記録

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The OAやナカゴーなど 12月19日〜12月25日

月曜日

大学に行ってからバイト。相変わらず暇だった。

帰宅して『キングちゃん』の最終回を観た。なんと年始にスペシャルを放送するらしく今から楽しみでならない。しかも大好きだった又吉プロデュース王の続編だ。『ゴッドタン』のマジ歌もあるので年始はテレ東に期待。そういえば、武道館で行われるマジ歌ライブに当選した。これも楽しみだ

 

火曜日

社会学者の岸政彦さんが芥川賞にノミネートされていた。残念ながら小説は読めていないのだが、『断片的なものの社会学』を偏愛しているのでなんだか嬉しい。

大学のゼミでプレゼンをした。人前に出てしゃべるのが本当に苦手だ。就活が控えているというのにどうしたらいいものか。先日、阿部和重の『シンセミア』を読み終わったので神町トリロジー第2部『ピストルズ』を読み始めた。テンポ感が『シンセミア』とはまったく違うので読み終わるのに苦労しそうだ。

 

水曜日

大学へ行ってからバイト。この日は忙しかった。

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。今回は面白かった。やはりとろサーモンの久保田は売れるべきなのでは。

 

木曜日

大学へ行った。授業が終わってから、『ドント ブリーズ』を観に行った。話題になっているだけあって面白かった。3人が家に侵入してからの流れるようなカメラの動きが素晴らしかった。ネタバレはしない方がいい映画なのだが、あるものをスポイトで吸ってそれがタラーっと垂れるシーンが最高だった。

 

金曜日

『ローグ・ワン』を観に行こうと思っていたのだがいい時間帯はどこも座席が空いていなかったので諦めた。その代わり、Netflixで『The OA』全8話を観た。一気に観たので面白さも倍増だった。これもネタバレはしない方がいいのだが、最終話のラストシーンの視線と身体の動きのシンクロに感動してしまった。シーズン2がありそうな雰囲気だ。しかし謎は謎のままで終わらせてしまってもいいような気がする。それにしても海外ドラマは本当に一人一人の人物の掘り下げが上手いし無駄なセリフがない。いまや映画好きは海外ドラマも追いかけなくてはいけない時代のような気がする。これほど面白いドラマが溢れかえっているのだから。

夕飯に、ローソンで売っている冷凍のホルモン鍋を食べた。これがめちゃめちゃ美味しかった。銀の器を直接コンロに乗せてぐつぐつさせるタイプのやつ。家に長ネギがあったのでそれもトッピングして一緒に煮た。白いご飯が怖いくらいすすんだ。これはリピート確実だ。

 

土曜日

高校時代の友人たちと「地下謎への招待状」という東京メトロ主催の街歩き謎解きゲームに参加した。男4人でひたすらに謎を解いた。1日でこんなにも東京メトロを乗り降りしたのは初めてかもしれない。結局全て終えるのに5時間以上もかかった。街中はどこに行ってもクリスマスムードだった。夕飯は適当なお店に入って、ぐだぐだした後、高円寺の小杉湯という銭湯にみんなで行った。クリスマスイブに男たちで銭湯に行くという素晴らしさよ。4人中2人は来年から就職なのでもうこんなことはできないんだろうなあと思う。銭湯でぽかぽかになった体で歩く12月の深夜1時は気持ちよかった。うちでだらだらした後に、始発でそれぞれの家に帰って行った。

 

日曜日

世間ではクリスマスのようだが、お昼過ぎまで寝ていた。クリスマスといえば、チャーリーブラウンクリスマスのサントラだ。ほんとに素晴らしい。

Charlie Brown Christmas

Charlie Brown Christmas

 

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Enjoy Music Clubの「クリスマスをしようよ」も良い。

soundcloud.com

 

 

待ち合わせはローソンで 先に見つけて名前を呼んで

気づかないふりして待ってる いい日になるよう願ってる

 

 この歌詞が好きだ。

 

夕方から上野小劇場でナカゴー『パイナップルの食べすぎ』を観た。いやー本当に面白かった。ずっと笑っていた。一応のあらすじは、団地の一室を舞台にペットロスの女と周囲の人々の心の交流を描く一幕劇、となっているがそんな生ぬるいものではない。そもそもペットが「掃除機」という時点でぶっ飛んでいる。そして芝居の8割方は一人の登場人物による罵倒だ。この罵倒の中身が素晴らしい。意味が分かるようでわからない言葉の羅列にどうしても笑ってしまう。なによりこの役を演じた墨井鯨子の狂気と言ってもいいほどの勢いにぐいぐいと引き込まれ、90分があっという間だった。今年の観劇はこれで最後だったわけだが、クリスマスに上野の地下でこんな面白いものを観れたので良い観劇納めになった。

世間の雰囲気的に無性にケーキを食べたくなったがクリスマスに一人分のケーキを買っている姿を思い浮かべると悲しくなったので、コンビニでハーゲンダッツを買って家で食べた。

