記録

記録

2022年11月28日〜12月3日

11月28日(月)

爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。仕事の休憩中に丸亀でかけうどんとかしわ天を食べた。21時に退勤。金属バットがワイルドカードで準決勝へ行ったらしい。妥当な結果だ。この勢いで決勝も十分にありえる。ワールドカップの中継で『エルピス』の放送が遅れていてリアルタイムの視聴に間に合った。今週もとんでもなく面白かった。それにしても岡部たかしさんは良い役どころだ。先日購入した大白小蟹さんの『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』を読んだ。どの短編も素晴らしいのだが個人的には「たいせつなしごと」が特別好きだ。各短編の最後に差し込まれる短歌もとても良く、大白さんの短歌をもっと読んでみたくなった。装丁も良いなあと思っているとやはり名久井直子さんだった。

11月29円(火)

天気は雨。10時頃に起床。目玉焼きを作り、ご飯に乗せて食べた。久しぶりに朝ごはんらしい朝ごはん。下北へ行き、本多劇場KERA・MAP『しびれ雲』を観た。

ケラさんの芝居は長ければ長いほど面白いので3時間半もあっという間だった。心地良い会話と巧みな群像劇に幸せな気持ちで一杯になった。満足した気持ちでさて帰ろうかと思っていると職場から連絡がありコロナの濃厚接触者になった人が出たため急遽出勤することになった。最悪だが社員なのでしょうがない。22時半まで働き帰宅。帰りに雨が強くなりびしょ濡れになった。寝る前に数年前に買って読んでいなかった荒川洋治『日記をつける』をふと読んでみたくなり本棚から引っ張り出してきた。日記を書くときに意味のあることを書かなくては焦ることが度々あるのだが、それぞれの書き方でいいのだと気持ちが軽くなった。

11月30日(水)

三四郎のANN0』を聴きながら出勤。雨は降っていないが昨日を引きずったような曇。仕事は月末業務で忙しい。M-1決勝進出者発表があった。真空ジェシカ、ヨネダ2000、ダイヤモンド、キュウ、男性ブランコなど次世代感がある決勝進出者だ。敗者復活戦もほぼ決勝のようなメンバーなので当日が楽しみ。なにより決勝後の打ち上げの司会が千鳥に戻ったのが嬉しい。M-1の痛みを知っている2人はとても優しいのだ。

12月1日(木)

9時に起床。最高気温10度の寒さ。北海道と東北では雪が降ったらしい。12月になった途端に寒くなる。昨日より厚手のコートを着て仕事へ。『田中宗一郎 THE SIGN PODCAST』の「お笑い地政学」第三回を聴いた。とても面白いし興味深かったが自分は何に対してもただの観客にしかなれないなと思った。先日急遽出勤したので早めに帰らせてもらい『ダイアンのTOKYO STYLE』ランジャタイゲスト回を聴きながら帰宅。夕方には家にいることができたのでからあげを作った。タルタルソースも作り、チキン南蛮風にした。夕飯を食べながらM-1準決勝の配信を観た。誰が決勝に行ってもおかしくない準決勝だった。敗退組ではシンクロニシティ、ハイツ友の会、令和ロマン、かもめんたる、ビスブラが好きだった。決勝進出組は、真空ジェシカ、キュウ、さや香でめちゃめちゃ笑った。いわゆるしゃべくり漫才がほとんどない決勝になりそう。関係ないが、ヨネダ2000の誠さんはナカゴーに出てそうだなといつも思う。『silent』8話をリアルタイムで視聴。夏帆がとにかく良い。『テレビ千鳥』は商店街の捨てる食材で出汁を取る企画。数ヶ月前の『タモリ倶楽部』も持ち寄った食材で出汁を取っていた。寝る前に『日記をつける』の続きを読んだ。夜はすっかり冷え込むようになったので靴下を履いて1時頃に布団に入った。

12月2日(金)

朝起きるとツイッターもテレビもワールドカップで日本がスペインに勝った話題で持ち切り。さすがに勝てないだろうといった雰囲気だったのですげーと思った。スポーツバーやスクランブル交差点で大騒ぎしている人たちのことはあまり理解できないが選手たちが喜んでいる姿はこちらも泣きそうになる。あと、カタールワールドカップの公式キャラクターがおばけみたいで可愛い。

外はもう完全に冬の寒さ。『オードリーのANN』を聴きながら仕事へ。休憩中は日高屋でチゲ味噌ラーメンを食べた。相変わらず抜群に美味い。この冬は何回チゲ味噌ラーメンを食べることができるのだろうか。『空気階段の踊り場』を聴きながら退勤。ブースに現れたたつまるが可愛かった。最後に爆笑問題が乱入。駅のホームでアイスクレープを食べている人がいた。こんな寒いのになんでだと思ったが彼には彼なりの理由があるのだろう。家に帰って『タモリ倶楽部』を観た。様々な簡易トイレの特集。東京03飯塚さんと角田さんがゲスト。タモリ倶楽部の企画は毎週本当に面白いがどんな会議が行われているのか気になる。

12月3日(土)

10時頃に起床。天気は晴れ。窓を開けて部屋の空気を入れ替えた。冬のひんやりとした空気が気持ち良い。洗濯と軽く部屋の掃除をしてホットケーキを作った。表面がぷつぷつとしてきたらひっくり返す。しろくまちゃんのホットケーキで教わったことだ。王子へ行き、北とぴあのつつじホールでナカゴー『ていで』を観た。

初演も観ているがメダルゲームの説明をするシーンがやはりとても好きで、ただ説明をしているだけなのに途方もなく面白い。パッケージとして見れば人情話なのに、中身はまったく見たことのないものが繰り広げられるのがやはりナカゴーだ。しかし劇場が広いせいか少しお客さんが固くもっとウケてもいいんじゃないかと思う瞬間が何度もあった。あと、てっきり北とぴあのいつものエレベーターを昇った先のシャンデリアの空間かと思っていたら、こんな広いホールでやるとは思ってもいなかった。16時過ぎに劇場を出ると、もう薄暗くなっていた。飛鳥山公園に短いモノレールがあるのを駅のホームから見かけ、乗りたいと思っていたので向かうと稼働時間が終了していた。仕方なく階段で飛鳥山を登ると、黄色く紅葉したイチョウが一面に散っていた。公園からは、夕暮れの街を見下ろせた。眼下を都電が走り抜けていった。美しい土曜日。王子駅前にはあまり見かけないイートインができるコージーコーナーがあったのでケーキを食べた。帰宅し、豚肉を味噌とはちみつで軽く漬け込み、焼いた。先週の『マツコ&有吉 かりそめ天国』を観ながら食べた。夕飯を食べながら、最近「牡蠣フライ始まりました」の文字を街中でよく見かけるので牡蠣フライが食べたいなと思った。しかし、今シーズンのファースト牡蠣フライをどこのお店にするかは非常に重要な問題なのでよく考えなければならない。「シーズン」「ファースト」「フライ」なんてなんだか野球みたいだなと思い、ひとりで可笑しくなって笑った。

