記録

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別府のこと谷川展のこと 2月4日〜2月11日

日曜日

お昼過ぎの飛行機で友達と福岡へ行く。何度飛行機に乗っても、雲の上の景色は綺麗だなあと思う。ずっと外を見ていたら、自分たちの飛行機よりも高く飛ぶ飛行機を見かけた。雪の影響で到着が1時間ほど遅れた。勝手に九州は暖かいイメージを持っていたのだが最強寒波が来ていると言われていたその日は東京よりも寒かった。東京で暮らしているとよく、寒い県出身だから寒いのは慣れてるでしょとか言われるのだが、全然そんなことはなくて、寒いものは寒い。空港からレンタカーで太宰府へ行った。初めて太宰府天満宮へ行ったのだが、思っていたよりも小さかった。梅ヶ枝餅を食べた。

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個人的に梅ヶ枝餅がとても好きだ。地元のデパートで九州フェアみたいなのが開催される度に母親が買ってきていたのを思い出す。

太宰府から移動し、ホテルへチェックインしてから天神の辺りへ繰り出した。繰り出したと言ってもこの時点ですでに17時過ぎで、街並みを見ることもなくご飯を食べに行った。鉄なべ餃子や馬刺し、もつ鍋を堪能。

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友達がベロンベロンに酔っ払ってしまい、大変だった。

 

月曜日

この日は福岡から大分の別府へ移動した。いつも運転を任せている友達が二日酔いでまったく運転できない状態だったため、僕が1日中運転することになってしまった。しかも今回初めて高速を運転することに。自分の通っていた教習所は高速教習がマリオカートみたいなやつだったため、実際の道は走ったことがなかった。出発するまでは不安しかなかったのだが、意外にも普通に運転できてしまい、2時間半ほどの別府までの道のりを問題なく運転できた。別府に着いてからはまず、定番の観光の地獄めぐりをした。

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血の池地獄を上空から撮った写真が飾られていたのだが完全に霜降り肉で面白かった。

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いくつか地獄めぐりをした後は、別府温泉保養ランドへ。見るからに怪しい温泉施設。

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受付でお金を払って、温泉がある場所まで少し歩く。すでにとんでもないほどの硫黄の香りがした。

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途中に椅子と机が置かれた謎の空間があった。麻雀とかができそうだ。

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しばらく進むともう一度受付があり、そこから男女分かれての脱衣所があった。そこで着替えて温泉へ。ここの温泉の目玉は混浴の泥湯。雪が舞う中めちゃめちゃ寒い屋外の泥湯に浸かった。これはネットで適当に拾ってきた写真なのだけどこんな温泉でした。

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実際はこんなにきれいじゃなくてもっと木とかが朽ちていてやばい感じであった。それでも、めちゃめちゃ寒い屋外で泥に浸かるというだけで楽しかった。この後は別府温泉保養ランドを後にして、宿泊先の旅館へ。荷物を置いてから雪が降る別府の街を散策する。ホテルの目の前に電波塔があった。通天閣っぽさがある。

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意気揚々と別府の街歩きに乗り出したものの、一緒に行った友達たちとの価値観の違いを見せつけられ早々と旅館に戻ることに。目的のない街歩きは退屈な人にとってはつまらないものらしい。旅館で豪華な夕飯を食べ、温泉に入り1日が終わった。

 

火曜日

朝、朝食を食べてからチェックアウトまでのわずかな時間に、昨日できなかった別府の散策を1人で実行した。まずは有名どころの竹瓦温泉。

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偶然見つけた紙屋温泉。入り口がなんだか可愛い。

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べっぷ駅市場もネオンがいい感じだった。

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レトロな外装の友永パン屋。

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この友永パン屋には、ワンちゃんという名のパンが売っている。名物なのでもちろん買ったのだが、「ワンちゃんください」と言わなければならないのが恥ずかしかった。ちなみにそのワンちゃんがこれ。

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ちゃんと商品名のシールもワンちゃん。

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普通の住宅が並ぶ中に店構えが立派なもうやっていない理髪店があった。

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別府の街歩きが面白いのは、平然とした顔で古い建物が住宅の中に紛れ込んでいるところだ。駅から少し歩いたところに北部旅館街という場所があるのだが、そこは行合町という元遊郭地であり、現在もその遊郭を使った旅館がある。

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別府で1番有名なのは、かおりという遊郭跡の旅館だったのだが、もうその場所は更地になっていてなにも残っていなかった。この北部旅館街以外にも、ネットで調べても出てこない遊郭跡っぽい建物をちらほら見かけた。ちなみに、別府の街の中には現役のいかがわしい場所がたくさんあった。

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まだまだ散策し足りなかったのだが、帰らなければならない時間になってしまい旅館に戻った。お昼過ぎの便だったため、そのまま大分空港へ行き、東京へ戻ってきた。空港から東京駅までバスで帰ってきたのだが、バスを降りたすぐ目の前で大林素子とギャル曽根がロケをしていてこの瞬間が旅行で1番面白かった。

 

水曜日

IKEAから本棚が届いたので一日中組み立てていた。釘を打たなければならない場所が何箇所もあり、カナヅチを振り下ろすたびに建物中に音が鳴り響く気がして、ガンッと釘を打つ時に毎回心の中でせめてもの罪滅ぼしにと、ごめんなさいごめんなさい、とつぶやいていた。

 

木曜日

朝から夕方までアルバイト。

 

金曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は芸劇でハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』観た。観終わって1週間経った今でもこの作品のことを考えている。ある役の抱える自意識がまるで自分のものを見ているようで苦しくなった。

 

土曜日

オペラシティのアートギャラリーで開催されている谷川俊太郎展へ行った。写真撮影自由で見られることを意識した展示だった。

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この日は谷川俊太郎小山田圭吾トークイベントの日で、それにも参加した。谷川さんが小山田さんにデビューに至るまでの経緯を質問していて、小沢健二の名前が出るか出るかとどきどきしていたが出ることはなかった。ちなみにこの日は、「アルペジオ」の配信開始日であった。谷川さんが長嶋有の家にある大きなスクリーンでコーネリアスの映像を見てそれが素晴らしかったという話が良かった。ここからが今でも夢だったんじゃないかと思う話なのだが、アルバイト先の関係で、トークイベント後の谷川さんと小山田さんの打ち上げに参加させていただいた。緊張して吐くかと思った。冷静になって今思い出しても、小山田圭吾谷川俊太郎と同じテーブルを囲ってご飯を食べるという状況、どうかしている。もちろん自分は一言も発することなく、テーブルの木目を見ながらひたすらレモンティー飲んでいた。 食事会が終わり緊張から解放されたのと直後の謎のテンションでそのまま『スリー・ビルボード 』を観に行った。紛うことなき傑作だった。世界には完全な白も黒もないのだという、ここ近年の優れたドラマや映画で語られてきたことの総決算だ。もう一度観に行こう思う。まったく方向性は違うのだが、根底の部分ではハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』と繋がっているような気がする。新宿のTOHOシネマズは帰りのエスカレーターから歌舞伎町の通りが一望できるのだが、この日は雨が降っていて、僕の前にいたチャラついた人が、傘の花が咲いている、と詩的なことを呟いていて見直した。

 

日曜日

吉祥寺に知り合いの人の写真の展示を観に行った。この日は前日の出来事はやっぱりどうかしていたとひたすら反芻していた。