記録

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『キリング・アンド・ダイング』や羽衣『愛死に』のことなど6月5日〜6月11日

月曜日

お昼から面接。就活してて気付かされたのは、世の中で求められる「普通」ってめちゃくちゃ高いところにあったのだなということに尽きる。これまで自分のことを普通の人だと思ってたのだけど、よくよく考えるといわゆる普通の人だったらサークルとかに入って楽しそうな大学生をやっているはずだ。それが今の普通というものなのだ。自分でも気付かない内に「普通」から遠く離れてしまっていたらしい。


火曜日

深夜ラジオ好きとして佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』を読んだ。アルコ&ピースのオールナイトニッポンががっつり小説の内容に関わってくるので、読みながら思わず笑ってしまう。まさかビッグ・テキサンという文字を小説の中で目にする日が来るとは。くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンも少しだけ登場する。ツイッターであったりニコ動なども重要な要素として作中で描かれていてまさに現代にしか書かれない小説だ。10年後になんとなく読もうとした人にとっては、意味のわからない固有名詞だらけになるのではないかと思う。しかし、正直なところあまりにもくだけた文体に読みにくさを感じてしまった。


水曜日

この日は朝から面接。午前中に終わったのでそのまま新宿に向かい石井裕也監督の『夜空はいつも最高密度の青色だ』を観た。最果タヒの詩集をどんな風に映画にするのだろうか思っていたけれど、想像の何倍も素晴らしい作品だった。この時代、特に東京という街を見事に掬い上げていた。ある意味で現在の新宿と渋谷の記録映像にもなっている。池松壮亮石橋静河の演技も素晴らしくて、個人的には何度かある石橋静河が歩きながらくるくると回るシーンが好きだった。ピカデリーで観たのだけど、エスカレーターで降りる時に外に広がる新宿の街並みを目にして不意に泣きそうになってしまった。

 

木曜日

この日も面接。夜はこまばアゴラでコトリ会議『あ、カッコンの竹』を観た。初めて観た劇団の作品だったのだけど面白かった。しかし上手く言語化できない。面白かったことは確かです。


金曜日

なんにもしていない。


土曜日

久しぶりに神保町へ行った。適当に古本を見て回って、三省堂坂元裕二が特集されている『熱風』を手に入れ、ずっと読たかったエイドリアン・トミネの『キリング・アンド・ダイング』を買った。

キリング・アンド・ダイング

キリング・アンド・ダイング

いい値段がするのでなかなか手を伸ばせなかったのだが買って損はなかった。6つの短編が入っていて、そのどれもが胸を締めつけるような切なさを持っている。個人的に好きだったのは、ポルノ女優とそっくりだという理由で人生がうまくいかない女性を描いた「アンバー・スウィート」という作品と表題作の「キリング・アンド・ダイング」でした。どの作品も淡々とコマが進んでいくのだけど、その一コマ一コマの間には時間の経過や感情の動きが潜んでいる。とにかくおすすめです。


日曜日

芸劇でFUKAIPRODUCE羽衣『愛死に』を観た。これまでにいくつか羽衣の作品は観てきたけれど今回が一番だったかもしれない。羽衣はいつでもとてつもない熱量で生と性を描いてきた。しかし今回はそこに色濃く死というものが加えられたことによって、より一層燃えるような生を見た気がする。大きな物語的なものがないのも素晴らしいです。

『ひよっこ』のことや『三の隣は五号室』など 5月29日~6月4日

月曜日

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンがまたまた復活した。復活もこれで3回目ということでこれまでの特別感よりは、通常の放送といった感じでずっとくだらなくて最高だった。布団に潜りながら1人で笑ってる時間が我ながらたまらなく愛おしい。深夜ラジオのある生活が当たり前になってる身としては社会人になって働き始めたらどうなるのだろうかと思う。聞かなかったら聞かなかったで生活にまったく支障はきたさないんだろうなと想像してしまうことが悲しい。爆笑問題カーボーイに関しては中3から聞いてるので離れてしまいたくないな。

 

火曜日

この日の『ひよっこ』も泣けた。まず、澄子の「おれ、和夫さんの娘になりてえわ」で泣いて、その後の食堂でみんなが山羊の鳴き真似をしたシーンで泣いた。なんてことないシーンなのに向島電機がなくなってしまうとなってからは、乙女寮の彼女たちの全てが愛おしい。