『日記をつける』を読み終わった。

愛するということは、あるいはたいせつな人をもつということは、記憶に懸命になる、そうさせられるということである

という一文があった。人の部分は物や事にも置き換えられるし、自分が執拗に場所や固有名詞を出して日記を書き続けている理由はここにあるのかもしれないなと思った。

 

2022年11月21日〜11月27 日

11月21日(月)

午後から仕事だが珍しく早起きをした。昨日の文フリの余韻を引きずっているせいだろうか。出勤時間までまだ時間があるので職場の最寄りまで行き、近くのモスバーガーで昨日の日記を書いた。ちょうど12時過ぎでオフィス街のモスは混んでいた。左手に座る女性は赤ちゃんを抱いていて、しばらくすると2人の女性が合流した。育休を取っていたらしく久しぶりの同僚との再開に喜んでいた。代るがわるに赤ちゃんを抱き、顔を寄せ、赤ちゃんの柔らかさとぐらぐらする頭を可愛い可愛いと愛でていた。右手に座る別の女性2人組は左の人たちよりも少し年齢が高いようで、小学生の子どもたちがいつまでサンタを信じるのかという話をしていた。久しぶりに色んな人たちの会話を聞けて満足感があった。仕事は人手不足で忙しかったが、こだまさんの『夫のちんぽが入らない』売れたので嬉しかった。すぐに補充をかけた。休憩中に丸亀でかけうどんとかしわ天を食べた。昨日ラッピングを喜んでくれたお客さんがまた来店した。色々と対応したら「お兄さんが優しい人でよかったわあ」と言われた。22時半に退勤した。電車の中で昨日の日記の続きを書き、ブログを更新した。 

11月22日(火)

今日も午後からの出勤だが早めに目が覚めた。布団の中でM-1準々決勝の動画を見始めた。ここまで来ると面白くない人たちがいない。金属バットもランジャタイもめちゃくちゃウケてるし面白いのに決勝に行けないなんてシビア過ぎる。ネタの内容の不倫とか日本刀が原因なのだろうか。ちなみに個人的に好きだったのはさすらいラビーだ。真空ジェシカ川北さんの「流石にラビー」の印象しかなかったが、ユーチューブでネタを漁ったらどれもめちゃくちゃ面白かった。「和菓子屋」というコントが愛おしさと面白さで5周くらい見てしまった。

youtu.be

霜降り明星のANN』を聴きながら出勤。仕事は滝口悠生さんの『茄子の輝き』が売れた。こちらもただ自分が好きな作品だからという理由で棚にひっそりと挿していた本なので誰かに届いたと思うと嬉しい。仕事からの帰り道、ふとフレンチトーストが食べたくなりパンと牛乳、卵を買って帰宅した。買ってきた材料をボールに入れて砂糖を加え、かき混ぜてパンを浸した。明日の朝の楽しみを前日の夜に仕込むなんてちゃんと生活している気がする。

11月23日(水)

祝日。朝から土砂降りの雨。9時に起きて昨日の夜に仕込んだフレンチトーストを焼いてた。焼く時に焦がしてしまうし味もいまいちで落ち込んだ。雨のせいか気分もさらに落ち込んだが、連日の仕事や文フリの疲れもあるのだろうと結論づけた。大人なので不調の原因を明らかにして自分の気持ちをコントロールすることができる。フレンチトーストが失敗したので、絶対に美味しいことが確定している食べ物ことカレーを作ることにした。土砂降りの中、都電沿いを歩いてスーパーへ行った。道中、なにかを羨ましそうに眺める銅像があった。これは文フリきっかけで交流を深めている人たちを眺める自分だ、と思った。

しかし、いざ人と関わると疲れてしまうことは分かり切っているので平気平気と思い込んだ。スーパーは、人がほとんどいなかった。鶏肉を選んでいると同じく鶏肉を見たいであろう人がスッと近づいてきたので一旦場所を譲るとその人は鶏肉を選ばず違う場所へ行った。こういうことがよくある。仕事でも品出しをしている時にこのお客さんこの棚見たそうにしているなと思って場所を譲るとどこかへ行ってしまう。誰かが見ているものを見たい野次馬根性みたいなものなのだろうか。カレーの具材を買い、帰宅。一人暮らしだがこの季節ならカレーのルーをすべて使っても食べきるまでに傷まないだろうと大きな鍋で調理した。カレーを作る時、大体はチキンカレーにする。頭の中で「カレーはやっぱりチキンカレー」という草彅くんの声がこだましていた。カレーを火にかけている間に『有吉クイズ』を観た。またウィッグを被りながら砂浜で磁石を使って砂鉄を集めていた。17時くらいにカレーが出来上がったので早めの夕飯にした。2杯食べたら眠くなってしまい、ソファで横になって起きたら20時。それほどサッカーへの興味と知識はないが、ワールドカップの日本対ドイツ戦を見た。興味はなくとも勝ちそうになるとグッと見入ってしまう。

11月24日(木)

昨日と打って変わって晴天。洗濯をした。昨日のカレーを食べながら『エルピス』を観た。毎週とんでもなく面白い。ファミレスで雑炊を食べる良いシーンがあった。特に予定もないがふと自転車に乗りたくなりシェアサイクルを借りて隣駅まで自転車を走らせた。途中道に迷い、本来なら15分の距離を30分もかけてしまった。しかし、時間はたっぷりあるので優雅に住宅街を彷徨った。買い物をして帰宅。今度は18分で帰って来れた。文フリで販売した新刊の手直しをするためにパソコンを持って喫茶店へ行った。誤字脱字があまりにも多すぎたのですべて回収したい。約2時間作業をした。家に帰ってきてカレーにトマト缶と牛乳、バターを入れてバターチキンカレーにした。半分に減っていたカレーがまた100%の状態に戻った。なぜだか久しぶりに小津安二郎を観たくなり、『秋刀魚の味』を観た。あまりにも完璧で美しい構図の連続に感嘆した。大学生の時に観た時はなにも分かっていなかったんだなと思った。そして劇中で日本エレキテル連合の「だめよ~だめだめ」の元ネタらしき場面を見かけた。言い方がほぼ同じだった。