ハイバイやテアトロコントなど 12月12日〜12月18日

月曜日

大学に行ってからバイト。グラスはいらないと言って、バドワイザーをビンのまま飲んでいる人がいた。その方が美味しいのだろうか。下戸なのでわからない。

never young beachのMVが話題になっていた。

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たしかにやばい。 

なんとなく銀杏BOYZのぽあだむのMVを思い出した。

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火曜日 

アトリエヘリコプターでハイバイ『ワレワレのモロモロ 東京編』を観た。役者自身が経験したひどい話を台本にして自ら演じるというもの。8つの短編はどれもめちゃくちゃ面白かった。面白いのにどこか切ない。この感覚は紛れもなくハイバイの作品だった。今回は特に、川面千晶が全体を通して存在が際立っていた。最後の「きよこさん」は平原テツの上手さも相まって泣いている人も少なくなかった。「いとこの結婚」という短編では、平原テツ売れてくれと切実に思った。あとは先行特典のバッジが大橋裕之の絵で良い感じ。

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劇場でテレ東の佐久間プロデューサーを見かけた。これまでも何度か劇場で見かけたことがある。ツイッターを見る限り、様々な舞台を観に行っているようなのですごいなあと思う。いまなにが面白いかを知っているからあんなに面白い番組が作れているのではないかと思う。あくまでも推測だが、「青春ゾンビ」を読んでいるような気がする。あらゆるポップカルチャーを結びつける「青春ゾンビ」というブログの偉大さは計り知れない。

 

水曜日

今週もamazonプライムで『ドキュメンタル』を観た。受け付けないレベルの下品さにあまり笑えなかった。

 

木曜日

マームとジプシーによる『ロミオとジュリエット』を観た。教授からチケットを譲ってもらったので広い劇場なのにも関わらず、前から2列目ど真中だった。良い意味でも悪い意味でもいつものマームとジプシーだった。

 

金曜日

渋谷コントセンターの『テアトロコントvol.14』に行った。今回は演劇から、東葛スポーツとワワフラミンゴ。お笑いからは、Aマッソと犬の心。東葛スポーツの『何者』という作品はキレッキレのサンプリングとラップが素晴らしかった。ワワフラミンゴの緩さもたまらなくて、特に役者の声が良い。Aマッソはコントを2つやったのだけれど、2本目の『DOOR WARS』の発想が素晴らしかった。犬の心はいまいちだった。毎度のことながらテアトロコントはかなり面白い企画なのでもっと注目されてもいいような気がする。次回はナカゴーが出演するようだ。

 

土曜日

アトリエ春風舎で贅沢貧乏『テンテン』を観た。同劇団による、アパートの一室を利用した家プロジェクトの『ハワイユー』と『みやけのFUSUMA』は大変面白かったのだが今回はいまいちだった。テーマははっきりと伝わるのだが、全体のシーンが散漫としているように感じた。

 

日曜日

ずっと課題をやっていた。

 

台湾旅行記 2016冬 12月8日〜12月11日

1日目

朝6時半ごろの電車で銀座に向かい、そこから成田空港までバスで移動した。11時45分発の便で台湾に行くためだ。今回は2回目の台湾になる。入国だけで言えば3回目だ。飛行機はLCCのスクートを利用した。本当はトランスアジアを予約していたのだが、3週間ほど前に倒産するという思わぬハプニングに見舞われたためスクートに変更になった。LCCだから座席が狭いだろうと思っていたが広く、普通の機内と変わらなかった。しかも機内が異様にポップであった。陽気な音楽がながれているし、天井がカラフルなのだ。

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 15時頃、桃園国際空港に着く。やはり暖かかった。そこから台北の市内へ移動してホテルへチェックインした。今回のホテルは民権西路駅が最寄り駅だった。この場所はあらゆるところへのアクセスが抜群によくて、前回の西門町よりスムーズに移動ができた。なんだかんだで夕方頃になってしまったので、夕飯を食べることにした。台北駅近くの、ミシュラン一つ星を獲得している添好運というお店に行った。店内はレストランというよりもファミレスのような気楽な雰囲気が漂っていた。適当に色々と注文した。

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どれも美味しかったけれどミシュラン一つ星の味なのかは分からなかった。たぶんもう行かないと思う。

ついでに台北駅に行った。台湾はクリスマスをやらないと聞いていたのだが、大きなクリスマスツリーがあった。そしてなぜかたくさんの人が座りこんでいた。

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台北駅から地下道を歩いて中山へ向かった。中山駅周辺はおしゃれなお店などが多く、歩いているだけで楽しい。特に赤峰街というエリアがお気に入りだ。なんてことない路地だって外国にいるだけで魅力的に見える。

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もう21時近いのに夜の公園で少年たちがバスケをして遊んでいた。ベトナムでも同じような光景を見たのを思い出した。

