記録

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2017年の終わりに

もう2017年も終わりらしいです。今年はなにか大きな変化があったかと言われればなにもないわけですが、就活にまつわるごたごたが面倒でした。とりあえずは来年から働くわけで、それに伴って新居への引越しも来年の1月にします。引っ越すと決めてから大学4年間住んだ高円寺が途端に名残惜しくなり、12月は高円寺の美味しいものにラッシュをかけていた。インド富士子のカレーや、七面鳥のカツカレーとオムライス。

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七面鳥のオムライスは本当に絶品なので、高円寺にいる間にあと3回は行きたい。何度も行ったお店といえば西荻窪にある越後鶴屋で、つい最近も買いに行った。ここのイチゴ大福を食べるために、嫌々教習所に通っていたようなものだ。

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この前食べた時は、イチゴが期間限定の紅ほっぺでいつも以上に甘く美味しかった。他に食べ物で最近美味しかったのは、新宿のタイ料理屋バンタイのパッタイが今まで食べたパッタイの中で1番美味しかった。

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今すぐにでもまた食べに行きたい。

これを書いている2日前に実家に帰ってきた。帰省する電車の中で、木下龍也、岡野大嗣による歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を読んだ。高校生の目線から切り取られる物語のような歌集。個人的には岡野大嗣さんの短歌の方が好き。好きな短歌を3つ選んでみた。

「目の前を過ぎゆく人のそれぞれに続きがあることのおそろしさ」

「起き抜けのカーテン越しの夕焼けにぎりぎり今日を拾ってしまう」

「体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと」

木下さんの短歌ではこれが好きだった。

「キスまでの途方もなさに目を閉じてあなたのはじめましてを聞いた」

ちなみにこの歌集には、舞城王太郎の短編小説が2つ載っていてどちらも素晴らしいのだが、そのうちの1つが、女子高生が短歌を詠む物語で、ロロのいつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』を彷彿とさせた。ロロのいつ高シリーズの新作がそろそろ観たくなってきた。 

年末年始はバラエティ番組が豊富で毎日飽きない。『有吉の壁』『クイズ正解は一年後』が相変わらず面白かった。芸人が自由に好きな笑いをやっている番組が好きだ。年始は『ゴッドタン』に『キングちゃん』と楽しみなものが目白押し。

この前台湾に行った際に使った写ルンですを現像したら、いつ撮ったか覚えていない写真があった。秋頃に散歩しながら撮ったものだろう。黄色く紅葉した葉が美しいと思ったのだろうか。

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そろそろ2017年最後のブログを終わりにしようと思います。今年のベストとかは特にやらない派なので書きません。というよりベストをつけれるほどあらゆるものに触れていない。たくさん観に行ったものは限られていて、相変わらず演劇で、50本ほど観た。映像作品で個人的に好きで何度も観たものがNetflix『マスター・オブ・ゼロ』シーズン2の「ニューヨーク、アイラブユー」でした。本当にこの作品が好きだ。この作品を先ほどの岡野大嗣の短歌をアレンジして表現するならば、「目の前を過ぎゆく人のそれぞれに続きがあることの愛おしさ」になる。

来年からは社会人になるわけで、色々と変わることもあるのだろうけれど何か好きなことを1つだけでも継続していけたらいいなと思います。

ここ数日のことや『水曜日のダウンタウン』と『マスター・オブ・ゼロ』のことなど

台湾から帰ってきてからはバイトの毎日。朝9時出勤で18時まで働いている。だいたい7時50分ぐらいに家を出て朝の満員電車に乗る。今のバイトを始めて半年ほど経つ。バイトを始めるまでは、満員電車に乗るような働き方なんて嫌だと大学生の分際で一丁前にカッコつけた考えなんかを持っていたわけだが、いざ毎日満員電車に乗ってしまうとなんにも思わなくなった。これは、慣れてしまった自分が悲しいとかそういうことではない。よく、朝の通勤電車はみんな死んだような目をしているなんて揶揄されるけれど、そりゃ朝は眠いですよ。

