記録

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人生フルーツやビニール傘など 2月6日〜2月12日

月曜日

午前中なにをしていたか思い出せない、きっとなにもしていなかったと思う。『ストレンジャー・シングス』のシーズン2の予告が公開されていた。

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放送が始まるのがハロウィンらしいのでまだまだ先だ。

夕方からバイト。最近は忙しい。寒いからコーヒーでも飲んで帰ろうかみたいな心持ちだろうか。バイト中に無性にカレーが食べたくなり、帰りに材料を買って帰った。夜12時過ぎにカレーを作る。もちろんチキンカレーだ。狭い家なので部屋中がカレーの匂いになる。その日は食べずに寝た。

 

火曜日

炊飯器のご飯が炊けた音を目覚ましがわりに起きた。昨日作ったカレーを朝食に食べる。前日の夜から完全に口がカレーを求めていたので幸せだった。

お昼過ぎにポレポレ東中野で『人生フルーツ』を観た。素晴らしいドキュメンタリーだった。冒頭の海苔を炙るシーンで完全に打ちのめされた。ああ「生活」だ、と思わずにはいられなかった。現在を丁寧に生きながら常にずっと先を見据えている津端修一の姿が忘れられない。

この日も夕方からバイト。ヘルプの人とだったので閉店後の作業が1人だった。自分以外誰もいないお店の中でiPhoneでラジオを流しながら、食器を洗いレジ閉めをし掃除をした。1人の寂しさを埋め合わせてくれるのはいつだってラジオだ。

帰宅して、見逃し配信で『カルテット』を観た。今回もめちゃくちゃ面白かった。毎週こんなクオリティのものが放送されてるってすごいなあ。第4話を見て、高橋一生に魅力を感じない人はいないのではないだろうか。

 

水曜日

この日もバイト。しかも14時から23時までの長時間。しかし夜はずっと暇だったのであまり疲れなかった。帰宅してお風呂に浸かりながら岸政彦『ビニール傘』を読んだ。

ビニール傘

ビニール傘

 

不思議な感触の小説で良い作品だった。先月観たジエン社の作品と部分的に共有しているものがあった気がする。表題のビニール傘とは別の『背中の月』には、大正区が描かれていたのだが、もしかしたらこの風景は見たことあるのでは、となった。昨年の夏に、柴崎友香の小説の舞台を巡って大正区を散策したのだがその時に見かけた場所のような気がした。

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木曜日

こまばアゴラ劇場で、庭劇団ペニノの『ダークマスター』を観た。かなりの傑作だった。イヤフォンをしながら芝居を観るという初めての体験だけでも楽しかったのに、それを上回る内容の面白さだった。洋食屋が舞台なのだが、実際に目の前で調理が行われるため、お腹が空いてしかたなかった。観終わって劇場を出ると雪が降っていた。帰宅してから、劇中に登場したようなオムライスを作った。最高に美味しかった。

 

金曜日

この日も雪が降っていた。雪を見るとどうしても地元を思い出してしまう。当日券でNODA・MAP『足跡姫』を観た。今回で2回目だったので初めて観た時ほどの感動はなかった。それでも傑作だとは思うけれども。事前に今月号の新潮に載っていた戯曲を読んだのだが、実際に芝居を観て理解できなかったところは戯曲を読んでも理解できなかった。友人と観に行っていたので、帰りは博多料理のお店でもつ鍋などを食べた。寒い日の鍋は最高だ。周りの友達で唯一小説などの話をできる人なのでお互いに語り合った。彼も『夫のちんぽが入らない』を読んでいて盛り上がった。

 

土曜日

部屋の掃除などをした。角煮を食べたくなり鍋でコトコト煮ながら時間をかけて作った。八角を入れたので部屋中がすっかり台湾のコンビニみたいな香りになった。八角が好きなのでなんにも嫌にならない香りだけど苦手な人には耐えられないんだろうな。夕飯は角煮丼だ。台湾に行きたくなってしまった。

 

