記録

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『ひよっこ』のことや『三の隣は五号室』など 5月29日~6月4日

月曜日

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンがまたまた復活した。復活もこれで3回目ということでこれまでの特別感よりは、通常の放送といった感じでずっとくだらなくて最高だった。布団に潜りながら1人で笑ってる時間が我ながらたまらなく愛おしい。深夜ラジオのある生活が当たり前になってる身としては社会人になって働き始めたらどうなるのだろうかと思う。聞かなかったら聞かなかったで生活にまったく支障はきたさないんだろうなと想像してしまうことが悲しい。爆笑問題カーボーイに関しては中3から聞いてるので離れてしまいたくないな。

 

火曜日

この日の『ひよっこ』も泣けた。まず、澄子の「おれ、和夫さんの娘になりてえわ」で泣いて、その後の食堂でみんなが山羊の鳴き真似をしたシーンで泣いた。なんてことないシーンなのに向島電機がなくなってしまうとなってからは、乙女寮の彼女たちの全てが愛おしい。

 

水曜日

この日の『ひよっこ』も泣けた。「見上げてごらん夜の星を」を合唱するシーンで号泣ですよ。この週のタイトル「小さな星の、小さな光」はここからの引用で、まさにドラマのテーマとぴったりだった。

 

木曜日

長嶋有『三の隣は五号室』を読んだ。

三の隣は五号室

三の隣は五号室

 

ほんとに素晴らしくて、読み終わった後にこれまで住んできた家の記憶が蘇ってきた。転勤族だったので幼稚園から小学校4年まで計4回引っ越しをしてきたのだけど、いまだにその間取りを覚えている。というよりもこの本読んで思い出した。これまで住んできた家のすべてに、今は自分の知り得ない誰かが生活していると考えると不思議だ。そして、今の一人暮らしをしているアパートの部屋にも歴代の住人の幾人もの生活があったわけだ。ちなみに築23年のアパートなので自分と同い年。僕が生まれたその時には、このブログを書いている部屋には恐らく初代の住人がいたということになる。

 

金曜日

この日の『ひよっこ』53話は、これまでの中で一番良い回だった。素晴らしいセリフで溢れていた。立て壊されてしまう工場に豊子が立て籠もった時にみね子が言った

悲しいけど無くなんないよ、無くなんない。私たちがずっと忘れないでいれば、工場は無くならない。ずっと無くなったりしない

そして豊子が無事に工場から出てきた後のみね子による独白の

豊子の小さな反乱は時間にしたらほんの何分かのことで歴史に残るようなことではないのかもしれないけど、たしかに今ここで起きた事件です。私の歴史年表ではとっても大きな出来事になると思います。いつかみんなで笑い話にしてやろうと、何度でも笑い話にしてやろうと思いました

ほんとに素晴らしい。もう最終回を迎えるかのようなセリフだ。こんな良いセリフを聞けただけでも満足なのに、最後のみね子によるモノローグがさらに素晴らしかった。

お父さんへの心の手紙ではどうしても私の近くにいる人の話になってしまうけど、ここには大勢の乙女たちがいました。みんなそれぞれに、私とおんなじように物語があります。なんだかそれって、すごいなあと思います。そんな物語がものすっごくたくさんあるのが、東京なのかなあって思いました

まさに『ひよっこ』で描かれていることのすべてが詰まっている。たった15分の中にこれだけのセリフがあるってどうかしてるし、下手な人だったら臭くなってしまうようなセリフなのにそうならない脚本の素晴らしさよ。

 

土曜日

家に引きこもっていた。

 

日曜日

シベリア少女鉄道『たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す』を観た。とても高度なことをやっているのに本当にくだらなくてめちゃくちゃ面白かった。最後は客席から拍手喝采であんなお芝居の終わり方は観たことなかった。よくある映画とかドラマのゾンビって生前の習慣と同じ行動をするので、過去の「きっかけ」に囚われてしまった人たちの動きに納得でした。