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敬愛してやまない侯孝賢がプロデュースしている台北乃家にも行った。邦画は『永い言い訳』『オーバーフェンス』『湯を沸かすほどの熱い愛』が上映されていた。

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中山から歩いて双連駅近くの双連仔湯というお店に行った。ピーナッツ粉がまぶされたここのお餅が本当に美味しいので再訪。いままでに食べてきたお餅の中で一番美味しいと思う。僕の中のベストオブ餅だ。

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隣りに座っていた高校生ぐらいの男の子二人が、彼らの中ではそれが当たり前なのだろうが、一つのお餅を箸で六等分に分けて食べていて微笑ましかった。他のメニューも食べてみたかったのでぜんざいのようなものを注文した。白玉やきくらげ、タロイモが入っていた。甘さ控えめで美味しかった。

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すっかりお腹もいっぱいになったのでホテルまで帰ってこの日は寝た。

 

2日目

この日は今回の旅のメインである、台湾鉄道の平渓線に乗るため早起きをした。天気は曇りだった。昨日下見した台北駅へ向かった。駅では台湾鉄道の名物である駅弁を買った。まずは台北駅から基隆市の七堵駅に行った。乗り換えの時間にホームで駅弁を食べた。表の写真は台鉄のキャラクターなのだろうか。

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蓋を開けると、肉ドンッ!玉子ドンッ!という豪快さだった。こういうお弁当が大好きなのでたまらない。

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見た目ほど味は濃くなくて朝なのにパクパクと食べれた。

駅弁を食べ終え、乗り換えの電車が来たので新北市の瑞芳駅に向かう。周りの景色はすっかり山ばかりになった。瑞芳駅からお目当ての平渓線が始まる。駅には平渓線の観光地が書かれた路線図があった。

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まずは終点の箐桐駅に行ってそこから折り返してくることにした。電車は山の中をぐんぐん進んでいった。40分ほどで箐桐駅に着いた。平渓線は一時間に一本しか電車が来ないので線路から写真を撮りまくった。日本だったら叩かれる撮り鉄だ。

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スタンドバイミーごっこだって余裕でできる。ちなみにここは、近年の台湾青春映画の傑作、『あの頃、君を追いかけた』のロケ地でもある。

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 ここの駅舎は日本統治時代のままらしい。瓦屋根がそれを物語っている。

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駅舎を出るとすぐにちょっとしたお土産屋と飲食店が並んでいた。

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この地域には竹にお願い事を書いて吊るす風習があるらしく、いたる所に吊るされていた。神社のおみくじみたいだ。

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駅から下ったところに人情橋という名の橋があり、そこにも目いっぱい吊るされていた。

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それにしても本当に山の中の駅だ。台湾まで来てこんなところに行く日本人はなかなかいないのではないだろうか。

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いかにも生活に根差していそうなリアル鳩小屋もあった。

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表情と前足の伸ばし方が最高に可愛い犬もいた。

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なぜこの箐桐駅に僕が行きたかったかというと、それは炭鉱の廃墟がそのまま残されているからである。飲食店などが並ぶ駅の表側とは反対側にその廃墟はあった。

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トロッコのレールもあって興奮した。

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この場所は1979年まで使われていたらしい。ほとんど手つかずのまま残っていて見応えがあったが観光客はだれも来ていなかった。雨宿りしている犬はいた。

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次の電車にちょうどいい時間になったので駅まで戻り、一駅隣りの平渓駅へ向かった。

平渓駅は老街と言われる昔ながらの街並みで観光客も多くいた。

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通りに駄菓子屋みたいなのがあったのだが棚の下に猫がいて最高に可愛かった。

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そして平渓も『あの頃、君を追いかけた』のロケ地なのだ。主人公たちが橋の上で天燈を飛ばすシーンが撮られた場所だ。台湾で大ヒットした映画だけあって真似しているカップルがいた。まったく余談になるのだが、台湾青春映画はもっと多くの人に見られてもいいのではないかと思う。本当に傑作が多いのだ。

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次の電車まで時間があったので高台まで登ってみると防空壕があった。これも日本統治時代の名残だ。

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この近くからは、駅を見下ろすことができた。

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そういえば老街には壁に描かれたイラストが多かった。

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日本の影響なのかもしれないが台湾にもこういうのがあった。微笑ましい。

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平渓駅を後にして次に向かったのは、平渓線で一番の観光客数を誇る十分だ。お店ギリギリを電車が走る様子は何度もテレビで見たことがあった。いままで降りてきた駅の静かさはなんだったのだろうかと思うほど人が多かった。

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韓国の人の数が異常に多かった。むこうではここが流行りなのだろうか。線路の上から次々に天燈が上げられていた。

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電車が来ると大勢の人がスーッと横によけて線路の上から人がいなくなる様は、圧巻だった。猫がうずらを狙っていた。