 

水曜日

この日の『ひよっこ』も泣けた。「見上げてごらん夜の星を」を合唱するシーンで号泣ですよ。この週のタイトル「小さな星の、小さな光」はここからの引用で、まさにドラマのテーマとぴったりだった。

 

木曜日

長嶋有『三の隣は五号室』を読んだ。

三の隣は五号室

三の隣は五号室

 

ほんとに素晴らしくて、読み終わった後にこれまで住んできた家の記憶が蘇ってきた。転勤族だったので幼稚園から小学校4年まで計4回引っ越しをしてきたのだけど、いまだにその間取りを覚えている。というよりもこの本読んで思い出した。これまで住んできた家のすべてに、今は自分の知り得ない誰かが生活していると考えると不思議だ。そして、今の一人暮らしをしているアパートの部屋にも歴代の住人の幾人もの生活があったわけだ。ちなみに築23年のアパートなので自分と同い年。僕が生まれたその時には、このブログを書いている部屋には恐らく初代の住人がいたということになる。

 

金曜日

この日の『ひよっこ』53話は、これまでの中で一番良い回だった。素晴らしいセリフで溢れていた。立て壊されてしまう工場に豊子が立て籠もった時にみね子が言った

悲しいけど無くなんないよ、無くなんない。私たちがずっと忘れないでいれば、工場は無くならない。ずっと無くなったりしない

そして豊子が無事に工場から出てきた後のみね子による独白の

豊子の小さな反乱は時間にしたらほんの何分かのことで歴史に残るようなことではないのかもしれないけど、たしかに今ここで起きた事件です。私の歴史年表ではとっても大きな出来事になると思います。いつかみんなで笑い話にしてやろうと、何度でも笑い話にしてやろうと思いました

ほんとに素晴らしい。もう最終回を迎えるかのようなセリフだ。こんな良いセリフを聞けただけでも満足なのに、最後のみね子によるモノローグがさらに素晴らしかった。

お父さんへの心の手紙ではどうしても私の近くにいる人の話になってしまうけど、ここには大勢の乙女たちがいました。みんなそれぞれに、私とおんなじように物語があります。なんだかそれって、すごいなあと思います。そんな物語がものすっごくたくさんあるのが、東京なのかなあって思いました

まさに『ひよっこ』で描かれていることのすべてが詰まっている。たった15分の中にこれだけのセリフがあるってどうかしてるし、下手な人だったら臭くなってしまうようなセリフなのにそうならない脚本の素晴らしさよ。

 

土曜日

家に引きこもっていた。

 

日曜日

シベリア少女鉄道『たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す』を観た。とても高度なことをやっているのに本当にくだらなくてめちゃくちゃ面白かった。最後は客席から拍手喝采であんなお芝居の終わり方は観たことなかった。よくある映画とかドラマのゾンビって生前の習慣と同じ行動をするので、過去の「きっかけ」に囚われてしまった人たちの動きに納得でした。

ここ数週間のこと

就活の諸々で忙しくあまり更新できていませんでした。就活に関してはまったく順調ではないのでどうしようかと考えています。

そういえば先週の24日で23歳になった。年齢を重ねることに特になにも思わなくなってしまったのでいつの間にか30歳ぐらいになっていそう。だけどどんな年齢になっても、年下の人に「若いねー」とか死んでも言いたくない。同年代でそういう人を見かけると恥ずかしくる。そんな時はいつも自戒の意味も込めて「成熟してない考えで頭はいっぱいなのに、なんでもう若くはないとか言っちゃってんだろ」というFUKAIPRODUCE羽衣の歌詞を思い出します。

最近の楽しみは相変わらず毎日『ひよっこ』を見るぐらい。あとは先週だと『キングちゃん』の「冷やし漫才王」がどうかしてるんじゃないかってぐらい面白かった。ある程度それぞれの漫才の定型を知っているから面白いってのはあるのだけれど、本当に漫才の新たな可能性を見た気がした。映画は2週間ほど前にやっと『牯嶺街少年殺人事件』を観た。そりゃ素晴らしいに決まってるわけで。台湾に無性に行きたくなってしまって旅行した時の写真ばかり見返してしまう。

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来週からユジク阿佐ヶ谷で台湾映画特集があるらしいので台湾欲を埋めるためにも通いまくります。