ここ数日で『スターウォーズ 最後のジェダイ』と『エンドレス・ポエトリー』を観た。スターウォーズは、可もなく不可もなくといった感じで、全体としては面白かった。ただ1つ確かに言えるのは、アダム・ドライバーは素晴らしいということ。映画を観ている最中ずっと、パターソン…と思っていた。ホドロフスキーの『エンドレス・ポエトリー』は観終わった直後、前作『リアリティのダンス』の方が好きだったなあと思ったのだけど、家に帰ってからじわじわと、もう一度観たい欲が湧いてきた。 

水曜日のダウンタウンスペシャルがめちゃめちゃ面白かった。クロちゃんが騙されていたことに気づいて悲しみに打ちひしがれながら夜のタクシーに乗っている場面は、Netflix『マスター・オブ・ゼロ』の中でも名エピソードとしても名高いシーズン2の第5話ラストシーンとまったく同じであった。

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2人の境遇も似たようなもので、奇跡の一致だ。

『ドキュメンタル』も毎週面白い。個人的にはダイアン西澤がツボで、何もしてないだけでも笑ってしまう。

オードリーのラジオミュージックソンを24時間分消化しようと毎日聞いている。序盤で、ゲストの欽ちゃんをいじりまくる若林が面白かった。オードリー、三四郎ラブレターズルシファー吉岡の時間帯も最高だった。

台湾旅行記2017 12月18日〜12月20日

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年1回の台湾旅行がもはやここ数年の恒例行事になりつつある。入国回数4回目、パスポートには、中華民国スタンプが溢れている。こんなに何度も訪れてしまうのは、台湾という国が好きなのだと思います。「思います」なんて言葉を使って、ごまかしたけれど、好きです、台湾。今年は台中、台南にも行ってきました。いつも通り、写真多めで旅行記を書いていきます。

 

1日目

朝5時50分の便で台湾の桃園国際空港へ。早朝の便のため、前日の夜に羽田空港へ来てイスで寝て1夜を過ごした。10時前に台湾へ着く。今年完成したばかりの、桃園国際空港MRTで高鐵桃園空港駅へ。このMRTが開通してから、空港と台北の移動がグッと楽になったのではないだろうか。今回は新幹線に乗るため、台北までは行かなかったけれど。高鐵桃園空港駅の窓口で、台湾の新幹線3日間乗り放題チケットを受け取る。このチケットは、外国人優待のチケットで、日本で事前にネットで申し込んでおくと、窓口で受け取ることができる。値段が8000円ほどで新幹線3日間乗り放題、台南と台北の往復だけで元が取れてしまうという超お得チケットだ。ついでに駅で駅弁を買い、高鐵に乗り込み、台中へ向かう。電車の中で食べたのは、鶏肉と野菜が入ったお弁当。パッケージが可愛い。

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空港の駅から台中までは、約40分ほどの近さ。さすが新幹線。駅弁を食べている間にすぐに到着する。高鐵台中駅は、正確には台中の中心にあるのではなく、そこから今度は台鉄に乗り換え、台鉄台中駅に向かう必要がある。台中駅は、台湾でよくあることだが、日本統治時代の建物をそのまま使っている。いわゆる近代建築駅舎。

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とりあえず、 駅から歩いて行ける距離にある、宮原眼科へ向かう。宮原眼科はその名の通り、元々は眼科であった場所をお菓子屋さんがリノベーションしてお店として利用しているお洒落スポット。外観はこんな感じ。

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ちょうどクリスマスシーズンということもあり、内装にも力が入っていた。

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宮原眼科で1番有名なのがアイスだ。もちろん食べた。カップが可愛く、思わず家まで持ち帰ってしまった。よく見ると、小さな犬がたくさん描かれている。

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宮原眼科を後にし、次はバスに乗って、台中国家歌劇院という劇場へ行った。バスの中に謎のお菓子の忘れ物があった。

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台中国家歌劇院は、日本人の伊藤豊雄による建築だ。

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 劇場内部が常に滑らかな曲線をえがいていて美しい。

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屋上もあり、一般の人も登ることができた。

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 台中国家歌劇院の後は、再びバスに乗り、勤美術館という野外にある現代美術館に行くも、月曜日は休館日らしく閉まっていた。入り口にクリスマスっぽい展示はあった。

