記録

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Aマッソの超コントや金沢のことなど 3月12日〜3月18日

今更ながら先週のことを書いておく。

月曜日

さらば、しずる、ラブレターズバイク川崎バイクのライブを幕張のよしもとへ観に行った。幕張のよしもとはめちゃめちゃ遠かった。幕張へ向かう電車の中でラブレターズの溜口さんが目の前に座っていて、どこを見ていいかわからなかった。お客さんは4列目までぐらいしか入っていなかったが、とても面白かった。いつも思うのだがさらばの森田さんが売れていない理由がわからない。帰りにオカヤイヅミ『ものするひと』阿部共実『月曜日の友達』2巻を買った。『ものするひと』の帯コメントが柴崎友香で巻末対談が滝口悠生なんて買わないわけがない。帰宅して早速『月曜日の友達』2巻の最終話を読んでめちゃめちゃに感動した。


火曜日

特にやることがなかったので意味もなく隣駅の笹塚まで歩いてまた家まで歩いて帰ってくるという謎の往復をした。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。帰りの満員電車の中で女子中学生がおもむろにコンビニのビニール袋からシュークリームを取り出して食べ始めた。クリームが緑だったのできっと抹茶だ。皆が凝視するなかもぐもぐと食べ、指なんかも舐めちゃってりして、食べ終わったら手の平で口の周りを拭ってそのまま小指でつり革を掴んだ。人目を気にしないその大胆さと、小指でつり革を掴む誰かへの配慮がなんだか可笑しかった。


木曜日

朝から夕方までアルバイト。バイトが終わってから、家で使っているメガネの度が合わなくなってしまったのでレンズを変えにメガネ屋に行った。受付で、あちらの洗面台でコンタクトを外してレシートの番号が画面に表示されましたらもう一度受付にお越し下さいと言われた。いつも思うのだけど、いくらお店の中だとはいえ、コンタクトを外したぼやけた視界の状態で野放しにされるのはあまりにも怖すぎる。そもそも、コンタクトをつけていないから画面に表示された数字さえ見ることができない。もちろんそんな心配をしたところで店員は番号を大きな声で呼ぶのだが。しかし、ぼんやりとしか見えない数字が画面に表示されているだけで怖い。


金曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は『Aマッソの超コント』をユーロスペースへ観に行った。お客さんから事前に集めたお題を元に即興コントをするライブ。正直、練られたネタがみたいなあという気持ちだったので期待していなかったのだが、即興ならではの村上さんのパワフルなボケが炸裂していて面白かった。自分が書いたお題が選ばれたのでそれも嬉しかった。この前の単独の感じからすると、Aマッソは男性ファンがほとんどだと思っていたのだが、今回のライブは男女半々ぐらいになっていて、いよいよ売れる一歩手前まで来たような気がする。


土曜日

家族で石川へ旅行。自分と姉は東京から新幹線に乗って金沢へ。初北陸新幹線

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シュッとしていてカッコいい。いかにも速いですよという顔をしている。これでめちゃめちゃ遅くても逆に愛らしい。家族と金沢で合流し、21世紀美術館へ。めちゃめちゃに混んでいた。平均年齢20代ぐらいなんじゃないかと思うほどの若者の多さ。あのプールなんてもうすし詰めであった。エレベーターが透明で、ロアルド・ダールの『ガラスの大エレベーター』みたいだった。

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あとは市場や東茶屋街などの定番スポットにも行った。道中、可愛い犬が窓からこちらを見ていた。

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バッチリ目線があった。金沢を後にし、能登へ。日本で唯一車で走ることのできる砂浜の千里浜へ道中に寄った。

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自由に車が走り回っていて少し怖かった。和倉温泉の旅館に泊まったのだがはちゃめちゃに豪華だった。

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なんか光り輝いたエレベーターが上下していた。あとは怪しい空間で宝塚もどきのようなショーも見れた。

