記録

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1週間のことや永い言い訳など 10月24日〜10月30日

月曜日

大学で授業を受けてからバイト。今週も芸能人が来た。頻繁に来る人なのでもはやなんの驚きもない。池松壮亮は良い役者だと思う。この日は他店舗のヘルプの人と一緒だった。その人が閉店前に自分の店に帰ってしまったので閉め作業が1人だった。夜23時過ぎの薄暗いお店の中が怖かったのでラジオを流しながら作業をした。それにしてもradikoのタイムフリー機能は本当に便利だ。まったく興味のない番組まで聴いてしまう。それが意外に面白かったりするからたまらない。

 

火曜日

大学に行った。ゼミの人にこのブログの存在を思わぬ経緯で知られてしまった。

Enjoy Music Clubの『100%未来 feat.三浦直之(ロロ)』が最高だ。

soundcloud.com

 ポップカルチャーに救われてきた人間なのでこんな幸せな曲はない。毎日繰り返し聴いている。

 

水曜日

大学に行ってからバイト。細かなことがなにも思い出せない。

 

木曜日

大根仁『SCOOP!』を観に行った。面白かった。冒頭で性が描かれればもちろん作品内に死があるのは当たり前なわけでそう意味でしっかりと芯が通っていた。しかし少し長すぎた。

 

ayU tokiOのライブ映像がYouTubeに上がっていた。

www.youtube.com

誰がなんと言おうと最高なわけで、多幸感に満ち溢れている。生で聴きたい。

 

金曜日

西川美和永い言い訳』を観に行った。とんでもない傑作だった。冒頭の会話だけで、本木雅弘演じる衣笠のめんどくささや自意識が伝わってくる。どのシーンを取り出しても細かなディテールにあふれていて飽きない。冒頭のシーンで言えば、急いでスマホを机に置いた時のストラップの揺れ。妻の骨壷を持ちながら車のミラーで髪の毛を気にする姿。そしてそれを見つめる池松壮亮演じる岸本の目線などなど。序盤の一連のシーンや会話で傑作だと確信した。家庭の描き方を素晴らしかった。西川監督の師匠である是枝監督の影響と言ってしまえばそれまでであるが、それ以上のものも見れたのではないだろうか。色々他の人の感想をツイッターなどで見ていると、優しい物語で泣いたと書いている人が多かった。しかしながら本当に優しい物語なのだろうか。僕はどこまでも意地悪な映画だと感じた。衣笠という人間の他人とのわかりあえなさ。僕はそこに共感して感動した。わかりあえなさの肯定と言ったほうがいいのかもしれない。とにかく素晴らしい映画だった。今年観た映画の中で、1番良い演技をしていたのは『永い言い訳』の本木雅弘で決まりだ。

 

映画の後は、ユーロスペースで『テアトロコントvol.12』を観た。今回はトリコロールケーキ、夜ふかしの会かもめんたるチョップリンの4組。正直なところ、あまり面白くなかった。なんというか、全体的なグルーヴ感のようなものがなかった。前回の玉田企画、Aマッソ、さらば青春の光ラブレターズがあまりにも最高過ぎたからかもしれない。かもめんたるの「ノノムラ」というコントは面白かった。サッカー経験のないくせに子どもとサッカーをする父親を戒める世界、という斬新な設定に笑った。

 

土曜日

朝10時から自分の通っている大学の学生映画祭の審査をした。なんと21時頃まで学生映画を見続けたのだ。地獄だった。なんというか、斜に構えた映画が多すぎた。もっとストレートに青春だったり愛を語ってもいいのではないだろうか。確かにそれを語ってしまうの恥ずかしいことだが、中途半端な暗い映画など観ていたくないのだ。

 

日曜日

この日も朝から学生映画の審査。この日観た作品にダントツで面白いものがあった。『赤色彗星倶楽部』という映画だったのだが、おそらくこの作品は外部の映画祭でもなにかしらの賞をもらえるのではないだろうか。素直に感動して泣きそうになってしまった。この日も夜まで審査があったのだが、この作品を観れたので良い日になった。