記録

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ハイバイ「おとこたち」や最近のことなど 4月4日〜4月10日

 

 月曜日

 昼間はタイ旅行について書いて夜はバイトをした。この1か月、旅行について2つ書いただけなので最近のことを少し。最近は、フジロッ久(仮)のアルバム「超ライブ」をよく聴いている。
超ライブ

超ライブ

 

  最初から最後まで愛に溢れていて本当に良いアルバム。生きていることそれ自体に対する肯定が感じられて、歩きながら聴いていると少しだけいつもの風景が明るくなる。

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 アルバムに入っているこのドゥワチャライ久の歌詞の「こわいことは こわい」の部分がたまらなく好きだ。当たり前のことを当たり前に認めて歌い上げる姿にグッときてしまう。あとは7曲目「パーク」の歌詞のこの部分からは小沢健二の「天使たちのシーン」が彷彿させられた。

風船が飛んでった

追っかけて行きたいな

誰もが誰かを想う

 

風船が飛んでった

何人か気付いた

誰もが誰かの子供

 「天使たちのシーン」の歌詞は以下。

真珠色の雲が散らばっている空に 誰か放した風船が飛んでゆくよ

駅に立つ僕や人混みの中何人か 見上げては行方を気にしている

 

 火曜日

 芸劇シアターイーストにてハイバイ「おとこたち」観劇。2年前の初演を観た時にその傑作ぶりにすっかりやられてしまってDVDまで買って何度も観直しているほどの好きな作品。今回の再演はサンプルの松井周が参加している。改めて生で観て、内容だってセリフだって分かっているのにやっぱり胸が苦しくなってしまった。ハイバイの作品は毎回そうなのだが、同じシーンを観ているのに泣いている観客と笑っている観客が同時に発生する。これはとてもすごいことで、作品自体が観客それぞれの人生や経験を異なる形で内包しているからではないだろうか。このような戯曲を書けてしまう岩井秀人はやはり凄い人だと思う。

 

 水曜日

 大学が始まった。いつの間にか3年になってしまっていた。なんて思っているうちに4年になってしまうのだろう。この日は少人数の演習の授業があった。先生は重松清。毎年、作家先生に教わることができるのはミーハーな自分としてはありがたい。昨年の北村薫と同じく重松清も怖いぐらい優しかった。優しいというか懐が深い印象。これからどんな授業になっていくのだろうか。ちなみに先生のipadの壁紙が猫であった。自分が飼っている猫らしい。

 

 木曜日

 なにをしていたか思い出せない。そういえば火曜にハイバイを観に行った時に時間があったので池袋のココナッツディスクに行ってみた。特にお目当てのものを探しにいったわけではなかったのに思わずラッキーオールドサンの「ミッドナイトバス」7インチを見つけ買ってしまった。

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 ひたすらに心地よいメロディー。

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ラッキーオールドサンのこのアルバムが好きでけっこう聴いているのでミッドナイトバスを見つけたときは嬉しかった。

ラッキーオールドサン

ラッキーオールドサン

 

  このアルバムのジャケットが好きでここはどこなんだろうかと思っていたんだけどつい最近、聖蹟桜ヶ丘という場所だと知って俄然行ってみたくなっています。坂から街を見下ろした風景がたまらなく良い。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」も坂が印象的に使われていたのでぜひロケ地に行ってみたい。自分の趣味への行動力だけはあるので今月中には行っているでしょう。

 

 金曜日

 思い出せない。

 

 土曜日

 ハイバイ「おとこたち」をまた観に行く。2回目でも傑作ということには変わりはなかった。夕方からサークルの新歓。たくさん人が集まる場所はつらかった。俺たちはお前らとは違うみたいな雰囲気を意図的に出す人たちがいて、もうそういうのはいいじゃないかという気分になった。誰も幸せにならないから。

 

 日曜日

 同じく新歓。ひたすらにつらい。