記録

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どうでもいい生活の断片たち

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蒸し暑くなるひとつ手前の朝5時に白い毛の猫を見た。白い毛は、朝日を浴びてまるで自ら発光しているようだった。猫は、自分が発光していることなど露知らず、まだ熱くならないコンクリートの上にでっぷりと座り込んで眠っていた。

最近は、更新が滞っている。書くことがない。いや、日々日常は変わり続けているが、それでも書くことがないのだ。ひねり出して書こうとすると、見上げた空に浮かんでいた雲が犬みたいな形で思わず写真を撮ったみたいなことしかない。もういいか。そんなことばかりを書いていく。この前、道を歩いていたら、もう何度も歩いている道なのに、見たことのない看板が目に入った。その看板はもう錆びついていて、要するに、かなり前からそこにあったわけだがまったく目に入ったことがなかった。これは、なにかの例え話のようでなんの例え話でもない、ただ実際にあったことだ。

他には、仕事の休憩中にこの暑さのなかセミの鳴き声がうるさい公園のベンチに座っていたら、リードに繋がれていない犬が飼い主の後ろをとぼとぼと歩いて前を通り過ぎようとしていた。すると、ふと犬は立ち止まり、木を見上げた。セミの鳴き声を聞いているようだった。僕も一緒に見上げた。しばらく犬は上を向いたままだったが、我に返ったように飼い主のほうへ小走りで駆けて行った。

最近になってようやくハンカチを持ち歩くようになった。25年の人生にして新たな習慣を作る努力をしている。信号待ちをしている時にポケットからハンカチを取り出して汗を拭く瞬間なんかは、ひとつ人としての位が上がったような気さえしている。手のひらで汗を拭っていた過去の自分とはおさらばだ。

毎日本当に暑いので、ぐったりと家でバラエティ番組を見ている。やっぱり『相席食堂』はずっと面白くって、サンコンが「イッコンニコンタンコン」と言っているのにゲラゲラ笑ったりしている。定番ギャグの本人による言い間違えが面白いというのは発見で、いくつか前の回でスギちゃんの「ワイルドだろう」が「ワールドウォー」に聞こえたのも本当に笑った。ラジオも相変わらずたくさん聞いていて、最近面白かったなあと思ったのは、おぎやはぎのメガネびいきで脱毛ワックスを気持ち悪がる矢作とそれに触れず自分の話を進める小木のくだりがたまらなかった。やっぱり、ズレというか同時多発的に何かが起きている現象がたまらなく好きだし面白いと思うのだ。

最近は、お昼に王将ばかり行っている。定食を頼むんじゃなくて、一品料理プラスご飯という組み合わせでメニューの端から注文している。これに関しては特に書くことはなくって毎回ああ美味しいなあと思いながら食べてている。

こんな感じでもう生活にあったことを断片的に書くことしかできない。ちなみに、犬に見えた雲の写真はこれだ。もはや今見返すと、どれが犬に見えたのか自分でもわからない。

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