ランジャタイ国崎さんがコロナに感染しM-1ワイルドカードへの可能性を辞退することになったとのこと。この様子だと金属バットが準決勝に行くのだろうか。そのまま決勝へ進んでほしい。

11月25日(金)

10時頃に起床。朝ごはんにバターチキンカレーカレーを食べて『佐久間宣行のANN』を聴きながら出勤。22時に仕事を終え帰宅。ちょうど家に着くと『ネタパレ』が放送されていた。ランジャタイ、ダウ90000、ぱーてぃーちゃんと豪華なメンバー。24時過ぎから昨日に引き続き小津を観ることにした。今日は『東京物語』にした。これまた素晴らしい。8年近く見返していなかったことを後悔した。

11月26日(土)

『オードリーのANN』を聴きながら出勤。21時過ぎに退勤。今日も小津を観ることにするかと思ったが気分を変えて『男はつらいよ』の1作目を観ることにした。いつか『男はつらいよ』を全作観たいと思っていたのでその第一歩だ。寅さんのべらんめえ口調が心地良い。そのままやっぱり小津の『晩春』を観た。

11月27日(日)

10時頃に起床。『空気階段の踊り場』を聴きながら渋谷へ。「踊り場ブレイキングダウン」でかつてかたまりが新歓で行ったサークルの人と電話し、「あの時出会ってれば友達になれてたかも」という着地に笑いながら泣きそうになった。ユーロスペースで玉田企画とゆうめいの『おたのしみセット』を観た。好きな劇団のコラボ公演。たくさん笑った。帰りに東急の丸善ジュンク堂で大白小蟹『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』、谷口菜津子『うちらきっとズッ友』、蓮實重彦『監督 小津安二郎』を買った。渋谷東急は年明けに閉店するのでこの本屋も閉店することになる。本屋の閉店はいつだって寂しい。東急から奥渋を通り、代々木公園駅まで歩き千代田線に乗った。帰宅する前にスーパーに寄った。お会計を終えるとレジをしてくれた人が「お疲れ様でした。今日で自分最後なんですよ」と次のレジの人に言って交代していた。この人の最後のレジは、豚こま344円とペットボトルのお茶54円だったのか。夕飯は、チーズを豚肉で巻いて塩コショウで味付けして焼いたものを作った。ノンアルコールビールで味の濃いものを流し込むのは最高に美味い。お酒はまったく飲めないがビールの味は好きなので酒飲みの真似事をしている。夕飯を食べながら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』を観た。最高のクリスマスムービーだった。犬好きとしては新しく登場した犬のコスモがたまらなく可愛かった。

2022年11月19日〜11月20日 文フリ東京

11月19日

仕事は休み。文学フリマ前日。とりあえず身だしなみを整えるために美容院へ行った。3ヶ月髪を切っていなかった。人前に出るから清潔でありたいという美意識と自意識。いつもの美容師さんは相変わらずちょうどいい話をしてくれる。ディズニーシーへ5年ぶりに行ったら楽しみすぎて朝4時に起きたと言っていた。店内の装飾がクリスマスになっていたので、「去年はたしか10月はハロウィンの装飾してましたよねー。かぼちゃのクロスかけられた記憶あります」と話したら今年はお店の人がみんなハロウィンのことをすっかり忘れていてなにもしなかったとのこと。自分から話題を振ったことに我ながら成長したなと思った28歳の冬。

髪を切り終わり、明日の準備のために隣駅まで紙やテープなどを買いにいった。東急ハンズの文具売り場は人がひしめき合っていて世の中の人はこんなにも文房具を求めているのかと恐れ慄いた。レジも長蛇の列で10分近く並んだ。どこでも売っているような紙やテープのためにこんなに並ぶのなら職場で買ってくればよかったと後悔した。その後、無印へ行くとこちらも混雑していて早々に撤退しスーパーに寄って家に帰ってきた。そばを茹でて、スーパーで買ってきたかき揚げを乗せて天ぷらそばにして食べた。夕方から文フリで配るためのフリーペーパーを書き始めた。昨年訪れた真鶴旅行での出来事のエッセイを書いた。この温度感の文章を今後も書いていきたいと思えるようなとても満足のいくものが出来上がった。印刷し、諸々明日の準備をして寝た。

11月20日

文フリ当日。本を抱えながら11時頃に流通センターへ行った。これまでは浜松町からモノレールの乗り換えに失敗し外を彷徨うことを何度も繰り返していたが今年はすんなり乗り換えができた。流通センターという名前を聞く度に反射的に東京靴流通センターと思う。会場に着き、早めに設営が終わりそわそわした時間を過ごした。過去最高の出店者数とアナウンスされていた。文フリとお笑い賞レースの出場者は毎年過去最高が更新される。開場すると左隣のブースに人が押し寄せて飛ぶように売れていた。インターネットで有名な人らしい。自分のブースにも一定の間隔で人が来てくれた。ブログ読んでますとかツイッター見てますとか『生活記録』読みましたとか言われる度に「誰かに届いているんだ!」と嬉しくなった。こんなたくさん出店者がいるのにわざわざ立ち寄ってもらえるなんて本当にありがたい。いつもながら来てくれる人はみんな優しそうな人ばかりだ。世の中しんどいことたくさんあるけど押しつぶされず頑張って生きていこうな!と心のなかで思った。驚くことに9割くらいが女性の方だった。もっといた少し気弱そうな、自分かよと思うような男の子たちはどこに行ってしまったのかと少し寂しくなった。無事に新刊は売り切れた。仕事の休みが取れず半休を取って出店していたので、ほしい本も買えず挨拶したい人にも声をかけられなかった。15時に撤収した。売る本はもうないけれど最後までいたかったので「仕事のばか!」と思いながらモノレールに乗った。本屋で働いているので、文フリで自分の本を売った後にまた本を売っているのがなんだかおかしかった。仕事のばか!と思いながらも、お客さんが探している本を見つけて感謝されたり、ラッピングを喜んでもらえたりして嬉しくなったりもした。人とコミュニケーションを取るのは苦手だけれど、ダイレクトに目の前で完結しない仕事はどうしても長続きしないような気がしている。本屋で働いている身として選書や棚作りももちろんやりがいはあるけれど、接客も好きなんだろうなと思う。24時前に帰宅した。緊張と不安と喜びが何度も行ったり来たりした一日だったのですぐに眠りについた。