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そろそろ次の駅へ向かおうとホームで待っていたら、線路にうっすらとREM IS BEST GIRLと書かれていて面白かった。

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次に降りたのは侯硐駅だ。

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ここは台湾の猫村として最近観光客が多く訪れている。駅は猫にまつわるもので溢れていた。

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そして早速、猫を見つけた。駅のベンチに座っていた。

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植木の陰にはまぶしいのか手で顔を隠して丸まって寝ている可愛い猫がいた。

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ここからは写真を貼りまくっていく。

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お土産屋さんの中でも普通に猫が寝ていた。

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猫がたくさんいる地域の逆側には、ここにも炭鉱の廃墟があるのだ。

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近づいてみると本当にそのまま朽ちていた。

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そしてこの廃墟と山を繋ぐ橋の上から見た景色があまりにも美しすぎた。こんな一瞬を見るために旅行しているのではないかとさえ思う。

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トロッコに乗って炭鉱内部にも入った。こういう所あるあるなのだが、人形が不気味だった。

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侯硐を一通り見終え、駅に戻った。平渓線の旅はこれにておしまい。ほとんど一日がかりで平渓線を満喫した。

台北に戻る頃にはすっかり暗くなっていた。小腹がすいていたので台湾といえばのかき氷を食べに行くことにした。小時侯冰菓室というお店。可愛い店内で可愛い苺と練乳のかき氷を食べた。

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一旦ホテルに戻り休憩してから夕飯を食べに外に出た。疲れていたので近場で魯肉飯を食べた。台湾の食べ物はなんでも美味しい。

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すぐに寝た。

 

3日目

この日は台北市内をふらふらすることにした。朝ごはんでも食べようと目当てのお店に行ったのだが土曜日だということもあってめちゃくちゃ並んでいた。雨も降っていたし並ぶ時間がもったいないのでここでの朝食は諦めた。前回食べることができなかった胡椒餅を食べようと龍山寺駅に行った。細い路地にあるお店だが混んでいた。遠巻きに写真を撮っていたらもっと近くまで来て撮れと手招きされた。

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外はカリカリで中にはお肉がぎっしりと詰まっていて美味しかった。

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胡椒餅を食べ終え、とりあえず台北駅に戻ることにした。駅弁売り場に行くと昨日とは違う種類のお弁当が売られていた。思わず買ってしまった。松山文創園区というところにお弁当が食べれそうな場所があったのを思い出し、電車に乗って移動した。ここが松山文創園区というところだ。

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 とりあえず屋根付きのベンチでお弁当を食べた。

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昨日と弁当箱の形が変わっただけではないかと見えるが、そんなことはない。お肉の種類が違うし下に湯葉がある。白菜もいる。全体的にボリュームが増していた。美味しかった。

お弁当は食べた松山文創園区は、タバコ工場をリノベーションして作られたとてもお洒落なカルチャースポットなのだ。この日は倉庫を利用してクリエイターズマーケットが開かれていた。

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シンガーソングライターのような人が弾き語りをしていた。

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そして別の倉庫ではアートの展示も行われていた。

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展示スペースの敷居が可愛い洋服たちでときめいた。

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まさかこんなにも色々なものが開催されてるとは知らずに思わず松山文創園区を満喫した。トイレの壁に描かれていた絵も可愛かった。

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 次は初日にも訪れた中山エリアに行った。適当にふらふらして雑貨屋などを見て回った。前回に引き続きLOOPY!にも行った。相変わらず素敵なお店だった。

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偶然入った古着屋で七尾旅人とやけのはらの「Rollin'Rollin'」が流れていた。台湾にいる間、たくさんのJPOPを耳にした。駅の地下道では星野源が、スーパーではPerfumeが流れていた。

赤峰街には1年半前と同じイラストが壁に描かれていた。時間が経ってもそこにあるというだけでなぜだか安心する。

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中山駅周辺を散策し終え、次に向かったのは迪化街だ。ここは本来は問屋街なのだが、最近はそこをリノベーションして新たなおしゃれスポットになっている。

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この迪化街で行きたかったお店がある。それは「1920s」という書店だ。

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あらゆる文化が華咲いた1920年代にまつわる本が売られている。ここで台湾の妖怪の本を購入した。

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あとは台北の建築物マップと日本統治時代の台北の地図も買った。色々買ったからかはわからないが、店員が小さい手帳のような冊子をくれた。

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中には1ページごとにイラストが描かれていた。恐らく台湾の個人書店が紹介さえているのではないかと思う。

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すっかり夜になったので台湾最後の夕飯を食べることにした。常青餃子館というお店に行った。大きい大きい餃子を食べた。かじりつくと肉汁があふれてきて最高に美味しかった。

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夕飯を食べ終え、お土産を買うために近くのスーパーへ行った。行く途中の路地。この写真、実は奥で欧米人カップルがめちゃくちゃキスしているのだ。