今週は久しぶりにお芝居をたくさん観に行った。木曜日はナカゴー『紙風船文様』をあさくさ劇亭で観た。岸田國士の戯曲をちょうど大学のゼミで読んだばかりだったのでタイムリーに楽しめた。いくら原作があるとはいえ、完全にナカゴーの作品に仕上がっていた。金曜は芸劇でイキウメ『天の敵』を観た。ほんとに傑作でした。何から何まで完璧で舞台に視線が釘付けになった。前川知大天才だ。僕は観れていないのだけど『散歩する侵略者』が黒澤清によって映画化されるらしいのでそれも楽しみだ。日曜はあうるすぽっとで木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談』を観た。6時間の長丁場まったく飽きることなく楽しめた。牯嶺街もそうなのだけど面白いものはどんなに上演時間が長くても耐えることができるし、それだけの時間を費やすに値する。昨年観たコクーン歌舞伎東海道四谷怪談よりも素晴らしかった。ロロの亀島一徳も大活躍でした。これだけ面白いものを1週間に3つも観れて満足です。

音楽は柴田聡子『愛の休日』をずっと聴いている。

愛の休日

愛の休日

特に「後悔」と「あなたはあなた」と「遊んで暮らして」は、曲も良いし歌詞も素晴らしい。この中で一曲選ぶなら「あなたはあなた」かなあ。ライブに行きたいものです。

今週の『ひよっこ』やロロなど5月1日〜5月7日

月曜日

『ひよっこ』の東京編が始まった。とりあえず悪い人は出てこないようなので安心です。今回はカレーライスを食べてるシーンだけで泣きそうになってしまった。序盤でみね子の父親が東京でハヤシライスを食べ、家族に食べさせたいと思い、今回みね子も東京でカレーを食べ故郷にいる兄弟に食べさせてあげたいと思ったように、食べ物を介して遠くの誰かを想う気持ちに胸を震わせた。カレーを食べるシーンだけなのにこれまでの思い出が重なって泣いてしまうわけです。


火曜日

この日の『ひよっこ』は完全に『あまちゃん』でした。乙女寮に集まった人たちのそれぞれの地域の方言(東北)による会話や、朝に流れる「いつでも夢を」だったりと『あまちゃん』を意識したものになっていた。今回の寮の部屋でわいわいおしゃべりしてる時間があまりにも幸福過ぎてずっと見ていたかった。ツイッターでひよっこの感想を見ていると、どうでもいい会話はいらないから物語を展開させろとつぶやいている人が多くて、どうでもいい会話こそ愛おしいじゃないかと怒りたくなった。

夜は井の頭公園へロロの野外劇『パークス・イン・ザ・パークス』を観に行った。一言で言えばめちゃくちゃ良かったです。まさに老若男女観に来ていて、同じものを観て一斉に笑う瞬間なんかはたまらないものがありました。犬は吠えるし、子どもは自由にしゃべるのだけどそれさえも愛おしくなるような時間だった。肝心のお芝居も、音楽を通して時間も場所も飛び越えて繋がってしまうのがロロらしくて素晴らしかったです。演劇は簡単に時間も場所も飛び越えるから好きです。アフタートークでの三浦さんと瀬田なつき監督のトークの弾まなさとぎこちなさがとても良かった。スムーズにペラペラとしゃべる人は信用に欠けると思っているので。写真は桜をまく三浦さん。

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水曜日

この日も『ひよっこ』を観た。個人的な『ひよっこ』のお気に入りポイントは、みね子がよく口にする「がんばろうね」というセリフです。「がんばろう!」ではなく「がんばろうね」の包みこむようなやわらかさよ。「おいしいね」のセリフも好きです。イントネーションが重要なのだけどうまく説明できない。

ゴールデンウィークだというのに就活の選考があった。午前中には終わったので『夜は短し歩けよ乙女』を観に行った。数年前に原作を読んだっきりであまり内容を覚えていなかったせいか普通に楽しめた。しかしどうしても同じ布陣による『四畳半神話体系』と比べてしまうと劣るよなーといった感じ。