 

【お知らせ】

①12月11日(日)に下北のBONUS TRACKで開催される日記祭に出店します!今回文フリで販売した新刊の『ラジオとテレビと生活と』と既刊の『生活記録』を持っていきます。お洒落そうなイベントで不安かつ誰も来なかったら寂しいのでぜひ遊びに来てください!

https://tsukihi.stores.jp/news/6369031dabc35c4fac2380d9

②新刊の『ラジオとテレビと生活と』の通販を始めました。発送は日記祭が終わった12月中旬になる予定です。

https://miwa261.stores.jp/items/6375b723f80f1e51f29a2670

 

 

2022年9月26日〜10月2日

9月26日(月)

今日も秋晴れ。『マヂカルラブリーのANN0』を聴きながら出勤。この季節になっても誤って弱冷房車に乗ってしまうと汗を掻く。弱冷房車はどの季節に乗ってもだめだ。ラジオは『HUNTER×HUNTER』新刊発売の話題。このペースだとゴンが出てくるのは15年後になると話していて笑った。休憩中にまたもや家系ラーメンを食べてしまった。美味しいが食べ終わった後、罪悪感に襲われる。こうなることは分かっているのに食べてしまう。21時過ぎに退勤。先日の『容疑者Xの献身』の影響で久しぶりに『真夏の方程式』を観た。やはり抜群に映像として美しいし演出も冴えている。

9月27日(火)

10時頃に起床。外は秋晴れで日差しが強くもはや暑い。洗濯をしてから池袋のジュンク堂に行った。出版社や取次に品薄で自分が働いている本屋には入荷しない本が山のように積まれていてでかい本屋はやっぱり違うなあと改めて思った。こだまさんの『ずっと、おしまいの地』と中村一般さんの『ゆうれい犬と街散歩』を買った。

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スタバでひと休憩をして買った本をぱらぱらと読んだ。帰りにスーパーに寄り、買い物をした。セルフレジのレシートが2枚そのままになっていた。まず1枚目をそのままにした人がいて、次の人は自分のレシートを取るためには1枚目を捨てなければならないのできっとそれが嫌で自分のレシートもそのままにしたのだろう。そして3人目の僕は連なったレシートをごそっとつかみゴミ箱に捨てた。公共の場の飲み物のゴミ箱も、奥にぐっと押し込めば入るのに突っかかったままのカップの上にどんどん積み重ねていく人たちを見るとなんなんだと思う。悪い連鎖は早めに断ち切るべきなのにそれに気づかないふりをしたり無視したりするのが許せない。帰宅してこだまさんの『ずっと、おしまいの地』を読んだ。スッと頭に入ってくるのにこれまで以上に重みがあり心にずっと残るエッセイだった。「ピカチュウの凧」が好きで思わず泣きそうになった。夫婦で凧をあげようと一緒に走る姿がとても美しく見えた。『有吉クイズ』2時間スペシャルを観た。ついに『有吉クイズ』がゴールデンになる。セットも豪華になっていた。ゴールデンになっても色んなタレントの手術に密着してほしい。『もう中学生のおグッズ』最終回を観た。好きな番組が終わる時はいつだって寂しい。バラエティ番組もラジオも日常の中の当たり前に組み込まれているがなんだって終わりがあるのだなと好きな番組が終了する度に思う。

9月28日(水)

今日も秋晴れ。秋は晴れしかないのか。朝からのシフトなので眠い。『ハライチのターン』を聴きながら出勤。電車で前に座る女性が紙パックの豆乳のストローを口に咥えながらこくりこくりと眠りに落ちていた。職場の上司が非常に細かく、常に重箱の隅を突くようなことをしてくるが、物音を大きく立てたり物に当たったりするので細かさと繊細さは別物なのだなと常々思う。『霜降り明星のANN』を聴きながら退勤。帰宅して『相席食堂』を観た。キンタロー。がめちゃくちゃ面白かった。ノブはまだ復活せず。いつも通り『あちこちオードリー』を観て寝た。

9月29日(木)

三四郎のANN』を聴きながら出勤。恐ろしいほどになにもない1日だった。

9月30日(金)

『オードリーのANN』を聴きながら出勤。駅のホームでアメリカンドッグを食べている人を見かけた。と思ったらチーズが伸びたのであれはチーズハットグだ。仕事の休憩中はコンビニのおにぎりを公園で食べた。ちょっと高いハラミのおにぎりにしたのだが満足感が桁違いだった。ラジオの続きを聴きながら退勤。『裏さらば』が更新されていたので観た。モルック世界大会の旅の記録。その後『タモリ倶楽部』を観た。深夜1時にコンビニへ歩いていると「私たち明日結婚式なのになにしてるんだろうね」と言いながら自転車2人乗りをして走り抜けていく男女がいた。いつもの猫を探したが見つからなかった。最近めっきり見かけなくなった。久しぶりにもふもふで温かい体を撫でたい。

10月1日(土)

秋晴れ。暑い。10月になったがまだまだ半袖日和だ。『空気階段の踊り場』を聴きながら出勤。散歩している犬が飼い主の顔をちらちらと見上げていた。犬のこの動作が愛おしくて本当に好きだ。だから僕はこの瞬間を誰よりも見逃さない。休憩中はまたもや公園でコンビニのちょっと高いおにぎりを食べた。もはやおにぎりが食べたいというよりも秋晴れの中ベンチに座りながらなにかを食べたいのかもしれない。23時半頃に退勤。トラブルがあり1時間以上も退勤時間が遅くなった。終電ぎりぎりになり、滅多にないがイライラしてしまった。帰宅して『ひらやすみ』の新刊と『東京ヒゴロ』の新刊を買ってきたので読んで心を落ち着けた。

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待ち望んでいた『オールスター後夜祭』を観た。板東英二のループ、深夜2時の催眠ぬるぬる相撲にゲラゲラと笑った。

10月2日(日)

本のイベントの「ブックスアンドサムシング」へ行くために『伊集院光深夜の馬鹿力』を聴きながら新代田へ向かった。その前に差し入れを買うために代々木公園駅へ寄り、ナタ・デ・クリスチアノでエッグタルトを買った。お洒落な場所で1人で30分も並ぶ心細さと喜んでくれるかもしれない誰かのことを想像する楽しみが混ざり合っていた。無事エッグタルトを買い、新代田へ向かった。会場は人がひしめき合っていた。会場を一回りし、ナナロク社のブースで村井さんに差し入れのエッグタルトを渡してしばらくおしゃべりをした。村井さんは最も好きな大人だ。木下龍也さんの『オールアラウンドユー』と西崎憲さんの『本の幽霊』を買った。

