記録

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5月5日

朝6時に起きた。久しぶりの出社のため、7時ぐらいに家を出た。行きは、『三四郎のANN』を聴いた。コロナとゴールデンウィークが相まって電車はがらがらだった。今日で在宅勤務が延長するかどうか決まるのでどきどきしていた。自分の中ではほぼほぼ延長されるだろうと思っていたが、職場へ着くとすぐに来週から出社だと伝えられた。ずっと家にいられるもんだと思い込んでいたのでショックだった。店舗で働いているため、営業再開ということだ。この状況下で営業したら、やることがない人が押し寄せるに決まっている。しかし、上の人が判断した以上従うしかないし、2ヶ月も閉め続けていては経営的にも厳しいのだろう。開店に向けて準備を進めた。そもそも、異動してすぐに休業となったため職場の人の顔と名前さえも覚えていない。今日は、やっと社員以外のスタッフに会った。全員女性だ。この状況の中でどういう立ち位置に収まればいいのか分からない。不安しかない。お昼は、とても暑かったが外のベンチでコンビニのサンドイッチを食べた。久しぶりに9時間働き、職場での9時間の長さに疲れてしまった。家ならあっという間に時間が過ぎていき、今日も無駄にしてしまったと落ち込むぐらいなのに。18時まで働き、電車に揺られて帰った。帰りのラジオは『霜降り明星のANN0』だ。家に着き、先日親から送られてきた生そばと鰻を食べた。鰻が1番好きな食べ物なのでこの上ない幸せに包まれた。勝手にニコニコしてしまう。22時から乃木坂46真夏の全国ツアー2017がライブ配信されていたので観た。みんないる!と興奮した。そして、深夜の『爆笑問題カーボーイ』冒頭45分の太田さんの話が本当に素晴らしかった。岡村隆史の例の件について、あらゆる方向へまなざしを向け寄り添おうとしていた。この問題について岡村のあの発言1つを取り上げるのではなく社会構造そのものへ目を向けることができるのはさすがだ。なにより、ラジオや風俗が唯一心を許せるものになっているかもしれない人へのまなざしに泣きそうになった。太田さんは、零れ落ちてしまった人へ本当に優しい。その行為が、普通の人たちにとっては忌み嫌われることであっても、ある人にとっては救いであることをどうしたって否定することはできない。風俗に関しては、『万引き家族』の池松壮亮を思い出した。太田さんの理解し合えるというのは、本当の意味での理解は難しいかもしれないけれど、それでも理解し合おうとする姿勢のことだと思っている。それにしても、このコロナという状況になって『万引き家族』しかり『天気の子』で描かれてきたことがよりくっきりとしてきた。