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そのまま歩いて20分ほどの場所にある国立台湾美術館に行くも、またもや休館日だった。謎の乗り物に乗った赤ちゃんはいた。

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この頃にはもう夕方前になっていたので美術館前のバス停から台中駅に戻った。再び新幹線に乗って台北へ行く。台北に着いたのは20時過ぎだったような気がする。ホテルにチェックインし、この日は疲れていたのでホテル近くのテイクアウトできるお店で水餃子や麺などを買って食べた。どれもとても美味しかった。

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2日目

この日は朝から起きて台南へ行った。また新幹線に乗り、2時間ほどで到着した。台中と同じように高鐵と台鉄の台南駅は離れている。

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 台南駅前からバスに乗り、赤嵌楼まで行く。お昼前だったので、近くのお店で意麺というものを食べた。

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その後は周辺を散策した。とりあえず、看板すべてが手描きの映画館があるらしいので行ってみた。

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この全美戯院という映画館は、台南で唯一手描き看板を続けている劇場らしい。この後もまだまだ歩いた。途中でパパイヤジュースを飲む。

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 林百貨という日本統治時代に百貨店であった場所をリノベーションしたお店に行った。

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屋上には神社があった。

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屋上から見えた、百貨店の向かいにある銀行がかっこよかった。 

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この後もまだまだ歩いた。良い街並みの場所にたどり着く。

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台南の窓は格子が凝っていて可愛いことに気付く。

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散策する中で撮った写真を適当に貼っていきます。

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台湾文学館へも行った。この場所は、入場無料なのにも関わらず展示の量がすさまじい。ここも日本統治時代の近代建築。

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台湾文学館を見た後は、神農街という場所へ。ちょっとしたおしゃれエリアといった感じ。

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通りの突き当りにはお寺があった。

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神農街を後にして向かったのは安平樹屋。とにかく木が建物にからみついた場所です。なぜか羊がたくさんいた。

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安平樹屋のあとは、安平豆花というお店で豆花を食べた。

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 まだまだ見たい場所があったが、時間の都合で台南駅に戻ることに。駅までのバスがちょうど中高生の下校の時間と重なり、ぎゅうぎゅう詰めだった。おそらく学校指定であろうカラフルなジャージを着ていてみんな可愛かった。台南駅から再び新幹線に乗り台北へ戻った。

台北に着いてから、西門町にある阿宗麺線でホルモンの乗った、くたくたに煮た素麺のようなものを食べた。かつおだしが効いていて美味しかった。

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ホテルに戻り、歩き疲れたのですぐに寝た。

 

3日目

この日は、1日台北にいた。まず、朝食に、迪化街にある佳興魚丸へつみれのスープと麺を食べに行く。このスープがめちゃめちゃ美味しかった。この台湾旅行で一番美味しかった食べ物だ。

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 朝ごはんを食べた後は、迪化街をふらふらした。

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近くでクリエイターズマーケット的なものが行われていて、その時に撮った写真がなかなか良く撮れた。今回の旅行のベストショットに決まりだ。

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迪化街には前回も訪れた1920sという書店があり、好きな場所なので再訪した。

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その後は、四四南村へ行く。

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この場所にある好丘というお店に描かれていた猫のイラストが好みの絵で可愛かった。

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四四南村の後は、エドワード・ヤン監督による台湾映画『牯嶺街少年殺人事件』の舞台になった牯嶺街へ行った。

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実際のロケはここでは行われてはいないらしいのだが、ここがあの牯嶺街か…と感慨深くなった。牯嶺街でも良い写真が何枚か撮れた。

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この後は、華山1914文創園区へ。ここは、日本統治時代の酒工場をリノベーションして作られたおしゃれスポット。

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中には映画館もあって、キューブリックが上映されていた。

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華山1914から中山へ移動し、魯肉飯を食べた。

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そのまますぐ近くにあるお店でピーナッツ餅を食べた。めちゃめちゃ美味しいため、台湾に来るたびに毎回食べている。毎回新鮮な驚きで食べることができる。

