記録

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色々。

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最近はといえば、特に何も変わらない日々で、転職サイトを見るだけで就活をしている気になっている。仕事を辞めたときは、夏が終わるまでに次の働き先を見つけるぞと意気込んでいたが、すっかりなんの負荷もない今の生活に馴染み始め、夏も終わりの気配をみせ始めた。時折、僕と同い年のほとんどの人は当たり前に毎日会社へ出社し働いているのだという現実を思い、取り残されたような気分になり絶望する。しかし、僕だって毎日9時から18時までアルバイトしてるし労働してるぞと思いながら、毎朝、会社への近道である渋谷の円山町を自転車の立ち漕ぎで爆走している。息を切らしながら。

ここ数週間で観に行ったものは、ハイバイ 『て』『夫婦』、ヨーロッパ企画サマータイムマシン・ブルース』『サマータイムマシン・ワンスモア』、ウンゲツィーファ『自ら慰めて』、爆笑問題単独ライブ『O2-T1』だ。どれもとても面白かった。ハイバイ2作品は、再演であるためどちらも観たことがあるが、岩井さんの個人的な家族の話がある種の普遍性を持ち、観客が受け止め、それぞれの個人的な家族への想いに落とし込んでいる状況が凄いなと思う。ちなみに劇場で、橋本愛荒川良々、杉村蝉乃助を見かけた。橋本愛があまりにも橋本愛で、橋本愛!となった。岩井さんが来年にやるお芝居の出演者が瑛太松たか子で、坂元裕二作品かよと思った。楽しみで仕方がない。ヨーロッパ企画の2作品は、エンタメとして抜群に面白くて、サイコーだ!となった。特に、『サマータイムマシン・ワンスモア』は傑作で、あらゆる続編ものの中でこれに敵う作品はないのではとさえ思った。ウンゲツィーファは初見の劇団で、九龍ジョーさんのツイートきっかけで観に行った。会場には見かけたことがある人や知り合いばかりで、隣にはロロの三浦さんが座っていた。主催の本橋さんによる前説が誠実さに溢れていてとても良かった。作品も、現実と飛躍のバランスが面白く独特だった。爆笑問題のライブは、まさかの全編コントでシュールなものばかり。今思い返しても田中さんが10分間ぐらいひたすらボレロを踊って暗転って意味がわからない。個人的には、太田さんが舞台に1人で立ち、田中さんの定番エピソードをモノマネする場面になぜだかグッときた。例のキョンキョンの話や、太田さん家のトイレで漏らした話、猫の話などだ。最後のコントが爆チュー問題であったのも良かった。生で「でたらめな歌」も聴けた。爆チュー問題のコントの中で、ミッキーとウォルトディズニーのくだりがかなりしつこくあって、さくらももこコジコジ』の第1話を思い出した。さくらももこさんが亡くなったのは本当にショックだ。エッセイも漫画もかなり読んできた。先週の爆笑問題カーボーイで、太田さんがさくらももこさんの話をした後に「アララの呪文」が流れたときは泣きそうになった。爆チュー問題がアニメちびまる子ちゃんで「アララの呪文」を歌っていたというさくらももこ作品との接点と、今回のコントの中のディズニーネタは恐らく偶然だろうが、そんな瞬間があったことを忘れたくない。爆笑問題はもはや存在が尊いので、30周年記念ライブを目撃できて良かった。

先週のオールナイトニッポンは全てが芸人という週であった。もちろん僕の目当ては、くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンだ。今回も奇跡的な面白さで、まさかの済々黌時代の新エピソードが聞けるとは思ってもいなかった。まるで先週まで放送されていたかのようだった。定番のくだりの連発なのに全くマンネリ感がなく、もはや様式美だ。これからも定期的に放送してほしい。それにしても千鳥の「相席食堂」が毎週必ず面白い。どう転んでも面白いので毎週声を出しながら笑っている。今一番面白いテレビ番組だ。オードリー若林の新刊『ナナメの夕暮れ』を読んだ。やはり素晴らしい。いわゆるタレントのエッセイ本の中で群を抜いているのではないだろうか。

今日は1年ぶりに就職の面接を受けた。相変わらず面接は苦手で、頭が真っ白になってしまう。しかも、緊張のせいか知らないが、お財布を持ってくるのを忘れてしまったため、帰りの運賃がわずかしかなく、この暑さの中行けるところまで電車に乗り、途中から徒歩で帰宅した。まさに行きはよいよい帰りは怖いだ。

ずっと疑問に思っていることがある。飼っていた犬が死んだ後、同じ犬種を飼うことについてだ。新しい犬は、昔の犬の代替なのだろうか。昔の犬の面影を新しい犬に見出しているのだろうか。それじゃあ今の犬はどこにいるのだろう。こんなことを時々思うが、実際にペットを飼って、亡くした経験をすると分かるものがあるのかもしれない。きっと、慣れているから飼いやすいみたいなのもあるのだろうな。検索してみたところ、ヤフー知恵袋でこういった質問を多く見かける。犬が亡くなった後にまた犬を飼うことへの葛藤だ。そこの回答欄には、多くのエピソードが並んでいて、「犬が死んだ後に同じ犬種を飼う人」みたいに普遍化しようとしていた自分が馬鹿らしくなった。回答者の中で個人的にベストだったのはこの可愛い写真を載せていた人だ。

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