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サニーボーイブックスでも店長の大川さんとおしゃべりをして会場限定のZINEを買った。村井さんは大学時代にお世話になり、大川さんは職場の元同僚なのでこうして関係が続いているのがとても嬉しい。普段、本当に人との関わりがないのでいざ誰かと話すと自分が会話に飢えていたのだと実感する。かと言って日常では誰かと会いたいみたいな気持ちは希薄なのでよく分からない。新代田から下北まで短い散歩をした。住宅街から坂を登り、下北に近づくにつれ人が増えた。夕暮れの日差しと秋の気候も相まって想像し得る最高の日曜だった。下北から電車に乗り最寄り駅についても気分が良かったのでカネコアヤノを聴きながら都電沿いを歩いた。金木犀の香りがいたるところから漂ってきて心が満たされた。タクシーの運転手が路肩に車を停め、はーっと窓ガラスに息を吹きかけてタオルでキュッキュッと磨いている所作にさえも泣きそうになった。秋の夕暮れはあらゆるものを感傷的に見せる。18時にはすっかり外は暗くなった。夜は木下龍也さんが出ている『情熱大陸』を観た。さっきまで話していた人や何度もお会いしている人が『情熱大陸』に出ているのはなんだか不思議な気持ちだった。ちなみに自分の本に初めてサインをした相手は木下さんだ。たしか代々木駅の近くのお店で書いた。

木下さんの『オールアラウンドユー』はとても良い歌集だ。一首読むたびに、ふーっと本から顔をあげて一息つきたくなる。装丁も見た目は布張りでかっちりしてるが中の紙は角丸なのが良い。好きな短歌を挙げる。

ねむれないおまえのためにできるのは灯りをひとつひとつ消すこと

かなしみは洗練されてゆくだろう胸にしまえる鈴のサイズに

すずらんをたくさん轢いた罰として薄く輪切りにされてゆくバス

たんぽぽに生まれ変わって繁栄のすべてを風に任せてみたい

空き缶の日の空き缶に早朝のごみ捨て場まで連れて行かれる

おさらいのようにあなたを撫でながらまずは手汗についてあやまる

燃えない、と書けば燃えないと紙になる。きみはそういうことができる子。

あの世でも死にたかったらどうしよう 太ってほしいひとのいた夏

工場の記号を水で描いていた「聞いてる?」という声は聞こえた

 

 

2022年9月19日〜9月25日

9月19日(月)

朝、ごみを出そうと外に出ると空は晴れていてむわっとした湿度と暑さに襲われた。まるで台風一過のようだがまだ台風は来ていない。『空気階段の踊り場』を聴きながら吉祥寺へ。1年ぶりに「パチいい話」のコーナーが復活して誰の声か分からないもぐらのあの歌が流れて電車の中でめちゃくちゃ笑ってしまった。劇場まで歩いている道ですれ違いざまに「えっ立川でライブ⁈どこでライブ⁈なんのライブ⁈」というテンポの良い会話が聞こえ、この言葉を劇場に着くまで何度も反芻した。吉祥寺シアター庭劇団ペニノ『笑顔の砦』を観た。隣り合う二部屋の出来事が同時進行で描かれるのだが本当に素晴らしい作品だった。生きていくことの喜びや悲しみが細かい生活の中の所作と舞台美術から立ち上がってきた。朝日が射し込む部屋の中で揺らぐおでんの湯気とカニの味噌汁に思わず泣きそうになった。傑作だ。帰りに本屋Titleに行き、舞城王太郎の詩集を買った。

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このまま帰るか東葛スポーツの当日券に並ぶか悩み、会場の北千住に向かうことにした。無事当日券を手に入れ『パチンコ(上)』を観た。これまでの時事ネタと演劇界ネタに加え、主宰の在日三世というルーツを軸にした内容で色々と凄まじかった。再演も配信もできるわけがないので観に行くことができてよかった。

9月20日(火)

『アルコ&ピースのDCガレージ』を聴きながら出勤。台風の影響でまだまだ雨。ズボンと靴がびしょ濡れになった。駅に着き、傘を閉じて畳もうと留め具を手に取り傘の周りを一周させると留め具がちぎれた。傘がひらひらしたまま電車に乗るのは周りに迷惑をかけるので、びしょ濡れの傘がひらひらしないように素手で傘をぎゅっと掴んで電車に揺られた。仕事は雨なのでお客さんも来ない。休憩中に宮沢章夫さんが亡くなったとのニュースを見かけ驚いた。大学で授業を受けていたという人がツイッターのタイムラインに何人もいて、自分と同じ大学だったのかという別の驚きもあった。『ハライチのターン』を聴きながら退勤。エゴサが仕事のコープのツイッターの中の人が来て、去り際の「怖がらないで」が面白すぎて5回ほど巻き戻して聞いた。ラジコのヘビーユーザーだが、10秒戻るのようなボタンがないのは何故だろうとずっと疑問だ。なにかしらの理由があるとしか思えない。帰宅して『華大さんと千鳥くん』『ロンドンハーツ』『有吉クイズ』を観て寝た。

9月21日(水)

『ラヴィット』で朝から最高の人間を見れた。キングオブコントが楽しみだ。ばっちり当日は休みを取っている。『チャンスの時間』『もう中学生のおグッズ』『テレビ千鳥』を観た。『チャンスの時間』のブレイキングヤンチャオーディション番外編でヨネダ2000が大活躍していた。夕方、『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら草月ホールへ向かった。久しぶりに『共感百景』のライブを観に行った。

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一戦目がヒコロヒー、上坂あゆ美、空気階段かたまり、天竺鼠川原で、そこに劇団ひとり東直子先生が同じ舞台にいるわけで何故だが感動してしまった。好きが詰まっている。さらにハナコ秋山、蛙亭イワクラも出演しているのであまりにも豪華すぎる。ずっと笑っていた。かたまりの「ファーが太くなるほど犬が細くなる」が好きだった。『共感百景』はどこか上品な雰囲気があるライブだ。21時頃に終わり、帰宅していると電車の中で『たまむすび』の武道館イベントの紙袋を持っている人を見かけた。このまったく知らない人も同じ時間に別の場所で最高に楽しい時間を過ごしたんだろうなと思った。『水曜日のダウンタウン』『あちこちオードリー』を観て寝た。