お昼から映画を観てしまったせいか完全に就活モードはどこかにいってしまい、ファミレスで時間を潰してからそのまま『PARKS』を観に行った。あらためて瀬田なつき監督の作品好きだなと思った。冒頭の自転車から見える風景を単語で羅列するシーンであったり、不動産屋のシーンなどは『彼方からの手紙』を彷彿とさせた。個人的に好きなシーンは、公園中の音を集めるシーン。とてもロロっぽいです。終盤の一筋縄でいかない辺りも瀬田なつき監督っぽくて良かったです。永野芽郁は初めて見たのだけどそのうち朝ドラで主役やると思う。上映後のシャムキャッツ夏目によるミニライブも大好きな「WINDLESS DAY」聴けて満足です。


木曜日

この日の『ひよっこ』は、みね子の語りがほとんどを占めていた。もはや『北の国から』の純の語りだった。


金曜日

この日の『ひよっこ』も良い回でした。まず、みんなのパジャマ姿が可愛い。現代でもおかしくないパジャマなのだけど当時の1960年代を再現しているのだろうか。それにしても本当にこのドラマには悪い人が出てこない。そこが素晴らしい。朝ドラによくある取ってつけたような悪い人は登場せず、登場人物を多面的にとらえて肯定していく。みね子と時子の「好きだよ」の言い合いがたまらなかった。


土曜日

この日も『ひよっこ』を観る。こんなに全ての登場人物が愛おしいドラマ滅多にないんじゃないでしょうか。この回では澄子が良かった。母親を亡くし、それまでは家庭内の労働に縛り付けられていた澄子は、父親が再婚し東京に出て働くことによって、同じ労働でも休日のある自由を伴った労働を手に入れたと語るが、もう帰るところはないと話すシーンはグッときた。また、今回の話で底抜けに明るいように見えた愛子さんの背景も少し垣間見えた。登場人物を平等に描いていく岡田惠和の脚本が本当に素晴らしい。とにかくみんな幸せになってくれ。

お昼過ぎに新宿眼科画廊で範宙遊泳『範宙遊泳の宇宙冒険記6D』を観た。とても面白かった。その後、髪を切りに行ったのだけど、またもや社会人だと思われた。しかしながらよくよく考えてみると、本当は社会人1年目の年齢なわけだ。今月で23になるとか恐ろしい。


日曜日

来週は面接3つと筆記試験があるので家で勉強していた。深夜はけやかけを観た。楽しみにしていた渡辺梨加と長沢菜々香の回だったのだけど案の定面白かった。2人がアイドルになっていなかった未来を想像すると恐ろしい。

『ひよっこ』のことなど 4月24日~4月30日

今週も就活でバタバタしていた。ざっくばらんに出来事を書いていきます。

柴田聡子の新曲のMVが公開されていたのだけど、とんでもなく良い曲だった。繰り返し繰り返し聴いている。聴いていない時も頭の中で勝手にメロディーが流れている。

www.youtube.com

シネマカリテで『スウィート17モンスター』を観た。好きな映画でした。海外のこういったティーン映画を観ると、同じようなものを抱えた人が遠いどこかにいるのだなと思えて安心する。この映画はとにかく先生が素晴らしい。あんな大人周りにいないよ。

今週で『ひよっこ』の茨城編が終わった。今週は特に素晴らしくて冗談抜きで毎話泣ける。毎日の積み重ねがあるとはいえ、たった15分で感情を揺さぶってくるのは凄い。それまでは通学の手段だったバスが、田舎から出て行くためのバスになるあたりも巧みだしそりゃ泣きますよ。東京に向かう電車の中のシーンで、新しく登場した澄子の背景もさらっと語られていて素晴らしかった。全方位にまなざしが向けられている。あと、『スウィート17モンスター』と同じように『ひよっこ』にも良い先生が描かれているのでそれだけでその物語が好きになってしまう。それにしてもこれから彼女たちに辛いことがたくさん待っているのだろうなと想像するだけで胸が苦しくなる。

