記録

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最近のこと

頭痛が何日も続き、寝ても寝ても眠い日があった。その理由は明確で、アマゾンでよく分からないが高評価のダイエット飲料を食事の代わりに飲み続けたからだ。お腹が膨れるというそれは、とても不味いがたしかに空腹感を紛らわせ、ダイエットの手助けをしてくれているような気がした。しかし、どうにも頭が痛いし眠気がする。寝不足なのかと思っていたが、これはまともな食事を摂っていないからだと気がついた。けれども痩せるためにはこのぐらいの痛みは必要だと自分に言い聞かせ数日耐えていたが遂に我慢できず、玉ねぎを切り小麦粉と水で混ぜ、油を注いだ鍋にそれをぶち込んでかき揚げを作った。ご飯を炊き、かき揚げを白米の上に乗せ天つゆをかけて一心不乱にかき込んだ。ただただ美味かった。

もう6月の半ばに差し掛かるので5月と最近のことを少しだけ振り返る。髪を切りに行った。何度も書いているが美容院が本当に苦手で、オシャレになりたいとか気分を変えたいといった理由で髪を切ることはなく、邪魔で見た目がやばくなったら仕方なく切りにいく。ころころと行く美容院を変えてしまうのだが、ここ数ヶ月通っているお店の人が適度な距離感でとても好きだ。「暇で4時間散歩しました」とか「可愛い手帳買いたかったけど結局100均のやつ使ってます」とかこちらに踏み入ってこない絶妙なエピソードを披露してくれる。仕事とか恋愛の話を振ってこない美容師は貴重だ。

休みの日になにをすることもなくぼーっと近所の公園のベンチに座っていたらおばあさんに話しかけられた。この公園のバラ綺麗よねえ、だけどこの花壇の下の花も可愛いわよと教えてくれた。

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知らない人に世間話をされるのがほぼ初めてだったので、ああ可愛いですねえとしか返答できず気まずい空気になってしまった。しばらくの沈黙の後、おばあさんが植木を見ながら「丸くて綺麗な植木ねえ、山みたい。私も昔はよく山に登ったものだわ」と気まずい雰囲気を打破すべく、植木を山に例えるアクロバティックな会話を仕掛けてきた。しかしそれにも僕は「ああそうなんですねえ」としか答えることができず会話は終わった。本当は可愛い花の話の時に、この公園にはよく来られるんですかとか聞けばもう少し会話が広がったのではないかと家に帰って考えたりした。

5月24日で27歳になった。誕生日の日にスマートフォンが壊れた。職場で何度も「今日誕生日なんですよ」と言おうとしたがなかなか言い出せず、仕事終わりにスマホの修理屋で生年月日を書いていたら店員のお兄さんが「あっ」となったので「今日誕生日なんですよ」と言えた。復活したスマホには父母姉から誕生日おめでとうとラインが来ていた。スーパーで少しだけ高い小さいステーキ肉を買い、焼いて食べた。自分へのささやかなお祝い。6月9日に姉の誕生日だったのだが誕生日おめでとうと送るのを忘れていて3日後にラインをした。「おそっ笑」と返信がきた。

ずっと見れていなかった『ボージャック・ホースマン』の最終シーズンをついに完走した。本当に素晴らしい作品だった。ラストシーンのセリフが全てだった。

人生って辛いけどそれでも生きていかなきゃ

『ボージャック・ホースマン』には、「人は変われる!」といったような救いはないが、過去の後悔や過ちと共に生きていくことを描いていたのがとても良かった。

最近、ディズニープラスに加入した。毎日のようにディズニーアニメを観ている。ピクサーの『ソウルフル・ワールド』がとても素晴らしかった。

なにかするために生まれるっていうでしょ?でもそのなにかってどうすればわかる?もしも違うものを選んじゃったら?たとえば別の人のものとか。

生きている意味は、なりたい人になるとか目標を達成することにあるのだろうか。木漏れ日の美しさや枯葉が風に舞う様、歩くこと走ることといった根源的なことが生きている意味なのではないかといった着地点がとても詩的で好きだった。谷川俊太郎の「生きる」を思い出した。大好きな『モンスターズ・インク』『モンスターズ・ユニバーシティ』『ズートピア』も観返して素晴らしさに奮えた。

最近はますます『有吉の壁』のありがたみを感じている。芸人たちがコンビの枠を超えて笑いを取ろうとする姿がとても好きで、その特別感がなんだか年末のようなのだ。年末の豪華なバラエティを毎週観ることができている高揚感が常にある。もう中学生の活躍ぶりも嬉しくて、『マツコ&有吉 かりそめ天国』でのもう中のロケも最高なのだ。しばらく前の『ゴッドタン』の「ケンカ仲直り王決定戦」がかつての『キングちゃん』の「冷やし漫才王」のようで面白かった。冷やし漫才は本当に発明だ。マヂカルラブリーが冷やし漫才やったらめちゃくちゃ面白いと思う。

『大豆田とわ子と三人の元夫』もついに最終回を迎える。ここにきて名言の乱れ撃ちだ。とても素晴らしいのだが、どうにも名言にすべてが回収されてしまうのがもやもやしてしまう。「キッチンの換気扇付けっ放しだった。地味にうるさい。けど消しにいくのはめんどくさい」とか「これぐらいの大きさの犬は毎日でも洗いたいのです」のような細部が坂元裕二たらしめているのではないかと思ったりしている。

本は、ひうち棚『急がなくてもよいことを』、池辺葵『ブランチライン』2巻、『IN/SECTS』vol.13を読んだりした。

数日前に免許の更新へいった。受付に免許を置き忘れる、講習の部屋を間違えるなど自分の駄目さ加減に情けなくなった。新しく撮った写真は数年前より明らかに太っていて、やっぱり痩せなきゃなと思った。