9月22日(木)

空気階段の踊り場』を聴きながら出勤。岡野さんゲストで久しぶりに「パチいい話」のコーナー。もぐらのガサガサ声の歌の後のかたまりの「汚ねえ声だな!」のツッコミが好き。数日前もこの歌に笑ったばかりなのにまた電車の中で笑ってしまった。仕事の休憩中にお昼ご飯を求めてあまり訪れない成城石井に行くと意外に安くて驚いた。いや、安くはないが近年のコンビニの値上げと比較するとさほど値段も変わらなくなってきていて味と量を考えると成城石井のほうが断然良いということに気がついた。23時頃に『伊集院光深夜の馬鹿力』を聴きながら退勤。帰宅すると高校演劇を追いかけたNHKの『青春舞台2022』が放送されていたので観た。高校生が一生懸命頑張っている姿を見るだけで胸に来る。大学時代、高校演劇の有名な先生の授業を見学させてもらったことがあるが高校生が身体全てを使って躍動している姿に生きていることそのものの煌めきを見たような気がして感動した。

9月23日(金)

祝日だがもちろん仕事。『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。またもや台風が来ているようで天気が悪く、肌寒い。しかし、まだまだ半袖を着続ける。電車や道端で半袖の人を見かけるとハイタッチしたくなる。22時過ぎに退勤。小雨が降っていた。駅のホームの掲示板に貼られているポスターに駅員さんが透明なビニールを被せて周囲をガシャンガシャンと大きなホチキスのようなもので固定していた。初めて見た光景だった。雨が降る時は毎回やっているのだろうか。自宅の最寄りに着くと雨は土砂降りで傘を持っていなかったのでびしょ濡れになりながら帰った。なんだかいつもびしょ濡れになっているような気がする。『タモリ倶楽部』を観た。冷蔵庫の中の余った食材で出汁を取る企画。納豆、小松菜、魚肉ソーセージ、梅干しなどから出汁を取っていた。タモリの家には冷蔵庫が4つあるらしい。最終的にはちくわから取った出汁でだし巻き卵を作っていた。めちゃくちゃ面白い企画だ。もし僕が芸人だったらタモリにハマり、『タモリ倶楽部』に何度も呼ばれたい。そのまま『しくじり先生』を観た。大鶴義丹が出ていて反射的に大鶴肥満のことを思った。

9月24日(土)

台風で朝から雨。なにもやる気が起きないので1日中ベッドに寝転がりごろごろしていた。『相席食堂』『有吉の壁』『座王』を観た。夜は『容疑者Xの献身』が放送されていたので観た。中学生の時に映画館で観て以来とても好きな映画だ。ドラマは驚くほどつまらないが映画は『真夏の方程式』含め別物のように素晴らしい。とても映画的なのだ。

9月25日(日)

昨日までの暴風雨が嘘のような晴天。これが秋晴れか。日差しは暑いが風が涼しいので気持ちが良い。休みだったら遠くまで散歩に行きたいが、仕事なので『アルコ&ピースのDCガレージ』を聴きながら出勤。駅のホームで駅員さんが掲示板のポスターに被せられていたビニールを外していた。数日前の被せた瞬間と今日の外した瞬間を見れたのでなんだか嬉しかった。休憩中は、公園でコンビニのおにぎりを食べた。気候が最高に気持ち良いので1人でピクニックに来たかのようだ。『佐久間宣行のANN0』を聴きながら退勤。アジカンがゲスト。佐久間さんがアジカンの「今を生きて」を流していて、きっと映画の『横道世之介』が好きなんだろうなと思った。同じく沖田修一と前田司郎の『さかなのこ』を観に行きたいが色々複雑な気持ちがあるのでなかなか劇場に足が向かない。帰宅してテレビをつけるとガキ使にランジャタイが出ていた。ダウンタウンとランジャタイが共演している姿に妙に感動した。

2022年9月12日〜9月18日

9月12日(月)

『アルコ&ピースのDCガレージ』を聴きながら出勤。酒井のお母さんが舟木一夫のファンクラブに入った話に笑った。仕事の休憩中はとんこつラーメンを食べた。お店の中のテレビではニュース番組のミニコーナーで「害獣を食材に!」という特集が流れていた。その特集の後に錦鯉まさのりさんの実家の居酒屋が火事になりましたというニュースが流れた。22時過ぎに『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら退勤。ディズニーアニメ出演を巡る2人のやり取りが自分の聴きたい爆笑問題で最高だった。帰宅して『アンタウォッチマン』『ソウドリ』を観た。ゾフィーの「青春のひと幕」というコントが面白かった。

9月13日(火)

仕事は休み。『春とヒコーキのグピグパグポ』を聴きながら高円寺へ向かった。エリックサウスでチキンビリヤニを食べた。

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やはりエリックサウスは美味い。久しぶりに高円寺に来たが色々と様変わりしていた。以前よりもメイン通り沿いに古着屋が増えたような気もする。今回の目的である蟹ブックスへ行った。

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以前自分が住んでいた頃にこんな素敵な本屋があればなと思った。上坂あゆ美『老人ホームで死ぬほどモテたい』を購入。香山哲デザインのブックカバーもとても可愛い。

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あわいさんの展示「あたりまえに会いに行く」へも行き、ステッカーを手に入れた。

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トリアノンでショートケーキを食べ、阿佐ヶ谷で眼鏡を新調した。新しい眼鏡は度もかなり上げたので世界がくっきりと見えた。画質を360pから1080p60に変えたような感覚だった。帰宅して『有吉クイズ』を観た。有吉が北千住のマルイが進撃の巨人の壁みたいだと言っていて笑った。大雨の中ウィッグを付けて公園の砂場で磁石を使って砂鉄を集める有吉も最高。寝る前にタイムマシーン3号のユーチューブを観た。竹下通りでクレープを食べる企画でハンジローという名前が出てきて懐かしすぎて震えた。高校生の頃、姉に連れてきてもらった記憶がある。

9月14日(水)

