記録

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今日よりも

 

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今日は、今年初めて梨を食べた。近所のスーパーの出入り口付近に梨は置かれていて、1つ98円。そこはかつて桃が置かれていた場所だった。梨相場がまったく分からないのだが、きっと安いに違いない。梨はそれほど高いイメージがあるわけではないが、一目見てあの瑞々しさが口の中に広がり、すぐに手を伸ばした。今日スーパーで梨に手を伸ばした時は午前中で、箱の中にはぎっしりと梨が詰まっており、選び放題だった。まあ100円だし、なんて気持ちもあったが、最高の1つを持ち帰ろうと吟味した。とっておきの梨を見つけ、家に帰り、冷やす。そして仕事へ行き、夜帰ってきて冷えた梨を食べたのである。一口食べて、その瑞々しさと甘さにおいおいおいこんなのもう美味しすぎてどうかしてるよと、気持ちが満たされた。これはもうあれだ、美味しい甘い水だ。

なぜこんな梨のことばかりを書いているかと言うと、もちろん美味しかったからであるわけだが、実は今日、あまりうまく梨を剥けなかったのだ。仕事に対しての意欲もそれほどなく、成長したいなどの上昇志向もない、いつも定時で帰る僕は、やはりあまり慣れない梨を剥くことに関しても、まだ半人前なのだ。しかし、僕には桃の前例がある。桃は、常に昨日よりも今日の方が上手く剥けていた。きっと梨もそうなるだろう。僕にはまだ成長の余地が残されているのだ。部屋は相変わらず汚いし、服も脱ぎっぱなしだったりするけれど、生活の中の梨を剥くということに関してはこれから成長していく可能性があるのだ。それにしても、梨は美味しい。現時点で、98円を払って得られる幸せのなかで、梨を超えるものはないしきっとこれからもそんなものは現れないだろう。あんなに愛した桃は、梨から離れた場所にあって、180円になっていた。

皮と実のあいだにナイフを滑らせる同じ動きで浮気は容易に

 

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