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帰りの飛行機もあるため、駆け足で赤峰街を見て回る。小器という食器屋さんで自分へのお土産としてパイナップルが描かれたグラスを買った。

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諸々のお土産などを買い、桃園国際空港へ18時過ぎに着いた。夜21時の便のため、空港でご飯を食べるなどして時間を潰し、深夜1時ぐらいに日本に帰ってきた。電車もないため始発まで羽田で過ごし、朝7時ぐらいに帰宅した。

今回の台湾旅行はこれまで訪れたことのなかった台中、台南へ行った。しかし、台南にいたってはまだまだなにも見れていないし美味しいものも食べれていないので、近いうちにもう一度行かなくてはといった感じ。

最後に、台湾で見かけた犬や猫たちを貼って終わりにします。

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ちなみに以前の台湾旅行記はこちら。

miwa0524.hatenablog.com

 

miwa0524.hatenablog.com

 

ここ数週間のこと

2〜3週間ぶりに書きます。いつの間にか、ほぼ冬。厚手のコートを出したら、ポケットに何か紙のようなものが入っていた。手の感触だけでレシートかなーなんて思っていて、数日間は無意識にポケットの中でクシャクシャと丸めたりしていたのだが、つい先日その紙を捨てようとポケットから出したらクシャクシャになった千円札が現れた。レシートだと思っていたものは千円札だった。お店で使うにはあまりにも恥ずかしいクシャクシャ具合で、どうしようかと数日間財布に入れっぱなしだったのをつい昨日使った。PASMOのチャージに。千円札が機械に読み込まれるのに5回以上かかった。しかし、あのクシャクシャの千円札が誰かの手に渡る可能性があることを考えると途端に罪悪感に襲われた。旗の台のチャージする機械のお釣りで千円札を手にした人ごめんなさい。その千円札はまたチャージに使ってください。もしくは銀行に持っていって綺麗なお金に変えてもらってください。

ここ1ヶ月は、卒論に追われる毎日を過ごしていた。数日前に無事提出を終え、ひと安心といったところ。卒論の合間を縫って観たものや読んだものについて書いておく。 

11月24日、アトリエヘリコプターで五反田団『あの人&あの人』を観た。登場人物が全員馬鹿な五反田団ロミオとジュリエットだった。観た後になにも残らないくだらなさ。ずっと笑っていた。

11月27日、六本木スーパーデラックスで東葛スポーツ『ハウス』を観た。森本華のラップの上手さよ。気づいただけでも、テレ東の佐久間さん、さらばの森田さん、しまおまほさんが観に来ていた。ここで何度か書いているけれど、高校生の時にタマフルしまおまほのぼんやり相談室というコーナーで相談メールが読まれているのでしまおさんに勝手に親近感を持っている。これまでの人生でラジオでメールが読まれたのがこの一度だけなのでもはや一生忘れないのではと思う。

11月29日、テレ東『キングちゃん』復活の情報が出る。めちゃくちゃ嬉しい。ここ数年で1番面白いバラエティだと思っているのでゴッドタン並みに続いてほしい。

12月1日、KAATでチェルフィッチュ『三月の5日間』を観た。役者がみんな良かった。

12月3日、M-1を観た。全組が面白いという奇跡のようなM-1だった。特にジャルジャルの漫才がずば抜けて素晴らしかった。

12月4日、東京03寄席を観に行った。出演者は、だーりんず、パーパーラバーガールさらば青春の光、シソンヌ、ニューヨーク、東京03という豪華な面々。この日はさらば青春の光が1番面白かった。

ここ数週間は舞城王太郎の小説を読んでいる。とりあえず『煙か土か食い物』『阿修羅ガール』『好き好き大好き超愛してる』を読んだ。ロロの三浦さんが好きなだけあって、特に『好き好き大好き超愛してる』はめちゃめちゃロロっぽかった。冒頭の1行、「愛は祈りだ」に痺れた。

さっきまでこの文をバイト帰りの電車の中で書いていた。昨日のアルピーのラジオが面白過ぎてずっとニヤニヤしていた。世の中で最も意味がないが最も面白いラジオのコーナーは、ボイパのコーナーかもしれない。そして今ちょうど高円寺に着いて電車から降りた。駅のホームでセブンティーンアイスを買って食べている人がいる。ホームからは駅前のイルミネーションが見える。