『佐久間宣行のANN0』を聴きながら出勤。おすすめホテルの話題でリスナーがブックホテルが良いとメールを送っていたが佐久間さんが「泊まったとて何千冊あっても読めるの1冊じゃない?」と言っていて分かる!と思った。歩道のない駅までの道を歩いていると片車線を工事していた。数メートル置きに工事現場の人が立っていて人と車を交互に流していたのだが、先頭の人が「幼稚園児の団体通りまーす」と言うとリレー式にその言葉が連呼されていき、終盤では「団体通りまーす」になり最終的に「通りまーす」となって見事な伝言ゲームの失敗を聞いた。眼鏡を変えたので職場の誰かに言われるかと思ったがなにもなかった。安堵と寂しさがあった。21時過ぎに退勤し『ハライチのターン』を聴きながら帰宅。セブンの金の蟹トマトクリームを食べながら『もう中学生のおグッズ』を観た。とても好きな番組だがあと2回で終わってしまうのが寂しい。『あちこちオードリー』を観た。ゲストはダイアン。相変わらず噛み合っているような噛み合っていないような雰囲気で面白かった。


9月15日(木)

『ハライチのターン』を聴きながら出勤。電車で向かいの座席に座っていた人が大きい花束を抱えていて顔から上半身まですべて隠れていた。仕事は新人のアルバイトの人がとても覚えが早くて助かる。そう思うと同時に誰かのことを仕事ができるできないで判断している自分が嫌になった。自分が社会一般的に見れば仕事ができない人なので、電車や街中で「あいつ仕事できねーよな」みたいな会話をしているサラリーマンを見るととてもしんどくなるのだ。仕事を教える側になってもどんな人にでもフラットでいたい。職場のトイレのドアノブがいつもびしょびしょでほんと最悪!となる。逆の立場だったら嫌な気分にならないのかなと思ったが、そもそも濡れた手で濡れたドアノブ触っても気づくことなんてないんだと思い至り少しすっきりした。22時過ぎに退勤。新宿で人身事故があったようで山手線が止まっていた。色々な駅を乗り継ぎ、遠回りをしてなんとか帰宅した。電車に乗りながら先週の日記を書いた。疲れてしまったので裏さらばを観てさて寝ようと思った矢先に仕事でやり忘れたことを思い出し、始発で職場に行かなければならなくなったので朝4時半にアラームをかけた。あと3時間後に起きなければならないのかと思うと寝る気になれなかったがすぐ眠りに落ちた。

9月16日(金)

始発で朝4時半に起きて職場まで行った。外はまだ薄暗かった。始発に乗るのはかなり久しぶりで、大学時代に電車旅行でよく始発に乗って遠くまで行っていたのを思い出した。無事職場で仕事を終え、再び眠るために家へ急いだ。せっかくだから朝ごはんでも食べようかと日暮里で下車し24時間営業の一由そばへ行くと、店の前でギャルとヤンキーが座りながらそばを食べ、店内にはこれから現場へ向かうであろうニッカポッカを履いたいかつい人たちがひしめき合っていて怖くて店の前を素知らぬ顔で通り過ぎた。朝6時の一由そばは怖いと知った。それでも朝ごはんは食べたいのでそのまま歩いて西日暮里のポポーへ行きサンドイッチを買った。たまごサンドとメンチカツサンドを購入。

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帰宅してサンドイッチを食べながら『相席食堂』を観た。ノブの代打でネゴシックス千原せいじが相変わらず最低だった。布団に入り目を閉じるといつの間にか15時まで寝ていた。夜は『マツコ&有吉 かりそめ天国』を観た。オカリナとイワクラのロケが良い。今の時代に電車の中でスマホ見ていない人は逆にヤバいやつそうで怖いと有吉が言っていてわかるーと思った。混んでるレーンに並んでいる人はなんで空いている方にいかないのか分からない話と、エレベーターとか電車でドアが開いた瞬間に乗ってくる人にイライラするという話にも分かる分かるとテレビの前で声を出した。あと今週も笹塚の良さも話していて笑った。『石子と羽男』最終話を観た。今期は唯一このドラマは観続けることができた。派手さのない作品だがそこが良かった。有村架純中村倫也が安易に恋愛関係にならないのも良い。『ネタパレ』『タモリ倶楽部』を観て寝た。

9月17日(土)

『オードリーのANN』を聴きながら出勤。駅前で国葬反対と言いながらビラを配り、通りすがりの人たちに、半ばキレながら「あなたはこんなこと許せるんですか!」と突っかかっている人たちがいた。国葬反対は分かるが通り過ぎる人にキレるのは違うだろうと思った。仕事は3連休ということもあって人が多かった。休憩中は吉野家で牛丼。ラジオの続きを聴きながら22時過ぎに退勤。帰宅して先週の『ゴッドタン』を観た。小宮と今井アンジェリカの仲直りフレンドパークで数年ぶりにキャッチザ小木を見て笑った。

9月18日(日)

台風の影響で朝から大雨。『爆笑問題カーボーイ』を聴きながら出勤。旧統一教会擁護と叩かれている件について太田さんが触れていた。ずっとラジオを聴いている人たちからしたら太田さんは様々な立場の人に寄り添おうする人ということを分かっているので炎上する度に胸が痛くなる。21時過ぎに退勤。セブンで買ってきたシフォンケーキを食べた。美味しくて最近ハマっている。『メイドインアビス』と『内村さまぁ〜ず』の最新回を観て寝た。

2022年9月5日〜9月11日

9月5日(月)

爆笑問題カーボーイを聴きながら出勤。ラジオ開始の一言目が太田さんの「ダウ100000です」というボケから始まった。真空ジェシカ川北さんのダウ9チンの方が切れ味がある。それにしてもオープニングトークがダウ90000の話題なんて信じられない。単独公演のチケットも落選したので完全に売れた。「ツッコミ祭り」のゲストはきしたかの。最近ユーチューブをよく見ているのだがとても面白い。

外の日差しは暑いが空気が軽く、秋になったと思った。上京して10年近くになるのでこれが東京の秋なのだ分かるようになった。これまでは、東京は暑い日からいきなり寒くなるので秋がないと思っていたが、日差しが暑いまま空気が軽くなるのが東京の秋なのだ。地元にいた時は、夏から秋へのグラデーションが朝と夜の気温と山の色ではっきりとわかった。仕事中、落とし物の届け出で自転車に乗って警察署へ行った。この季節の自転車はこんなにも気持ちいいのかとここ最近で一番の快感を得た。ペダルをぐんと一漕ぎする度に気持ちいい風が全身を覆うのだ。数年前は自転車に乗りまくっていたがこの感覚が好きだったのだと思い出した。新しい自転車を買おうと決めた。休憩中に家系ラーメンを食べた。食べ終わり、吐きそうになるくらい満腹で歩いていると葬儀場の前で喪服の人たちが悲しそうに俯いていた。お腹をぱんぱんにして歩いている自分がとても滑稽に思えた。22時過ぎに『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』を聴きながら退勤。

