記録

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やがてぬるい季節は

このブログを始めて3年が過ぎ、記事数は157を超えた。当初は、ポップカルチャーを扱うカッコ良い文章を書きたいと思って始めたが、そんな才能は僕に無く、徐々に形を変え、最近では個人的なことにまつわるエッセイのようなものになってしまっている。振り返ってみると、誰かにとっては本当にどうでもいいことばかりを書いてきた。ためになることは一つもない。あれを観た、これを聴いた、それを読んだ、美味しかった、楽しかったなど、生活の中の些細なことの連なりばかりだ。そんな生活ができていたのは、大学時代という多分に時間のある時期だったからで、なんとなく気持ちにも余裕があったからだ。今は、ほとんど無職のようなもので、時間はあるが気持ちもお金も余裕はない。あの時期は、なんと甘くぬるい限られた時だったのだろうかと、今になって思う。そんな大学時代から社会人になるまでの間にここに書いた日記を、過去の清算の意味も込めて『やがてぬるい季節は』と題して一冊にまとめた。

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旅行記などは省き、2015年から始まり、2018年の仕事を辞めるギリギリまでの日記を載せている。始めと終わりに文章を加え、巻末に「好きなことにまつわるいくつかの事」を書いた。これは、文章に出てきたワードを100個ほど挙げ、その一つ一つに個人的なコメントを寄せた。思い入れの深さによって、1行だけのものもあれば、数行にわたるものもある。こんなアクセス数の少ないブログをまとめたものを一体だれが欲しがるのかと我ながらに思うが、ほんの少数だけ刷ったので、手にしたい方は下のリンクからお願いします。本当は多くの人に読まれたいです。3年ぶんの日記をまとめていて全てを読み返し、なに言ってんだこいつと思うこともあったが、面白いなと思うこともあったのでたくさんの人の手に渡って欲しいです。ここで無料で読めるものにお金を取るなんて申し訳ない気持ちしかないのだけれど、作るのに時間もお金をかかってしまったので値段をつけました。ぱらぱらとめくり、目についた箇所を読むというのはネットでは難しく、やはり本という形でしか成し得ないのではないかと思います。

以前、冊子を作ると宣言したものの、なかなかそのためだけに文章を書くことが出来ず、いくつか書いたもののボツにしてしまい、結局このような形になってしまいました。なんとなくこの本をまとめていて、作ることが楽しくなってきたので、また何か作ると思います。

今は、仕事を辞めてから書いたものをまとめている。新しく出来たらまたこちらでお知らせします。

とりあえず、今回制作した『やがてぬるい季節は』は下記から購入可能です。リンクから内容の詳細が分かると思います。どうぞよろしくお願い致します。

miwa261.stores.jp