記録

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1週間の前半のこと 12月5日〜12月7日

月曜日

いつも通り授業を受けてからバイト。とてもとても暇だった。一緒にシフトに入っていた人がみんな地方出身者だったので各都道府県の名産品の話をした。山形出身の人が、さくらんぼの認知度ってどのくらいですか?と聞いてきた。山形がさくらんぼの産地として有名かどうかといった意味だと思っていたら、さくらんぼそのものの認知度を聞いていたらしくて面白かった。さくらんぼはドラゴンフルーツ的扱いではない。茨城出身の人は納豆が名産だと真っ先に言った。納豆にアイデンティティを感じているかと聞くと、まったくないと答えた。たしかに僕もりんごやそばにそれほどの愛着はない。


そういえば、ロロの三浦さんが一週間ほど前からブログを始めていた。

francepan.hatenablog.com

書かれていた内容が自分の地元の松本のことだったのでなぜだかどきどきした。松本市民芸術館は小中高とあらゆる行事でお世話になったし、地元で演劇を観るといえばここだった。串田さんが館長ということもあってか有名な舞台がよくきていた。高3の時に野田秀樹のお芝居を実験劇場で観た時の衝撃は忘れられない。最近では、乃木坂46『ハルジオンが咲く頃』のMVもここで撮影されていた。

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三浦さんが銭湯の「瑞祥」に行ったと書いていた。個人的な話なのだが、この「瑞祥」は高校時代のあらゆる思い出が集約していると言っても過言ではない。仲の良い友達たちとなにかといえば瑞祥に行った。球技大会が終わった後は必ず行っていたような気がする。早々と負けて、もはや瑞祥に行くことが目的となっていた。そしてそこではほんとうにくだらないようなエピソードがたくさん生まれた。そのくだらなさが、思い返せば思い返すほど愛おしいものに今ではなっている。三浦さんがロロで『あなたがいなかったころの物語と、いなくなってからの物語』を上演した時に、「記憶は場所にあるのではないか」みたいなことを言っていた。いささか強引ではあるが、まさに僕たちの記憶は瑞祥にあるのではないかと思ったりした。

 

火曜日

大学に行ってからバイト。夜はずっと楽しみにしていたくりぃむしちゅーのオールナイトニッポン。半年前に復活した時ほどの喜びはないけれど、相変わらず面白かった。おきまりのフレーズの連発に大いに笑った。お笑いのラジオほど連続性のあるものはないのではないかと思う。悪く言えば内輪ウケになってしまっているわけだが。次はいつ復活するかわからないけれど、とりあえずはくりぃむしちゅーのトークライブに行きたい。いま思えば2回目のライブに当選したのは奇跡のようだった。


水曜日

朝起きてアマゾンプライムで『ドキュメンタル』を観てから大学に行く。阿部和重シンセミア』の上巻を読み終わり、早く続きが読みたかったので授業と授業の間に大学近くの本屋で下巻を買った。

帰宅して、明日からの台湾旅行の準備をした。暖かいらしいので服装に悩む。台湾に着いてからの計画をほとんどしていないから不安だ。とりあえず台北から平渓線というローカル線に乗ることだけ決めた。帰ってきたらまた旅行記を書きます。