9月6日(火)

仕事は休み。『佐久間宣行のANN0』を聴きながら部屋の掃除と洗濯。天気が悪いので部屋干し。もう外に洗濯物を干してあっという間に乾く季節が過ぎ去ってしまったと思うと悲しい。朝ごはんと昼ごはんを兼ねて数日前に買って食べていなかった白くまを食べた。空きっ腹に冷たいアイスが胃にダイレクトに届くのが気持ちよくて午前中からアイスをキメるのが好きだ。キングオブコントの決勝進出者が発表された。吉住岡野コンビの「最高の人間」が決勝に進出していて思わず声が出た。嬉しい。個人的な本命はニッポンの社長だが審査員が去年と同じなら誰が優勝してもおかしくないので来月が楽しみ。夕方から『カネコアヤノ 中野サンプラザ ワンマンショー2022』へ行った。

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相変わらず力強くてかっこいい。全ての曲が素晴らしいのだが、今回は「爛漫」と「ごあいさつ」がとても響いた。帰宅して『ロンドンハーツ』『有吉クイズ』を観た。『有吉クイズ』は有吉の散歩密着で、今回は綾瀬。住んでいる街の2駅隣なのでなんとなく親近感が湧く。荒川河川敷を歩き、見たことのない野草や地面を突く鳩がなにを食べているのか気になって調べる有吉が最高だった。そのままの流れで『刺さルール!』を観た。この番組を観るたびに『シンパイ賞』復活してほしいと常々思う。

9月7日(水)

霜降り明星のANN』を聴きながら出勤。粗品の結婚式でちゃんと泣くせいやが良い。いい関係性のコンビだなと思う。森永卓郎がゲストで、芸能人とのエピソードの引き出しが多く島田紳助の番組で「お前二度と呼ばへんからな」と言われた話に笑った。仕事の休憩中は吉野家で牛丼。21時に退勤。帰宅して『水曜日のダウンタウン』『あちこちオードリー』の流れ。ココリコの話をじっくり聞いたことが無かったのでとても面白かった。本当にあちこちオードリーは貴重な番組だ。

9月8日(木)

『ハライチのターン』を聴きながら出勤。休憩中にずっと気になっていた五反田のスワチカでカツカレーを食べた。スパイスの効いたカレーでとても美味しかった。

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メンチカツが定番らしいのでまたすぐに食べに行きたい。『三四郎のANN0』を聴きながら退勤。相田の家からの生放送。タイトルコールを忘れての米を研ぎながらの放尿、ソファとのセックス、自宅でもタンクマンの話題をし続ける三四郎が好きだ。帰宅して『アメトーーク』の「相方のツッコミ最高芸人」を観た。アンタッチャブルがテレビで漫才をしている姿を見るたびにこんな未来が来てよかったと思う。『テレビ千鳥』は「ノブのお見舞いを買いたいんじゃ」でノブの代打で麒麟川島。休養中にお寺に行っているという情報からノブの若鶴太郎化の危惧や、ポリスの喜平、喜平の太など大悟らしい独特のワードに笑った。

9月9日(金)

朝起きるとまさかの爆笑問題がユーチューブを始めていた。しかもコント。数年前、爆笑問題30周年記念ライブに行けたことは一生の思い出だ。その時もすべてコントで驚いた。さらばのチャンネル、『相席食堂』を観た。ノブの代役でかつみさゆり。一気に大阪感が増した。テレ朝の4番組コラボスペシャルを連続で観た。『テレビ千鳥』の「1周だけバイキング」での有吉の欲望に任せたバイキングが最高。『有吉クイズ』『ロンハー』は通常回の方が面白かった。『アメトーーク』は頑なにTverでの配信をしてくれないので悲しい。夜は『マツコ&有吉 かりそめ天国』を観た。笹塚の話をしていて元幡ヶ谷住みとしてクイーンズ伊勢丹、100均、中村屋の話にわかるわかると嬉しくなった。ライブでタガを外せないマツコと有吉にも共感した。冷静な自分がどうしてもいて周りと同じように盛り上がることができないのだ。盛り上がれたら絶対楽しいと分かっているのにそれができない。

9月10日(土)

まさに秋晴れ。窓を開けると湿度の低い風が入ってきてとても気持ちがいい。こんな日は散歩に限る。真空ジェシカがゲストの『ママタルトのラジオ母ちゃん』を聴きながら歩き出した。近所のおじいさんが玄関先で手押し車の車輪を丁寧に黒のペンキで塗っていた。駅前にスシローがまもなくオープンするとの張り紙を見かけた。この街には、サイゼリヤデニーズ、松屋ミスドがあるのでスシローができたらついに街として完成する。隅田川沿いを歩くとトンボがたくさん飛んでいた。荒川区と足立区の境が隅田川なのだが、そこに架かっている橋のすぐそばにドンキが鎮座していて関所みたいで良い。

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川沿いにあるお気に入りの道を歩き、そこを抜けた先にある団地を眺めたり写真を撮ったりした。

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生活がぎっしりと詰まっている感じがして好きなのだ。秋だと思ったがいつの間にか汗をぐっしょり掻いていた。スーパーで買い物をして帰宅。まだまだ時間はあるのでディズニープラスで『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』を観た。パロディと皮肉に満ちていてめちゃくちゃ面白かった。夜は『ラフ&ミュージック』を観た。爆笑問題の漫才での「松っちゃんみてるー?」に痺れたし、太田光松本人志の共演は毎度のことながら興奮する。しかも松本からM-1の審査員やらないかと本気のテンションで言われていた。もちろん太田さんは断っていたが。爆笑問題と松本を前に興奮して、伝説の1日の話を振るかたまりも良かった。寝る前にさらばのチャンネルを観た。Aマッソに会うために東ブクロが単独でワタナベの事務所に乗り込んで行って笑った。あのワタナベの入口は、大鶴肥満のドキュメンタリーでマルシアの出待ちをしていた場所と同じだと思った。

9月11日(日)

空気階段の踊り場』を聴きながら出勤。朝からの出勤なのでとても眠かった。休憩中は丸亀で冷やかけ。『伊集院光深夜の馬鹿力』を聴きながら19時頃に退勤。いつもより時間に余裕があるので帰りにスーパーに寄って豚肩ロースを買い帰宅。豚肉を味噌とハチミツで軽く漬け込んで焼いた。よく作る料理だが相変わらず美味しい。本当は毎日料理するくらいの余裕があったほうが生活が豊かになることは間違いないがなかなか難しい。