日曜日

『足跡姫』の戯曲が載っていた新潮に岸政彦『ビニール傘』の柴崎友香による書評が出ていたのだが良い文章だった。やはり大正区柴崎友香が描いていたものと同じだったようだ。文學界にも柴崎友香が「生存者たちと死者たちの名前」という文を寄稿していてこちらも良かった。

夕方から友達とご飯を食べに行く。最近観た面白いテレビ番組の話や音楽の話などをした。キングちゃんが終わってしまった不満と就活への不安を語り合った。同じ感覚の人がいるだけで救いになる。ここでも『夫のちんぽが入らない』が話題になった。帰る途中で甘いものが食べたくなってしまったのでプリンを買って帰った。部屋で1人コーヒーを飲みながら食べるプリンは美味しかった。

かもめんたるのライブなど 1月30日〜2月5日

月曜日

大学でテストを受けてから帰宅してレポート。この日は春みたいに暖かかった。最高気温が19度。2016年のこの日の気温を調べてみたら5度だった。2015年は3度。2014年は15度。2013年は13度。2012年は6度。1960年まで遡れたのだけど2017年が1番暖かかった。なんだか得した気分だ。こんなこと調べているのはレポートからの逃避でしかない。

 

火曜日

今期最後の大学。ゼミがあったのだ4人くらいしか来ていなかった。やることがないと言って、教授が江本祐介「ライトブルー」のMVを大きなスクリーンで流した。まさかこんな日がくるとは!演劇関係のゼミなので教授としてはいわき総合高校関連の映像として見ているわけだが、自分の趣味と繋がったようで嬉しかった。Enjoy Music Clubのメンバーの1人で云々と思わず語ってしまった。

夕方に神保町の丸香へうどんを食べに行く。これで3度目。この日は月見うどんとかしわ天を食べた。

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恐らく東京で1番美味しいうどんだ。個人的には香川で食べたどれよりも美味しい。出汁を飲み干してしまう。カレーうどんを注文してる人が多く、食べてみたくなったのでまた近いうちに行こうと決めた。

うどんの美味しさで幸福度が高まったまま『ラ・ラ・ランド』の試写会へ。想像していたよりもずっと切ない話だった。でもそれ以上に大きな、あらゆる愛が映画の中にある素晴らしい作品だった。エマ・ストーンはずっと可愛いし、ライアン・ゴズリングは物悲しさが漂う役が本当に似合う。『ブルーバレンタイン』しかり『ドライヴ』しかり。公開されたらちゃんとした映画館でもう一度観ようと思う。

帰宅したら『カルテット』に間に合わなかったので後日見ることにした。

 

水曜日

もう大学の講義は全て終わっているので、ひたすらレポートを進めた。

瀬田なつき監督の新作『PARKS』の予告編が公開されていた。

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めちゃくちゃ期待してしまう。そしてサントラに参加している人たちが豪華なのでもう買うことは決定した。

 

木曜日

家だと集中できないので大学に行ってレポートを進めた。お昼にしまほっけ定食を食べた。なんでほっけはこんなに美味しいのだろうかと食べるたびに思う。

 

金曜日

やっとの思いで全てのレポートを終わらせた。嬉しさからずっとごろごろしていたのだが衝撃的な事実に気づいてしまった。シャムキャッツのライブに行くのを忘れていたのだ。チケットも買ってあったので無駄になってしまった。悔しい。

 

土曜日

かもめんたる単独ライブ『ノーアラームの眠り』を観に行った。相変わらずお笑いの枠に収まらない構成と面白さだった。登場する人たちはみんな現実においては普通の人ではない、いわば周縁の人々なのだが、そういう人たちがいること前提の世界を描いているのが素晴らしい。ちゃんと今の時代を汲んだ上で人間を描こうとしてるのだ。個人的には「山菜採り」「ノロウイルス」「性癖」のネタが好きだった。「フードファイター」のネタも良かったなあ。もはや優劣つけられない。あとはエンディング曲がシャムキャッツだったのには驚いた。何から何までツボをおさえてくる。

帰りに本屋で小説やら漫画を1万円近く買った。レポートが終わるまで我慢していたので散財してしまった。

 