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よくわからない時間を過ごした。


日曜日

輪島の朝市へ行った。

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永井豪記念館がしれっと朝市に紛れてあった。

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朝市の後は、千枚田を見た。

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ここの千枚田、なかなかのメンバーが所有していた。

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めちゃめちゃ政治の匂いがする。能登半島を半分ぐらいまでドライブし、適当なところでご飯を食べ、16時過ぎに再び金沢へ戻ってきて姉は新幹線で東京に帰って行った。自分は親と一緒に実家に帰った。帰宅してからは次の日の京都旅行へ備え、すぐに寝た。



京都小旅行記2018年3月

学生生活最後の旅行として一泊二日で京都へ行ってきた。振り返るとほとんど食べてばかりの、要するに最高の旅行であった。
1日目
青春18きっぷを使い、始発で松本駅を出発して一旦名古屋へ。名古屋には10時30分過ぎに着いた。名古屋と言えば、モーニング。「KAKO花車本店」で、カフェオレとトーストを食べた。

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ジャムと小倉あんと生クリームという激甘の組み合わせだが、不思議と口の中に甘さが残らずぺろっと食べれてしまった。モーニングを食べて満足し、そのまま新幹線で京都へ。電車の旅行で新幹線を使うことはほぼなかったので我ながら贅沢だ。駅で天むすを買い、新幹線で食べた。

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1時間もかからずあっという間に京都へ着く。ホテルへチェックインしてからまず向かったのは「市川屋珈琲」

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ここで食べたのはフルーツサンド。

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兎にも角にもフルーツサンドが大好きな自分としては最高のお店だ。季節によって異なるフルーツを使うらしく、この時期はせとかなどのオレンジを使ったサンドだった。コーヒーもすっきりとしていてとても飲みやすかった。それにしてもiPhone Xポートレート機能はめちゃめちゃ綺麗に写真が撮れる。綺麗に食べ物の写真が撮れるだけで楽しくなってしまう。次に向かったのは鴨川デルタ。

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ここが関係するあらゆる物語に想いを馳せた後、歩いてちょっと行った場所の豆餅が有名な「ふたば」へ。

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豆餅、桜もち、よもぎ餅を買った。夜にホテルで食べたのだが、もちもちとふわふわの中間のようなお餅でとても美味しかった。何個でも食べれてしまう。ふたばでお餅を手に入れた後は、あの有名な「六曜社 地下店」へ。お店入り口のタイルが可愛い。

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もちろん、コーヒーとドーナツをいただいた。

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ドーナツの表面がカリッと焼かれていて美味しく、コーヒーととてもよく合った。この日はコーヒーを飲みまくっている。六曜社を出た後は、夕飯を食べるためにオムライスのお店「ルフ」へ。ルフオムライスを注文。

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一見シンプルなオムライスだが、真ん中には半熟の卵が入っていて、割るとトロッと流れ出てくる。

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しかしながら、高円寺の「七面鳥」のオムライスを知ってしまっているのでいまひとつの味だった。オムライスを食べた後は先斗町をふらふらと歩き、バスで誠光社へ。

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台湾関連の本が多く、欲しいと思っていた台湾のY字路の本が置かれていたのを見つけ時はテンションが上がった。本を3冊購入し、お店を出たのは夜の20時前。せっかく京都に来たのだからとお寺に行った。この時期に唯一ライトアップされていた東寺へ。

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雨も降っていたためか、人もまばらだった。東寺からホテルへ戻り、朝も早かったため、死んだように眠った。

2日目

朝は、「イノダコーヒ本店」へ。コーヒーとレモンパイを食べた。

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噂通りにめちゃめちゃレモンパイが美味しかった。ふわふわだ。イノダコーヒを出た後は、何軒かパン屋さんを巡った。特に美味しかったのは、市役所近くにある「グランディール」のパニーニ。色々な種類があり、僕はカプレーゼを食べた。その場で温めてくれるのが嬉しい。美味しいパンを食べながらお茶の一保堂本店へ。一保堂のほうじ茶が好きなのでよく飲んでいるのだけど、お店の中で飲ませてもらったお抹茶がとても飲みやすく気に行った。一保堂へ向かう途中に「村上開新堂」という良さそうな雰囲気のお菓子屋さんがあったので入ってみた。