 

 

 

浜松のこと 11月13日〜11月19日

月曜日

なにをしていたか憶えていない。


火曜日

大学へゼミ。夜は本多劇場ナイロン100℃『ちょっと、まってください』を観た。3時間という長さながらめちゃめちゃ面白かった。不条理劇を作ることを目指したらしく、時間の前後は入り乱れるし、それっぽい物語になりかけると意味は放棄されるのだが全てが巧みに意図されたもので、なぜか納得させられる。あと、毎度ながらプロジェクションマッピングを使った空間の作り方がとても上手い。

この日の爆笑問題カーボーイが素晴らしかった。芸人の下積み時代の努力や苦労を美化する風潮が嫌いだという話。苦労自慢したいがために芸人をやっているようなやつはお笑いに向いていないと田中が話した時に太田が珍しく賛同する様子もとても良かった。自分も努力や苦労を美化して無理矢理物語を作りあげることに嫌悪感があるのでまさにその通りという感じだった。就活の自己分析や自己アピールとかいうやつに対する拒否反応もその一つで、わかりやすく目に見えるような出来事がその人の性格や生き方を決めるわけがないとずっと思っていた。ちなみにこの日のラジオで浅草キッドが流れたのだけど、自然に春日の「死んでもやめんじゃねーぞ」という声が聞こえてきた。


水曜日

大学で卒論。


木曜日

朝から夕方までアルバイト。


金曜日

朝から夕方までアルバイト。


土曜日

家族で浜松へ旅行に行く。当初は金沢の予定だったのだが宿がとれないということで父親が浜松に変更した。理由は現在の大河ドラマ、おんな城主直虎の舞台だから。しかし、父親以外は大河を見ていないため母姉僕は不満だらけだった。自分と姉は東京から新幹線で浜松へ現地集合。長野から来た親と合流して、まずは浜松城へ。天守閣しかないこのパターンの城だった。

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そのあとは大河ドラマ館へ。まったく見たことのないドラマの展示を、あたかも本物だあと感心するふりをする遊びを姉とやった。お昼はさわやかでハンバーグを食べた。

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数ヶ月前にも食べたばかりだがやはり美味しい。毎日食べたい。お昼を食べた後は、うなぎパイファクトリーへ。うなぎパイトラックがお出迎え。

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うなぎパイが延々と流れ続ける様を見た。

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ちょっとしたミュージアムに、現在のうなぎパイの形になるまでの試行錯誤が展示されていた。ほぼ蒲焼きで面白い。

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ライトまでうなぎパイだった。

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うなぎパイファクトリーを満喫して浜名湖にあるその日泊まる旅館へ行ってこの日は終わり。


日曜日

旅館特有のお腹いっぱいになる朝ごはんを食べてから、ロープウェイで浜名湖を見渡せる場所へ。

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富士山も見えて綺麗だった。浜名湖の後は、大河ドラマの舞台、龍潭寺へ。まったく歴史がわからないのだが庭が綺麗なことは確かだった。

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この建物は銀閣寺をモデルにして作られたらしい。

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龍潭寺のあとはお昼にうなぎを食べた。

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1番好きな食べ物がうなぎなので幸せだった。美味しいうなぎを食べて満足した後は、竜ヶ岩洞という鍾乳洞へ行った。チープな看板とは裏腹にとても広い立派な鍾乳洞だった。入り口に横には竜がいた。

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ここが体内みたいで気持ち悪かった。

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鍾乳洞に来るとなぜだが異様にテンションが上がる。シンプルにわくわくする。鍾乳洞の外に、自らハードルを上げてくる看板があった。

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鍾乳洞の後は、中田島砂丘へ。浜松に砂丘があるなんて知らなかった。

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砂丘を散策し、浜松駅で親と別れた。自分と姉は駅で浜松餃子を食べ、そのまま新幹線に乗って東京へ帰った。

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浜松旅行は、大河ドラマのことはよくわからないため、美味しいものをたくさん食べれたという満足感だけでした。