日曜日

家に引きこもって土曜日に買った本や漫画を読んで過ごした。

 

足跡姫で泣いたことなど 1月23日〜1月29日

月曜日 

なんの気の迷いかインターンの面接を受けた。いや、正直なことを言うと就活への焦りなのかもしれない。バリバリ就活してます!って言うのがなんだか恥ずかしいのだ。とにかく初めて面接を受けた。4人の集団面接で僕以外全員女の人。まず自己紹介をどうぞという流れだったのだがみんながみんな、自己紹介の中に成功と挫折を織り込んでくる。これが就活なのかと圧倒されると同時にこんなの僕には無理だという諦めを感じた。学生時代に頑張ったことも聞かれたのだが、そこでもみなさんはなにかしら挫折し後に成功している。大学生活ってそんなに挫折の連続なのか。エンタメ系の企業だったので、あらゆるカルチャーに触れてきました的なことを話すしかなかった。もちろんそこには挫折も成功もない。案の定、採用担当の人の反応は悪い。向こうはこちらのチャレンジして壁にぶつかった経験を求めているのだ。なにも頑張ってこなかった人にはそんなものない。他の人は、この仕事でみんなに夢を与えたいなどど熱く語っていて途端に冷めてしまった。

 

火曜日

あさくさ劇亭でナカゴー『ベネディクトたち』を観た。もうめちゃくちゃ面白かった。何度も再演を重ねているナカゴーの代表作だけある。ふとした瞬間に私たちはいったい何を見せられているのかと我に帰るも、その声量と言葉の羅列に強引に劇中に引っ張り込まれる。そしていつの間にかずっと笑っている自分がいる。それにしてもナカゴーの劇場選びのセンスはなんなんだろう。

 

水曜日

14時から23時という地獄の長さのようなバイト。しかもずっと忙しかった。

 

木曜日

芸劇でNODA・MAP『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』を観た。副題の時代錯誤冬幽霊が、ときあやまってふゆのゆうれい、という野田秀樹らしい読み方をする。今作は前々から中村勘三郎へのオマージュであると言われていたわけだがそれ以上に、演劇や舞台そのものに対する愛のようなものを感じた。恥ずかしながらラストシーンで、鼻水を垂らしながら号泣してしまった。舞台を観て自然に涙が出てきたのは初めてかもしれない。形を残すことのない肉体芸術への想いをストレートに美しく表現したあの瞬間を僕は忘れないだろう。思わずパンフレットを買ってしまった。冒頭の野田秀樹の文がめちゃくちゃ良かった。それにしても舞台の宮沢りえはなんであんなに綺麗で魅力に溢れているのだろう。

 

金曜日

『テアトロコントvol.15』を観に行った。今回は演劇からナカゴー、ミズタニー、お笑いからさらば青春の光、ザ・ギースが出演した。ここ最近のテアトロコントの中で1番面白かったのではないだろうか。全体のバランスが良く、グルーヴ感のようなものがあった。ナカゴー、さらば青春の光が円山町という場所に適したような下品なネタを披露していて最高だった。その後のミズタニーが4組の中で1番ウケていた。登場人物全員が漫画風の話し方とアクションをするのだが、それだけの面白さではなく、反復の多用だったり劇中劇のような入れ子にもなっていて意外にもシステマティックでしっかりとした構造だった。主人公2人の学生が藤子不二雄に憧れて電車で会いに行くという冒頭がなにより素晴らしい。最後のザ・ギースは、それまでの3組の下品さや異様さを吹き飛ばすようなミュージカルネタをやり拍手が起こる大団円を迎えた。金曜の夜の渋谷のうっとおしさもこんなに面白いものを観たあとではなにも気にならなかった。

江本祐介「ライトブルー」のMVが公開されていた。

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この曲の7インチは去年の夏に買い聴きまくっていたのだが、今回公開されたMVもめちゃくちゃ良い。いわき総合高校の子たちが出演している。この高校でロロの三浦さんが演出した『魔法』を観に行かなかったことを今でも後悔している。来月にパルテノン多摩で行われるロロとEMCのライブにもこの子たちが出演するらしい。チケットはばっちり確保してあるので今から楽しみだ。