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レーズンとアプリコットのロシアケーキを一つずつ買い、食べてみたのだが素朴な味で美味しかった。この後は、お昼を食べるために四条のあたりへ。キムラのすき焼きを食べるかどうかお店の前で悩む。

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しかし、お腹が昼からすき焼きではないと判断したので近くにある「権太呂」のうどんを食べに行くことに。けいらんを注文。

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とろとろの卵が美味しく、つゆまで全て飲みほしてしまった。お昼を食べた後は「100000t」へ。

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古本、レコード、古着など様々なものが置かれていて目移りしてしまう空間だった。100000tを後にして向かったのは、チョコミントポップカルチャー愛溢れるお店で有名な「Cafe1001」へ。 

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もちろんチョコミントパフェを注文。

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朝からけっこう食べいるので食べられるかなーなんて思っていたがミントの爽やかさのおかげかぺろっと食べてしまった。幸運にも他にお客さんが誰もおらず貸し切り状態だったので、じっくりとお店の中を見ることができた。とても良いお店だ。一般的に、愛は目に見えないと言われているらしいが、このお店の中にあるポップカルチャー愛は目に見えました。チョコミントを堪能して、歩いて北野天満宮へ。途中、可愛い銭湯があった。

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おばあさんが吸い込まれていった。北野天満宮は綺麗に梅が咲いていた。

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帰りの電車の時間もあるので駆け足で京都駅へ。17時に京都を出て、青春18きっぷを使い、2時間半ほどで名古屋へ到着。行きの新幹線の快適さが懐かしかった。駅にある味仙で台湾ラーメンを食べた。

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辛さ控えめのアメリカンにしたのだがそれでも辛かった。帰りのバスの時間が迫ってきていたので入店から完食まで15分足らずという奇跡的な速さを見せた。胃が燃えていた。時間があれば青菜やチャーシューも食べたかったのでまたの機会に。20時半のバスに乗り、夜の24時に松本に着いて旅行が終わった。

