記録

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姉の結婚相手に会った後の話

姉の結婚相手に初めて会ってきた。結果的に言えばめちゃめちゃ良さそうな人だった。

集合時間は18時30分。会う前に散々のことを書く。
姉とご飯を食べに行く時は、暗黙の了解で姉が会計をしてくれることになっているのだが、さすがに今日は相手がいることだしお財布を出すふりをして社会性のあるところを見せねばと意気込んだはいいものの所持金1000円だったため、電車に乗る前にお金を下ろした。しかし、そのせいで電車に乗り遅れ、待ち合わせ時刻に遅れるという社会性のなさを結果的に見せることとなった。何度もシミュレーションをしていたファーストインプレッションは、今日一度も言葉を発していないというミスにより、声がかすれテンポのズレた挨拶となった。やはり当然のようにうまくいかないものである。食事をしながらの会話は、基本的に受け身で自分から何かを発することがなかった。しかし、姉がトイレに立った時に気まずい沈黙が訪れ、なにか話さねばと唯一僕がこの日話しかけた言葉が、エビの尻尾食べる派なんですね、だった。なんだよそれ。もっと聞くべきこととかあっただろ。いま振り返ればそう思うが、つい口から出た言葉がそれだったのだ。会計も、姉の彼氏がそっと席を立ち、スマートにカードで支払いを済ませていた。めちゃめちゃ大人じゃないか。そりゃ30歳なんだから当たり前か。事前に想像していたことは、ことごとく崩れ去っていった。もはやシンプルに結婚おめでとうと思った。2人に幸あれ。食事を終え、姉が今1番はまっている物だというタピオカミルクティーを飲みに言って解散となった。タピオカミルクティーって女子高生かよ。
ちなみに姉がプロポーズされた日と僕が仕事を辞めた日は奇跡的に1日違いなのである。その日についてはこちら。
あれからもう130日以上経ったのか。