先週のこと11月6日〜11月12日

先週のことを簡潔に記録として書いておく。

月曜日

卒論をやるために大学へ行く。PCルームに英語でひとり言を言っている人がいた。注意されると、自分の胸をこぶしでドンドン叩きながら映画やドラマでしか聞いたことのない罵倒の言葉を延々と英語で怒鳴り、部屋から消えていった。


火曜日

大学が爆破予告される。


水曜日

大学へ卒論をやりにいく。


木曜日

朝から夕方までアルバイト。


金曜日 

朝から夕方までアルバイト。


土曜日

大学へ卒論をやりにいく。


日曜日 

どらま館へ宮沢章夫演出『ゴドーを待ちながら』リーディング公演を観に行く。岡室美奈子先生の新訳がさまぁ〜ずを意識したらしく、コントみたいで面白かった。


ロロや明日のアーなど 10月30日~11月5日

途中まで書いていた記事が消えるという悲劇から立ち直れずに更新するのが遅くなりました。今さらながら先週のことを書いておきます。

月曜日

朝から夕方までアルバイト。夜は『ゲット・アウト』を観に行った。ネタバレがダメなタイプの映画なので多くは書けないのだがとても面白かった。怖い反面、笑ってしまうところも多々あり、シャマランの『ヴィジット』を思い出させた。事前に予約せずに映画館でチケットを買うと、席がほとんど空いておらず、前から2列目という首に負担のかかる座席だった。自分の隣に女子大生らしき2人組が座っていて、ピザを美味しい美味しいと言いながら食べていた。映画が始まると僕の真隣の人が、いかにも何か怖いことが起こりそうな場面になるとひざ掛けのブランケットをかぶるという行動を繰り返していて、その行為をする度に、自宅のソファで観てるんじゃないんだからと思っていた。いやしかしピザ食べてるしブランケットあるし、映画館ほぼ自宅説もなくはないなとも思っていた。ちなみに僕は怖いシーンになりそうな瞬間は、いかにも怖いの平気ですよ風を装い、スクリーンから目をそらさないふりをするが、実際はスクリーンの端を極力意識を持たず見つめることにしている。ビクッとなるのが恥ずかしいという自意識をまだ捨てられずにいる。時々、ビクッとなった後にそのことをごまかそうと姿勢を正すふりをする人を見かけ、分かるよその気持ち、となるがごまかすぐらいだったらビクッとなって終わりの方がまだ可愛気があるなあとも思う。なので、自分はビクッとなってもごまかさないぞと意識を持ち続けている。そもそもビクッとならなければいいわけで、そのためにスクリーンの端を見つめているのだ。しかし、歩いてる時や電車の中でラジオを聞いていて思わず笑ってしまった時は、咳払いなどをして笑っていませんよ風を装ってしまう。いやむしろ、咳払いをした方が、不意に笑ってしまったんだよ、ということをアピールできるから正解なのかもしれない。電車の中で突然笑いだすようなやばい人ではないんだよというアピールだ。こんなことを考える自意識過剰さはいつになったらなくなるのだろうか。

 

火曜日

大学で授業。大学から新宿まで歩いて、夜から『アキナの漫才単独inルミネ』を観た。ゲストはさらば青春の光とカミナリ。さながらM-1の決勝のようだ。今回のライブでは、さらば森田の万能さが目立っていた。いくつかコーナーをやったのだがそこでの立ち回りのうまさが尋常じゃなかった。テレビが全てとはもはや思わないけれど、もっと露出が増えてもおかしくないはずだ。

 

水曜日

朝から夕方までアルバイト。

 

木曜日

この日も朝から夕方までアルバイト。夜はシアターサンモールへロロ『父母姉僕弟君』を観に行った。ロロ初期の傑作の再演ということでハードルが上がりに上がっていたが、噂に違わぬ素晴らしさだった。ラストシーンの美しさよ。僕がこのブログを始めたのは、日々のことを「忘れない」ようにしようと思い立ったのがきっかけで、それでもどうしても忘れてしまうことばかりだけれど、なんとか記していかなければとあらためて思った。あとは、ロロというか三浦さんが描いてきたことの本質はなにも変わっていないのだなと再確認できた。わがままを言うならば、キャパがもう少し狭く、舞台に額縁がない劇場の方が良かったのかなとは思った。