とても1泊2日とは思えないぐらいのたくさんの美味しいものを食べた京都旅行になりました。


旅行前のこと、今週のこと

卒業旅行から帰ってきて、旅行記を書こう書こうと思ったままぐんぐんと毎日が過ぎていく。残された学生生活を存分に満喫しているとかではなく、毎日アルバイトをしている。朝から夕方まで働いているので、まるで4月からの社会人としての練習であり、3月末までアルバイトへ入ることになってしまったので、今は社会人へのスムースな以降期間なのではないかとさえ思う。なんとか時間を見つけて旅行記を書きたい。とりあえず、旅行前のことと旅行から帰ってきてからのことを書いていく。
たしか、旅行へ行く数日前に大杉漣が亡くなった。前のアルバイト先に、阿波踊りサークルに入っている人がいて、その人が自由参加できる徳島の阿波踊りの連で踊っていたら隣で大杉漣が踊っていたという話を思い出した。その元バイト先の人は、新しく来た店長が嫌いだからという理由で辞めてしまって、次はサーティワンで働くと言っていた。大杉漣は高校生の時に舞台で見たことがあって、小さい劇場だったのですごい近い距離でそれなりに印象に残っているのだが、そのことよりも先に元アルバイト先の人のことを思い出した。長嶋有の『もう生まれたくない』みたいだなあと我ながら思った。あまり意識していなかったのだが、誰かを媒介にして誰かを思い出す瞬間は世の中に溢れている。この同じ日に、今のアルバイト先の社長から、旅行の餞別を頂いた。餞別を渡す瞬間に社長が、いま悠生くんにも昔こうやって餞別を渡したことを思い出した、と言っていた。書きながら思ったのだがこれは人を媒介にしたのではなく、餞別を渡す行為が誰かを思い出させただけだった。とにかく、人は不意に誰かの死や行為によって思い出されている可能性があるわけで、これってなんとなく希望じゃないですか。
旅行から帰ってきてからは、ほりぶん『荒川さんが来る、来た』、ギレルモ・デル・トロシェイプ・オブ・ウォーター 』、小田尚稔の演劇『是でいいのだ』を観た。どの作品も本当に面白く素晴らしかった。『シェイプ・オブ・ウォーター 』は湯浅政明夜明け告げるルーのうた』だと思った。今週観たこの3つの作品とも、寂しさや孤独といったものが中心にあった。『是でいいのだ』は、3月11日に三鷹でこの作品を観たという体験も含めて記憶に残った。
今の家に引っ越して来て2ヶ月ほどが経とうとしている。数日前に代々木上原や渋谷のあたりまで散歩した。雑誌で見たことあるお店ばかりで代々木上原エリアのお洒落さに恐れ慄いた。お昼に魚屋さんが経営している魚力というお店でなめろう定食を食べた。システムに戸惑った。すぐ近くのシブパブで本を見て帰った。POPEYEを買おうかと思ったのだけど、めちゃめちゃお洒落な本屋でPOPEYEを買う行為がとても恥ずかしく思えてやめた。コンビニでPOPEYEを買う人間であり続けたいと思う。
今朝、気温を確かめるために窓を開けて外を見たら、梅が咲き始めていた。

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引っ越して来て2ヶ月、梅の木の存在に初めて気づいた3月11日でした。

先週のこと、今週のこと

空港でこの文を書いている。いや、もはや、機内だ。あと数分で飛び立つ。これからいわゆる卒業旅行へ行く。ハンガリーオーストリアチェコの3カ国。不安と楽しみでいっぱいだ。

先週は火曜から金曜まで毎日アルバイトをしていた。月曜は木下龍也、岡野大嗣の短歌教室に参加した。日曜は本多劇場で『お前、ホンマ最低やな王決定戦』を観に行った。ケンコバ司会で、かもめんたる、さらば、ラブレターズアインシュタイン、アキナなど豪華な顔ぶれのコントライブ。みんな面白かったのだけど、やはりかもめんたるは圧倒的だった。

今週は、月曜火曜はバイトをして水曜は2回目のハイバイを観に行った。木曜は旅行の準備をして現在に至る。


1週間のこと、バスの中のこと1月29日〜2月3日

これから九州へ小旅行に行くため、空港でこの文を書いている。嘘をついた。空港で書いているなんて言うとカッコいいなあと思っただけで、本当は空港へ向かうバスの中で書いている。空港へ向かうタクシーとかだったら少しはかっこよかったのかもしれない。いや、そもそも空港へカッコよさを見出してること自体めちゃめちゃダサいのか。今、バスの通路を空けた隣の人がサランラップに包まれたおにぎりを食べている。海苔のあの独特の匂いがする。随分前にオードリー春日がラジオで話していた、新幹線で551の豚まんを食べてたら怒られたというエピソードを思い出した。ちなみについ最近の1月28日に糸井重里ツイッターで、「新幹線で551食べながら帰京します」とツイートしていた。テロはどこでも、誰でも起こし得るのだ。バスの中では女子大生二人組が、友達が毎週ディズニーに行っていてずるいと言っている。毎週あげられるインスタのストーリーに「マジ激昂」らしい。隣の席の人は、リュックを机がわりにしてゲラに赤を入れている。今週は旅行の都合上、土曜日まで書く。