 

土曜日

レポートをやっていた。

 

日曜日

この日もレポートをやっていた。終わる気がしない。柴崎友香や岸政彦の小説が発売しているというのにまだ読むことができないのが辛い。早くレポートを終わらせたい。

たくさんお芝居を観たことなど 1月16日~1月22日

月曜日

大学に行って、夜はこまばアゴラ劇場で木ノ下歌舞伎の『隅田川』『娘道成寺』を観た。どちらもコンテンポラリーダンスでいつもの演劇的な木ノ下歌舞伎とは違ったので少々戸惑った。正直なところ眠気にも襲われてしまった。どちらかといえば『娘道成寺』の方が見ていて苦痛ではなかった。そして木ノ下歌舞伎のアフタートークはやっぱり面白い。木ノ下さんのテンポの良い話し方は何時間でも聞いていられる。東京オリンピックが近いので歌舞伎が安易な日本的なものとして利用されるのではないかと危惧されていた。あとは最近多い日本のすごさを紹介したテレビ番組の嫌悪感についてなど共感するところが多かった。ああいう番組って誰が喜んで見てるんだろう。木ノ下歌舞伎の次回公演は、四谷怪談を再演するようなので今から楽しみだ。ゼミの教授と同じ回を観ていたので帰りは途中まで一緒に帰った。帰宅してからはひたすらレポートをやった。

 

火曜日

大学に行ってからバイト。帰宅してからは締め切り間近のレポートをやった。レポートのために久しぶりにマリオ・バルガス=リョサの『悪い娘の悪戯』を読み返していたのだがやはりとんでもなく面白い。ファム・ファタールものとして完璧だ。堅そうな装丁とは裏腹にほんとに面白いので騙されたと思って読んでほしい。

悪い娘の悪戯

悪い娘の悪戯

 

 

水曜日

大学に行ってから、夜は内幸町ホールで第8回くりぃむしちゅーのチャリティートークライブ。毎月開催してるからもう話すことがないと嘆いていた。しかし、「ババア エジプト」や「さき行ってかんな!」というワードが出ただけで会場は大爆笑。それに上田が「古典落語か!」と突っ込んでまた大爆笑。2時間のフリートークでずっと笑っていられるなんて奇跡みたいだ。最後は毎度のごとく募金して、お2人と握手をして帰ってきた。

 

木曜日

大学で授業を受け、その後は髪を切りに行った。夜は池袋のシアターKASSAIでジエン社の『夜組』を観た。深夜ラジオを中心にして描かれる、そこにいるのかいないのかわからない人たちの物語。傑作だった。物語の筋を追おうとすると恐らく理解することが困難なのかもしれない。それはジエン社が「同時多発会話」を異なる空間にいる人たちとの間で行うからだ。まさにラジオの音が混線するようである。しかし、バラバラな空間と会話の中心に確かにあるのは深夜ラジオであり、それが切実な祈りのようにみえた。

僕も日常の中にラジオを聴く習慣がある。ラジオを聴くときは必ず1人だ。歩きながら聴いているときは思わずニヤついてしまうことがある。時々、イヤフォンをしながら笑いをこらえている人を見かける。もし僕がラジオを聴かない人だったらその人を気持ち悪い人として見てしまうかもしれない。しかし、同じようなことを自分もしているのでまったく変に思わない。さらには、すれ違った人が同じラジオ番組を聴いているのかもしれないと思ったりもする。

ラジオといえば、ハイバイの岩井さんがかなり前のブログにくりぃむしちゅーのANNが好きで演劇にしてみたいとか書いていた気がする。あと、ロロのいつ高『校舎、ナイトクルージング』でもラジオが扱われていたし意外と演劇とラジオの組み合わせを見かける。どちらも見えないものを想像させる力を持っているからだろうか。

 