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スーパーでお土産などを買い、ホテルに戻った。最終日は朝の便で帰るため、ホテルを早朝の3時半に出なければならなかったので寝るか迷ったが数時間だけ寝ることにした。その前に夜食として外で買ってきた知高飯を食べた。

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角煮がご飯の上に乗った最高としか言いようがない食べ物だ。

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少しだけ寝た。

 

4日目

早朝の便で日本に帰ってきた。帰りは成田まで2時間45分だった。実家に帰るより近いではないか。帰宅してお土産を並べた。様々なメーカーのパイナップルケーキを大量に買った。

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今回の台湾旅行はローカル線に乗るという目標が達成できたので満足だった。恐らくまた近いうちに台湾に行こうと思う。すっかり台湾が大好きな人になってしまった。

前回の台湾旅行はこちら。

miwa0524.hatenablog.com

 

1週間の前半のこと 12月5日〜12月7日

月曜日

いつも通り授業を受けてからバイト。とてもとても暇だった。一緒にシフトに入っていた人がみんな地方出身者だったので各都道府県の名産品の話をした。山形出身の人が、さくらんぼの認知度ってどのくらいですか?と聞いてきた。山形がさくらんぼの産地として有名かどうかといった意味だと思っていたら、さくらんぼそのものの認知度を聞いていたらしくて面白かった。さくらんぼはドラゴンフルーツ的扱いではない。茨城出身の人は納豆が名産だと真っ先に言った。納豆にアイデンティティを感じているかと聞くと、まったくないと答えた。たしかに僕もりんごやそばにそれほどの愛着はない。


そういえば、ロロの三浦さんが一週間ほど前からブログを始めていた。

francepan.hatenablog.com

書かれていた内容が自分の地元の松本のことだったのでなぜだかどきどきした。松本市民芸術館は小中高とあらゆる行事でお世話になったし、地元で演劇を観るといえばここだった。串田さんが館長ということもあってか有名な舞台がよくきていた。高3の時に野田秀樹のお芝居を実験劇場で観た時の衝撃は忘れられない。最近では、乃木坂46『ハルジオンが咲く頃』のMVもここで撮影されていた。

www.youtube.com

 

三浦さんが銭湯の「瑞祥」に行ったと書いていた。個人的な話なのだが、この「瑞祥」は高校時代のあらゆる思い出が集約していると言っても過言ではない。仲の良い友達たちとなにかといえば瑞祥に行った。球技大会が終わった後は必ず行っていたような気がする。早々と負けて、もはや瑞祥に行くことが目的となっていた。そしてそこではほんとうにくだらないようなエピソードがたくさん生まれた。そのくだらなさが、思い返せば思い返すほど愛おしいものに今ではなっている。三浦さんがロロで『あなたがいなかったころの物語と、いなくなってからの物語』を上演した時に、「記憶は場所にあるのではないか」みたいなことを言っていた。いささか強引ではあるが、まさに僕たちの記憶は瑞祥にあるのではないかと思ったりした。

 

火曜日

大学に行ってからバイト。夜はずっと楽しみにしていたくりぃむしちゅーのオールナイトニッポン。半年前に復活した時ほどの喜びはないけれど、相変わらず面白かった。おきまりのフレーズの連発に大いに笑った。お笑いのラジオほど連続性のあるものはないのではないかと思う。悪く言えば内輪ウケになってしまっているわけだが。次はいつ復活するかわからないけれど、とりあえずはくりぃむしちゅーのトークライブに行きたい。いま思えば2回目のライブに当選したのは奇跡のようだった。


水曜日

朝起きてアマゾンプライムで『ドキュメンタル』を観てから大学に行く。阿部和重シンセミア』の上巻を読み終わり、早く続きが読みたかったので授業と授業の間に大学近くの本屋で下巻を買った。

帰宅して、明日からの台湾旅行の準備をした。暖かいらしいので服装に悩む。台湾に着いてからの計画をほとんどしていないから不安だ。とりあえず台北から平渓線というローカル線に乗ることだけ決めた。帰ってきたらまた旅行記を書きます。

 

1週間のこと 11月28日〜12月4日

先週は1週間のことを書くことができなかった。なにもない日なんてあるわけないんだけど、あまり書くことがなかったのだ。『湯を沸かすほどの熱い愛』という映画を観たのだがあまり面白くなかった。評判が高いようなので期待したのがいけなかった。劇場では号泣している人がたくさんいて若干引いた。あらゆる気持ち悪い表現や演出は、泣くことによって帳消しになるのだろうか。

週末に友達に誘われて就活の合同説明会のようなものに行った。合同説明会というものに不信感を持ちまくっていたのだが、やはり行く必要がなかった。むしろ嫌悪感さえ覚えた。そもそも毎週どこかで行われている就活のセミナーだったり説明会というものは、こちらの不安に漬け込んだ悪徳商法のように思えてしまう。こんなことを言ったところで、すべて就活をしたくない言い訳になってしまうのだが。今週のことを書いていく。