今週から始まった『デリバリーお姉さんNEO』も良いドラマ。とにもかくにもロロ節全開だ。毎週楽しみなドラマがあるだけで頑張れる。

バラエティでは『勇者ああああ』と『キングちゃん』が毎週必ず面白い。『勇者ああああ』に関してはもはやアルコ&ピースのラジオの延長の感覚で見ている。オープニングのトークなんてまさにラジオである。ラブレターズスーパージョッキー風の着替えも声を出して笑ってしまった。『キングちゃん』ではハライチ岩井の「俺は思い出の人じゃない」というフレーズが面白かった。とにかくテレ東の深夜は最高だ。『欅って、書けない?』も毎週面白い。来週の渡辺梨加と長沢菜々香の密着がめちゃくちゃ楽しみ。

cero野音やその他諸々 4月17日〜4月23日

エントリーシートの締切が立て込んでいるので今週は書くのをやめようと思ったけれど、継続は力なりということらしいのでなんとか継続させてみる。そういえば、小学生の時に入っていた少年野球チームを卒団する時に、監督が色紙に継続は力なりという言葉を書いて僕にくれた。監督が一人一人に言葉を贈る伝統があって、僕にはその言葉だった。なぜこの言葉なのかというと、僕はかなり野球が下手でエラーばかりして怒られまくっていたからだ。ちゃんと練習には取り組んでいたし、個人的にも父親に連れられ特訓していたのだがどうして下手なのだ。そもそも野球がまったく好きではなかった。転校した日に初めに声をかけてくれた友達がそのチームに入っていて、誘われるがままに入団した。好きが先ではなく、あくまでもコミュニケーションとしての野球だった。結局のところ最後まで好きになれなかった。小学生ながら年下の子たちがレギュラーで自分はベンチにいるというのはかなり辛かった。卒団するときは、やっとやめられると嬉しかった。そして最後に継続は力なりという言葉をもらった。好きなことだけ続けようと思った。


月曜日

午後から会社説明会へ。3時間ほどあって疲れた。


火曜日

説明会へ行った後に、ゼミのために大学へ。教授とゼミの人たちとおしゃべりをした。普段あまり人と交流することがないので息抜きになる。

夜はアルピーのラジオと爆笑問題カーボーイが生放送。カーボーイの方にはなんと、タイタン所属になったまんじゅう大帝国が出演。タイタンへ入ることとなったきっかけは、アルピーがラジオで名前を出したこととは無関係で、あの高田文夫先生がまんじゅう大帝国の竹内さんの高校と大学のOBらしく、その関係でタイタンへ入れてあげるようにお願いしたかららしい。すごい運命だ。まんじゅう大帝国の漫才は本当に面白いのでもっと露出が増えて欲しいかぎり。


水曜日 

朝9時から選考。初めてグループディスカッションというものをやった。めちゃくちゃ苦手だ。こいつ何言ってるんだとか普通に思ってしまう。良い人っぽく振舞わなければ。午後は説明会。1日中就活三昧で疲れた。


木曜日 

この日も午前、午後ともに説明会へ。午後に行った会社では、合計2000円ぶんぐらいの本を3冊お土産にくれた。しかもその中の一冊が前々から買おうと思っていた台湾の鉄道の本で嬉しかった。すごい偶然だ。


金曜日

1日中ESを書いて、夜は新宿眼科画廊へゆうめい『〆』を観に行った。作演出の池田亮はハイバイの前回公演『ワレワレのモロモロ』に出演していた。同じくハイバイの『夫婦』、芸劇でやっていた『なむはむだはむ』では演出助手をやっていたらしい。今回の『〆』は池田さんの個人的な実体験を演劇にしているので完全にハイバイの血が流れているわけです。率直な感想として、改めてハイバイというか岩井秀人さんはすごいことをやっていたのだなと思わずにはいられなかった。


土曜日

この日も1日中ESを書いていた。深夜は単発のランジャタイのオールナイトニッポンRを聞いた。グダグダなところもあったけどそれ込みでかなり面白かった。


日曜日

cero野音ライブ「Outdoors」へ行った。 

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とにかく最高だったとしか言いようがない。初めて野音に行ったのだけど、夕方から始まって徐々に暗くなっていく感じが屋外らしくてたまらなかった。そしてそれに合わせた曲の構成。前半は、マイロストシティーやsummer soul、orphansなどで中盤はexotic penguin nightで盛り上がり、最後は街の報せと大停電の夜にといった感じ。orphansとロープウェイは思わずに泣きそうになってしまった。大停電の夜にも会場の照明を全部落とすといった演出も最高に気が利いていた。なによりも良かったのが最後のMCのやりとりだった。荒内さんが「10年前、ライブ終わった後に国立のバーミヤンで三種盛り頼んだ時に、俺たち野音でライブとかやるようになってもバーミヤン来るのかなって話したよね」と言って、高城さんが「じゃあ今日の打ち上げはバーミヤンで決定だな!」のやりとりが泣けました。とにかく何から何まで素晴らしいライブだった。ceroはこれからもずっと聴き続けていきたい。物販では、街の報せのアナログ盤も無事手に入れた。