金曜日

大隈講堂で地点の『ロミオとジュリエット』を観た。徹底的に解体されたロミオとジュリエットだった。空間現代の音楽もかっこよくて圧倒的なものを観せつけられた。しかし、どう面白がればいいのかいまいちわからなかった。僕には理解する力がない。解体といった意味では、先月観たマームとジプシーのロミオとジュリエットの方が好みだ。帰宅して今更ながら坂元裕二脚本の『カルテット』を観た。セリフ回しが完全に演劇のそれでめちゃくちゃ面白かった。毎週火曜日が楽しみでしかたなくなった。

 

土曜日

あらゆるところで良い評判を聞いていた『夫のちんぽが入らない』を読んだ。

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

 

 もう本当に素晴らしくて多くの人に読まれて欲しいと切実に思った。

 

日曜日

レポートをやって一日を過ごした。ほんとにどうでもいいことなのだけど、セブンで買った黒みつきなこもちアイスがめちゃくちゃ美味しかった。

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冬に食べるアイスは最高なのでおすすめです。

 

フォークバンケットのことなど 1月9日〜1月15日

月曜日

世間では成人の日らしい。もう22歳なので関係ない。普段祝日でも休みにならない大学が休講になるのだけはありがたい。家でごろごろしてから夕方からバイト。包丁で指を深めに切ってしまい血が止まらなくなった。

 

火曜日

今年初めての大学。なんて大学生はお気楽な身分なのだろうか。講義を受けてからこの日もバイト。とても暇だったのだが閉店の1時間前に10人の団体が来て突然忙しくなった。喫茶店に団体で来ようとする発想をどうにかしてほしい。バラバラでもいいからと全員が席に着き大騒ぎしていた。

 

水曜日

大学の授業で女性の労働という観点から宮崎駿の『魔女の宅急便』を観た。何度も観ている作品だが改めて観ると、オープニングからタイトルが出るまでの手際の良さに身震いしてしまった。画面の中の豊かさが半端ないのだ。

 

木曜日

大学に行ってから課題をやっていた。

 

金曜日

この日も課題。

 

土曜日

高円寺の小杉湯で開かれた江本祐介と原田行晃によるフォークバンケットに行った。自宅から徒歩で行ける距離だったのでお昼を食べてからのんびりと会場に向かった。銭湯のぼんやりとした暖かさの中で聴く音楽は多幸感で溢れていた。

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2人とも本当に良い声をしている。特に江本さんの声がとても好きだ。 そして2人の「恋のトライアングル大作戦」はめちゃくちゃ名曲。

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夜はゴッドタンを観た。この日の企画は「ネタギリッシュNIGHT」だった。全組面白かったのだけれどやはりかもめんたるは飛び抜けていた。そして劇団ひとりの審査コメントの正確さよ。キングオブコントの審査員に劇団ひとりを置いてもいいような気がする。

 

日曜日

この日も1日中課題をやっていた。座りすぎて腰が痛い。

年始と東京に戻ってきてからのこと 1月2日〜1月8日

月曜日

お正月なのでだらだらしていた。いや、いつもだらだらしているから普段の生活と変わらないのだが実家なので更にそれに拍車がかかる。夜はNHKの『新春TV放談2017』を観た。テレ東の佐久間さんの発言がすべて的を射ていて素晴らしかった。忙しいはずなのにかなりの数のテレビ番組を追いかけていることが言葉の端々からうかがえた。さらに演劇にも足を運んでいるのでもう信頼できる大人の代表例だ。『新春TV放談』の後はテレ東の『キングちゃん』を観る。スペシャル扱いだが実質今回が最終回だった。2017年始まったばかりだが、もう今年はこれ以上笑わないんじゃないかというほど笑った。こんなに面白い番組が終わってしまうなんて信じられない。しかも今回は大好きな企画の「ノブ嘆かせ王」と「又吉プロデュース王」の二本立て。「ノブ嘆かせ王」は千鳥ノブの良い所が惜しみなく発揮されて本当に面白い。前から思っているのだが、千鳥はラジオ番組をやれば確実にはねるのではないかと思う。「又吉プロデュース王」も大笑いした。番組の制作側が芸人に対して愛があるのが伝わってくる。