月曜日

大学で授業を受けたあとに髪を切りに行った。散々ここで書いてきたことだが、美容院がめちゃくちゃ苦手だ。入店前から、切ってもらう髪型をどのように伝えるかのシミュレーションを何度もする。そもそもこのシミュレーションをしない人間はいないのではないかとさえ思う。いざ髪を切られ始め、美容師が会話を投げかけてくるも毎度のごとくうまくキャッチボールができない。日常生活でさえ仲の良い人としかスムーズな会話ができない人が美容院というお洒落空間かつ、美容師というまったく異なる人生を歩んできた人と会話を弾ませることができるはずがない。次に生まれ変わるなら美容院で緊張しない人になりたい。なぜだかわからないが、髪を切り終わっても顔に付いた髪の毛を払い落としてくれず、顔中に細かい髪の毛を付着させたまま帰宅した。

帰りの駅のホームで、人混みの中、携帯電話を高くかかげて、左右に振り回している人を見かけた。


火曜日

大学に行った後バイト。一緒に入った人が他店舗のヘルプの人だった。ずっとひとり言を言っていた。ひとり言を言っている人はそのことに対して自覚的なのだろうか。もし自覚的でないならば、自分もよくわからない行動をしてしまっているのではないかと怖くなる。こんな心配はただのめんどくさい自意識に過ぎないのだが、いつになっても消えない。

バイトから帰ってくると、アパートの隣の部屋にスケボーが立てかけてあった。隣に住んでいる人はスケボーを移動手段として使っているのだろうか。ちなみに街中でスケボーに乗っている人を見るとつい笑ってしまう。

今週も『キングちゃん』が面白かった。先週のドラマチックハートブレイク王は特に最高だった。芸人のチョイスが完璧だ。面白いのにひな壇などでうまく生き残れない芸人を、その芸人が活きる企画に置いてあげる佐久間プロデューサーの素晴らしさ。


水曜日

阿部和重の『シンセミア』が面白すぎて日常生活に支障がでている。授業中も家に帰ってきてもずっと読んでいる。めちゃくちゃ厚いので読んでも読んでも終わらない。

amazonプライムビデオで松本人志による『ドキュメンタル』の配信が始まった。早速見たのだが面白かった。芸人10人が部屋に集められて、笑った人が失格というシンプルなルールにも関わらずこれからますます面白くなっていく予感がする。

同じくamazonプライムM-1グランプリを第1回から見た。審査が厳しくて驚いた。めちゃくちゃピリピリしていた。その中で第1回も第2回もおぎやはぎが今とスタンスも変わらずしっかりと面白かった。今では笑い話となっている点数の低さも見れた。何度も出場している笑い飯や千鳥の漫才が回を重ねるごとに面白くなっていくのも感心してしまった。しかしやはり、2007年のサンドウィッチマンが敗者復活から優勝したのは何度見ても感動する。


木曜日

なにをしていたか思い出せない。


金曜日

課題をやっていた。お昼にバーン・イサーンへタイ料理を食べに行った。カオマンガイを食べた。このお店はランチが17時くらいまでやっているからありがたいし、なにより安くて美味しい。

来週から台湾に行くので旅行計画を立てた。2度目になるので台北の観光ではなく、台湾鉄道に乗ってローカル線の旅行にしようと思う。調べているだけで楽しみでしかたなくなってくる。


土曜日

課題をやっていて1日が終わった。 


日曜日

M-1グランプリを観た。個人的にはさらば青春の光を推していたのだが残念だった。しかし全組ほんとうに面白かった。銀シャリの優勝は納得だ。お笑いほど常に新しい表現や発想を追い求めて変化しているものはないんじゃないかと思う。敗者復活ではAマッソを応援していたが案の定順位が低かった。今回の賞レースでかけてないネタをやったように見えた。おそらく敗者復活から決勝にいける見込みがないことを自分たちでも分かっていたのだろう。来年こそはなんとか決勝に進んでほしい。もしくは佐久間プロデューサーあたりがテレビで上手く使ってくれることを望む。その後に放送されたロンハーのM-2グランプリも面白かった。1人で声を出しながら笑った。


僕のイヤフォンや『この世界の片隅に』など 11月14日〜11月20日

月曜日

朝、音楽を聴きながら駅の階段を登っていた。上からすごい勢いでおじさんが下りてくるので怖いなあと思っていると、おじさんの腕が僕の上着のポケットから伸びていたイヤフォンのコードに引っかかった。引っ張られたiphoneがポケットから飛び出し階段を滑り落ちていく。おじさんは後ろを振り返ることもなく腕に引っかかったイヤフォンを、ゴミを捨てるように階段の下に投げた。たしかにいきなり腕に白くて長いものが巻きついていたら驚くかもしれない。しかし、投げ捨てなくてもいいではないか。僕は呆然とするしかなくて、階段の下に落ちたiphoneとイヤフォンを人混みの中から拾った。やるせない気持ちになった。

