月曜日
月9の坂元裕二脚本「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を見る。第1話目にしてすでに泣いた。いやはや素晴らし過ぎた。いつも通り坂元裕二の書く脚本は天才的で特にファミレスのシーンでは思わず涙腺が緩んでしまった。高良健吾と有村架純のなんでもないようでなんでもあるあの会話の積み重ねは「それでも、生きてゆく」の瑛太と満島ひかりを想起せざるをえなかった。「好きな人って、いて見るんじゃなくて見たらいるんだよね」なんて名台詞をさらっと入れてくるあたりがたまらなくにくい。最後の手紙に書かれている「ぶどうの花はぶどうの味がする。バナナの花はバナナの味がする」という全てを肯定するかのような文にも涙。ラストで高良健吾が渡す桃缶が有村架純の母の骨壺と重なってまた涙。1話目にしてこの調子なら今後どうなってしまうのだろうか。毎週月曜日が待ち遠しくて仕方ないがドラマが始まってしまった以上最終回があると思うと怖い。
火曜日
教習所に行ってから大学で講義を受けた。小沢健二名義の謎のポスターがいたるところに貼られているという情報をツイッターで得る。1月20日渋谷クアトロでなにか行うらしいとのことだった。詳細はわからないがもし小沢健二を見ることができるなら行こうとこの時は意気込んでいた。
水曜日
朝から教習所に行く。お昼頃にクアトロへ向かおうとしたら整理券配布終了とのこと。結局その日は関係者を集めて小沢健二の朗読会だったらしい。僕は歌を聞きたかったので朗読ならまぁいいやと自分をなぐさめた。そして全国ツアーをするという発表に喜んだ。いやーまさか小沢健二の歌を生で聞けるかもしれない日がくるとは。なんとしてもチケットとりたい。しかしそれにしてもグッズがダサかった。ほんとにダサいから見たらびっくりすると思う。ちなみに星野源の今回のツアーのグッズもあまりかっこよくない。どうしてファンは何時間も並んでまで買うのかなぁ。今1番おしゃれなライブグッズを出すのはシャムキャッツだと思っています。この日はYouTubeで小沢健二ばっかり見ていた。
比較されがちな星野源とはやっぱり次元が違う。決して星野源を蔑んでるわけじゃないです。
木曜日
なにをしていたかまったく思い出せない。おそらくレポートをやっていたはず。
金曜日
朝からお昼までずっと教習所に行く。路上教習でのこと。この日は珍しく怒らずに淡々と指導してくる教官だった。雑談もなく安心して運転していたら突然教官が窓の外を指差して「あれ、ヤクザの家」と一言だけつぶやいた。それ以降は道の指示以外なにも話しかけてこなかった。その時は運転することに必死でなにも考えられなかったけど冷静になって思い返すとなんだったんだろうか。緊張している僕を和ませたかったのだとしたらヤクザなんて怖いワードを出す必要ないしただ単純にヤクザの家だと気づいて指差したのならそれはそれで怖い。今でも真顔でまっすぐ指差しながら「あれ、ヤクザの家」とつぶやいた横顔が忘れられない。
土曜日
ラブレターズ単独ライブ「TWILIGHT ZONE」を観に行く。
予想を超える面白さだった。溜口が叫ぶコントが多くて見ているこっちが疲れるイメージを持っていたのだけどそんなことなくてしっかりと日常の地続きの中にある違和感を面白さに変えていてよかった。特に履歴書のネタは最高だった。おそらく賞レースに向けてであろう音楽ネタも短くまとまっていて面白かった。この2本のネタがあればキングオブコントの決勝もいける気がする。あとは2人ともめちゃくちゃ学生服が似合う。後ろの席が関係者席だったらしく大竹まこと、やついいちろうがいてなぜだか緊張した。ゴッドタンの角田バンドでおなじみの大竹マネージャーも見かけた。
日曜日
さいたまスーパーアリーナで星野源のライブ。一般の人気を得た後のステージにふさわしくエンターテイメント性のあるライブだった。アルバム「ばかのうた」を出した時に一体誰がさいたまスーパーアリーナをワイヤーに吊られて飛ぶ星野源を想像しただろうか。ここまで振り切ってしまうと星野源は変わってしまったとか言うのはもうやめてこれを受けとめていこうと思った。でもやっぱり星野源にはギター1本で弾き語りする姿が似合う。今後もこの広い規模でやり続けるならもうライブは行かないかなぁ。もし行くとしても狭い会場の地方に遠征する。とか言いながら毎回ライブに行っちゃってるわけで今後どうするかは自分でもわかりません。ちなみに今回生で聞いて1番良かったのがインストの曲だったのでぜひとも歌の入っていないCDを出してほしい。(初期のアルバムは歌詞も含めて素晴らしいのでインストにしなくていいけど)そうするとただのSAKEROCKになってしまうか…テンションが上がったのはバナナマンのVTRでした。ラジオのジングルだ!と思わず声に出しそうになった。残念なことを挙げればフィルムが聞けなかったこと。個人的に好きな曲なので。