 

火曜日

家族で近場にドライブに行った。安曇野穂高のあたりを車で回った。めちゃくちゃ久しぶりに大王わさび農場に行った。祖母の家がそこそこ近かったので小さい頃にしょっちゅう来ていたが今回は数年振りだった。なにも変わらずそこには川が流れわさびが植えられていた。

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わさびコロッケを食べて家に帰った。

夜は『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」を観る。もはやお正月の定番となりつつある。今回も面白かった。特にロバート秋山とハライチが良かった。ロロの望月綾乃さんと篠崎大悟さんも出ていてさすが佐久間プロデューサーという気持ちになった。ますます武道館ライブが楽しみだ。

 

水曜日

姉が東京に戻るので荷物持ちのために駅まで見送りをした。そのあとは帰宅して課題をやったりだらだらして一日が終わった。もうこの時点で東京に戻りたくてしかたなかった。

 

木曜日

お昼ぐらいのバスで実家から東京に戻ってきた。東京の自分の家が一番落ち着く。

 

金曜日

しもきた空間リバティで『K-PRO新春ネタ祭り』を見た。今年初のお笑いライブ。出演者がめちゃくちゃ豪華だった。まんじゅう大帝国、ランジャタイ、Aマッソの流れが個人的には最高だった。巷で噂のまんじゅう大帝国を今回初めて生で見たのだが、素晴らしすぎて思わず身を乗り出してしまった。漫才のネタの着眼点もさることながら、リズムの良い言葉遣いと否定も肯定もない掛け合いが心地良い。まんじゅう大帝国の漫才をもっと見たくなった。どの芸人も面白かったのだが結局一番笑ったのは、POISON GIRL BANDだ。冗談抜きでいま一番面白い漫才をやっていると思う。

 

土曜日

夕方からバイトだった。

 

日曜日

石山さやか『サザンウィンドウ・サザンドア』を読んだ。

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)

 

 団地が舞台のオムニバス短編集。どこかで見たことあるようなエピソードばかりなのだがむしろそれが良かったりする。個人的には第六話の「夜を歩く」好きだった。

年末からお正月のこと 12月26日〜1月1日

月曜日

お昼頃に『ローグ・ワン』を観に行った。哀しい物語ではあるんだけれど、今作によってスターウォーズシリーズに奥行きが増した気がする。一貫して親子の話であり、希望の話でもあった。EP4につながる物理的な意味でのバトン渡しにもグッときてしまった。そしてこれを書いている今、レイア姫役のキャリー・フィッシャーはもうこの世にいないのだ。映画を観に行ったこの日はまだ生きていたわけでなんだか変な気分だ。

帰宅してNetflixで『最後の追跡』を観た。日本公開されていない作品。いやー面白かった。『ノーカントリー』を彷彿とさせた。

 

火曜日

実家の松本に帰省する。特急あずさが50周年らしく、電車の中にステッカーが貼ってあった。いいデザイン。

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家に着くと親は就職はどうするのかという話しかしない(主に父親)。そして地元に戻ってこいの一点張り。東京で1人で暮らしていくのは大変だの、こっちは自然が多くて良いなどのたまう。挙げ句の果てには、子供たちがみんな東京に暮らしていては俺たちが寂しいじゃないかと言い出す。僕は親の寂しさを埋め合わせるために生きているわけではない。しかし就活に関しては未確定のことが多すぎるので黙っていることしかできない。強がって言い返したところでなにも変わらない。もしかしたら来年の今頃は地元で就職が決まっているかもしれないし、なにも決まっていないかもしれない。

今月の早稲田文学に載っている岸政彦さんの文章が素晴らしかった。快楽をテーマに書かれていて、社会規範から遺脱すればするほどその快楽は尊いとされ「人間らしい」とされる風潮は大嫌いだと述べ、以下のように続ける。