月曜日

三鷹SCOOLで小田尚稔演出『高架線』を観た。滝口悠生さんの原作がとても好きな小説だったのでどうなるんだろうと思っていたのだが、素晴らしい作品となっていた。そもそも小田さんの演劇が好きだというのもあるのだけれど、原作との相性の良さが抜群であった。大学のゼミの友達が、役者にビールを凄い勢いで渡され、体を揺さぶられていたのには若干ひいた。自分の隣の席に、小説家の柴崎友香さんが座られていて一人で胸が熱くなった。1番好きな小説家が隣に座ってるなんて状況、そうそう無い。ちなみに、数ヶ月前、柴崎さんと滝口さんのトークイベントに行った時も、会場が同じく三鷹SCOOLであった。


火曜日

大学へ最後のゼミを受けに行った。『高架線』をプロデュースした佐々木敦さんが来た。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。アルバイト先には、部屋の真ん中に大きなパソコンがあるのだが、ここ2ヶ月ほど、上野動物園のパンダのライブ映像を流しっぱなしにしておくのが恒例となっている。みんなすっかりシャンシャンに夢中だ。誰かがシャンシャンの可愛い姿を見かけ、声を上げると、みんながパソコンの方を振り向いてライブ映像を見る。ほぼ毎日シャンシャンを画面越しに見ているので、日に日に大きくなっているのがわかる。シンシンとシャンシャンがじゃれ合っている姿が愛おしくてしかたない。夜は『anone』を見て素晴らしさに震えた。


木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。アルバイト中に、郵便局で切手を買ってくるミッションを与えられた。6シート買わなければならず、センスを試されているようで怖かった。おにぎりの切手が可愛かったので買った。


金曜日

朝から雪が降っていた。この日も朝からアルバイト。18時までの予定だったが、表参道で展示の手伝いをすることになり、20時前まで働いた。


土曜日

節分。恵方巻きに対して、伝統なんてないだの下品などと言っている人たちをよく見かけるが、美味しいからいいじゃんと思ってしまう。サーモンときゅうりとクリームチーズを入れた恵方巻きを作って食べた。本当に美味しいので毎日食べたい。


ちょうど今、バスは空港へ着いた。なんていう終わり方ができたらかっこいいのだが依然バスは高速道路を走り続けていて、自分がどこにいるのかもわからない。


大雪のことや引っ越しのことなど 1月22日〜1月28日

洗面所の電球が切れた。引っ越しの2日前に。なにかを察したのだろうか。この週は、週始まりの大雪と、週末の引っ越しに向けてばたばたとした1週間だった。


月曜日

数日前から大雪が降ると予報されていた日だった。朝、アルバイト先へ向かうために駅のホームで電車を待っていると、すでにちらちらと雪が舞っていた。お昼頃にはさんさんと雪が降り始めた。アルバイト先の人たちと、4年前の東京での大雪の話になった。1人は、その時バスに乗っていて坂道を登れるのか心配になったと言い、1人は駅のホームで立ち往生したと言い、僕は大学受験の日だったことを思い出した。なんでみんなそんなに覚えてるんですか、ともう1人のアルバイトの人は言っていた。雪で帰れなくなると大変だということになり、15時に退勤させてもらえることになった。駅のホームで数人の女子高生が、じゃあねー明日会えないことを祈って!とさよならをしていた。

夜は、本格的に雪が積もり始め、何度もカーテンを開けて外の様子を確かめてしまった。どんどん積もっていく様子に僅かながら興奮していた。ついには玄関から外を見るにいたり、雪の日の夜の明るさに驚かされた。長野県で育ったのだからそれぐらい知っておけよという話なのだがあまり意識したことがなかった。


火曜日

朝、雪がかなり積もっていた。この日も朝からアルバイトだったのだが、電車の遅れなどはまったくなかった。昨日の、会えないことを祈っていた女子高生たちはきっと会えてしまったのだろう。昼間は暖かく、雪がびちゃびちゃと音を立てて雨のように屋根から窓へと流れていた。街中のいたるところで雪だるまを見かけた。帰宅すると自宅のアパートの入り口前にもあり、いやこれは邪魔だわと思った。夜は引っ越しの準備。

