記録

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久しぶりの1週間のこと ナカゴーやマームなど 7月24日〜7月30日

1ヶ月ぶりに書きます。この1ヶ月はいつにも増して無為な毎日を過ごしておりました。とりあえず、就職は決まっていませんし就活もしていません。なんだかもやもやしたものを抱えながらずるずると部屋に引きこもっていました。この1ヶ月の間、特段楽しいことはなかったので引きこもっていた間に読んだ本を羅列します。

スペース・オペラ (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)

スペース・オペラ (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)

 
台湾生まれ 日本語育ち

台湾生まれ 日本語育ち

 
星の子

星の子

 
谷郁雄エッセイ集日々はそれでも輝いて

谷郁雄エッセイ集日々はそれでも輝いて

 
史群アル仙作品集 今日の漫画2

史群アル仙作品集 今日の漫画2

 
冬のUFO・夏の怪獣

冬のUFO・夏の怪獣

 
茄子の輝き

茄子の輝き

 

どれもとても面白く読めた。特に谷郁雄さんのエッセイが素晴らしかった。今週は色々と出かけたりしたので月曜日から書いていきます。

 

月曜日

2週間ほど前から新しくアルバイトを始めた。その2回目の出勤日だった。このアルバイトを始めたことは自分の中ではかなり大きな選択で、なにか得ることができればと思っている。この日は、インタビューの書き起こしをした。某有名詩人のインタビューの書き起こしだったのだけど、働くということについて話されていて1つ1つの言葉が刺さりまくった。ちなみに3年働いていた前のバイト先は、就活のために1ヶ月ほどシフトに入っていなかったら、家のポストに退職通知書が届けられていた。チェーンの喫茶店ではあったけれども俳優やら作家に珈琲を出すことができていたのは、東京にいる!という感覚が味わえていいものでした。

 

火曜日

三鷹SCOOLへ滝口悠生×柴崎友香の対談を聞きに行った。好きな小説家の話を生で聞ける機会はあまりないのでありがたいイベントだ。記憶の話、場所の話、小説の長さのことなど面白い話をいくつも聞けた。特に、小説を書くとは思い出すことである、という話が興味深かった。場所のことは、自分の関心の対象でもあるのでたくさん話を聞けて良かった。お二人とも、小説の人物は現実での何人かの知り合いをモデルにして書くらしく、小説でのその人物の行動を、現実の知り合いが本当にしたことだと勘違いしてしまう話も面白かった。

 

水曜日

久しぶりに部屋の掃除をした。もう1つ本棚が欲しいのだけど、その本棚を置くスペースすらないのでどうにかしたい。

 

木曜日

さいたま芸術劇場でマームとジプシー『ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと』を観た。この作品は、3年前東京に来た時、初めて観た演劇だったので個人的に思い入れがある。東京にはこんな面白いものがあるのかと衝撃を受けたのがつい昨日のようだ。改めて観ると、エモーショナルが過ぎるよと思わなくもないけど、やっぱりとても好きな作品だ。この3年の間にマームも自分も変わったなあと感慨深かった。劇場からの帰り道、手を繋ぎながら歩く女子中学生4人を見かけた。その光景を見てなにかどきどきするものがあったけれど、その感覚自体が10年くらい古いような気がして、ただの手を繋いでいるという現象に過ぎないのだと自分に言い聞かせた。

 

金曜日

浅草九劇でナカゴー『ていで』を観た。めちゃくちゃ面白かった。あらすじや場面を事前に観客に教える大胆さと、それをもろともしないディテールの細かさと役者の演技。どこを抜き出しても必ず面白いのではないだろうか。あらゆる「ていで」が散りばめられていた。そもそも演劇自体が「ていで」で成り立っている部分がほとんどのわけで。メダルゲームの説明と、映画のあらすじを話すシーンが個人的には好きだった。最終的には少し感動というかほっこりするところに落とす構成も良い。正確には思い出せないのだけれど最後のセリフの、楽しい話は何度でもしましょうよ、がとても良かった。何度でもってところがある種ナカゴーのしつこさとも繋がるような気がした。

夜は友達と下北でご飯を食べる約束をしていたので、夕方ごろ電車で向かっていたら、隣に座っている20代ぐらいのカップルが「今日の夕飯なに食べる?」と会話をしていた。結局なにを食べるのか決まる前に僕は電車を降りて行ってしまったのだけれど、誰かの生活をのぞき見した気持ちになった。そして、下北の駅前で待っている時にもまた別の知らない人たちの「今日の夕飯なに食べる?」という会話を耳にした。その時ははっきりと「焼き肉!」という男の人の声が聞こえてきた。あのカップルは焼き肉を食べたのだろうか。ちなみに僕はその日、YOUNGというお店でカレーを食べた。

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チキンカレーとドライカレーの二種盛り。美味しかった。

 

土曜日

ユーロスペースへ『テアトロコントvol.20』を観に行った。今回の出演者は、ラブレターズうしろシティ、チョコレートプラネット、玉田企画の4組。演劇からは玉田企画だけだったのだけど、芸人と引けを取らない面白さだった。最近の公演『今が、オールタイムベスト』でも見せた玉田さんのあの演技がここでも炸裂していた。アフタートーク九龍ジョーさんも言っていたけど玉田さんのプレイヤーとして凄さは目を見張るものがある。

 

日曜日

少年文芸vol.1とvol.2を読んでいた。

少年文芸〈2005年初夏創刊号〉

少年文芸〈2005年初夏創刊号〉

 
少年文芸〈VOL.2〉

少年文芸〈VOL.2〉

 

この本、2005年が創刊号なのだけどすでに星野源滝口悠生が小説を載せているのに驚く。星野源SAKEROCKでファーストシングルを出したのがこの年で、滝口悠生は2011年に新潮新人賞でデビューなのでかなり早い段階で注目していたことになる。

Aマッソのゲラニチョビが久しぶりに更新されだした。やはりめちゃくちゃ面白い。

www.youtube.com

個人的には、14分12秒あたりのジャングル育ちのボケがとても好き。