M-1の準決勝にAマッソが進出していた。予選の動画を見る限り、「レナ」のネタで勝負してるらしい。このネタは生で何回も見ているのだが本当に面白いし好きなネタなのでぜひとも決勝に行き、テレビで披露してほしい。ランジャタイも準決勝進んでいたのは嬉しかった。

 

金曜日

祝日。渋谷へ、弱い人たちコント公演『しあわせになりたい』を観に行った。ゾフィー上田、ラブレターズ塚本、ポテンシャル聡、玉田企画玉田からなるコントユニットの第3回公演。第1回公演を去年観に行き、いまいちだなあと思い第2回公演は行くのをやめたのだが今回はゲスト出演者が面白そうだったため足を運んだ。今回のゲストがほりぶんから墨井鯨子、モグライダー芝、パーパーほしのディスコなど中々いいメンバーだった。コント自体はやはり今回も全てがいまいちで、もっと面白くなってもいいはずなのにと観ているこっちが歯痒かった。ユニットコントって難しいなあと思う。かもめんたるラブレターズ、さらばの円山スクランブルエッグスはとても良いコントユニットだったのでまた公演をやって欲しい。

 どうでもいいことなのだけれど、渋谷などで人混みの中を歩いていると、ふと自分がズボン穿いてないんじゃないかという感覚に襲われる。あれはなんなのだろうか。

土曜日

原宿VACANTで明日のアー『日本の表面』を観た。これがめちゃめちゃ面白かった。現在進行系で日本で起きていることを見事に掬い上げ、笑いとして昇華する手際とセンスの良さが光っていた。もうすでに注目されてはいるが、これからますます面白くなっていくんじゃないだろうか。今回、トリプルファイヤーの吉田さんが役者として出演していたのだけれど、これは完全に星野源パターンに入ったと思う。最近ではタモリ倶楽部で吉田さん特集が組まれ、つい先日は、ドラマ出演が決定したというニュースも見かけた。ちなみにだが、個人的にとても吉田さんが好きだ。タモリ倶楽部での適正バイトを探す企画では、その気持ちわかる…とテレビを見ながら共感し悶えた。知っている人には今さらという感じなのだろうが、吉田さんと今回の明日のアーの公演に出演していた左右というバンドの花池さんの「花池吉田のともだち探そう」という動画がめちゃくちゃ面白い。全部で50回ほどあるのだが一気に見てしまった。

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花池 吉田くんがあっちのグループでバーベキューやってて、向こうに3人くらいでバーベキューやってるやついたらどうする?

吉田 なるべく関わらないようにするかな。すごい自意識強そうだし

花池 思想持ってそうだよね

吉田 おれら普通じゃないと思ってそうだよね

 この自分たちに対する恐るべし客観視。自分を客観的に見てしまう感覚が痛いほどわかる。このあとのやりとりもどうでもいいのだけど泣けてくる。

花池 2人だけでめっちゃ楽しいグループと30人で気まずいグループどっちがいい? 

吉田 そりゃ2人だけでめっちゃ楽しいグループ

花池 よかった

 花池さんの、よかった、の声のトーンも絶妙で良い。このシリーズの中では頻繁に2人の学生時代のエピソードが語られるのだが、どれも面白く暗く切ない。個人的にお気に入りなのは花池さんの当時の文化祭の思い出だ。2分50秒あたりで話している。

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この花池吉田シリーズ、まだまだ続けてほしい。

 

日曜日

KAATで庭劇団ぺニノの『地獄谷温泉無明ノ宿』を観た。去年、京都でも同じ作品を観ているのだが改めてこの作品の持つ異様さに圧倒された。傑作であることは間違いないのだけど感想をうまく言うことができない。とにかく言えることは、舞台美術の素晴らしさだろうか。この作品は、生で観ていないと共有できるものが本当に少ない。観終わった後の、やばいものを目撃してしまったかのような感覚が忘れられない。