水曜日

一日中、引っ越しの準備をしていた。本棚を解体した。『anone』を観る。3話は、広瀬すずがほとんど言葉を発しなかったのだが、その存在感はたしかにあった。お金を払わずしてこのクオリティの作品が見れるのかと思わずにはいられない。


木曜日

アルバイト先から急遽、人手が足りないから来てくれと言われ午後から出勤した。帰りがけに初台と荻窪へのおつかいも頼まれ、18時ごろ帰宅した。


金曜日

引っ越し準備にラストスパートをかけ、全ての荷物を詰め終えた。 


土曜日

引っ越し当日。親が手伝いに来る。引っ越し業者が10時に来て、荷物を転居先である幡ヶ谷へ運び出した。高円寺から幡ヶ谷は車で20分かからない距離なので、11時過ぎには新居へ荷物も入れ終わり、引っ越しが完了していた。4年間住んだ高円寺を惜しむ間も無く、あっという間だった。部屋に、突っ張り棒と電気を外さずに置いてきた。次の住人は使うのだろうか。

午後はIKEAへ行き、本棚を買った。配達にしてもらったので届くまでが楽しみだ。新居は前の家よりも広く、置けるものも増える。


日曜日

一日中、生活のできるよう部屋の整理をしていた。日用品は、前の家で使っていたものをほとんど持って来ているので、あっという間に、生活感のある部屋が出来上がった。

牛久沼2のことなど 1月15日〜1月21日

月曜日

来週末の引っ越しに向けてやっと荷物の整理をし始めた。とにかく本が多いので雑誌などは処分してしまおうと仕分けているのだが、いや、これはまだ読むかもとか、一応捨てずにとっておこうなんてことを繰り返してしまってまったく進まない。引っ越しあるあるの典型だし、この悩んで結局捨てない行為、めちゃめちゃ人間っぽい!などと思ったりした。断捨離とかできる人は、どんな心持ちなのだろう。


火曜日

久しぶりに大学へ行く。


水曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は『anone 』を観る。工場の電気を探すシーンがめちゃめちゃ良かった。なんてことないシーンなのだけど、たしかに私たちの生活に存在する一場面だ。こういうシーンを無駄などと言う人もいるらしいが、そんな細部の積み重ねが重要なのではないか。『勝手にふるえてろ』のコンタクトからメガネに変えるシーンのように。パンを半分に折って食べる場面は映画『横道世之介』のハンバーガーを思い出した。


木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。


金曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。夜は鎌田順也作・演出『牛久沼2』を観に行った。ENBUゼミナールの卒業公演。ほりぶん『牛久沼』と構成はほぼ同じで、今回も時が戻った。個人的には、ウルヴァリンが自分の腕を引っかいて女子中学生に血を飲ませるシーンと、ムーンウォークする妖怪ムーンウォーカーが面白かった。自分で書いてても意味わかんないんだけど、こんな人たちがうなぎを奪いあっていました。ENBUゼミ以外の人で、ナカゴーの篠原正明さんが出演していたのだが、明らかに存在感が別格であった。しかも、篠原さんが演技する度に鎌田さんがめちゃめちゃ笑っていた。


土曜日

午前中から午後にかけて引っ越しの準備をして、夜は北千住へ玉田企画『あの日々の話』を観に行った。初演も観ているので2回目なのだが、関係性の笑いが見事でやはり面白かった。カラオケボックスでの大学生の地獄みたいなやりとりなのだけど、決して上から目線で描こうとしていない点が好きだ。今泉力哉監督と玉田さんのアフタートークも良かった。玉田さんが、自分が作ってる演劇はリアルだけどリアルじゃないと話していて、玉田企画は確かな現代口語演劇の継承者なのではと思った。今回『あの日々の話』を観て改めて思ったのだけど、演劇にカラオケが登場する率けっこうあるのではということ。しかも演劇とカラオケの親和性は意外に高い。


日曜日

引っ越しの準備。