私は断固として、日常を、この人生を生きようと決めたのだ。私のこのくだらない、意味のないこの人生の、かなり早い時期にはっきりと、私は自分の人生を生きると決めた。好きなことだけやって生きていく、誰にもこの人生を渡さないと決めたのだ。これほど激しい欲望が他にあるだろうか。私は子どものときにすでに、この欲望の虜になり、焼き尽くされた。私は「生きて」やろうと思ったのだ。そのためにおそらく、多くのものを手放し、あきらめることになるだろう。そこにはドラマもないし、興奮もないし、冒険もない。背徳も、遺脱も、快楽も、欲望もない。しかしそれこそが私の快楽の、欲望の、憧れのすべてだった。

 

水曜日

暇なので街の中をふらふらしようと外に出た。あまりの寒さにすぐに家に帰りたくなった。しかしせっかく外に出たのだからと本屋に行った。岸政彦さんが編集協力をしたatプラスを買った。

atプラス28

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 お昼を買いに「パンセ小松」へ行った。名物の牛乳パンを買った。昔ながらのレトロな袋。

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帰宅して食べたのだが挟まれているクリームの多さに気持ち悪くなってしまった。一口目だけ美味しい。

 

木曜日

午前中に眼科に行き、午後はずっと課題をやっていた。文字起こしというものを初めてやっているのだがこれは辛い作業だ。

夜はドキュメント72時間の傑作選を途中まで見る。人がそこにいて語っているだけで胸にきてしまう。記憶は場所にあると確信した。録画してあるのでその後乃木坂工事中に移る。乃木坂と欅坂を比べると圧倒的な乃木坂のバラエティー慣れに驚いた。欅坂の不慣れな感じが可愛い。こちらではTBSラジオが聴けないのだがこの日のおぎやはぎのメガネびいきでは矢作の結婚が発表されたらしい。12月29日木曜深夜の充実ぶり!さすが年末だ。

 

金曜日

この日は午前中に母親の実家に行って今年亡くなった祖母に線香をあげた。今年から社会人になったいとこと会った。テレビ番組の制作会社で働いているのだが仕事がつまらないと嘆いていた。午後は帰宅して課題の続きをやった。文字起こしの作業は無事に終わった。夜は家族で夕食を食べに行った。「かつ玄」というとんかつ屋さんへ。

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昔からよく行っているお店なのだが変わらず美味しい。この時期はカキフライもあってそのカキが大粒で最高なのだ。悩んだ末に結局ロースカツにしてしまったが。

深夜はずっと楽しみにしていた「クイズ正解は一年後」を見る。最初から最後まで笑いっぱなしだった。なんてくだらなくて面白いのだろうか。

 

土曜日

今年ももう終わりだ。自分にとってはなにも大きな変化のない年だった。相変わらずポップカルチャーによってなんとか生き延びることができた。お芝居もたくさん見れたしお笑いの劇場にも足を運ぶことができた。色々なところへ旅行に行けたのも楽しかった。ヒッチハイクなんかしてる人と比べたら僕の旅行には出会いも別れもないけれど、それでもいいのだと最近思い始めた。今年の旅行記はこちら。

miwa0524.hatenablog.com

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日曜日

2017年が始まった。雲ひとつなくてとても晴れていた。今年の抱負なんてものは特にないのだけれど、とにかく就活をなんとかしないととは思う。明るくてハキハキしていて万人受けする人には今さらなれないのでできる範囲で頑張ろう。

父方の祖父母の家に行った。おばあちゃん家あるあるの大量のごはんと今年も対峙した。食べろ食べろと催促するので食いしん坊キャラを演じて無心で胃に詰め込んだ。 

帰宅してNetflixで『ぼくらベアベアーズ』というアニメを見た。3匹が可愛いしお正月に丁度いいゆるさとブラックさ。移動する時はなぜか1匹の上に他の2匹が乗る。

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個人的には第4話の「屋台始めました」が面白かった。第8話の「ブリトーのぬくもり」はラストで感動。

amazonプライムで『高い城の男』も見始めた。まだ数話しか見れていないので今後どうなるか分からない。とにかくNetflixamazonプライムの二刀流は最強だ。