大学から帰ってきてバイトも無く暇だったのでアップルパイを作った。我ながらに美味しくできた。バニラアイスを買ってきたりしてアップルパイの上に乗せたりなんかして最高だった。

 

火曜日

大学で授業を受けてからバイト。一緒にシフトに入った人が1年ぶりに実家に帰ったと言っていた。友達と会ったりどこかに行った?と聞くと、誰とも会ってないしどこにも出かけてないけど、しまむらだけ行きました!教えてくれた。

 

水曜日

シャムキャッツの新譜『君の町にも雨はふるのかい?』を買った。

【Amazon.co.jp限定】君の町にも雨はふるのかい?(ポストカード付)

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とても良い。しかもアルバムではないのに10曲以上入っているのだ。

「すてねこ」という曲が好き。

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木曜日

2回目のロロ『すれちがう、渡り廊下の距離って』を観に行く。何回観ても素晴らしい。一瞬一瞬が愛おしくて仕方ない。

横浜から帰る途中、新宿で月曜日に起きたことと全く同じことが起きた。またもや知らないおじさんの腕が僕のイヤフォンに引っかかったのだ。案の定ポケットからiphoneは飛び出すし、イヤフォンはおじさんの腕に絡みつく。しかも今回はおじさんが腕にイヤフォンが絡みついたことに気づかない。スタスタと歩いていくおじさんを必死に追いかけるも群衆の中におじさんと僕のイヤフォン消えて行った。1週間に同じことが2回も起きるなんてどう考えても僕のせいだ。あのイヤフォンは今頃どうなっているのだろうか。腕に絡みついていることに気づいた瞬間におじさんはどんな反応をしたのだろうか。

雨宮まみさんが亡くなったというニュースをツイッターで見かけた。たまたま岸政彦さんと雨宮さんの共著『愛と欲望の雑談』を読んでいたので驚きと共に自分でも理解できない気持ちになった。岸さんが雨宮さんの死に際してネットに書いていたことに胸を打たれた。

 

体に気をつけてとか、なにかひとこと声をかけたらよかったのかなと思います。たぶん、雨宮さんに少しでも関わりのあるひとは、全員同じことを思ってるでしょう。

間に合わなかった一言があって、でも、間に合った一言もたくさんあると信じたいです。ちょうどいいタイミングでかけられるちょうどいい一言が、実は、自分たちも気づいてないだけで、この世界にはあふれてるんじゃないでしょうか。それが間に合ってくれたおかげで、私たちはその存在に気づかないだけなんです。ほんとうはそういう一言がたくさんあって、それで私たちは何とかやっていけているのだろうと思います。

自分たちでも気づかない、そういうことがたくさんあって、この世界が成り立っている。そう信じたい。

 

 

金曜日

この世界の片隅に』を観た。誰がなんと言おうと傑作に違いない。その生活描写に胸を震わされた。戦争があろうがなかろうが、常に生活は私たちの目の前にあってそこを生きているのだ。しかし、事実として戦争はあった。気づかないうちにじわじわと迫ってくる戦争はいつの間にか生活を侵食し始めるのである。丁寧に生活することこそ、それへの唯一の抗いなのかもしれない。反戦などというわかりやすいメッセージが語られることもなく、観客の想像力に任せている点も良かった。また、微笑ましい場面も多く、劇場でも笑いの声が多く上がっていていい雰囲気だった。しかし、平日ということもあったせいか年齢層の高さに驚いた。40代以上が8割方を占めていた。若い人こそ観るべき作品だと思う。

作中は呉が舞台なわけだが、2年ほど前に呉に行ったことを思い出した。これは呉の軍港の写真。

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映画を観た後だと2年前とはまた違った風景に見える。

 

土曜日

ずっと家にいた。柴崎友香が文を書いた絵本のような『いつか、僕らの途中で』を読んだ。今は絶版になっているのでネットで古本として手に入れた。

いつか、僕らの途中で

いつか、僕らの途中で

 

遠距離恋愛をしている男女の手紙交換の物語だ。どこかとどこかという柴崎友香らしいテーマだった。

 

日曜日

来月に台湾に行くので旅行本を探しに色々と本屋を回った。2度目の台湾なので珍しいところに行ってみたいと思い、面白い場所を紹介している本を探したのだがいいものが全くなかった。挙句の果てには代官山のツタヤにまで足を伸ばしたがめぼしいものは見つからなかった。代官山という超絶おしゃれな場所で肩身の狭い思いをするだけだった。歩いている人みんなが自信に満ち溢れているというかお金を持ってそうというかとにかく苦手だ。収穫のないまま、家に帰ってきてラジオを聴きながら部屋の掃除をした。夕飯にごま豆乳鍋を食べた。美味しかった。