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深夜はceroの余韻のまま小沢健二特集の「Love music」を見た。ちゃんと小沢健二を好きな人が関わってるんだろうなと思わせる無駄のない良い番組でした。

ここ数週間のこと 4月半ば

久しぶりに書きます。これまでは毎週書いてきたのだけど就活とは恐ろしいものであらゆる余力と時間を奪っていくみたいです。特に就活に重きを置いているわけではないのにいつの間にか映画を観に行く回数も減り、舞台もあまり観に行っていません。気持ちに余裕がないとこういうものを楽しめないというのは本当かもしれません。しかし、よくいる就活生が吐く「落ちまくって人格否定されてるみたいだわー」のようなセリフは言いたくないので頑張ります。

とは言いつつも楽しめることは楽しんでいる。最近は本多劇場へシソンヌの単独ライブ『six』を観に行った。ここ数年毎回観に行ってるけど完成度が年々高まっている。一つのボケやワードが面白いとかじゃなくて全てが面白い。個人的には、同居人のコントが1番笑った。登場人物にとっては深刻なことでも外から見る人にとってはくだらなくて滑稽に見えるという喜劇の基本的な部分でこんなに笑わせてくるとは。演技力が尋常じゃない。シソンヌとかもめんたるがいるコント界はまだまだ明るい。

ちょうど桜が満開の頃だったので、下北から吉祥寺の井の頭公園へ。

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ボートに乗っている人はたくさんいたけれど平日ということもあってか人もあまり多くなくていい雰囲気だった。小さい頃荻窪に住んでいて腐るほど井の頭公園に来ていたので懐かしい。ふらふらしていると瀬田なつき監督の『PARKS』のポスターがあちこちに貼ってあった。面白そうなので密かに期待している。ロロもコラボするらしいので楽しみで仕方ない。帰りに『PARKS』のサントラを買って帰った。

映画『PARKS パークス』オリジナルサウンドトラック

映画『PARKS パークス』オリジナルサウンドトラック

 

 主題歌と思われる「PARK MUSIC」が最高にポップで良い曲。

過去、現在、未来

間違い探しみたいに

少しずつ街並みがシャッフルしていく

次第に

バウスにジョイタイム

タワーレコードのベンチ

バマレコ、ドナテロ

みんなどこか行っちゃった

けど変わらないものもある

100年前からあるこのPARK

胸の奥に秘めたこのワクワク

漫読家もあいかわらずBARK

カズオウメズに輪島のダンナ

Living LegendだってそこらでHang Out

 

この部分の歌詞はceroの高城晶平が作詞しているらしいです。あとはスカートの「離れて暮らす二人のために」や相対性理論の「弁天様はスピリチュアル」なども良かった。

他に最近はラッキーオールドサンのセカンドアルバム『Belle Epoque』を買った。

Belle Epoque

Belle Epoque

 

 まだあまり聴き込めていないのだけど一曲目の「さよならスカイライン」がとても好きだ。

soundcloud.com

ファーストアルバムがお気に入りの一枚でいまだによく聴くのでこのアルバムも好きになるはず。

他に最近買ったものは川島小鳥『愛の台南』

愛の台南

愛の台南

 

 高円寺の文禄堂で買ったのだけどとても高いところに置かれていて店員にとってもらった。恥ずかしい。そもそも自分が背が低いのもあるけどあれは売る気のない高さだった。読めば読むほど台湾に行きたくなる。一か月前に母と姉が台南に旅行に行ったらしくて土産話を聞いたばかりだったので羨ましくて仕方ない。ちょうど今週のエレ片のラジオでもやついいちろうが台湾に行った話をしていたのでますます台湾に行きたくなってしまった。就活が終わったら必ず行くと心に決めた。

最近はなぜだか新書にハマっていて千野帽子『人はなぜ物語を求めるのか』やさやわか『文学の読み方』などを読んだ。あとはテレ東の『キングちゃん』復活が嬉しい出来事。初回から最高に面白かった。ゴッドタンのようにずっと続いて欲しい。