う。

4月8日は『NOBROCK TV』の天竺鼠による「100ボケ100ツッコミチャレンジ」を観た。これがあまりにも面白く、単発のボケではなくシームレスにボケていく姿に爆笑と感嘆した。特に、「そでからセンターマイクの間に喫茶店があったら寄ってます」と「食べる前が懐かしい」には腹を抱えて笑った。


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4月9日は親が東京に遊びに来た。父親が東京街歩きマップみたいな本を片手に今日はここを歩くぞと三ノ輪から王子まで都電荒川線沿いをひたすら歩いた。今思うと散歩好きは父親譲りだったのか。途中定食屋でお昼を食べた。お昼を食べながら両親から、結婚とかどうなんだ、1人で生きていくのは寂しいぞとか言われて「30歳手前にして親から言われるベタなやつ!ベタでーす!」と心の中で安田大サーカス団長が叫んでいた。もちろんそんなふざけたことを口にできないので曖昧な返事をしながらアジフライにかぶりついた。王子まで辿り着き、飛鳥山にある渋沢栄一記念館に行った。王子はほりぶんを観に行く時にしか行かない土地だ。飛鳥山ではたくさんの家族連れが遊んでいた。夜は姉夫婦と待ち合わせて夕飯を食べに行った。姉の旦那は居づらいだろうなあと思いながら焼肉を食べた。

4月11日にジャンププラスで藤本タツキの読み切り『さよなら絵梨』が配信されたので読んだ。なにも情報を入れたくなかったので日付が変わった瞬間に読み始めて、数十分後には相変わらずの天才っぷりに平伏していた。案の定、翌日にはネット上で色んな意見が飛び交っていた。あのラストを単なるギャグと捉えている人がかなりの数いてマジかよと思った。

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4月12日の『爆笑問題カーボーイ』で学生時代の太田さんがウーチャカと遊ぶためにコンビニバイトが終わるのを待っていた話をしていて、学生時代の2人の話が大好きな自分としては新たなエピソードが聞けて嬉しくなった。太田さんが「楽しかったな、あの頃」とつぶやいていた。

4月14日は職場で傘が盗まれた。土砂降りの中びしょ濡れになりながら家に帰った。傘を盗む行為はどんな罪よりも重い。盗まれた人が濡れて帰ることを想像できないのか。想像した上でそんなことは知らねえと思うのだろうか。後日この怒りを職場にいるアルバイトの大学生に話したら、俺男子校出身なんでビニール傘は共有のものみたいな意識あるかもですと言われて、おいてめえと思わず首根っこを掴みそうになった。

4月15日の『三四郎のANN0』がとても面白かった。オープニングトークでキノコは話せるという話題になり、先週の放送に入った謎の声をキノコの悪霊にするくだらなさ。リスナーのメールからそこにどんどん設定が加わり、最終的には声の正体がマセキの養成所に落ちたキノコの悪霊になるという深夜ラジオの醍醐味のようなものを味わえた。さらにそこから来週は不良vs悪霊になったので笑った。

4月16日は『タモリ倶楽部』がトリプルファイヤー吉田回だったので見た。

4月22日は松屋でごろごろ煮込みチキンカレーを食べた。やっぱり最高。年々スパイス具合が増しているのは気のせいか。期間中に何回食べることができるかが勝負だ。

4月22日は三四郎のANN0』の不良vs悪霊回を聴いた。ずーっと面白かった。

4月23日は芸劇でロロ『ロマンティックコメディ』を観た。作品の中心にあるのはある亡くなってしまった人が書いた小説で、その小説の読書会に集まる人々の話。いつものロロとは違い、飛躍のない地に足のついた作品だった。思い出は消えることなくそこに在るはずだから、誰かに強要されることなくそれぞれの距離でその思い出とくっついたり離れたりすればいいのだ。作品の中心にあるその小説がラノベなのもなんだか良かった。最近読んだ『私の息子が異世界転生したっぽい』を少しだけ思い出した。この漫画も大切な人を亡くした人の物語なのでどこか共通する。

4月26日、さらばの森田さんがゲストの『佐久間宣行のANN0』を聴いていたらめちゃくちゃ聴き覚えのある曲が流れて、気になって調べてみると『あたしンち』のオープニング曲だった。『あたしンち』は家族で唯一回し読みしていた漫画なので不意に懐かしくなった。


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4月27日は連載が更新された。今回はただただ飲み会で経験した嫌なことについて書いた。

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4月28日はアトリエヘリコプターで五反田団『愛に関するいくつかの断片』を観た。毎度ながら前田司郎の書く会話の上手さがとんでもない。なんてことないのらりくらりとした会話が不意に核心めいたものにたどり着いたりする。なおかつ今回はミステリー仕立てにもなっていて面白かった。久しぶりに宮部純子さんを見てその存在感と演技がたまらなかった。

帰りにスーパーに寄ったらホタルイカがまだ売っていて思わず買ってしまった。ホタルイカ大好きっ子なのでシーズン間際まで買い逃さない。

4月28日、テレビを見ていたら何度も世界のカップヌードルのCMが流れてもしかして愛してやまなかった「シンガポールラクサ」が復活しているのではと期待してしまったがそんなことはなかった。日清はチーズタッカルビ味のカップヌードルなんて作らなくていいからラクサ味を復活させてくれ。いまだに大きなスーパーへ行くとシンガポールラクサがあるんじゃないかと山崎まさよしばりにあちこち探してしまう。

4月29日、本屋ライトハウスで注文した藤岡拓太郎『ぞうのマメパオ』が届いていたので早速読んだ。

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これがもう可愛くて最高だった。好きな場面がたくさんあるんだけど、1番はジュンちゃんがマメパオを追いかけて立ち止まって手を差し出すところだ。この一連のシークエンスに少し泣いた。あとは、最初にマメパオが座っていた場所が路地とかでよく見かける路上園芸でグッときた。路上園芸といえばこの本が面白かった。

5月1日、『ひらやすみ』3巻が出ていたので読んだ。『ひらやすみ』は本当に大好きな漫画だ。この先もずっと大切にしたい作品になると思う。作中に出てくる景色がほとんど見知ったところばかりでそれだけでたまらない。

5月2日は北とぴあでナカゴー『いわば堀船』と『紙風船 文様』を観た。どちらも以前観たことのある作品だったが相変わらずの力技に笑うしかない。『いわば堀船』は見えない壁と戦うピザ屋の話なのだが本当にただそれだけなのだ。最初から最後までピザ屋が見えない壁と戦っている。ピザ屋の話だったのでピザが食べたくなり観終わったあとにサイゼリヤに行った。アンチョビのピザを食べた。ほうれん草のソテーがメニューから無くなっていて泣いた。

『暇と退屈の倫理学』を読み終えた。

5月3日、職場の近くででっかいダンボールを持ったもう中学生を見かけた。もう中の顔を見て気がついたのではなく、でっかいダンボール持ってる人いるなあと思ったらもう中だったのだ。ダンボール先行。リュックから小道具が飛び出ていた。久しぶりに芸能人を見かけた。中目黒のローソンで見かけたナンチャン以来か。