京都やロロのいつ高など 11月7日〜11月13日

月曜日

大学で授業を受けた後にバイト。とくに面白いことはなかった。

 

火曜日

昼頃から飛行機で大阪へ行った。ゼミの自主参加の授業のためだ。自分は水曜日から参加する予定だったのでこの日は京都まで移動して観光した。あいにくの雨だったのだが、ちょうど紅葉の季節なのでお寺に行くことにした。ちょうどこの日から永観堂というお寺でライトアップが始まるということなので行ってみることに。

初めて行ったお寺だったのだが、池に色づいた葉が映っていて綺麗だった。

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こういうそれっぽい写真を撮ってはみたものの、あまりにもそれっぽ過ぎて撮っている自分が恥ずかしくなった。

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雨のせいか人もあまりいなく、ゆっくりと見ることができた。

夜は京都に住んでいる友達とご飯を食べた。おしゃれな創作京料理のお店に連れて行ってくれたので緊張した。お互いに来年から就活が始まるのでこれからのことを話した。自分に自信があって、進むべき方向性が定まっている人が羨ましい。夕飯を食べ終え、さよならをした。

 

水曜日

朝から大阪のとある高校に、高校演劇の指導で有名な先生の授業見学に行った。本当に刺激的で素晴らしい授業だった。基本的には演技というよりも身体の運動なのだけれど、常に空間を意識した指導に驚かされた。こんな授業を高校生の時に受けたら、今後の人生であらゆる物事に対する見方が変わってくるのではないだろうか。

これは先生の指導とは関係ないのだが、楽しそうに体を動かす高校生たちを見て無性に感動してしまった。彼ら彼女たちの運動が生に直結している様子と、どこまでも開かれた可能性に向かって全力で取り組む姿勢に泣きそうになった。大阪に行った甲斐があった。

授業を見た後は京都に戻った。夜からお芝居を観る予定だったのでそれまでの間、嵯峨の大覚寺に行った。ここはいつ行っても比較的人が少ないので好きなお寺だ。

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ここでもそれっぽい写真を撮った。

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永観堂ほどは紅葉していなかったが派手過ぎない感じが良い。

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 大覚寺から帰ってくるバスの中でもそれっぽい写真が撮れた。 

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夜にロームシアターという劇場で庭劇団ペニノの『地獄谷温泉 無明の宿』を観た。とんでもないものを観てしまった。こんなにも圧倒されるお芝居は久しぶりだ。この感覚は観た人としか共有できないのではないか。今年の岸田國士賞受賞作であるわけだが、戯曲だけ読んでもこの凄さは理解できないと思う。

お芝居を観たそのままの足で夜行バスに乗って東京に戻った。

 

木曜日

朝、新宿に着いてそのまま大学に行った。夜行バスの疲れでひたすらに眠かった。夕方からのバイトもだらだらやってしまった。

 

金曜日

AマッソがM-1の準決勝に進出していた。これは嬉しい。どうにか決勝に進んでほしい。もう売れる未来しか見えない。ランジャタイが敗退してしまったのは悔しい。あの漫才がテレビで披露されれば、何かが少し変わるのではないだろうか。あとは、アルピーのラジオで話題のまんじゅう大帝国も動画で見たのだがめちゃくちゃ面白い。またAマッソの話に戻るのだがやはり何度見ても面白い。

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 番組の企画でリズムネタを作らされているのだが、縛られた枠の中でもAマッソらしいネタで本当に最高だ。盛り塩や防人などのチョイスが素晴らしい。

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土曜日

課題をやったりごろごろしていた。

 

日曜日

横浜STスポットでロロの『すれちがう、渡り廊下の距離って』を観た。いつ高シリーズの3作目。今回も素晴らしかった。ああもう「距離」が世の中すべての物語を生んでいるのではないかとさえ思った。渡り廊下を始めとするどこかとどこかを繋ぐモチーフの点在とその往復にたまらなくなってしまった。「楽しい会話ってワープかよ」というセリフも大好きだ。会話だって往復なのだ。大場みなみ演じる白子が篠崎大吾演じる太郎に写真を渡す場面があった。その写真は全て太郎の元彼女との思い出の場所である。ロロ主宰の三浦直之が一貫して描き続けている、好きだったという気持ちはずっと消えずにそこに在り続けるという象徴のようであった。あとは、白子と太郎がひもQによってつながったシーンもおかしいのだがグッときた。本当にこのシリーズが大好きなので語り出せばきりがない。毎度のことながらキャストも最高だった。なかでも大場みなみの役は現実にこんな人がいたら好きになってしまう。特に声がいい。ロロの舞台にでる役者はみんな声が良いように思う。とにかくこのいつ高シリーズがずっと続くことを祈るばかりです。